【2024年版】単発バイトアプリおすすめランキング!

介護福祉士の資格は簡単すぎ?試験の難易度や取得までのルートについて解説!

「介護福祉士の試験は簡単すぎる」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これは、介護福祉士を目指している方にとって、非常に気になる点となります。

今回は、私たちは介護福祉士の試験の難易度や資格取得までの道のりについて詳しく解説します。さらに、介護福祉士の資格を取得するメリットについてもご紹介します。

もし、介護福祉士を目指している方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてください。

目次

\ インストールから登録まで5分! /

\ 「カイテク」を知りたい! /

介護福祉士の資格は簡単すぎ?

国家資格であるにも関わらず、「介護福祉士は簡単すぎる」という声も聞こえてきます。

一体なぜ、介護福祉士が簡単すぎると言われるのでしょうか?

今回は、介護福祉士の資格取得に必要な介護福祉士国家試験の概要や難易度について解説します。

介護福祉士国家試験の合格率は約70%と高めである

過去5回の介護福祉士国家試験の合格率を見てみると、70%前後と比較的高い結果が見受けられます。特に、令和5年1月に実施された第35回の試験では、驚くべきことに合格率が84.3%に達しました。

他方、福祉系の国家資格である社会福祉士国家試験の合格率は30〜40%前後、難関国家資格である司法書士の合格率は3〜5%にとどまります。これら他の国家資格と比べても、介護福祉士の合格率の高さが、「簡単すぎる」と言われる理由の一つと考えられます。

https://www.sssc.or.jp/kaigo/past_exam/pdf/no35/k_happyou.pdf

他の国家資格より勉強時間が短い

一般的に、介護福祉士の取得に必要な勉強時間は約250時間と言われています。初めて見た人は、これが多いように思うかもしれませんが、他の国家資格と比べると必要な勉強時間は短いのです。

例えば、社会福祉士の資格取得には約300時間、行政書士には約600時間、司法書士に至っては約3,000時間の学習が必要とされます。これらと比較すると、介護福祉士の必要勉強時間の短さが明らかになります。このことも、介護福祉士が「簡単である」と認識される一因と言えるでしょう。

合格基準点は筆記・実技共に60%程度である

介護福祉士国家試験は、合格率が高く、他の国家資格よりも必要な勉強時間が少ないとはいえ、「簡単すぎる」というわけではありません。

試験の合格ラインは、筆記・実技ともに60%程度と設定されています。さらに、問題の難易度によって補正した点数が基準とされ、11の科目群すべてで一定の得点が求められます。

難易度補正を考慮すると、80点以上を目指したいところです。また、11の科目群の中で1科目でも0点があると不合格になってしまうため、油断せずに計画的に学習を進める必要があります。

介護福祉士の資格取得までの3つのルート

他の国家資格と比べて取得が容易そうに見えるかもしれませんが、全くの未経験者がすぐに受験できるわけではありません。

介護福祉士の資格を取得するには、実務経験ルート、福祉系高等学校ルート、養成施設ルートのいずれかを選択する必要があります。

次に、介護福祉士の資格取得までの3つのルートについて、詳しく解説します。

①実務経験ルート

介護福祉士国家試験を受験する方の中で最も多い割合を占めるのが、「実務経験ルート」です。このルートでは、介護職として業務に従事し、「実務者研修」もしくは「介護職員基礎研修」と「喀痰吸引等研修」の修了を経ることで受験資格が得られます。

なお、実務経験として3年以上の従業期間と540日以上の従事日数が必要です。

この期間は通算によるものなので、正社員でなくとも介護職としての経験を積むことで条件に達することは可能です。つまり、福祉系の高校や介護福祉士の養成施設を卒業していない場合でも、働きながら資格取得を目指すことができます。

②福祉系高等学校ルート

次に、福祉系高等学校または福祉系特例高等学校に通い、卒業時に国家試験を受験するルートです。このルートの場合、入学年度によって条件が異なるため、事前に確認が必要です。

平成21年度以降に福祉系高等学校を卒業した場合は、受験資格を得られます。

一方、平成21年度以前に入学もしくは卒業している場合は、特例の研修を修了または履修して実技試験が免除されるコース、または研修を受講せずに筆記・実技試験を受験するコースのいずれかを選択します。

③養成施設ルート

最後に、高等学校などを卒業した後に、文部科学大臣および厚生労働大臣の指定した学校、または都道府県知事が指定した養成施設でカリキュラムを履修し国家試験を受験するルートです。

平成28年度までに卒業した場合は、卒業と同時に資格取得が可能でしたが、現在は国家試験を受験することが必須となっています。

なお、介護福祉士養成施設だけでなく、福祉系大学や社会福祉士養成施設、保育士養成施設を卒業した方でも、介護福祉士養成施設で1年以上のカリキュラムを履修すれば受験資格を得られます。

介護福祉士を取得するメリット

これまでに紹介した通り、介護福祉士の受験資格を得るまでには時間がかかり、「簡単すぎる」資格とは言えません。しかし、介護福祉士の資格を取得することで、介護職としてさまざまな点で有利となります。

ここでは、介護福祉士の資格を取得する3つのメリットについてご紹介します。

収入アップやキャリアアップに繋がる

介護福祉士の資格を取得すると、資格手当による収入アップや、管理職へのキャリアアップが可能になります。また、ケアマネージャーへの転職も可能となります。

より高い収入やキャリアアップを目指している場合は、この資格は必要不可欠です。自分の目標が近づくことで、働くモチベーションも高まるでしょう。

介護の仕事のやりがいや充実感も実感できます。

転職活動に有利になる

介護福祉士の資格は、介護職として高度なスキルを持つ証となりますので、転職活動に有利になります。

同じ応募者でも介護福祉士の資格を持つ人と持たない人では、採用側が抱く印象が異なるでしょう。介護福祉士の資格を持っていると、即戦力と判断されやすく、より好待遇での転職につながる可能性があります。

資格取得が転職活動を有利に進める一つの武器となるため、資格取得のメリットは大きいと言えます。

介護のプロとして周囲からの信頼が高まる

介護福祉士の資格を取得すると、現在の職場での評価も上がります。これまで介護に関する資格を持っていなかった方は、資格保有者になることで上司や他の職員だけでなく、利用者からの信頼も高まるでしょう。

これまで以上に重要な仕事を任されることも増えてくるかもしれません。より責任のある業務に就けて、介護職としてのやりがいも得られるでしょう。

自己の介護スキルに対する自信が高まり、これまで以上に自信を持って良質なケアを提供することが可能になります。

しっかり試験対策を行い、目標の介護福祉士を目指そう!

介護福祉士国家試験は、合格率が70%ほどと高く、他の国家資格と比べて難易度は高くないかもしれません。しかし、「簡単に受かるから」と油断すると、不合格になってしまいます。

これまでの現場経験や学習があって初めて、介護福祉士の資格を取得できます。働きながら資格取得を実現している方も多いので、しっかりと試験対策を行いましょう。

目次