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【簡単】春にぴったりな介護施設の壁面飾り12選!
春にぴったりな壁面飾りの作り方を知りたい方は多いのではないでしょうか。
しかし介護施設で働きながら工作の準備をするのは大変で、人によっては夜勤中の空いた時間を活用したり残業をしたりして作ります。
また複雑な作業は高齢者には難しく、利用者と一緒に作ってもいつもと同じ作品になってしまいがちです。
作り方の手順から必要な材料、高齢者と一緒に作る際のポイントまで、すぐに実践できる内容をまとめました。
折り紙や画用紙など施設にある物で簡単に作れるだけでなく工程も少ないので、残業や休日出勤をする必要は少なくなるでしょう。
最後まで読めば施設の内観が明るくなるだけでなく、利用者や職員との間に自然と会話が生まれ、笑顔があふれる時間を過ごせます。
介護施設でできる簡単な壁面飾りを作る際のポイント
壁面飾りを作る際のポイントは以下の3つです。
- 工程が少ない作品を選ぶ
- サイズを小さくする
- 達成感や交流を促す
春の壁面飾りは施設を明るく彩り、利用者の方々に季節の移ろいを感じてもらえる活動です。
しかし高齢の利用者が無理なく楽しめるよう、制作のポイントを押さえる必要があります。
工程が少ない作品を選ぶ
手順が複雑だと利用者が疲れてしまい、作品作りを辞めてしまう原因になるので、工程が少ない作品を選びましょう。
例えば1枚の折り紙で作れる花や、色紙を貼るだけのちぎり絵などがおすすめです。
模造紙に風景画を下書きし、切った折り紙や色紙を貼っていけば、施設も明るくなりますし作業も簡単です。
工程が少ないと準備する材料や職員の数も最小にできるので、業務を圧迫せずに作業もできます。
サイズを小さくする
大きな作品は完成するまで時間や労力がかかるので、作品を小さくするのも壁面飾りをする際のコツです。
手のひらサイズの花や季節の食べ物などを作って、施設の壁にたくさん貼れば華やかな雰囲気になります。
作品の形が大きい場合は、半分の材料を集めることで小さい壁面飾りを作れます。
短時間で完成するため、利用者もやる気を失わずに作り続けられるのも小さい作品作りの魅力です。
達成感や交流を促す
簡単な作品作りであれば「自分にもできた」という感覚が得られるだけでなく、交流のきっかけも作れます。
飾りが作れた成功体験から自己肯定感が上がり、歩行訓練や立ち上がりの練習などにも意欲が湧く方もいるでしょう。
その結果、今まで難しかったトイレや食事などを1人でできるようになり、生活の質が上がる場合もあります。
作業が簡単なら参加のハードルが低くなるので、人が集まりやすくなり利用者同士の交流にもつながります。
人と話すことは認知機能の低下やうつ病のリスクを減らす効果も期待されており、壁面飾りは高齢者の心もサポートすることも可能です。
作品作りを通して達成感や交流を促すことで、利用者のモチベーションアップやメンタルケアにもつながります。
介護施設でできる簡単な夏の壁面飾り12選
ここでは3月から5月にかけておすすめの簡単な壁面飾りを12個紹介します。
少ない工程で作れる作品ばかりなので職員の手間がかからないだけでなく、どのような状態の利用者でも参加できるでしょう。
3月におすすめの簡単な壁面飾り
3月は春の訪れを感じる月であり、卒業や新生活への期待が高まる時期でもあります。
この時期にぴったりな壁面飾りで、施設内を明るく彩りましょう。
チューリップ
チューリップの作り方は以下のとおりです。
【必要な物】
- 色画用紙
- 丸シール
- 定規
- コンパス
- はさみ
- のり
- ペン
【花びらの作り方】
- 花びらの部分を作るため、直径15センチの円を8枚用意する
- 直径15センチの円を半分に折り、さらに半分に折る
- 一部分をめくって半分に折り、折り筋に沿って線をペンと定規で引く
- 三角形の角度を利用して60度の角度で線を引き、はさみで切る
- 切った8枚の紙を重ねて花びらの形にまとめる
【葉っぱの作り方】
- 葉っぱの部分を作るため、直径10センチの円を4枚用意する
- 直径10センチの円を半分に折り、折り筋に沿って切る
- 切った形の見た目を整える
【茎の作り方】
- 茎の部分用に16センチの正方形の紙を1枚用意する
- 16センチの正方形を8分割するために折り目をつけてはさみで切る
完成したパーツを組み合わせればチューリップの壁面飾りの完成です。
それぞれの部分を分担すれば、利用者同士でコミュニケーションもできるのでおすすめです。
詳しい作り方は以下から確認してみてください。
おひなさま
おひなさまの作り方は以下で説明しています。
【用意する物】
- 色画用紙(おひなさま用)
- 折り紙(髪飾り用)
- 綿
- 紙皿(深めがおすすめ)
- リボン
- ポンポンボール(ぼんてん、ひなあられ用)
- 布テープ
- カラーペン
- はさみ
- 接着剤
- のり
【作り方】
- 紙皿にたっぷりの綿を入れ、ふんわりとしたボリューム感を出す
- 綿は押しつぶさず、雲のように軽く貼る
- 色画用紙でおひなさまのパーツを作り、折り紙で髪飾りを作る
- リボンやポンポンボール、布テープなどを使って飾りつける
- 吊るして壁に飾る
パーツを貼り合わせることで、簡単におひなさまを作れるので介護度問わず多くの方に参加してもらえるでしょう。
ひな祭りにぴったりの可愛らしい壁掛け飾りを探している方は、以下動画からチェックしてみてください。
ちょうちょとお花
ちょうちょとお花の組み合わせは春の訪れを象徴する壁面飾りになるので、介護施設の壁面飾りにおすすめです。
【必要な物】
- 画用紙
- 毛糸
- はさみ
- 両面テープ
- のり
- 鉛筆
- ペン
【作り方】
- 画用紙をじゃばら折りにし、折り目のある側に「ちょうちょの羽の半分」の形を鉛筆で描く
- 線の通りにはさみで切り取る
- 1と同様に、画用紙をじゃばら折りにして「ちょうちょの体の半分」を描く
- 線の通りに切り取り、体を作る
- ペンで顔を描いて、羽に体をのりで貼り合わせる
- ちょうちょと同じ要領で花を作る
- 毛糸にちょうちょとお花を交互に飾れば完成
折る回数を増やしたり三角形に折ったりしてアレンジすると、いろいろな形が作れます。
ちょうちょの形や花びらの枚数を増やして作品作りを楽しんでみましょう。
https://hoiclue.jp/200130236.html
たんぽぽ
たんぽぽも春を演出できるだけでなく簡単に作れる壁面飾りの1つです。
【必要な物】
- 花・葉・茎用の折り紙(黄色・緑・茶色など)
- はさみ
- のり
【作り方】
- 花用の折り紙を細長く切って、端に細かい切れ込みを入れる
- 切れ込みを入れた折り紙を丸めて、のりで貼り合わせることで花の部分を作る
- 茎や葉も折り紙を使い、それぞれ適当な形に切って貼る
- 完成した花や葉・茎を組み合わせて立体的なたんぽぽを仕上げる
このたんぽぽは平面ではなく立体的に作れるので、一味違う壁面飾りをしたい方におすすめです。
工程も少なく利用者同士や職員だけで作ることも可能です。
4月におすすめの簡単な壁面飾り
4月は新年度の始まりなので、希望に満ちた雰囲気になる桜や季節の果物などの壁面飾りを集めました。
桜のちぎり絵
桜のちぎり絵の作り方は以下のとおりです。
【必要な物】
- 画用紙
- フラワーペーパー(ピンク、赤色系など)
- クレヨン
- カラーペン
- のり
【作り方】
- フラワーペーパーを細かくちぎって混ぜる
- 画用紙にクレヨンで桜の木の幹を描く
- 描いた幹の部分に水のりを多めに塗る
- ちぎったフラワーペーパーをのりの上に貼っていく
桜のちぎり絵は、フラワーペーパーをちぎるだけで作れるので麻痺のある方や体力に自信のない人でも参加できます。
季節に合わせて色を変えたり木を増やしたりなど、アレンジの幅も広く応用力の高い作品でもあります。
いちご
いちごの壁面飾りに必要な材料や手順は以下で説明しています。
【必要な物】
- 画用紙(赤、緑などいちごの色に合わせて)
- はさみ
- のり
- 鉛筆
【作り方】
- 赤の画用紙をいちごの実の形に切る
- 緑の画用紙を葉っぱの形に切る
- 赤い果実の部分にクレヨンやペンで種や模様を描く
- 葉っぱを果実の上部に貼る
いちごと葉っぱを作る際には、事前に白の画用紙で型紙を作っておくとスムーズに進められます。
具体的な作り方は以下の動画から確認できます。
菜の花
黄色い菜の花は、春の野原を思い出させる明るい壁面飾りになるでしょう。
【必要な物】
- 黄色の折り紙
- はさみ
- 鉛筆
【作り方】
- 正方形の折り紙をダイヤのような形になるように置く
- 4つ折りし、袋の部分をつぶし折する
- 裏返して同じようにつぶし折る
- 右下の辺を中心に合わせ折る
- 裏返して同じように折る
- 下角を折り広げる
この菜の花は折り紙1枚で作れるので簡単です。
より詳しい作り方を知りたい方は、以下の動画で確認してみてください。
すみれ
すみれは春に咲く青紫色できれいな花です。
具体的な作り方などは以下で説明しています。
【必要な物】
- 紫色の折り紙
- モール
- はさみ
- 鉛筆
【作り方】
- 折り紙の白い面を上にして4つ折りする
- 鉛筆で花びらの絵を下書きする
- はさみで花の形に切る
- モールに1つずつ挿していく
1枚の折り紙で合計4枚のすみれが作れます。
モールの下部分をホッチキスで止め、作品の後ろにテープをつければ壁面飾りになります。
花の数を増やせば花束にもなるので施設内をきれいに彩れるでしょう。
具体的な作り方は以下の動画から確認してみてください。
5月におすすめの簡単な壁面飾り
5月は初夏を感じる季節なので爽やかできれいな作品を集めました。
たけのこ
たけのこの壁面飾りに必要な物や作り方は以下のとおりです。
【必要な物】
- 折り紙
【作り方】
- 折り紙を三角に折る
- 1枚だけ少し折る
- 裏返して左右を斜めに折る
- 下側を上に折る
このたけのこは折り紙があればすぐにできる作品です。
工程も少ないので、利用者の身体機能も問わずに作れるでしょう。
以下の動画からチェックできます。
鯉のぼり
鯉のぼりの作り方は以下のとおりです。
【必要な物】
- 折り紙2枚(8cm×2cm、8cm×7.5cm)
- 折り紙(目を作る場合)
- はさみ
- のり
- ひも
【作り方】
- 8cm×2cmの折り紙を、8cm×7.5cmの折り紙の左側に重ねる
- うしろをカットして尾びれを作る
- 黒い折り紙を直径1cm、白い折り紙を直径1.2cmに切って目を作る
- 鯉のぼりにひもを通す
お好みでヒレも作ると、より鯉のぼりの雰囲気を出せます。
具体的な作り方は以下の動画から確認してみてください。
カーネーション
カーネーションは感謝の気持ちを表現する壁面飾りにぴったりの作品です。
【必要な物】
- 色画用紙
- 鉛筆
【作り方】
- モチーフとする作品を拡大コピーする
- 色画用紙の上に重ねて型紙を作成する
型紙があれば毎年それに沿って作れるので、時間短縮になるでしょう。
モチーフにする花を変えることでバリエーションを増やすことも容易です。
さくらんぼ
初夏を訪れと告げるのにぴったりなさくらんぼが壁面にあれば、施設も明るくなるでしょう。
具体的な作り方は以下で説明しています。
【必要な物】
- 折り紙2枚(ピンク、緑)
- テープ
- はさみ
【さくらんぼの作り方】
- 折り紙を長方形になるように半分に折り、さらに半分に折る
- 角を2か所折り、折り目を活かして内側に折り入れる
- 開きながら折り目をつける
【へたの作り方】
- 緑の折り紙を細くカットします。
- 半分に折り、さらに半分に折ります。
- V字に折りさくらんぼの実と組み合わせたら完成
このさくらんぼを作るには2枚の折り紙を使いますが、材料や工程が少ないので比較的簡単に作れます。
以下の動画からチェックしてみてください。

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春に壁面飾りをする際の注意点
春に壁面飾りをする際の注意点は以下のとおりです。
- 春らしい作品を選ぶ
- 花粉アレルギーへの配慮
春の壁面飾りは楽しい活動ですが、利用者が安心して制作に取り組めるよう、いくつかの配慮が必要です。
ここでは、季節感を大切にしながら健康面にも気を配るための方法を紹介します。
春らしい作品を選ぶ
季節の移り変わりを感じにくい施設生活では、壁面飾りが季節感を伝える重要な役割を担っています。
そのため作品には、桜やチューリップ、菜の花など春を代表する花や、いちご・たけのこといった旬の食材を題材にするのがおすすめです。
壁面飾りを作りながらひな祭りや端午の節句の話をすれば、利用者の幼少期の思い出を呼び起こせるでしょう。
そのため、記憶力やコミュニケーション能力などの認知機能を高められる、春らしい作品を選ぶことが大切です。
花粉アレルギーへの配慮
春の壁面飾りでは、花粉アレルギーのある方への配慮が欠かせません。
本物の花や植物を装飾に使用すると、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
そのため壁面飾りには、折り紙や画用紙などの人工素材を使うのがおすすめです。
どうしても本物の花を飾りたい場合には、造花を使用する方法もあります。
利用者のアレルギー症状を考慮して制作を進めていきましょう。
介護施設の壁面飾りに関するQ&A
介護施設の春の壁面飾りに関する質問は以下のとおりです。
- 春の壁面飾りのアイデアを見つける方法はありますか?
- 利用者がなつかしさを感じられる壁面飾りはなんでしょうか?
春の壁面飾りのアイデアを見つける方法はありますか?
インターネットの画像検索、書籍を活用すればいろいろなアイデアを見つけることが可能です。
YouTubeやGoogleで「介護施設 春 壁面飾り」と検索すると、作品の作り方を解説した動画や記事が出てきます。
書店や図書館にも壁面飾りを題材にした本があり、情報収集に役立ちます。
また、先輩や他職員と情報交換をすることでも、意外な作品作りを知れるのでおすすめです。
さまざまな方法を組み合わせることで、その施設や利用者に合った壁面飾りを作れます。
利用者がなつかしさを感じられる壁面飾りはなんでしょうか?
昔ながらの行事や風習をテーマにした壁面飾りが、なつかしさを呼び起こします。
ひな祭りや鯉のぼりは、子どもの頃や子育て時代の記憶につながっているので利用者同士で思い出を語り合うこともあるでしょう。
農村風景を表現したり、野の花など身近にあった植物を題材にすると、若い頃の暮らしを思い出すきっかけにもなります。
まとめ
壁面飾りがあると介護施設内が明るくなり、利用者は季節の移り変わりを感じられます。
一方で利用者のモチベーションやメンタルケアなど、心身にポジティブな影響を与えられる取り組みでもあります。
そのため多くの利用者に参加してもらうためにも、作品作りは簡単だとよいでしょう。
チューリップやおひなさま、桜などは折り紙や色紙を1枚使うだけで作れる飾りがたくさんあります。
そのため春は月ごとに異なるモチーフを取り入れて、利用者同士や職員と交流する機会を増やすのもおすすめです。
今回の記事では比較的工程が少ない作品を集めたので、施設で取り入れてみてください。
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