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【職員必見】高齢者のクリスマス会レクリエーション14選!
高齢者施設でクリスマスイベントを企画する際、「利用者さんに楽しんでもらえるか不安」「どのように準備すればいいのかわからない」と悩む介護職の方も少なくありません。
特に初めて責任者を務める方は、盛り上がらずに終わってしまわないか不安を感じるでしょう。
すぐにできるゲームやクリスマスらしい工作、おやつレクなどカテゴリ別に解説しています。
イベントの方向性に沿ったレクリエーションが見つかり、楽しい企画をすぐに立てることが可能です。
利用者さんと素敵なクリスマスイベントを作るためにも、参考にしてみてください。
【ゲーム編】高齢者のクリスマスレクリエーション10選
クリスマスの雰囲気を楽しみながら、みんなで盛り上がれるゲームを紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- ビンゴゲーム
- プレゼントの中身当てゲーム
- クリスマスボウリング
- トナカイのソリ引き競争
- クイズ大会
簡単なルールで誰でも参加できるアイデアばかりなので、職員や利用者さんと作ってみてください。
ビンゴゲーム
ビンゴゲームはクリスマスレクリエーションの定番です。
【準備する物】
- ビンゴカード
- ビンゴマシンまたは数字カード
- 景品(クリスマスのお菓子、小物など)
- 記録用のホワイトボード
【進め方】
- 参加者にビンゴカードを配布する
- 司会者が数字を読み上げる
- 該当する数字があればマークする
- 縦・横・斜めのいずれかが揃ったら「ビンゴ!」と声をかける
- ビンゴした方から順に景品を選んでもらう
定番のビンゴゲームは、高齢者施設のクリスマスレクリエーションに最適です。
ルールがシンプルでわかりやすく、気軽に誰でも参加できます。
また数字を聞き取る集中力や、ビンゴカードを確認する作業が脳の活性化につながります。
クリスマスにちなんだ景品を用意すれば、季節感も演出でき盛り上がるでしょう。
プレゼントの中身当てゲーム
プレゼントを用意している場合は、それを当てるゲームにするのもおすすめです。
【準備する物】
- 不透明な袋または箱(複数個)
- 物品(ぬいぐるみ、タオル、お菓子など)
- 解答用の紙とペン
【進め方】
- 箱にさまざまな物を入れて準備する
- 参加者は箱を触ったり振ったりして中身を推測する
- 推測した答えを紙に書いてもらう
- 全員が答えたら正解を発表する
- 正解数に応じて景品を渡す
プレゼントの中身を当てるゲームは、想像力を刺激する楽しいレクリエーションです。
箱の中身を触ったり音を聞いたりして推測するため、五感を使った認知機能のトレーニングになります。
ぬいぐるみの隣に硬いボールや、音が鳴る物を混ぜて意外性のある物を入れると、驚きと笑いが生まれるでしょう。
正解を発表する瞬間のドキドキ感が会場を一体にしてくれるはずです。
クリスマスボウリング
身体を動かすゲームがしたいならボウリングがおすすめです。
【準備する物】
- ペットボトル(10本)
- クリスマス装飾用のシールや色紙
- ボール(やわらかい素材)
- 得点表
- マスキングテープ(ラインを引く用)
【進め方】
- ペットボトルにクリスマスの装飾を施す
- 床にマスキングテープでラインを引く
- ペットボトルを三角形に並べる
- 参加者は順番にボールを転がす
- 倒れた本数を得点として記録する
ペットボトルで作るボウリングは、身体を動かすレクリエーションに効果的です。
軽い運動になり、投げる動作が肩や腕のストレッチになります。
ペットボトルに「サンタ」「トナカイ」「ツリー」などの名前をつけて、クリスマス仕様にすると、普段のレクリエーションの雰囲気と変わります。
ゲームのイメージをしたい方は、以下の動画を確認してみてください。
トナカイのソリ引き競争
トナカイのソリ引き競争は人数の多い施設でできるレクリエーションです。
【準備する物】
- ソリに見立てる段ボールもしくはカゴなどの入れ物
- たこ糸
- ゴールラインのマーキング
【進め方】
- 参加者を2チームに分ける
- ソリに付いたたこ糸を巻いていく
- 早く到着したチームが勝利
ソリにサンタや雪だるま、プレゼントを乗せるとクリスマス感が出ます。
人や物がソリから落ちないよう慎重に進めていくようなルールがあると、スリルが生まれます。
クイズ大会
クイズ大会は知識を活かせるレクリエーションで、用意する物や進め方は以下のとおりです。
【準備する物】
- クイズ問題のリスト
- 回答用のホワイトボードまたは紙
- 景品
- 得点表
- クイズに関連した画像や小道具
【進め方】
- クリスマスに関する問題を事前に準備する
- 司会者が問題を読み上げる
- 参加者は答えを考えて発表する
- 正解数に応じて景品を渡す
クイズは、記憶を呼び起こす作業が脳の活性化につながるゲームです。
昔の思い出を語り合うきっかけにもなり、世代間の交流が深まります。
また正解・不正解にかかわらず、答えを考える過程自体が認知機能の維持に役立ちます。
知的好奇心を刺激しながら、クリスマスの知識も深めることが可能です。
クリスマスツリーゲーム(ディスクトス)
クリスマスツリーゲーム(ディスクトス)は、段ボールや布で作ったツリーに、お手玉やフリスビーを投げて飾り付けする的当てゲームです。
【準備する物】
- 段ボール(大きめのもの1枚)
- 緑色の布または画用紙
- カラフルな折り紙やシール
- お手玉3〜5個
- フリスビー2〜3枚
- マスキングテープ
- はさみとのり
【進め方】
- 段ボールをツリーの形に切り抜き、緑色の布や画用紙で装飾する
- ツリーに点数を書いた的(円や星の形)を複数貼り付ける
- 投げる位置から1.5〜2メートル離れた場所にツリーを設置する
- 参加者は順番にお手玉やフリスビーを3回投げる
- 的に当たった点数を合計し、最も高得点の方が優勝にする
このゲームは座ったままでも立ったままでも参加でき、身体の状態に合わせて楽しめます。
また、手作りのツリーを準備する過程から参加者がかかわるため、レクリエーション当日だけでなく準備の段階からコミュニケーションが生まれます。
風船サンタ飛ばしゲーム
風船サンタ飛ばしゲームの進め方は以下のとおりです。
【準備する物】
- 赤い風船(参加人数分+予備)
- 油性マーカー(黒・白)
- 団扇(人数分)
- コーンやテープ(スタートとゴールの目印)
- ストップウォッチ
【進め方】
- スタート地点とゴール地点を設定します(5〜10メートル程度)
- 参加者はサンタの顔を描いた風船を団扇または手のひらで叩きながら進む
- 風船を落とさずにゴールまで運んだタイムを計測する
風船サンタ飛ばしゲームは、赤い風船にサンタの顔を描き、団扇や手で飛ばして遠くまで運ぶレクリエーションです。
ボールとは違い、運動の負荷が少ないので軽い運動になります。
風船を追いかける動作は上半身の可動域を広げ、バランス感覚の維持にもつながります。
そのため身体を動かす機会が少ない方や、車椅子の方におすすめです。
言葉探しゲーム(文字当てゲーム)
言葉探しゲームの準備物や進め方は以下で説明しています。
【準備する物】
- ホワイトボードまたは模造紙
- マーカー
- 「ク・リ・ス・マ・ス」のひらがなカード
- 景品
- タイマー
【進め方】
- 制限時間を3〜5分に設定する
- 「ク・リ・ス・マ・ス」の文字を使って作れる言葉を考える(例:クマ、スリ、マス、クリ、リス など)
- 思いついた言葉を発表してもらい、ホワイトボードに記録する
言葉探しゲームは、「ク・リ・ス・マ・ス」の文字を組み合わせて言葉を作るレクリエーションです。
このゲームは脳トレ要素が強く、認知症予防に効果的です。
声に出すことで発語訓練にもなり、言語機能の維持につながるでしょう。
ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、クリスマスに関連する動作を身振り手振りだけで表現するレクリエーションです。
【準備する物】
- お題を書いたカード(20〜30枚)
- タイマー
- 得点記録用のホワイトボード
- ペンとマーカー
【進め方】
- クリスマスに関連するお題カードを準備する(例:プレゼントを開ける、雪だるまを作る、ケーキを食べるなど)
- 参加者を2〜3チームに分けます
- 各チームから1人ずつ交代でお題カードを引く
- ジェスチャーする人は言葉を使わず、身振り手振りだけで表現する
- チームメンバーが制限時間(1分程度)内に答えを当てる
サンタや雪だるまなど、クリスマスに関連する動作を身振り手振りだけで表現します。
このゲームは笑いが起きやすいだけでなく、身体を動かすきっかけになります。
チーム戦にすれば、参加者全員が一体となって盛り上がれるレクリエーションです。
クリスマスビリヤード
クリスマスビリヤードは、テーブル上で小さなボールを転がして的に当てる卓上ゲームです。
【準備する物】
- ピンポン玉またはビー玉(10個程度)
- 紙コップまたは小さな箱(5〜6個)
- テーブル(平らなもの)
- マスキングテープ
- 得点を書いた紙
【進め方】
- テーブルの端に紙コップを並べ、それぞれに得点(10点、20点、30点など)を書く
- テーブルの反対端にスタート位置をマスキングテープで印をつける
- 参加者は順番に、指でボールを弾いて紙コップに入れる
- 入った紙コップの得点を合計を数える
このゲームは手指を使用するので、指先を動かすトレーニングになります。
ルールもシンプルなので、細かい動作が難しい方でも楽しめるようにルール設定することが可能です。
またテーブルに座ったまま参加できるため、移動が困難な方にも適しているでしょう。
【工作・創作編】 高齢者のクリスマスレクリエーション
クリスマスに工作や創作系のレクリエーションを検討している事業所には以下の内容がおすすめです。
- クリスマスツリーの飾り作り
- クリスマスリースの作成
- クリスマスカードの作成
- 年賀状つくり
手を動かす工作・創作レクリエーションは、ゲームにはない達成感をもたらしてくれます。
また完成した作品を飾る喜びや、誰かにプレゼントする楽しみも味わえます。
クリスマスツリーの飾り作り
クリスマスツリーの飾りを作るのも1つのイベントです。
具体的に必要な物や進め方は以下のとおりです。
【準備する物】
- 色画用紙(緑、赤、金、銀など)
- はさみ(安全なタイプ)
- のり
- 毛糸やリボン
- 飾り用のビーズやスパンコール
- パンチ(穴あけ用)
【進め方】
- 画用紙をツリーやベル、星の形に切る
- 好きな色や模様をつけて装飾する
- 穴をあけて紐を通す
- 完成した飾りに名前を書く
- 施設のツリーや壁に飾る
オリジナルツリーの飾りを作る活動は、創作意欲を高めるレクリエーションです。
利用者さんは個性を発揮でき、「できた」という達成感を引き出せます。
また手先を使う作業が脳の活性化につながり、身体機能や認知機能の向上にもつながります。
クリスマスツリーの飾り作りは、利用者さんの自己肯定感や生活の質を上げる時間になるでしょう。
また、色紙や毛糸など身近な材料で作れるため準備も簡単なので、職員負担が少ないのもおすすめのポイントです。
クリスマスリースの作成
クリスマスツリーの作成が難しい施設では、リース作りをするのがおすすめです。
【準備する物】
- リースの土台(紙皿や段ボールで代用可)
- 造花や松ぼっくり
- リボン
- 綿(雪の表現用)
- グルーガンまたは木工用ボンド
- 飾り用のベルや小物
【作り方】
- 紙皿の中央を切り抜いてリースの土台を作る
- 土台に緑の造花や松ぼっくりを貼りつける
- リボンや綿で装飾する
- ベルなどの小物を好きな位置に配置する
- 吊るすための紐をつけて完成
クリスマスリースは自然素材に触れられるので、五感が刺激され心が落ち着く効果があります。
また輪の形を作る作業は手先の訓練になり、飾り付けでは色彩感覚や美的センスを発揮できます。
完成したリースを部屋に飾れば、クリスマスの雰囲気が一気に高まるでしょう。
作る過程も飾る喜びも味わえる、充実感のある工作です。
【体験談】
以前勤めていた施設では、折り紙を使用してクリスマスリースを作成していました。
作成を利用者さんに手伝ってもらうこともできるので、普段のレクリエーションにも取り入れられます。
自然素材を集めるのが難しい場合は、折り紙で作成してみてください。
クリスマスカードの作成
クリスマスカードの作成は準備する物が少ないので、忙しい現場でも取り組みやすいレクリエーションです。
【準備する物】
- 色画用紙または市販のカード台紙
- 色鉛筆(クレヨンやマーカーでも可)
- シールやマスキングテープ
- スタンプとインク
- 折り紙
- メッセージ用のペン
【作り方】
- 画用紙を二つ折りにしてカードの形にする
- 表紙にクリスマスのイラストを描く
- シールや折り紙で装飾する
- 内側に感謝のメッセージを書く
- 完成したカードを渡す相手を決める
完成したクリスマスカードはプレゼントに最適です。
家族や職員に渡したり他利用者さん同士で交換しあったりしてみましょう。
作ったカードの写真を撮っておき、後日アルバムにまとめると、素敵な思い出の記録にもなります。
年賀状作り
年賀状作りに必要な物や作り方は以下のとおりです。
【準備する物】
- 年賀はがき(参加人数×2〜3枚)
- 色鉛筆、クレヨン、マーカー
- 干支のスタンプやシール
- 年賀状の見本(雑誌や書籍)
- 消しゴム
【作り方】
- 来年の干支について説明し、イメージを共有する
- 見本を参考にしながら、下書き用紙にデザインの下絵を描く
- 気に入ったデザインができたら、年賀はがきに清書する
- 色鉛筆やマーカーで色を塗り、華やかに仕上げる
- 「あけましておめでとうございます」などの定番の挨拶文を書く
- 一言メッセージを添える
年賀状作りは、12月のクリスマス時期に並行しておこなえる創作活動です。
日本の伝統文化を大切にする世代に響き、家族や友人に思いを伝える手段として喜ばれます。
干支のイラストや一言メッセージを添える楽しみがあり、手書きの温もりは受け取る側にも感動を与えるでしょう。

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【音楽・体操編】高齢者のクリスマスレクリエーション
音楽系のレクリエーションもクリスマスイベントの定番です。
準備期間が必要ですが、利用者さんや代表職員が演奏すると盛り上がります。
クリスマスソングを歌う
歌を歌うのが好きな人が多い施設では、クリスマスソングを歌うのがおすすめです。
高齢者でも知っていて歌えるクリスマスソングは以下のとおりです。
【高齢者のおすすめのクリスマスソング】
| クリスマスソング | 曲の特徴 |
|---|---|
| きよしこの夜 | ゆったりとしたテンポで歌いやすい |
| ジングルベル | 明るく楽しい雰囲気の曲で、手拍子を加えると盛り上がる |
| 赤鼻のトナカイ | 物語性があり親しみのある曲 |
| もろびとこぞりて | クリスマスの神聖さを感じられる曲 |
| サンタが街にやってくる | 幼少期を思い出すワクワクする歌詞やメロディ |
歌詞カードを大きな文字で用意し、テンポはゆっくりめに設定しましょう。
職員が一緒に歌い、楽しい雰囲気を作ることが大切です。
リズム体操
音楽に合わせて体を動かすリズム体操は、楽しく運動できるレクリエーションです。
クリスマスソングに合わせながらやると、季節感を楽しみながら運動ができます。
座ったままでもできる動きを取り入れれば、身体機能にかかわらず参加できるので、どのような状態の利用者さんでも参加可能です。
具体的な曲や身体の動きを以下の表にまとめました。
【リズム体操におすすめの曲とその動き】
| 曲名 | リズムに合わせた動き |
|---|---|
| ジングルベル | 手首を回す腕を上げ下げする肩を回す |
| 赤鼻のトナカイ | トナカイが走る様子を表現して足踏みをする角を表現して両手の頭の上に上げる |
| きよしこの夜 | 深呼吸をしながら腕をゆっくり広げる |
各動きを8カウントずつ繰り返し、無理のないペースで進めることが大切です。
職員が前でお手本を見せながら、笑顔で励ますと参加意欲が高まります。
ハンドベル・楽器演奏
鈴やタンバリン、マラカスなど、握りやすく音が出しやすい楽器を用意して演奏するのも素敵なクリスマスレクリエーションです。
イベントまでに練習時間があれば、何人かの利用者さんが代表して演奏するのもよいでしょう。
準備時間がない施設なら、出張演奏を依頼するのも1つの手段です。
予算と相談をしながら検討してみてください。
【体験談】
以前勤めていた施設では、職員がサンタクロースの仮装をしてハンドベル演奏を披露していました。
ハンドベルは比較的覚えやすい楽器なので、職員が代表して演奏するのもおすすめです。
【おやつ・食事編】高齢者のクリスマスレクリエーション
いつもと違うおやつや食事を楽しむことで、クリスマスの雰囲気がいっそう高まります。
ここでは、クリスマスレクリエーションにおすすめの料理を紹介します。
- ブッシュドノエル
- ココアロール
- フルーツパフェ
見た目が華やかなメニューは、食べる喜びだけでなく利用者さんの心も満たしてくれます。
ブッシュドノエル
ブッシュドノエルは薪の形を模したケーキで、クリスマスの定番デザートです。
具体的な作り方は以下のとおりです。
【材料】
- シフォンケーキ生地(ロールケーキ用に焼く)
- 生クリーム:適量
- チョコソース:適量
- バナナ:適量
- 抹茶クリーム:適量
- クリスマスツリー型のトッピング:適量
【作り方】
- 生クリームをハンドミキサーでしっかり泡立てる
- 泡立てた生クリームにチョコソースを練りこむ
- バナナをバナナカッターで輪切りにする
- ケーキ生地にチョコクリームを塗る
- チョコクリームの上にバナナをたっぷり乗せる
- 一気にぐるっと巻いてロールケーキを作る
- 外側も木肌のようにチョコクリームを塗る
- 切り分ける
- 抹茶クリームを絞る
- クリスマスツリーをトッピングして完成
市販のロールケーキを活用すれば、簡単に作れるだけでなく、見た目の華やかさと食べやすさもありおすすめです。
表面にチョコレートクリームを塗り、フォークで木の模様をつけるだけで、本格的な見た目になります。
粉砂糖を振りかければ雪が積もったような感じになり、いちごやブルーベリーを添えると彩りが豊かです。
またスポンジケーキをロール状にした形なので、高齢者でも一口サイズに切り分けやすく、飲み込みやすいのもメリットです。
利用者さんの嚥下状態に合わせて、スポンジのやわらかさやクリームの量を調整しながら作ってみてください。
ココアロール
ココア風味のロールケーキは、優しい甘さが高齢者に好まれるおやつです。
具体的な作り方は以下で説明しています。
【材料】
- ココアロール(市販品または手作り)
- 生クリーム(液状):適量
- 緑色の食紅(適量)
- カラースプレー(適量)
【作り方】
- 液状の生クリームに緑色の食紅を入れる
- 一緒に混ぜて泡立てる(葉っぱの部分を作る)
- お皿にココアロールを並べる
- 色付けしたホイップをうずまき状に乗せる
- 仕上げにカラースプレーをちりばめる
スポンジ生地にココアパウダーを混ぜて焼き、クリームを巻けば作れます。
表面に粉砂糖やココアパウダーをかけると、見た目が美しくなるでしょう。
切り分ける際は、一人分を小さめにして、食べきれるサイズにすることがポイントです。
フルーツパフェ
カラフルなフルーツパフェは、目で見て楽しめる華やかなデザートです。
具体的な作り方を解説します。
【材料】
- カステラ:適量
- 生クリーム:適量
- フルーツ(お好みで): 適量
- カップ:人数分
【作り方】
- カステラを一口サイズに手でちぎる
- ちぎったカステラやフルーツなどをカップに入れる
- 生クリームをお好みで入れる
- フルーツをお好みでデコレーションする
グラスの底にコーンフレークやカステラを敷き、その上にヨーグルトやアイスクリーム、カットしたフルーツを重ねていきます。
一番上に生クリームを絞り、いちごやチェリーをトッピングすると完成です。
利用者さんの嚥下状態に応じて、フルーツを小さく刻んだり、やわらかい食材を選んだりしましょう。
クリスマスカラーの赤と緑を意識してフルーツを選ぶと、季節感がさらに高まります。
高齢者とのクリスマスレクリエーションを盛り上げる5つのコツ
高齢者とのクリスマスレクリエーションを盛り上げるポイントは以下のとおりです。
- クリスマスらしい飾り付けで非日常を演出する
- 利用者さんが参加できる企画を中心にする
- 職員が仮装・コスプレで一体感を作る
- クリスマス特別メニューで食事をする
- 事前にスケジュールと役割分担を明確にする
利用者さんが心から楽しめるよう、細やかな配慮を心がけましょう。
クリスマスらしい飾り付けで非日常を演出
ツリーやリース、イルミネーションなどのクリスマス装飾が目に入るだけで、特別な雰囲気が作れます。
赤や緑のクリスマスカラーを基調に、施設全体を飾り付けていきましょう。
たとえば食堂や廊下にツリーを置き、窓にサンタクロースやトナカイのシールを貼ります。
天井から雪の結晶を吊るしたり、壁面にリースを飾ったりするのも雰囲気が高まります。
【体験談】
以前勤めていた施設では、利用者さんが作った作品も一緒に飾っていました。
クリスマスのイベント前から準備をするので、当日を楽しみにされている方もおり、参加意識や達成感を高めるにはおすすめの方法です。
利用者さんが参加できる企画を中心にする
レクリエーションの企画段階から利用者さんの意見を取り入れ、実際に参加できる内容にすることで、当事者意識が高まります。
自分の役割があると感じられれば、積極的に楽しもうという気持ちが生まれます。
そのため身体機能や認知機能にかかわらず、誰もが何かの形で貢献できる企画を考えるのが重要です。
たとえば歌が得意な人には合唱のリーダーを依頼したり、手先が器用な利用者さんには飾り付けの手伝いをお願いしたりしましょう。
車椅子の方には座ったままでもできるゲームを取り入れます。
認知症の方には簡単な作業や応援役など、無理なくできる役割を用意するのも重要です。
職員が仮装・コスプレで一体感を作る
見慣れた職員がサンタクロースやトナカイなどの衣装で登場すると、驚きと笑いが生まれてイベントが盛り上がります。
非日常的な光景は利用者さんの記憶に残りやすく、後日の会話のきっかけにもなるでしょう。
職員自身も楽しみながら演じることで、その楽しさが利用者さんに伝わり、レクリエーションの成功につながります。
サンタクロースの赤い衣装や帽子、トナカイの角カチューシャなど、わかりやすい衣装を選ぶのがおすすめです。
クリスマス特別メニューで食事をする
いつもと違う特別な食事は、クリスマスの喜びを倍増させてくれます。
クリスマスカラーを取り入れた料理や季節感のある盛り付けは、視覚的な満足感を与えてくれます。
チキンやローストビーフをメイン料理に、赤や緑の野菜を添えて彩りを工夫しましょう。
デザートには、クリスマスケーキやいちごを使用したスイーツを用意すると喜ばれる方も多いはずです。
ただし、利用者さんの嚥下状態に合わせた形態で提供し、見た目の美しさも損なわないよう配慮することが大切です。
事前にスケジュールと役割分担を明確にする
レクリエーションを成功させるには、事前のスケジュール作成と役割分担が欠かせません。
当日の流れを細かく決めておくことで、職員全員が動きやすくなり、参加者を待たせる時間が減ります。
誰が何を担当するのか明確にしておけば、トラブルが起きても迅速に対応できるでしょう。
具体的には、開始時刻や各プログラムの所要時間、休憩のタイミングを記載したタイムテーブルを作成しておくのがおすすめです。
事前ミーティングで全員がスケジュールを共有し、疑問点を解消しておくと、当日を安心して迎えられます。
その結果、参加者はリラックスして楽しめ、職員も達成感を得られるでしょう。
職員によるクリスマスの出し物アイデア
職員によるクリスマスの出し物を検討している方は、以下のアイデアを参考にしてみてください。
- 寸劇・演劇
- マジックショー
- 二人羽織
- 1年間の振り返りアルバム・スライドショー
ここでは準備が比較的簡単で、多くの方に楽しんでもらえる出し物を紹介します。
寸劇・演劇
笑いと感動、参加者の心に残る時間を届けたい方には、寸劇や演劇のレクリエーションがおすすめです。
「サンタの一日」や「昔のクリスマスの思い出」といったクリスマスにちなんだテーマは、懐かしさや温かさを感じてもらえます。
話が長すぎると集中力が続かない方もいらっしゃるため、台本は10〜15分程度の短いものにするのがおすすめです。
普段から気心知れている職員同士でおこなえば、チームワークも深まり、本番で一体感のある演技ができるでしょう。
マジックショー
マジックショーをレクリエーションでおこなえば、驚きやワクワクを感じてもらえる時間を提供できます。
派手な仕掛けよりも、シンプルで何度見ても不思議に感じるものが好まれます。
おすすめのマジックは、コインが消えるトリックやロープが繋がる演技、カードを当てるゲームなどです。
YouTubeなどで学べる初心者向けマジックを選べば、練習時間が限られていても実施できます。
以下の動画では準備もテクニックも簡単なマジックが紹介されているの、参考にしてみてください。
二人羽織
二人羽織は、定番のお笑い芸として多くの方に親しまれています。
準備するものは以下のとおりです。
【準備する物】
- 大きめの羽織(浴衣や大きなシャツでも可)
- ケーキやシュークリームなどの食べ物
- ウェットティッシュ
- エプロン
【進め方】
- 前の人は目隠しをし、後ろの人は羽織の袖に腕を通す
- うしろの人が前の人の口元に食べ物を運ぶ
- 見えないため口の周りが汚れたり、違う場所に運んだりする
クリスマスメニュー(ケーキなど)を使うと季節感が出て、笑いが生まれやすく、緊張をほぐす効果があります。
予想外の動きをすればするほど会場を爆笑の渦に巻き込むでしょう。
1年間の振り返りアルバム・スライドショー
1年間の出来事をアルバムやスライドショーにまとめて上映するのもおすすめです。
思い出を共有する時間は、利用者さんの回想を促す効果があります。
家族を招待すれば、普段の過ごしている様子を見てもらえる機会になります。
スライドショーの作成には、PowerPointやGoogleスライドを使うと便利です。
各月ごとにテーマを設定し、季節を感じられる写真を選びます。
BGMは懐かしい歌謡曲やクリスマスソングを流すと、より雰囲気が出ます。
最後に「来年もみなさんと素敵な時間を過ごせますように」というメッセージを添えると、温かい気持ちで終われるでしょう。
高齢者とクリスマスのレクリエーションをする際の注意点
楽しいクリスマスレクリエーションを安全に実施するために、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
- 体調管理に気をつける
- クリスマスらしい演出をする
- みんなで楽しめる企画を考える
クリスマスレクリエーションの時期は冬なので、参加者の体調を確認し疲れが見られる方には休憩を促しましょう。
水分補給の時間を設け、冬場は室温や換気にも配慮します。
演出も重要で、装飾やBGMでクリスマスの雰囲気を作り出し、特別感を演出します。
ツリーやリース、イルミネーションを飾ると、視覚的にも楽しめるのでおすすめです。
また身体機能や認知機能に差があっても、全員が参加できるルールを設定します。
座ったままでもできるゲームや、見て楽しめる出し物を組み合わせると、誰もが疎外感を感じずに過ごせます。
クリスマスのレクリエーションに関するよくある質問
クリスマスのレクリエーションに関するよくある質問は以下のとおりです。
- 認知症の方も楽しめるクリスマスレクリエーションの工夫はありますか?
- 高齢者施設でクリスマスレクリエーションをする目的は何ですか?
- 利用者さんと一緒に作れる簡単なクリスマスレクリエーションはありますか?
認知症の方も楽しめるクリスマスレクリエーションの工夫はありますか?
認知症の方にはルールがシンプルで、視覚的にわかりやすい活動を選ぶことが大切です。
たとえば、ビンゴゲームは数字を見て確認するだけなので、認知機能が低下していても参加しやすいです。
クリスマスソングを歌う活動は、昔の記憶が残っている方が多く、自然に口ずさめます。
工作レクなら、色紙やシールを貼るような単純作業を中心にするのがおすすめです。
高齢者施設でクリスマスレクリエーションをする目的は何ですか?
クリスマスレクリエーションには、生活にメリハリをつけることや、身体・認知機能の向上、コミュニケーションの活発化の目的があります。
日常とは違う特別な時間を過ごすことで、心が豊かになり、生活への意欲が高まります。
手先を使う工作や体を動かす体操、記憶を呼び起こす歌など、さまざまな刺激が脳の活性化につながるでしょう。
また一緒に笑ったり協力したりすることで、利用者さん同士や職員とのコミュニケーションを深められます。
利用者さんが喜ぶクリスマスレクリエーションのプレゼントは何ですか?
利用者さんが喜ぶプレゼントは、実用的で心温まる品物がおすすめです。
カイロやひざ掛けなどの冬の実用品は、日常生活で役立つため人気があります。
靴下やパジャマなどの日用品も、何枚あっても困りません。
手作りのカードやメッセージを添えれば、温かい気持ちも伝わります。
まとめ:クリスマスレクリエーションで利用者さんの日常に彩りを
高齢者とのクリスマスレクリエーションは、季節の喜びを共有し、心身の健康を維持する貴重な機会です。
ゲームや工作、音楽、食事など多様な活動を通じて、利用者さんは笑顔と達成感を得られます。
また職員と一緒に笑い、温かな時間を過ごすことで、素敵な思い出にもなるでしょう。
この記事を参考に、利用者さんの心に残る素敵なクリスマスを演出してみてください。
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