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使えない・利用者から嫌われる介護職員の3つの特徴!新人職員が抱える悩みも紹介
ときどき介護現場で「あの職員は使えない」という話を聞いたことはないでしょうか?
介護職の現場では良いことではありませんが、職員や利用者から嫌われている人がいます。そのような職員には共通する特徴があります。
そこで本記事では、以下について解説します。
職場で気持ち良く働くために必要なことなので、ぜひ参考にしてみてください。
また、「使える介護職員」になるには、実務経験を積むのが最適です。カイテクを使えば、最低1日1時間から単発バイトで働けるので、本業を続けながら自身の介護スキルに磨きをかけられます。無料で使えるので、ぜひ以下からカイテクを試してみてください。
使えない介護職員の特徴3つ

使えない介護職員の特徴は3つあります。
- 自ら考えて行動できない
- 同じミスを繰り返す
- 言い訳をする
これらを新人時代にやってしまうと、先輩職員からは良く思われない可能性があります。これから介護職を目指す方は気をつけてみてください。
自ら考えて行動できない
先輩職員の指示を待っているだけで自ら行動できない介護職員は、現場で「使えない」と思われてしまいます。
介護現場は、排泄介助が終わったら食事の準備をするといった一定のスケジュールで動いている施設が多いです。そのため、先輩職員も新人職員を常に見ていられる状況ではありません。
研修期間が終了しても、ずっと先輩職員の指示を待っている状態は避けた方がいいでしょう。
同じミスを繰り返す
何度も同じミスを繰り返してしまうと、他の職員からは良い印象は得られません。
介護は命に関わる仕事でもあります。ですから、同じ失敗をしてしまうと周りの職員からは仕事を任せるのが怖いと思われてしまいます。
同じ失敗を繰り返さないように自分なりに考えたり先輩にアドバイスをもらったりして次に活かしていきましょう。
言い訳をする
失敗をしたことや先輩の指導に対して言い訳をしてしまうと、職員から嫌われてしまいます。
先輩職員からの指導や指摘も素直に受け入れる姿勢が大切です!
わからないことは素直に「わからない」と伝えたり、失敗は嘘をついたりせずに認めましょう。
先輩職員も忙しい中、時間を割いて指導してくれているので、言い訳をされると教える気を失くしてしまいます。もちろん納得できないことを言われることもあると思いますが、そのような時は言い訳をするのではなく、1度受け入れたうえで再度質問してみましょう。
利用者から嫌われる介護職員の特徴3つ

新人職員が利用者に嫌われる特徴は以下のとおりです。
- 行動や言動で不安にさせる
- 相手目線に立てない
- 業務的なやりとりができない
新人の方は、意識してみてください。
行動や言動で不安にさせる
利用者とコミュニケーションを取るときに、挙動不審な行動をしたり不安を与えたりするような言動をするのは辞めましょう。
例えば、以下のような行動や言動が嫌われます。
- 常に落ち着きのない行動をしている
- 嫌がる質問を繰り返す
- 意味もなく身体に触れる
利用者から不審な目で見られてしまうと、残念ながら嫌われてしまいます。悪気はないと思っていても相手にとっては嫌なことがあるので、気をつけましょう。
相手目線に立てない
介護は相手目線に立ったコミュニケーションを取ることが大切です。相手目線に立つことで利用者が何を求めているかを知ることができるからです。
たとえば、他の利用者と話していたり今は話しかけられたくないと思っていたりすることがあります。そのような時には、話しかけずに別の業務をするなどの判断をします。
利用者が何を求めていているかを察するためにも普段からコミュニケーションを心がけ、趣味や嗜好を理解し適切なケアを提供できるようにしましょう。
業務的なやり取りしかしない
排泄介助や入浴介助などの業務以外で関わりがないと、なかなか利用者と信頼関係が築けません。その結果、利用者から嫌われてしまうこともあります。
なるべく時間のある時は、利用者とコミュニケーションを取るように心がけてみてください。利用者も介護職員がどのような人かを知らないと、物事をお願いしたり自分自身のことを話したりするのはむずかしいです。
新人時代はなるべく利用者と接する時間を作り、知ってもらうことを意識しましょう。

新人介護職員が抱える悩みとは
介護の現場では、業務の多さや人間関係、利用者との接し方など、経験の浅い新人職員が戸惑う場面が多くあります。以下では、新人介護職員が抱えがちな悩みを4つに分類して紹介します。
利用者との接し方に自信が持てない
新人職員がもっとも戸惑うのが、利用者との接し方です。特に、相手の気持ちをくみ取って声をかけることや、適切な距離感を保つことに悩むケースが多く見られます。
丁寧すぎて堅苦しい印象を与えたり、逆にカジュアルすぎて不快にさせてしまうこともあります。先輩職員の対応を観察し、実際に真似してみることも効果的です。
また、何よりも「慣れ」が大きな解決要素になるため、失敗を恐れず現場経験を積むことが重要です。
実際に私が利用者さんとのコミュニケーションを取る際は、話を受け入れるように気をつけています。高齢者とは世代が離れているので、会話をしていると価値観の違いから考えが理解できないこともあるでしょう。
そこで相手を否定したり叱責したりしてしまうと、関係性を悪化させてしまう可能性があります。高齢者とコミュニケーションを取る際は、傾聴し相手の話を受け入れ、意見を述べるのではなく話を聞くコミュニケーションスタイルが大切です。

業務の流れや優先順位がわからない
介護の現場は多忙で、複数の業務を同時並行でこなす必要があります。新人のうちは業務の全体像が見えにくく、「今やるべきこと」が判断できないことも多いでしょう。
業務日誌やチェックリスト、先輩職員への相談を活用することで、段階的に理解を深めていくことが可能です。また、ひとつひとつの仕事に対して「なぜこの順番なのか」を考える習慣をつけると、業務の効率化にもつながります。
私自身も、新人時代は利用者さんの食事介助の方法に悩みました。利用者さんの介護度により噛む力や食べるスピード、飲み込むタイミングが異なります。
食事を口に運ぶ早さを間違えると誤嚥や窒息につながるので、恐怖心からどのくらいのペースで食事を提供すればいいか悩んだのも覚えています。
乗り越えた方法は、先輩職員に普段の利用者さんの食べるスピードや飲み込むタイミングを聞き、適切な食事ペースを理解していきました。また、スプーンを口に入れるときのポイントや、食事を口に運ぶ際の適切な量など、正しい食事介助の方法を学んだことで、不安を取り除いてきました。
周囲の職員とのコミュニケーションがうまく取れない
報告・連絡・相談といった基本的なコミュニケーションができないことで、孤立してしまう新人職員も少なくありません。
「忙しそうで声をかけにくい」「怒られるのが怖い」と感じてしまうこともありますが、まずはあいさつやお礼といった簡単なやり取りから信頼関係を築くことが大切です。
困ったときにすぐ相談できる「話しやすい人」を見つけるのも良い方法です。
自分の適性や成長に不安を感じてしまう
失敗が続いたり、うまくいかないことがあると「自分は介護に向いていないのでは」と思い詰める方もいます。しかし、介護の仕事は習熟に時間がかかる分、地道な努力が結果につながる分野です。
はじめはできないことがあって当然です。小さな成功体験を積み重ねながら、自分に合った働き方や役割を見つけていきましょう。
周囲のフォローを活用しながら、無理のない成長を目指してください。

使えない介護職員にならないための対策4つ

現場で「使えない」と思われてしまうと、職員だけでなく利用者にも悪い影響を与えてしまうので、気をつけなければいけません。具体的な方法は以下の4つです。
- 優先順位をつけて行動する
- わからないことはすぐに聞く
- メモをする
- 業務マニュアルを確認する
新人時代は覚えることがたくさんあるので、全て行うのはむずかしいでしょう。最後まで読み、「自分にも出来そう」と思えるものを1つだけでも試してみてください。
優先順位をつけて行動する
優先順位をつけて行動するようにしてみてください。
介護の仕事は生活支援から身体介護だけでなく、記録の業務など多岐にわたります。「あれもやらないと」となると、つい焦ってしまい思うように仕事ができなくなってしまいます。
優先順位を持って仕事に取り組むと、スムーズに業務に取り組むことができるので、ぜひやってみてください。
わからないことはすぐに聞く
わからないことはすぐに聞くようにしましょう。わからないことを聞くのは恥ずかしいことではありません。
先輩職員もできるだけわからないことは聞いてほしいと思っている方が多いです。
疑問はなるべく早めに解決し、自信を持って介助しましょう。
メモをする
わからないことをすぐに聞くのは大切ですが、聞いてばかりいると他の職員から嫌われてしまいます。
先輩職員から聞いたことは、メモをするようにしましょう!
業務スケジュールや利用者の特徴などをメモしておけば、次回からは自分で行動することができます。
メモを見れば行動できるという自信にもなるので、おすすめです。
マニュアルを確認する
職場に新人用のマニュアルがあれば、定期的に確認しましょう。
マニュアルには過去に先輩がわからなかったことやむずかしい部分を解説してくれている場合があります。新人職員も同じところでつまずいていることがあるので、参考になるでしょう。
職場によっては、新人職員が週ごとや月ごとに実施した業務をレポートにまとめ、先輩職員が後日アドバイスを書くこともあります。
直接伝えるのが苦手な方は、レポートにわからないことや気になったことを書いておくと良いでしょう。
後で見返すときに新人職員と指導する職員がどこまで業務を覚えたかの共有もできるので、詳細に書くことをおすすめします。

介護職員として「使えない」と言われたときの対処法
介護現場で「使えない」と感じる言動を受けた場合、大きなショックを受ける方も少なくありません。しかし、そこで落ち込むだけでなく、自分自身を見つめ直す機会と捉えることができれば、大きな成長につながります。
以下では、対処法として効果的な4つのステップを紹介します。
自分の課題を冷静に分析する
まずは、感情的にならずに自分の行動を振り返ってみましょう。失敗やうまくいかなかった場面を思い出し、「なぜ」「どうして」を繰り返すことで、原因を客観的に把握することができます。
例えば、指示を聞き漏らした結果であれば「メモを取っていなかった」などの改善点が見えてくるはずです。
感情的な言葉をそのまま受け取るのではなく、事実ベースで捉えることが第一歩です。
信頼できる先輩や上司に相談する
1人で抱え込まず、信頼できる上司や先輩に相談することも大切です。悩みや課題を共有することで、客観的なアドバイスや具体的な改善策を得ることができます。
また、「実は私も新人の頃は同じだったよ」といった経験談を聞くことで、心が軽くなることもあります。職場に頼れる人がいない場合は、外部の相談窓口やキャリア支援サービスを利用するのも良い方法です。
小さな目標を立てて成功体験を積む
「使えない」と言われたからといって、すべてを一気に改善しようとすると、かえって挫折してしまいます。まずは「今日は先輩に自分からあいさつする」「明日は入浴介助で声かけを意識する」といった小さな目標を立てましょう。
できたことを自分で認め、少しずつ成功体験を積み重ねていくことで、自然と自信が育ち、周囲の評価も変わってきます。
環境が合わない場合は職場の見直しも検討する
どうしても人間関係が悪い、指導環境が整っていない、パワハラがあるなどの職場にいる場合、自分の努力だけでは改善が難しいこともあります。そのようなときは、転職や部署異動など、環境を変える選択肢を考えることも必要です。
「合わない場所に無理して居続けること」が必ずしも正解ではありません。介護の職場は数多くあり、自分に合った環境で本来の力を発揮できる場がきっと見つかります。
介護職員で使えない人に関するよくある質問
介護の現場では、「あの人は使えない」といったネガティブな声が聞かれることがありますが、その背景には人間関係や現場の忙しさ、誤解も含まれていることが多いです。ここでは、介護職員にまつわるよくある疑問について、わかりやすくお答えします。
ダメな施設長の特徴は?
ダメな施設長の代表的な特徴には以下が挙げられます。
- 現場の声を聞かない
- 職員を守らない
- ルールを独断で買える
また、パワハラ気質や、数値ばかりにこだわるマネジメントも問題視されます。施設長はスタッフの士気や利用者の満足度に直結するポジション。信頼関係を築くためには、現場理解とコミュニケーション力が求められます。

介護現場で使ってはいけない言葉遣いは?
介護現場では、利用者への尊重を欠く言葉遣いは厳禁です。
例えば、「早くして」「できないの?」「おじいちゃん・おばあちゃん」などは、敬意に欠けた表現とされがちです。
代わりに「◯◯さん」「ゆっくりで大丈夫ですよ」など、丁寧で相手に寄り添った言葉遣いが求められます。信頼関係の基本は、言葉の選び方から始まります。
未経験で介護の仕事に慣れるまではどれくらいかかる?
未経験者が介護の仕事に慣れるには、個人差はありますが一般的に3ヶ月〜半年程度が目安です。
最初は業務や用語に戸惑うことも多いですが、メモを取りながら経験を積むことで徐々に慣れていきます。小さな成功体験を重ねることで自信がつき、1年後には現場で頼られる存在になっていることも少なくありません。
介護に向かない性格は?
介護に向かないと言われがちな性格は、以下のとおりです。
- 人に興味がない
- 感情の起伏が激しい
- 協調性がない
ただし、これらの特徴を持っているからといって一概に介護に向いていないわけではありません。大切なのは、「変わりたい」という気持ちと、周囲との関係を築こうとする姿勢です。
性格よりも日々の態度や学ぶ意欲が、介護の適性を決める大きなポイントです。
職員にも利用者にも「使えない」と思われないような職員になりましょう!
介護現場はチームワークが非常に重要です。また職員だけでなく利用者とも関わる機会が多いので、嫌われてしまうと適切なケアができなくなってしまいます。
今回紹介した気をつける点や「使えない」と思われる特徴に当てはまらないように対策をして業務にあたってみてください。
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