【正社員も可能】介護職員の副業はOK？ポイントやおすすめの仕事も紹介！

近年では、副業を始めている正社員の介護職が増えてきています。 そこで、どのような副業がおすすめなのか、必要なスキルは何かと気になる方もいらっしゃるでしょう。 しかし、副業を始める際は会社に事前に報告しておかなければ、トラブルが発生する可能性があります。

最悪の場合、解雇される可能性も否定できません！

今回では、正社員の介護職が副業を始める際のポイントを紹介します。

介護職に適した副業も紹介しますので、自分に合った仕事が見つかることでしょう。 ぜひ参考にしてみてください。

副業とは？厚生労働省の見解を紹介

厚生労働省の「副業･兼業の促進に関するガイドライン」によれば、副業や兼業は以下のように解説されています。

「副業・兼業を行うということは、二つ以上の仕事を掛け持つことを指しています。」

引用：副業･兼業の促進に関するガイドライン｜厚生労働省

副業・兼業は雇用形態ではなく、2つ以上の仕事を行っている状態を指します。

企業に雇用されながらパート・アルバイトや個人事業、業務委託のような形で働いている場合、副業をしていると言えます。

正社員介護職が副業をする際のポイント

介護職が副業を始める際には、以下の点に留意が必要です。

• 就業規則やルールを確認する 
• 副業・兼業に関する届出を提出する 
• スケジュールを調整する

これらのポイントを押さえていないと、解雇や施設とのトラブルに発展する可能性がありますので、ぜひ確認してみてください。

就業規則やルールを確かめる

会社のルールによっては副業・兼業が許可されていない場合もあります。 そのため、就業規則を確認したり、先輩職員に尋ねたりすることが重要です。

隠れて副業をする方もいますが、それはおすすめできません！

就業規則に副業禁止の規定がある場合、解雇される可能性があるからです。

施設とトラブルを起こさないためにも、所属する事業所の就業規則やルールは確認しておきましょう。

副業・兼業に関する届出を提出する

副業・兼業が許可されている場合、事業所が指定する必要書類を記入し、届け出ます。 書類には以下の内容を記入します。

• 事業内容
• 労働時間
• 契約期間

必要事項を記入し、合意書に署名をしたら、実際に副業・兼業に取り組むことができます。

スケジュールを調整する

副業・兼業が可能な環境が整ったら、スケジュールを調整しながら仕事を行います。

異なる職場でそれぞれシフトを提出する場合は、注意が必要です。 介護職の場合、シフト勤務で休日が不規則になることも多いため、出勤日が重ならないように注意しなければなりません。

スケジュールの調整を怠ると、両方の職場に迷惑をかける可能性がありますので、日程調整は怠らないようにしましょう。

正社員介護職が副業をするメリット

介護職が副業を行うメリットは以下の通りです。

• 本業以外のスキルや経験を積める
• 自分のやりたいことに挑戦できる
• 所得が増える
• リスクを最小限に抑えながら転職や起業の準備ができる

副業を通じて新たなスキルや知識を身につけることで、仕事の満足度を向上させることができます。

本業以外のスキルや経験を積める

副業を行うことで、異なる業種の能力開発が可能となります。 例えば、ブログを通じて商品を販売する場合、文章力や読者のニーズを満たすためのマーケティング力が磨かれます。

本業では得られない経験やスキルを通じて、キャリアアップが可能となります！

異業種への転職のきっかけにもなりますので、本業以外のスキルを磨きたい方は、ぜひ副業に挑戦してみてください。

自分のやりたいことに挑戦できる

副業のメリットは、現在の仕事を維持しながら行うことができる点です！

収入が減少する心配をせずに、昔からやりたかったことを仕事にすることができます。 例えば、コラムを書きたい方がブログを執筆したり、人に教えるのが好きな方が講師業に挑戦したりできます。

本業では難しい自己実現が可能となり、仕事の満足度を向上させることができます。

所得が増える

副業を行うと、労働時間や勤務日数が増加します。 しかし、複数の収入源から報酬を得ることができるため、所得も増加します。

起業すれば事業所得を得ることができ、本業以上の所得を得る可能性もあります。

所得を増やしたい方は、ぜひ副業に挑戦してみてください。

リスクを最小限に抑えながら転職や起業の準備ができる

副業は、現在の仕事で所得を確保しながら、転職や起業の準備を行うことができます。 退職後に転職活動を始めると、所得が得られない不安から焦って転職先を決めてしまう方もいます。

副業を通じて仕事を経験していれば、その仕事が本当にやりたいかを冷静に判断することができます。 また、起業で所得を得るには時間がかかりますが、副業で収入を得ていれば自分の事業に専念することができます。

リスクを抑えて満足のいくキャリア形成が可能となるのが、副業のメリットです。

正社員介護職が副業をするデメリット

副業を行うメリットもありますが、デメリットも存在します。 具体的には以下の通りです。

• 就業時間が長くなる
• 本業がおろそかになる可能性がある 
• シフト調整が難しくなる

体調管理や日程調整に苦労する方もいるでしょう。

就業時間が長くなる

副業を行うと、休日が減少し、勤務日数や時間が増加します。 本業の終業後に副業を行う方もいます。 そのため、稼働時間が長くなり、余暇時間が減少する可能性があります。

副業に挑戦する方は、体調を崩さないように注意が必要です。

本業がおろそかになる可能性がある

納期のある副業には注意が必要です。 締め切りが近いにもかかわらず納品ができないと、焦りが生じます。 副業での不安が頭から離れず、本業でミスをする可能性もあります。

動画編集やライティングなど、納期のある仕事を行う際は注意が必要です。

シフト調整が難しくなる

介護のような不規則な勤務をしながら副業を行うと、シフト調整が難しくなります。 日程調整が上手くいかないと、夜勤後に仕事を行ったり、連続出勤になったりすることもあります。

シフト管理を行っている担当者から不満の声を受ける可能性もあります！

副業を行う際は、スケジュール管理や担当者との関係性を大切にすることが重要です。

介護スキルを活かせる！おすすめの副業

副業を始める際に、「介護職の経験を活かしたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。 そこで、介護スキルが役立つ副業を3つ紹介いたします。 具体的には以下の通りです。

• Webライター 
• 夜勤専従
• 単発バイト

これらの経験が活かせる副業と、介護スキルを直接活用できる仕事について解説いたします。

Webライター

Webライターとは、Web上に掲載する記事を執筆する仕事です。 具体的には、検索エンジンに上位表示させるための記事やコラム、商品紹介ページなどを作成します。

企業や個人から業務委託で依頼されることが多いです。 ディレクターへの昇進や単価を上げることで報酬を増やすことが可能で、本業以上に稼げる場合もあります。

医療・介護分野での執筆案件も多く、介護のスキルや経験を活かすことができます！

文章を書くことが得意である、または好きな方は、ぜひWebライターに挑戦してみてください。

夜勤専従

夜勤専従とは、介護夜勤を専門に行う方のことを指します。 夕方から夜にかけて出勤し、食事介助や服薬管理などを行います。 消灯後は、ナースコールの対応や定時での巡視、排泄介助が主な仕事となります。勤務体系は8時間夜勤と16時間夜勤があり、勤務時間によって時給が変わります。

一度の夜勤で25,000円以上の収入を得られるため、夜間の勤務が苦でない方にはおすすめです。

単発バイト

自由な時間で介護の仕事をしたい方には、単発バイトがおすすめです。 スポット案件であるため、時短勤務や週3日勤務など、自由度の高い働き方が可能です。

近年では、履歴書や登録会への出席が不要な「単発バイトアプリ」も登場しています。 面倒な手続きを省き、自分の好きなタイミングで働くことができます。

おすすめのアプリは「カイテク」です！

求人数が1万件以上あり、2,800ヶ所以上の施設で導入されています。 事業所に置いてあるバーコードを読み取るだけで出退勤が可能なので、面接や履歴書の作成が不要で仕事を始められます。

「カイテク」は無料で登録できますので、ぜひ利用してみてください。

会社のルールを確認してトラブルなく副業をしよう！

副業を始める際には、就業規則の確認や届出の提出がおすすめです。 副業のポイントを押さえておかないと、後々トラブルが発生する可能性があります。 スムーズに副業を始めるためにも、上司に事前に報告しておくことが大切です。

また、副業のデメリットも理解しておく必要があります。 仕事を掛け持ちすると、本業がおろそかになる方もいます。 本業と副業のバランスを考え、会社に迷惑をかけないように始めましょう。