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【2024年】介護福祉士国家試験は何問正解で合格点に到達?合格基準や今後のルール変更についても解説!
介護福祉士国家試験の合格基準は試験の難易度やその年の総得点により変動します。そのため、合格するには何点必要か悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
試験の合格率を上げるためには合格基準点を知ることが大切です!
具体的な学習方法も解説するので、合格するまでの流れがわかります。ぜひ最後までご覧ください。
【結論】介護福祉士国家試験に合格するには何問必要?過去の合格基準も紹介
そこでここでは、過去5年間の情報を集めて試験内容や合格点を紹介します。資格の合格基準が明確になるのでぜひ参考にしてみてください。
介護福祉士国家試験には80問正解しておくと良い
介護福祉士国家試験に合格するには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
【介護福祉士国家試験の合格基準】
1.問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
2.1を満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。
人間の尊厳と自立、介護の基本
人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
社会の理解
生活支援技術
介護過程
こころとからだのしくみ
発達と老化の理解
認知症の理解
障害の理解
医療的ケア
総合問題
介護福祉国家試験の試験科目の出題数は、4領域12科目と総合問題を合わせた13科目の範囲から全125問が出題されます。配点が125点満点で60%以上の得点率だと75点が合格点です。
試験の難易度で補正される点を考えると80点以上取得しておくのが安心です。
過去5年間の合格基準点からみる合格点
介護福祉士国家試験の過去5年間の合格基準点は下記のとおりです。
【介護福祉士国家試験の過去5年間の合格基準点】
第36回(2024年)67点/125点
第35回(2023年)75点/125点
第34回(2022年)78点/125点
第33回(2021年)75点/125点
第32回(2020年)77点/125点
令和6年は合格基準点が総得点125点に対し、67点以上が合格基準点となりました。
例年どおりであれば70点以上取得する必要がありますが、過去を振り返るとやはり70点〜80点以上取得しておくと安心して合格ラインに到達できるでしょう。
介護福祉士国家試験の合格難易度は?合格率も紹介
介護福祉士国家試験の合格難易度はどのくらいなのでしょうか?
ここでは過去の合格率と必要な試験対策を紹介します。これから試験に挑戦する職員の方は、ぜひ参考にしてみてください。
合格率は年々増加している
介護福祉士国家試験の過去10年間の合格率を見てみましょう。
【介護福祉士国家試験の合格率】
第36回:82.8%
第35回:84.3%
第34回:72.3%
第33回:71.0%
第32回:69.9%
第31回:73.7%
第30回:70.8%
第29回:72.1%
第28回:57.9%
第27会:61.0%
第26回:64.6%
参考:厚生労働省
介護福祉士国家試験の合格率は年々増加しています。
第26回の試験の合格者は99,689人と多いものの、合格率は64.6%なので現在の方が受かりやすい状況です。着実に試験対策をしていけば、合格できる可能性は高いでしょう。
試験対策をおこなえば合格できる可能性は高い
介護福祉士国家試験の通信講座やテキストは多いので、それらを活用すれば合格できる可能性は高いでしょう。具体的なテキストを知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
着実に学習を続ければ合格できる介護福祉士国家試験ですが、下記の点には注意が必要です。
- 勉強する時間が足りない
- 勉強法が間違っている
- プレッシャーに負けてしまった
介護福祉士国家試験を受ける方は、仕事や育児をしながら挑戦している介護職が多い傾向です。そのため試験勉強の時間が取れずに試験日を迎えてしまう方も少なくありません。
また各科目で点数を取らなければいけないルールがあるため、勉強を間違えてしまうと介護福祉士国家試験に落ちる可能性が高まります。
苦手科目をなくすようなバランスを意識して学習しましょう。メンタル面も試験の合格に影響します。
介護福祉士国家試験は年に1回の試験なので、緊張する方もいるのではないでしょうか。本番当日はとくに周囲がすごい人に見えて不安になる気持ちが増えます。
プレッシャーを感じやすい方は、何度も過去問を解いたり模擬試験を実施したりするのがおすすめです。
職場の先輩に相談をしてサポートを受けるのも良いでしょう。実際におこなった不安対策を試して試験日を迎えることで安心してテストを受けられます。
介護福祉士国家試験に合格するための効率的な学習方法
介護福祉士国家試験は1年に1回しかおこなわれないため、計画的に学習する必要があります。
そこでここでは、効率的に勉強する方法を3つ紹介します。具体的には下記のとおりです。
- テキストは最小限にする
- 試験の全体像を抑える
- 苦手科目を把握する
試験までは上記の方法を行い、スケジュール管理をすることがモチベーション維持のコツです。
テキストは最小限にする
使用するテキストは1〜2冊程度にしておきましょう!
テキストによって説明や言い回しが異なるので、どこに何が書かれているかわからなくなることも少なくありません。せっかく学習した内容も、テキストが多いことで混乱して覚えられなくなってしまう場合もあります。
テキストを購入するのは、問題集と解説書の2冊程度にしておくのがおすすめです。
テキストを利用し、効率的に学んでいきましょう!
試験の全体像を抑える
介護福祉士国家試験は、各科目で1点以上取らなくてはいけないため、試験の全体像を理解しておく必要があります。そのためにもまずは一度過去問を使用してすべての試験科目を学習しましょう。
試験全体の流れや傾向がわかり、自身の学習ポイントも明確化されます。そのうえで過去問や問題集を使用することで、効率的に学習することが可能です。
苦手科目を把握する
試験の全体像を捉えることで、苦手科目を把握できます!
苦手科目を理解せずにそのまま学習を進めてしまうと、試験全体を学ぶ時間が少なくなってしまいます。その結果、各科目で点数が取れず試験に受かりません。
目次を見て内容がすぐに思い出せない科目は重点的に学習する必要があります。
過去問を活用して苦手科目を積極的に無くしていきましょう。
よくある質問
介護福祉士国家試験に関するよくある質問を紹介します。
- 介護福祉士国家試験はルールが変更される?
- 実技試験の合格基準点は?
それぞれ解説します。
介護福祉士国家試験はルールが変更される?
パート合格とは、筆記試験の13科目を3つに分けて各パートごとに合否を判定する試験制度です。初回に全パートを受験し、不合格だったパートのみ次回以降に再受験の実施が可能です。
合格したパートは2年間受験する必要がなくなるので、学習する範囲が狭くなります。パート合格を検討している背景には、合格者の減少が関係しています。第28回には9万人近くいた受験者が、第35回には6万人にまで減少しているのです。
8年間で3万人近く減っており、国は今後の受験者を増やしていきたいため、パート合格の導入を検討しています。
実技試験の合格基準点は?
介護福祉士を取得するには、実技試験に合格する必要があります!
実技試験の合格基準点は課題の総得点の60%程度で、課題の難易度で補正した点数以上を合格点とします。2024年におこなわれた第36回の実技試験は、総得点100点に対し得点53.33点以上が合格点でした。
課題の総得点の60%以上を取るには、下記のチェック項目にそって介助ができているかが基準です。
- 利用者とのコミュニケーション
- 利用者の健康状態の把握
- 事前の説明と承諾
- 身だしなみの確認など
- 環境整備
- 残存機能の活用
- 「車いすの操作」「体位変換」「移乗」等の介助が適切にできているか
介護の3原則である「安全・安楽」「個人の尊厳」「自立支援」にそったケアを提供できているかがポイントです。
しかし2012年以降より実務者研修を修了している場合、実技試験は免除されます。そのため実務ルートで受験する方は、筆記試験のみとなります。
介護福祉士国家試験の試験結果を速報で知れるサイトはある?
介護福祉士国家試験の合格発表をすぐに知れるサイトは多くあります。養成施設や介護関連の情報を発信しているサイトであれば、見られるでしょう。
代表的なサイトを紹介します。
自身が通う養成施設のサイトでも発表されている場合が多いので確認してみましょう。
介護福祉士国家試験は今後難易度が下がっていくと予想される
介護福祉士国家試験の難易度は今後下がっていくでしょう。第26回の試験では64.6%でしたが、テキストの進化や通信講座の受講が可能になり合格率は82.8%まで上がりました。
実務経験ルートから試験を受ける場合、実技試験も免除されるのでその影響もあります。まだ検討段階であるものの、「パート合格」の導入も予想されます。そのため、介護福祉士国家試験の難易度は今後も下がっていくのではないでしょうか。
試験まで学習を継続し、合格基準点となる80点以上を目指した学習を続けていれば合格できる可能性は高いです。今回の記事内容を参考にし、ぜひ勉強してみてください。
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