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【新人指導マニュアル】介護職員への指導のコツから注意点まで解説

新人職員がスキルを高めるには、先輩職員からの指導やOJTなどの研修プログラムが大切です。しかし、指導経験が少なかったり指導マニュアルがなかったりすると、新人教育に不安を抱えている介護施設も多いでしょう。

今回では、新人研修に導入するべき内容や注意点などを解説します。

指導マニュアルに必要な内容がわかると、新人への適切な教育により離職率を防げることができるでしょう。これから新人教育を始める予定の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

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新人研修(OJT)の3つの指導内容

新人研修で取り入れるべき3つの指導内容は以下のとおりです。

  • 高齢者との接し方
  • 基礎的なビジネスマナー
  • 介護技術

これから新人研修を導入したり改善したりする予定の施設は、ぜひ参考にしてみてください。

利用者との接し方

利用者と接するときの身だしなみや表情・態度などは気をつけましょう。髪の毛がボサボサだったり表情が暗かったりすると、利用者から近寄りがたい介護職員だと思われてしまいます。

利用者から「あの介護職員は接しづらい」と感じられると、積極的に話しかけてもらえません。そのため新人の頃に簡単な身だしなみや表情の使い方など研修で取り入れましょう。

共感や傾聴といった話し方や聞き方も大切です。基本的に利用者と話す際は、友人や家族と同じような接し方ではいけません。利用者の話を聞いていることを態度で示し、否定せずに受容します。

新人の頃は利用者とのコミュニケーションの取り方がわからないので、先輩職員の見本から学んでもらいましょう。

基礎的なビジネスマナー

新人研修には基礎的なビジネスマナーが学べる研修を導入しましょう。

施設には利用者の家族が訪問してきたり電話がかかってきたりすることがあるからです。対面での応対方法や電話越しでの言葉遣いを学んでおくことで、利用者家族に丁寧に接しられるようになります。

新人職員が安心して業務に関われるためにも、基礎的なビジネスマナーが学べるプログラムを用意しておくのがおすすめです。

また些細なことでも「報告・連絡・相談」(報連相)を徹底するように指導しましょう。利用者に事故や体調異変が起きたときに、すぐに共有する必要があるからです。一人で解決しようとしたり報告を怠ってしまったりすると、事後の対応が遅れてしまいます。

間違った対応をしてしまい大きな事故に発展する可能性があります。

新人職員には、報連相の重要性を伝えましょう!

介護技術

新人研修では、排泄介助や食事介助・入浴介助の基本を指導する必要があります。間違った介護技術を身につけてしまうと、利用者や自身の身体を壊してしまう恐れがあるからです。

新人職員が学ぶべき介護技術は以下のとおりです。

  • 体位変換
  • 移乗介助
  • 車椅子の使い方
  • 食事・入浴・排泄の一連の介護技術
  • 職員や家族とのコミュニケーション

介護福祉士を所持する先輩職員が1対1で指導できるように教育環境を整えておきましょう。

新人研修(OJT)の成功させる4つのポイント

新人研修には以下のポイントがあります。

  • わかりやすいマニュアルを作成する
  • スケジュールを明確に伝える
  • チェックシートを用意する
  • 相談しやすい環境を作る

新人研修の実績が少ない施設は、ぜひ参考にしてみてください。

わかりやすいマニュアルを作成する

マニュアルは簡潔な文章やわかりやすいイラスト・写真を入れるように意識しましょう。

業務内容を列挙したようなマニュアルではなく「なぜその業務を行うのか」の理由や根拠を記載する必要があります。

よくあるミスを記載しておくと注意点がわかるので、失敗例を掲載しておくのもおすすめです。

新人の頃はスケジュールが頭に入っていないので、自分が何の業務をやっているのかわからないことがあります。そのため 最初に業務全体の流れを説明してから、細部の業務内容を記載しましょう。

自分がやる業務がどの部分でどのような役割があるのかを把握できるように、業務全体の流れが掴めるマニュアルだと新人職員でも仕事に取り組みやすくなります

スケジュールを明確に伝える

新人職員に指導担当者の先輩職員がつく期間や、独り立ちする時期を明確にしましょう。

教育期間の全体像が見えることで、新人職員は研修のゴールがわかり目標を立てやすくなります。

たとえば「〇日までに排泄介助を学ぶ」と具体的な目標が設定できます。そのため新人職員のスケジュール管理は大切です。

チェックシートを用意する

各業務の習得具合が確認できるチェックシートを作成しましょう。チェックシートがあると、各業務の進捗具合が確認できるからです。

指導職員がいないときでも指導状況を把握できるので、他の職員でも新人職員の対応できます。不安点に印をつけておけばあとで集中的に学ぶことが可能です。

新人職員や先輩職員にとってもメリットがあるので、ぜひチェックシートを作成してみてください。

相談しやすい環境を作る

新人職員が相談しやすい環境を作るのが大切です。

現場が忙しいと新人職員は質問のタイミングを見出せません。また職員同士の仲が悪かったりイライラしていたりすると、周りの職員に相談できず一人で悩んでしまいます。

わからないことを聞けないまま行動してしまい、最悪の場合は事故を起こしてしまうでしょう。

新人が一人で悩みを抱えないためにも、雰囲気のいい職場環境を作る取り組みが必要です。

新人研修(OJT)を行う際の3つの注意点

新人研修を行う際は3つの注意点があります。

  • まずは先輩職員が手本を見せる
  • ほめることを忘れない
  • 叱るときは工夫する

新人職員の仕事を続けていけるかにも影響するので、ぜひご確認ください。

まずは先輩職員が手本を見せる

新人職員に指導する際は、まずは先輩職員が手本をみせて細かくポイントを伝えましょう。

「排泄介助をやっておいてください」のように抽象的な指示をするのはよくありません。

新人職員が初めて排泄介助を担当するときだったら混乱してしまうからです。

新人研修の進捗具合を本人やチェックシートで確認してから指示を出しましょう。

ほめることを忘れない

新人職員を指導する立場の際は、まず良いところを褒めましょう。そして次に改善点を説明すると、理解してもらいやすくなります。

具体的には以下のとおりです。

  • 「オムツ交換を見ていたけど、綺麗に陰部洗浄ができていてよかったです」
  • 「でもオムツ交換をする前に声かけを忘れていたので、気をつけましょう」

褒められることは自信につながるので、うまくできていた部分を見つけ出し伝えてあげましょう。また改善点は具体的に指摘すると、理解してもらいやすくなります。

叱るときは工夫をする

新人研修をしていると、指導をするうえで叱らなくてはいけないときがきます。

新人職員を叱るときはみんなの前で叱ったり怒鳴ったりしないようにしましょう。みんなの前で叱られてしまうと、「恥ずかしい」という気持ちが出てしまい指導を素直に受け入れられない可能性があるからです。

現場から離れて時間をゆっくり取ってから注意や指導をするのがおすすめです。

叱るときは、頭ごなしにダメ出しをするのではなく、問いただすようにしてください。「なぜそうしたの?」、『そうしたら利用者さんはどうなると思う?」と本人の口から答えを見つけるようにしなければ再度同じ過ちを起こしてしまうので、新人職員に気づかせるような指導方法を取りましょう。

新人職員が働きやすい環境を提供しましょう!

新人研修や先輩の指導方法を誤ると、新人職員のスキルの伸びなかったり退職してしまったりと会社の不利益につながります。

新人職員が働きやすいと感じる研修を実施しましょう!

「新人研修の実施の仕方がわからない」「新人職員の定着率が悪い」と悩んでいる方は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。

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