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40代からのキャリアチェンジ!准看護師になる方法を徹底解説
40代で看護の道に進むことは難しいと諦めていませんか?未経験で新たなキャリアに挑戦することに不安を感じるかもしれませんが、実は准看護師になることは年齢関係なく十分に可能です。
さらには、准看護師から正看護師へのステップアップも期待できます。
これから准看護師を目指そうと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
40代からでも准看護師になれる!

こちらでは、40代からでも准看護師になれる理由についてご紹介します。
准看護師の資格取得に年齢は関係ない
40代からでも准看護師になれる理由の一つは、准看護師試験に年齢制限が定められていないことです。准看護師になるためには、「准看護師免許」の取得が必要です。
准看護師の資格を取得するためには、まず専門的な教育を受ける必要があります。特に、准看護師学校養成所では、最終学歴が中学校卒業であれば入学が可能です。
比較的入学のハードルが低く、年齢に関係なく挑戦しやすい資格と言えます。
正看護師と准看護師の違いについて知りたい方は、役割や業務範囲を以下で解説しているので、ぜひご覧ください。

主婦や社会人でも准看護師を目指せる
先述の通り、准看護師は年齢制限がないため、主婦や社会人としての経験を積んだ後でも目指すことができます。准看護師学校養成所の入学要件は中学校卒業であり、試験内容も中学校卒業レベルです。
40代の方にとっては、学業から離れている期間が長く、少し大変だと感じるかもしれませんが、准看護師試験の合格率は非常に高く、令和4年度では全体の97.9%が合格しています。
40代の方もしっかりと学習すれば、准看護師の免許を取得することが可能です。

40代から准看護師になるまでの4つの手順

こちらでは、40代から准看護師の資格を取得するまでの手順についてご紹介します。
①准看護師学校養成所へ入学
准看護師を目指す際には、いくつかのルートがあり、最終学歴が中学校または高校卒業かによってわずかに異なります。ここでは、最短ルートである准看護師学校養成所に入学するルートをご紹介いたします。
准看護師学校養成所には、2年間通学する全日制と4年間通学する半日制の2つのタイプがあります。全日制の場合は、朝から夕方まで授業が行われ、半日制の場合は、平日の午後または夜間に授業が行われます。
ライフスタイルに合わせた通学が可能で、例えば40代の方も参加することができます。
②准看護師学校養成所で2年間学習
准看護師学校養成所に入学すると、最短2年で准看護師の資格を取得できます。1年目と2年目で学習内容が異なり、1年目は履修科目が、2年目は実習科目がメインとなり、准看護師試験を受験するための教育を受けます。
③准看護師試験を受験
養成所での必要な課程を修了したら、いよいよ試験本番です。准看護師試験は、毎年2月に各都道府県で実施されています。試験内容は、マークシートによる選択式で、「人体の仕組みと働き」「食生活と栄養」「薬物と看護」などの科目から合計150問が出題されます。
合格率が非常に高い水準となっているため、しっかりと履修することで十分に合格できるチャンスがあります。
④合格後、免許の申請手続き
准看護師試験に合格した後は、必ず免許申請の手続きを行いましょう。
免許申請には、申請書や試験合格証書の他に、診断書や住民票などが必要です。また、手数料もかかります。必要な書類や期限、手数料の金額は各都道府県によって異なるため、確認しておくことが重要です。
申請から交付までには数ヶ月かかる場合もあるため、早めに手続きを進めておくことが望ましいです。
社会人から看護師へ挑戦するための詳しい方法や、費用などは以下で解説しているので、併せてご覧ください。

40代で准看護師になるための費用と支援制度
40代で准看護師を目指す場合、費用の準備は重要なポイントです。准看護師の資格取得には学費や試験費用がかかりますが、経済的な負担を軽減する支援制度も存在します。
ここでは、資格取得にかかる費用と利用可能な奨学金・給付制度について詳しく解説します。
准看護師の資格取得にかかる費用
准看護師になるためには、指定の養成学校や養成所で2年間学ぶ必要があります。学費の相場は以下のとおりです。
費用 | 相場(年間) |
---|---|
入学金 | 5万~20万円 |
授業料 | 30万~70万円 |
実習費 | 5万~10万円 |
教材費 | 3~7万円 |
国家試験受験料 | 約5,000円 |
合計で60万~150万円程度の費用がかかるため、事前に準備が必要です。
40代で利用できる奨学金・給付制度
40代の准看護師志望者が利用できる奨学金や給付制度もあります。以下の制度を活用すれば、学費負担を軽減できます。
- 専門実践教育訓練給付金(雇用保険加入者向け)
:最大70%の学費が支給される - 看護師等修学資金貸付制度(自治体ごと)
:卒業後、一定期間勤務すれば返済不要 - 医療機関の奨学金制度
:勤務を条件に学費を支援してくれる制度 - 社会福祉協議会の教育ローン
:低金利で借りられる教育ローン
これらの制度を活用することで、学費を抑えつつ准看護師を目指せます。
40代准看護師の就職活動のリアル
40代で准看護師になった場合、「本当に就職できるのか?」という不安を抱える人も多いでしょう。しかし、40代でも就職先は十分にあります。
ここでは、40代准看護師の就職状況や、採用されやすい職場の特徴、成功するためのポイントについて解説します。
40代新人准看護師に就職先はあるのか
40代の新人准看護師でも就職先はありますが、選択肢が若干異なります。
職場 | 採用の可能性 |
---|---|
病院(一般病棟) | △(経験者が優遇) |
療養型病院 | ◎(人手不足で歓迎) |
クリニック | 〇(夜勤なしの職場が多い) |
介護施設 | ◎(准看護師の需要が高い) |
訪問看護ステーション | △(即戦力が求められる) |
一般病棟よりも、介護施設や療養型病院などでの採用率が高い傾向にあります。
採用されやすい職場・施設の特徴
40代准看護師が採用されやすい職場には以下の特徴があります。
- 人手不足の施設
- 即戦力が求められない環境
- 家庭との両立が可能な職場
介護施設や療養型病院では准看護師の需要が高いのが特徴です。教育体制が整っている職場では未経験者も歓迎されるため、40代からの挑戦もまったく問題ないでしょう。
また、夜勤が少ないクリニックや訪問看護は主婦にも人気なので、就職時は求人があるかチェックしてみてください。
未経験から転職を成功させるには
40代未経験で准看護師として転職する際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 求人を広く探す
- 転職サイトやエージェントを活用する
- 履歴書・面接対策をする
まず、病院だけでなく介護施設・クリニックも視野に入れ、求人を探してみましょう。求人を探す際は自分で探すのも良いですが、転職サイトやエージェントを活用すれば、40代向けの求人が探しやすくなります。
40代の強み(社会経験・責任感)をアピールできるよう、対策しておけば採用率は高まるでしょう。これらのポイントを押さえることで、未経験でも就職しやすくなります。
また、准看護師の給料や手取りについて知りたい方は、以下をご覧ください。

准看護師の主な勤務先

准看護師を目指す際、実際にどのような場所で働けるのか気になる方も多いかと思います。
准看護師も正看護師と同様に、さまざまな場所で活躍しています!
こちらでは、准看護師の主な勤務先をご紹介します。
病院
准看護師の勤務先は、やはり医療機関が中心です。総合病院や大学病院などの大規模な病院で働いている方も多いです。
病院の規模や診療科によって、業務内容や勤務条件が異なりますので、求人情報をしっかりチェックしておきましょう。

クリニック
病院と同様に、クリニックも准看護師が活躍している医療機関の一つです。クリニックは基本的に日勤のみの職場が多いため、夜勤に抵抗があるという方も働きやすいでしょう。
仕事と家庭を両立したい方や、自宅周辺で勤務先を探したい方にとっても、おすすめの職場です。
介護保険施設
医療機関だけでなく、介護現場も准看護師が活躍できる場所です。老人ホームやデイサービスなど、さまざまな形態の施設で働いています。
病院やクリニックとは異なり、看護師の人数は少ないですが、その分やりがいを感じられる職場です。
訪問看護ステーション
一人ひとりに寄り添ったケアを行いたいという方は、訪問看護という仕事を視野に入れてみてはいかがでしょうか。訪問看護は、在宅医療を必要とする方の居宅へ訪問し、ケアを行います。
ただし、業務によっては正看護師の資格が必要となることもあります。
訪問看護の仕事を極めたいという方は、正看護師へのキャリアアップも検討しておいた方がいいでしょう。

40代から准看護師を目指すメリット

こちらでは、40代から准看護師を目指すメリットをご紹介します。
社会人経験を活かすことができる
40代で准看護師になる夢は、断じて不可能ではありません。
これまでの経験を仕事に生かすことができるのです!
准看護師の仕事は、看護に関する知識や技術だけでなく、患者さんの気持ちに寄り添うことや医師や他のスタッフとの連携も重要です。40代になると、様々な人間関係の問題に直面してきたことでしょう。
「40代だから」という理由で年齢を否定する必要はありません。むしろ、これまでの経験が、現場での貢献に大いに役立ちます。

短期間で看護の資格が取得できる
准看護師を目指すメリットとして、比較的迅速に看護の資格が取得できる点も挙げられます。養成所ルートを選べば、最短2年で准看護師の資格が取得できます。
入試の難易度も中学卒業レベルであるため、多くの方が挑戦しやすい資格となっています。

40代から准看護師を目指す際の注意点

准看護師を目指すメリットがある一方で、注意が必要な点もいくつかあります。ここでは、40代から准看護師を目指す際の注意点についてご紹介します。
体力・精神面に無理なく進める
准看護師の仕事は、体力的にも精神的にも大変なことがあります。これまで看護の経験がない方は、大きなギャップを感じるかもしれません。また、資格を取得するための学習も、慣れるまでは負担になるでしょう。
周囲のサポート体制を構築しておく
40代から新しい道に進む場合、家族や現在の職場など周囲のサポートが非常に重要です。准看護師になりたい旨をはっきりと周囲に伝え、そのための協力を得ましょう。
家事や業務のサポートを受け、学習のための時間を確保するようにしましょう。
40代から准看護師を目指す際の不安と解決策
40代から准看護師を目指す際、多くの人が不安を抱えます。特に、学習や試験、就職、生活との両立についての悩みが多いです。ここでは、それぞれの不安と解決策を紹介します。
学習や試験に関する不安
40代からの勉強に対する不安は大きいですが、適切な対策を講じれば克服可能です。
- 夜間・通信制の学校を活用
- 試験対策アプリや過去問を活用
- スタディグループに参加
夜間や通信制は、社会人向けカリキュラムがある学校もあります。加えて、試験対策アプリや過去問を使えば、スマホ1つで効率的に勉強を進められるでしょう。
これらの方法を活用して学習習慣を身につけることで、試験のハードルも低くなります。
試験やキャリアに関する不安
40代から准看護師としてスタートすることに不安を感じる方も多いですが、正しい戦略を立てることで問題なく就職できます。
- 准看護師の需要が高い職場を選ぶ
- 経験を積んでキャリアアップを目指す
- 転職エージェントを活用
介護施設・療養型病院は40代でも採用されやすい傾向にあります。さらに、エージェントなどを利用すれば、40代向けの職場を紹介してもらえ、適切な対策を講じれます。
40代の強みを活かすことで、安定したキャリア構築が目指せるでしょう。
家族や生活との両立に関する不安
学業と家庭の両立は大きな課題ですが、以下の方法で負担を軽減できます。
- 奨学金・給付金を活用:学費負担を減らす
- パートタイムで学びながら働く:無理なく准看護師資格を取得
- 家族の協力を得る:事前に家族と話し合い、サポートを確保
准看護師になるにあたって、費用は大きな課題となるでしょう。しかし、学費負担を減らすための精度を活用すれば、無理なく准看護師を目指せます。
また、働きながら資格取得を目指したり、家族と話し合ってサポートしてもらったりと、環境を整えることも重要です。計画的に進めれば、40代からの准看護師挑戦も十分に実現できるでしょう。
准看護師への挑戦は、40代からでも遅くない!
准看護師の資格には年齢制限がないため、40代からでも十分に目指すことができます。最短2年で受験資格を取得でき、比較的短期間であることも魅力的です。病院やクリニック、介護施設などで幅広い分野で活躍できます。
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