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【2023年最新情報】デイサービス管理者の年収が明らかに!
デイサービスの管理者の年収はいくらなのでしょうか?
デイサービスの管理者を目指している人や、デイサービスの管理者になってみたものの、「給料が低いな」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
デイサービス管理者の年収や収入を上げる方法
ここではデイサービス管理者の具体的な給料を他の施設形態と比べてみましょう。
どのような施策をすることが管理者の収入を上げられるのか具体的に解説します。
デイサービス管理者の年収は438万円
デイサービス管理者の年収は438万円です。月収にすると34万1,190円になります。
その他の管理者の年収は以下のとおりです。
- 特別養護老人ホーム:500万9,160円
- 介護老人保健施設:484万5,360円
- グループホーム:425万3,040円
参照:令和2年度介護従事者処遇改善状況等調査結果
最も高いのが特別養護老人ホームです。デイサービスの管理者の年収は3番目に多いのがわかります。
介護職と兼務することで収入は上がる
デイサービスの管理者の年収はどのように上げていけばいいのでしょうか?
一つは介護職と兼務することでしょう!
管理者が介護職を兼務し介護職員の人数を減らせれば、その分の人件費が削減できるからです。
介護報酬の加算を得る
介護報酬は加算によって決まります。加算の種類は以下のとおりです。
- 特定事業所加算
- 医療連携加算
- 処遇改善加算
これらはごく一部ですので、さらに多くの加算を取得すればデイサービスの収入を上げることができます。
利用者や職員が満足するような運営を続けることが、給料アップにつながるでしょう。
デイサービス管理者の仕事内容
デイサービス管理者の仕事内容は大きく分けて3つあります。
- マネジメント業務
- 施設の運営
- 収支管理や行政の手続き
現場のように利用者だけに接するのではなく、施設全体を見て行動していく機会が増えます。
デイサービス管理者を目指している方はどのような仕事をするのかイメージしながら、読んでみてください。
マネジメント業務
デイサービス管理者はマネジメント業務をおこないます。
マネジメント業務とは、職員が適切な介護業務を実施できる環境が整っているかを確認し、ときには指導する仕事です。たとえばケアプランどおりの介助をおこなっているかの確認や現場のリーダーが後輩職員に適切な指導をおこなっているかをヒアリングし施設全体の状態を常に見る必要があります。
常に業界の情報をキャッチアップして事業所のマネジメントに活かしていく姿勢も大切です。
施設の運営
施設の運営も管理者の重要な仕事のひとつです。
介護保険法を理解し、法令に遵守した介護サービスが提供されているかの確認や施設の理念に沿った業務をおこなっているかのチェックをする必要があります。ときには施設の営業をすることもあるでしょう。
最近では、SNSを使用して発信する施設も増えてきています。その他にも、ケアマネージャーへの営業や地域の広報誌に施設の情報を宣伝してもらうなどの活動も管理者の仕事です。
収支管理や行政の手続き
収支管理や行政の手続きも管理者の重要な仕事です。
- 介護報酬の請求
- 利用者自己負担の請求
- 職員の人件費
以上のように施設にかかわる支出管理全般をおこないます。
介護保険サービスでおこなう事業は収入がある程度定まっています。事業所の定員が介護保険法により定められているためです。
具体的にいうと、要介護度の高い利用者を呼んだり介護報酬の加算を増やしたりするなどの取り組みが必要になってきます。
デイサービス管理者になるために必要なもの
結論からいうと、デイサービスの管理者になるには特別な資格は必要ありません。
ではどのようなスキルや知識が必要なのでしょうか?
ここからは、デイサービスの管理者にはどのような能力が求められるのかを解説します。
介護の知識や経験
デイサービスの管理者になるには、介護の知識や経験が必要です。
行政との調整や介護報酬の請求をおこなったり職員の介護技術の指導や研修を実施したりすることがあるからです。そのため管理者になる方は実務経験があり、介護福祉士や社会福祉士などの資格を取得している方がほとんどです。
また管理者になる前に管理者候補として経営や人事などの研修を修了しています。
デイサービスの管理者には資格は必要ありませんが、まったくの未経験が採用されることはほとんどなく実務経験が豊富だったり資格や研修を修了していたりする方が任用されるケースがほとんどです。
リーダーシップ
施設を運営するうえで、リーダーシップは欠かせません。ときには、施設にとって重要な判断をしなくてはいけない場面があるからです。
重要な判断のなかには職員の意見をすべて反映できなかったり、現場の意見とは違った施策をしたりしなくてはいけないときがあります。そのようなときでも、周りに流されず「これをやる」ということを決めなくてはいけません。
短期的にみると現場の反感を買うこともありますが、長期的には施設や職員・利用者にとって意味のあることをやらなくてはいけないので、反対意見を説得し前に進んでいく能力が必要です。
人材育成をする力
管理者には、在籍する職員の雇用管理や能力開発をする役割もあります。具体的には新人職員の指導や、中堅・ベテラン職員に対する資格取得の支援・研修の実施などが挙げられます。
もう少し噛み砕くと、新人職員の教育スケジュール管理や職員が介護福祉士を取得する際に施設から資金を援助するといった活動です。また定期的に研修をおこない、施設の理念を理解してもらうように努めることも大切です。
継続的に人材育成は職員の能力向上やキャリア形成につながり、質の高いサービス提供ができます。そのためにも研修のときだけ職員とかかわっていては信頼関係を構築できません。
主体的に研修の実施や現場に足を運んで声をかけるなど日常的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。
臨機応変に対応する力
施設では予想できない事態が起きることもあります。利用者の急変や事故によって夜中でも様子を見に行ったり状況確認の連絡をしたりするでしょう。
また職員が体調不良で欠勤してしまったら、代わりに出勤する可能性もあります。
そのようなときに臨機応変に対応する能力が管理者には必要です。
デイサービスの管理者になって年収を上げましょう!
デイサービスの管理者の年収や、仕事内容について解説しました。
管理者業務は施設の運営や収支の部分にかかわることが多いので、数字を見たり書類を作成したりすることが増えるでしょう。
また人材育成などのマネジメント業務をおこなうので、職員との信頼関係を構築する必要があります。そのためデイサービスの管理者になるには。介護福祉士や社会福祉士の取得や管理者研修に参加し、着実にステップアップしていくのがおすすめです。
実務経験を通して、少しずつ信頼を得ながら管理者を目指していきましょう。