ライスワークからライフワークへ。介護歴25年の介護士がカイテクで見つけた仕事のやりがいと人間関係の特徴

「カイテクが楽しくて辞められない」と話す介護歴25年のMさん。

Mさんは2年前にシングルマザーになり、はじめは収入の補填としてカイテクの利用を開始されました。

今では収入だけでなく、メンタル面にも徐々によい影響を及ぼし、本業でイライラすることも少なくなったようです。

筆者もカイテクユーザーであることから、カイテクで行く職場の雰囲気や、常勤ではないからこその人間関係について話が盛り上がりました。

「収入を増やしたい」「本業以外でやりがいを感じる職場がほしい」と考えている方には参考になる内容なので、読み進めてみてください。

シングルマザーになり本業以外の収入を得るためにカイテクを始めた

ーーMさんはいつから介護の仕事をされているのですか？

約25年前に始めました。

大学を出てから保育や障害施設で働いたのですが、27歳頃に老人福祉に行きたいなと思い、そこからずっと介護職です

現在はグループホームで働いています。

ーー大ベテランのMさんですが、カイテクはなぜ利用し始めたのですか？

2年くらい前にシングルマザーになり、本業だけでは生活をしていくのに不安があり、カイテクを利用し始めました。

ーーカイテクを利用し始めてどうでしたか？

「今日の休みは子供と午後出かけたいから、午前中だけ働こう」といった、自分のスタイルに合わせて仕事ができています。

今子どもが中学1年生なのですが、学校送り出しの時間を避けて私の都合のいい時間にカイテクの勤務を入れています。

ーーカイテクを始める前まで収入面でも不安を抱えてたと思いますが、その部分も解決しましたか？

はい、カイテクには早期振り込み（勤務後すぐに給料を振り込むシステム）があるので助かっています。

本業は給料日の25日まで待たないといけないので、子どもとの外食や遊びも控えていたんですけど、カイテクではすぐに報酬をいただけるのでありがたいです。

またカイテクの夜勤求人を見ていると、本業のグループホームよりも時給が高いことに最近気づきました。ですので今後は夜勤にも入ろうかと考えています。

事業所と信頼関係を築けることや人間関係の楽さがカイテクの魅力

ーーMさんがカイテクで働くとき、どのようなことを意識されていますか？

よほど嫌ではない限り、なんでも受け入れています。

やはりレクなどを急にお願いすると断る人もいるみたいなのですが、私は何でもやるタイプです。

「レクお願いします」や「口腔体操しといてくれない？」と言われたら、「わかりました」と言ってすぐやります。

「そんなに何でもやってくれる人初めて見た」と職員の方に言っていただき、そこから関係性ができたりします。

ーー関係性とは例えばどのようなものがありますか？

指名オファーや限定オファーをもらえるようになりました。

※指名オファー：事業所がワーカーを指定してお仕事を依頼するシステム

※限定オファー：事業所がお気に入り登録したワーカーや、勤務実績のあるワーカーにのみ公開する求人を公開するシステム

ーー事業所と関係性を作り、指名や限定オファーにつなげるのはいいかもしれないですね。

 将来的に自分の身に何かが起きて、今の職を辞めないといけないとき、本業以外の事業所と関係性ができていると「うちで働いてください」と言われる場合もあるだろうし。

ですから、事業所との関係性は本当に大事だなと思います。

ーーカイテクで働く現場の人間関係はどうですか？

カイテクでは、よい人間関係しか作らなくてもすむ印象があります。

勤めているグループホームには、どうみても仲が悪くなった職員がいます。

そのような現場にいると、職場全体が嫌な空気になりますが、カイテクではそれがないですね。

利用者さんをケアする責任はありますが、基本的に楽しく明るく元気よくやっていたら、みんな受け入れてくれます。

また、本業では勤務が終わって帰ろうとすると「もう帰るの？」みたいな雰囲気を出されてしまいます。

ですが、単発バイトだと「時間になったら帰ってくださいね」と言われることが多いじゃないですか。

たとえばお風呂掃除をしていても、私は終わるまでやらないと気が済まないタイプなのですが、「もういいから帰って大丈夫ですよ」と言っていただき気遣いを感じることがあります。

ーーすごくわかります。人間関係の不和がないのは単発バイトだからこそですよね。

こちらから「何かやることはありますか？」や挨拶をはっきり言うだけで受け入れてくれる関係性が作れて私は嬉しいなと思います。

もちろん本業のグループホームでもそれはやっているのですが（笑）。

優しく接してくれるだけでなく、現場の嫌な部分に巻き込まれないのは単発バイトの魅力です。

嫌なことがあってもカイテクでストレス発散に。リラックスして働けるようになり本業で褒められた

ーーMさんはカイテクを収入の補填だけでなく、働く場として楽しまれているのが印象的です。

そうですね、私にとってカイテクはストレス発散にもなっています。

本業のグループホームは休みにも電話がかかってきて、担当している利用者さんについて「この人がこうだ」とか連絡が来てそれが嫌なんですよね。

この間も友達と東京に向かう新幹線に乗っているときにかかってきました。

シングルマザーとしてはカイテク一本で稼ぐのは難しいので、本業は助かるんですけどプライベートがない感じがストレスなんです。

でもカイテクは単発バイトなので、担当の利用者さんなどがいないじゃないですか。

利用者さんを介助する責任はもちろんありますが、本業よりもプレッシャーが少なく介護ができます。

この仕事が大好きなので、そのような時間があるのは私にとってストレス発散になるんですよね。

ーーなるほど。カイテクを利用し始めて本業でも何か変化が起こりましたか？

カイテクを利用する前はもっと怒っていたと思います。

でもカイテクでストレス発散ができて、本業でイライラすることが少なくなったからか、ご家族から褒められることもありました。

ーー具体的なエピソードがあれば教えてください。

この間、本業のグループホームの敬老会で責任者になったのですが、ご家族も来る大きなイベントで、休みの日にも電話がかかってくるし、プライベートもない感じだったんですよね。

昔ならそのようなとき怒っていたのですが、カイテクで心の部分が満たされているせいか、リラックスして対応できました。

そのおかげかご家族から敬老会に対してよい評価をいただいたので、カイテクを使うことでメンタルのバランスが取れていると思います。

「求められる喜び」があるからこそ本業もやる気がでる

ーーMさんにとってカイテクはどのような点が魅力ですか？

カイテクでは勤務後に事業所からコメントをもらうのですが、それが嬉しいですね。

「Mさんのおかげで助かりました」など書いてくれると、ものすごいやる気になります。

同じ事業所に行けば「また来てくれてありがとう」と喜ばれるので、すごくやりがいを感じます。

ーー反対にカイテクに直してほしい部分などはありませんか？

仕事も楽しくできているので、本当になくて満足しています。

ーーMさんは2年くらい前からカイテクを利用されていますが、これから利用する人に伝えたいことはありますか？

やはり誰しも人間は求められることが嬉しいと思うんですよ。

本業はお互いなぁなぁになって「この仕事やって当たり前でしょ」みたいな感じになってしまうんですよね。

ですが、カイテクでたまに来る人が真面目に仕事をしてくれると、みんな「ありがとう」と言ってくれます。

おそらく本業には少ない、嬉しい言葉や優しい雰囲気がカイテクにはあるので、まずは「あまり考え込まないで気楽にやってみてください」というのが一番ですね。