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【例文あり】介護職員の個人目標の立て方と目標がないときの対策

新人の方は目標の立て方に悩まれることがありますよね。新人の方は目標の立て方に悩まれることがありますよね。

経験を積んできた介護職員の方も、改めて考えるのが大変ではないでしょうか?

今回では、介護職員が個人目標を立てる意味を解説します。

最後まで読めば目標を立てるのが容易になるだけでなく、達成しやすい目標が立てられるようになるので、ぜひ参考にしてみください。

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目次

介護職が個人目標を立てる意味とは

介護職が個人目標を立てる意味は大きく分けて3つあります。

  • モチベーションを保てる
  • 必要なスキルがわかる
  • キャリアプランが明確化できる

目標を立てることは仕事へのモチベーションにつながります。

ぜひはじめてみてください。

モチベーションを保てる

目標が明確だとモチベーションが保ちやすくなります。人は未来に向かって行動しているときがやる気につながりやすいからです。

介護の仕事をしていると、忙しくてただ毎日をこなすだけになってしまうこともあります。

個人としての目標があることで、仕事にも前向きに取り組むきっかけになるでしょう。

小さな目標でもモチベーションの維持につながるので、ぜひ目標を立ててみてください。

必要なスキルがわかる

個人目標を立てると、そこにたどり着くまでの道のりが見えてくるので、達成するのに必要なスキルがわかります。たとえば、認知症の利用者の対応を上手にしたいと考えていたとします。

その場合なら、「認知症実践者研修に参加して認知症の方の対応の仕方を学ぶ」といった具体的な目標を作ることができます。

個人目標があると達成するまでに必要なスキルがわかるので、行動に移しやすくなるというメリットがあります。

キャリアプランが明確化できる

個人目標があると、長期的なキャリアプランが立てやすくなります。

たとえば、介護福祉士を取得するという目標を立てたとしたら、

  • ○月までに初任者研修を取る
  • ○月までに実務者研修を取る

などが明確になってきます。

目標までに費用やスキルがはっきりしていれば行動しやすく、達成度も高くなるでしょう。

期限付きの目標であれば、焦らずに準備することもできます!

例文あり!介護職の目標の立て方

「個人目標の立て方がわからない」と考えている方もいるでしょう。ここからは、個人目標の立て方と例文を紹介します。

基本的には以下の項目を用意します。

  • 目標
  • 行動
  • 期間
  • 自己評価
  • 上司からの評価

それぞれ詳しくみていきましょう。

新人職員の場合

新人職員の個人目標の例文は以下のとおりです。

  • 目標:基本的な介護技術を身につける。
  • 行動:初任者研修を取得する。
  • 期間:○月までに申し込みをするから○月から勉強をはじめる。
  • 自己評価:○月から学習開始。順調に取り組んでいる。
  • 上司からの評価:仕事後に学習をしているとのことで頑張っている様子。

新人職員の場合は、介護の基本的な技術や姿勢を習得するということを目標にするのがおすすめです。

無資格の方は初任者研修の取得を目標にされるといいでしょう!

中堅職員の場合

中堅職員の個人目標の例文は以下です。

  • 目標:介護福祉士を取得する。
  • 行動:○月までに実務者研修を取得する。
  • 期間:○月に申し込みをし、教育機関に通う。
  • 自己評価:申し込みをしたが、学習には手をつけられていない。
  • 上司からの評価:忙しいなか、実務者研修の取得に向けて取り組んでいる。

中堅職員の方は、介護の仕事をはじめてから2年以降に取得できる介護福祉士を目標にしてみるといいでしょう。

介護福祉士は国家資格であり、介護の専門技術を習得していることを証明することにもなります。中堅職員になると、新人職員の教育やリーダー業務などが増えて介護の専門知識を求められてきます。介護福祉士の学習で専門性を高めていくのもいいでしょう!

ベテラン職員の場合

ベテラン職員の個人目標の例文は以下のとおりです。

  • 目標:利用者に合った個別ケアを行う、現場のマネジメントを行う。
  • 行動:個々の利用者の生活リズムを把握する、リーダー業務を通して人員配置を考える。
  • 期間:半年間実施し、会議で経過報告する。1ヶ月間主任に現場スケジュールの作り方を教わり、その後は自分で作る。
  • 自己評価:利用者さんの生活リズムを把握するために、1日のスケジュールがわかる表を作った。
  • 上司からの評価:現場のスケジュール作りに苦戦しているようだが、徐々に一人でも取り組めるようになってきた。

ベテラン職員になったら専門スキルに合わせて、利用者のQOLの向上や現場の管理を目指す目標を作るといいでしょう。

また人によっては、介護福祉士を取得してから5年以降で取得できる介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格を検討するのもおすすめです。介護の高い専門性を突き詰めるキャリアもあります!

目標が思い浮かばないときの対策

いざ個人目標を立てようと思っても、出てこないことがありませんか?

そこでここからは、目標を立てるときのポイントを解説します。

ぜひ、試してみてください。

現在達成できる目標かを考える

現在の実力や経験で実現可能な目標かを考えましょう。たとえば介護の仕事にはじめて就いた方が、利用者の個別対応を目標にするのはむずかしいでしょう。

それよりも利用者の名前や特徴を把握するといった一つ手前の目標を立てることで継続しやすく、モチベーションも上がります。

上司と相談したり同僚と話したりしながら、現状に一番適した目標を立てていきましょう。

目標に期限を設ける

期限を設けて考えると、できることが制限されるので目標が見えやすいです。たとえば、3年以内に達成できる目標は何か?と考えます。

もし新人職員であれば制度上、介護福祉士の取得は可能ですが介護支援専門員の資格取得は不可能です。また1年以内に達成できる目標であれば利用者の特徴を知ることは可能ですが、一人ひとりに合った個別ケアを実践するのはむずかしいでしょう。

期限を決めて考えるとそこから逆算した目標が立てられるので、現実的かつ達成可能な目標設定ができます。

実現したい理想を書き出す

仕事で何を実現したいのかを考え、紙に書き出してみましょう。紙に書き出すときは、とにかく書いてみることです。

「これは自分にはできない」「向いていないから辞めよう」ではなく、思いつくままに書いてみると実現したい目標が見えてきます

「こんな現場だったらいいな」や「こんな働き方がしたい」と考えてみると、自由に書き出すことができます。

業務で抱えている問題点を考える

職場で抱えている問題点を洗い出してみるのも目標が思い浮かばないときの対策です。

たとえば、「自己報告書が多い」や「食事と排泄の時間が短すぎる」などの問題があるとしたら、「職員全体に見守りの強化を伝えヒヤリハットの件数を3件増やす」や「業務時間の見直しを今月中に上層部に伝える」など具体的な数字と一緒に考えましょう。

目標を立てることでキャリアの方向性が見えてくる

介護職のキャリアプランは多岐に渡ります。利用者と現場でかかわり続けたり、介護支援専門員を目指し専門的な職種に移行したりできます

管理職となり、統括マネージャーや施設長に昇進することも可能です!

個人目標を立てることはゴールにたどり着くまでに必要なスキルや知識を明確にしてくれるので、ぜひ実践してみてください。

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