【単発・在宅OK】薬剤師におすすめの副業10選！バレない方法や仕事が見つかるプラットフォームを紹介！

薬剤師の仕事をしながらも、収入アップや将来の安定を考えて副業を検討している方もいるでしょう。

しかし薬剤師が副業をする際は、法的制約や勤務先との兼ね合い、時間の確保など、さまざまな障壁があります。

適切な情報や戦略がないと、勤務先とのトラブルや健康状態の悪化のような深刻な事態を招きかねません。

そこでこの記事では、薬剤師の資格やスキルを活かしつつ、安全にできる副業を10個紹介します。

最後まで読むことで、薬剤師のキャリアを活かしながら、安定した副収入を得るための明確な道筋が見えるはずです。

薬剤師は副業できる？

ここでは、薬剤師が副業をする前に確認しておくことを紹介します。

特定の薬剤師は副業ができないケースもあるため、事前にチェックしておきましょう。

管理薬剤師や公務員薬剤師は法律で副業ができない

管理薬剤師は、薬機法（医薬品医療機器等法）でほかの薬事に関する業務に従事できないと定められています。

これは管理薬剤師の業務に専念してもらうための規定です。

薬局の管理者（第一項の規定により薬局を実地に管理する薬局開設者を含む。次条第一項において同じ。）は、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。ただし、その薬局の所在地の都道府県知事の許可を受けたときは、この限りでない。

参照：e-GOV法令検索

管理薬剤師がほかの薬局で働いたり、医薬品にかかわる仕事をしたりすることは法律違反になります。

しかし都道府県知事の許可を取れば、以下の副業・兼業が可能です。

• 非常勤の薬剤師講師
• 薬局の営業時間外に交代でおこなう調剤業務
• 過疎地域での薬局管理者

都道府県知事による許可が降りることで、管理薬剤師でも上記の副業はできます。

また、薬事にかかわらない、イラストレーターやメディカルライター、ブログ運営などの副業は都道府県の許可がなくてもおこなえます。

また、公務員として働く薬剤師も、地方公務員法や国家公務員法によって副業が原則禁止されています。

第百四条　職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務をおこなうにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。

引用 ：e-GOV法令検索

公務員の職務専念義務や公平性確保のため、厳しく制限されています。

第三十八条　職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業（以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。）を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則（人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則）で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。

引用：e-GOV法令検索

違反した場合は懲戒処分の対象になることもあるため、管理薬剤師や公務員薬剤師は副業選びには注意が必要です。

就業規則で副業が禁止されていないか確認する

多くの企業や病院では、就業規則で副業について規定しています。

副業を全面的に禁止している職場もあれば、事前申請制にしているなどさまざまです。

就業規則を確認せずに副業を始めると、のちに問題が発生する可能性があります。

最悪の場合、懲戒処分や解雇につながることもあるため、必ず事前に確認しましょう。

就業規則は通常、入社時に渡される書類や社内のインフラネットで見れますが、不明な点があれば、人事部門に確認するのが確実です。

薬剤師の資格が活かせる副業10選

薬剤師におすすめの副業は以下の10個です。

• メディカルライター
• 医療系YouTuber
• 薬学・医療コンサルタント
• 健康食品・サプリメントの開発アドバイザー
• 治験コーディネーター
• オンライン服薬指導
• 医薬品関連の翻訳業務
• 家庭教師・講師
• 薬局・ドラッグストアでの単発アルバイト
• 派遣薬剤師

薬剤師の資格や知識を活かした副業は数多く存在しています。

とくに近年はオンラインでできる仕事も増え、自宅からでも収入を得られる選択肢が広がっています。

1.メディカルライター

薬や健康に関する専門知識を持つ薬剤師は、医療記事を専門とするメディカルライターになれます。

メディカルライターは、薬の効能や副作用、健康管理のアドバイスなど、専門性の高い内容を執筆するライターです。専門知識を必要とするため、一般の人には難しい医療情報をわかりやすく伝える能力が求められます。

クライアントは、医療系メディアやヘルスケア関連企業で、オウンドメディアでの執筆を請け負う場合が多い傾向です。

実際に薬剤師がライターになると、記事の信頼性が高まるため、継続的な案件獲得も期待できるでしょう。

また在宅でできるため、時間や場所に縛られず自分のペースで仕事ができる点も魅力です。

月に5〜10記事執筆するだけでも、3〜10万円程度の収入が得られる可能性があります。

2.医療系YouTuber

医療系YouTuberは、薬の効能や使い方、健康管理のコツ、健康相談に関する質問回答などを動画で説明する仕事です。

顔出しが不要なチャンネルも多く、画面にテキストや図を表示しながら声だけで解説するスタイルでも十分に情報を伝えられます。

定期的に質の高いコンテンツを発信し続けることで、チャンネル登録者を増やし収益化することが可能です。

チャンネルが成長すれば月に数十万円の収入も可能ですが、収益化までは時間がかかるため、長期的な視点で取り組む必要があります。

3.薬学・医療コンサルタント

薬学や医療分野での知識と経験を活かして、医療機関の薬剤部門や薬局の運営支援などのコンサルティングサービスを提供できます。

薬の使用方法や効果的な薬剤管理システムの構築など、専門的なアドバイスをおこないます。

そのため薬学・医療コンサルタントになるには、薬剤師の実務経験だけでなく、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も必要です。

1案件あたりの単価が高く、月に数回の仕事でも十分な副収入になる可能性があります。

コンサルティング料は案件によって異なりますが、1時間あたり1万円以上、大きなプロジェクトでは数十万円の報酬も期待できます。

4.健康食品・サプリメントの開発アドバイザー

成分の効果や安全性、適切な配合量などについて専門的なアドバイスができる薬剤師は、開発アドバイザーの副業ができます。

開発アドバイザーは、健康食品メーカーやサプリメント会社と契約し、製品開発のコンサルティングをおこなう仕事です。

原材料の選定から効果的な配合、安全性の確認や表示内容のチェックなど、幅広い業務に携われます。

報酬形態は、顧問契約や案件ごとの成功報酬などさまざまですが、月に数万円から数十万円の収入が期待できます。

開発アドバイザーは、薬と食品の相互作用や栄養学の知識も活かせるため、薬剤師の専門性を発揮できる副業です。

5.治験コーディネーター

新薬の開発過程で欠かせない治験の運営や管理をサポートする治験コーディネーター（CRC）も、薬剤師の知識を活かせる副業です。

被験者のケアや治験の進行管理、データ収集などを担当するので、治験の質を高めるうえで重要な役割を果たします。

治験コーディネーターは、基本的に夜勤はなく、通院するクリニックや病院の診療時間内に勤務します。

そのため、本業が休みの日のみ副業をしたい方にはおすすめです。

6.オンライン服薬指導

2020年の法改正により、一定条件下であればオンライン服薬指導が可能になったので、それを副業にしている薬剤師もいます。

オンライン服薬指導は、薬局の営業時間外でも働けるので、勤務時間を自分で調整でき、本業との両立がしやすい点が魅力です。

報酬は案件や時間により異なりますが、通常の薬局勤務と同等かそれ以上の時給が期待できます。

今後さらに需要が増えると予想される分野なので、高収入になる可能性も高いでしょう。

7.医薬品関連の翻訳業務

医薬品関連の翻訳業務とは、製薬会社の資料や医療論文、薬の添付文書など、専門性の高い翻訳案件を担当する仕事です。

医薬品や医療機器の開発にかかわる関わる文書は専門用語や、正確に訳せない内容が多いため、翻訳者は重宝されます。

専門性の高さから、一般的な翻訳よりも高単価の案件が多い傾向です。

翻訳料は1文字あたり10〜20円程度で、経験を積むと在宅でも月に10万円以上の収入を実現できます。

英語力を活かしたい方や、時間や場所に縛られずに働きたい薬剤師にはおすすめの副業です。

8.家庭教師・講師

薬学部を目指す高校生や、薬剤師国家試験を控えた大学生に対して講義や授業をするのも、薬剤師の知識を活かせる副業です。

とくに薬剤師国家試験の指導は、実際に試験に合格した経験を持つ現役薬剤師ならではの価値あるアドバイスが可能です。

学習方法や効率的な暗記法など、自身の経験に基づいたコツを伝授できます。

対面だけでなくオンラインでの指導も増えており、全国どこからでも生徒を受け持てるため、在宅で働きたい方にはおすすめです。

家庭教師・講師の時給は3,000円程度で、専門性の高さから一般教科よりも高い報酬が期待できます。

ただそれだけでなく、生徒の成長や合格を間近で見られるやりがいも魅力です。

9.薬局・ドラッグストアでの単発アルバイト

人手不足に悩む薬局やドラッグストアでの単発勤務は、薬剤師にとって最も手軽に始められる副業の1つです。

調剤業務や医薬品販売など、普段の業務とほぼ同じ仕事内容なので、特別なスキルは必要ありません。

本業で培った経験がそのまま活かせるため、新たに学ぶことが少なく、すぐに戦力になれます。

土日や祝日は人手が足りていないケースが多く、高時給で募集されていることも少なくありません。

時給は3,000〜4,000円程度が一般的で、繁忙期や夜間は5,000円以上の求人もあります。

「薬キャリSpot」などの、薬剤師向け単発バイトマッチングサービスを利用すれば、自分の都合に合わせて働ける職場を見つけやすくなっています。

月に数回の勤務でも数万円の収入アップが見込め、さまざまな薬局での経験を通じて新たな知識や技術も得られるでしょう。

10.派遣薬剤師

派遣会社に登録して短期間だけ働く派遣薬剤師も、柔軟な働き方ができる副業の選択肢です。

派遣薬剤師は、人材不足の薬局や病院から短期間の勤務依頼を受け、自分のスケジュールに合わせて勤務日を選べます。

1日単位や週末のみの勤務など、柔軟な働き方ができるため、育児中でフルタイム勤務ができない方やダブルワーカーにはおすすめです。

また、派遣薬剤師は通常の正社員よりも高い時給で働けることが多く、効率よく収入を得られる点が魅力です。

時給は地域や求人によって異なりますが、3,000〜5,000円程度が一般的で、土日や夜間はさらに高くなることもあります。

さらに、派遣会社が仕事の紹介から契約手続きまでサポートしてくれるため、自分で仕事を探す手間が省けるのもメリットです。

薬剤師が副業をするメリット

薬剤師が副業をするメリットは以下のとおりです。

• 収入が増える
• スキルアップにつながる
• 新しい人脈を形成できる
• 仕事で自己実現できる

副業には単に収入アップだけでなく、キャリア形成や自己実現など、さまざまなメリットがあります。

収入が増える

副業の最もわかりやすいメリットは収入アップです。

薬剤師の本業だけでも一定の収入はありますが、副業を組み合わせることでさらに経済的余裕が生まれます。

例えば月に10万円の副収入があれば、年間で120万円の収入増となります。

これは住宅ローンの返済や子どもの教育費、老後の資金作りなど、さまざまな目的に活用できる金額です。

また、複数の収入源を持つことでリスク分散をすることも可能です。

本業の収入が減少した場合や万が一の失業時にも、副業からの収入がセーフティーネットになります。

スキルアップにつながる

副業は新しい知識やスキルを身につけるよい機会です。

本業とは異なる環境や業務に触れることで、視野が広がり成長できます。

例えば医療系YouTuberの活動をすれば、情報をわかりやすく伝える話術が身につきます。これは薬局での服薬指導や後輩育成にも活かせるスキルです。

また情報発信をするには、さまざまな医療情報を調査・整理しなくてはいけません。

そのため自然と薬学知識も深まり、本業でのキャリアアップにも役立ちます。

新しい人脈を形成できる

副業を通じて、本業では出会えなかったような多様な人々と知り合う機会が生まれます。

医療系YouTuberやライターの活動をすれば、メディア関係者やマーケティング担当者など、異業種とつながれるでしょう。

こうした人脈は、本業では得られない情報やチャンスをもたらしてくれることもあります。

将来、転職や独立を考えた際に大きな助けになることも少なくありません。

仕事で自己実現できる

本業では実現できない自分の可能性を追求できることも副業の魅力です。

薬剤師の知識や経験を別のかたちで活かすことで、新たなやりがいや達成感を得られます。

例えば医療情報に興味がある人は、YouTubeやブログで情報発信することで社会貢献できます。正確な医療情報をわかりやすく伝えることは、多くの人の健康維持に役立つ重要な活動です。

また教育に関心がある薬剤師なら、次世代の薬剤師を育てる家庭教師や講師の仕事がおすすめです。自分の経験や知識を伝えることで、将来の医療を支える人材育成に貢献できる喜びがあります。

このように副業をする際は、自分の興味や関心に合った副業を選ぶことで、本業ではできない自己実現ができます。

結果的に仕事のモチベーションが高まり、本業にもよい影響を与えるでしょう。

薬剤師が副業をするデメリット

薬剤師が副業をするデメリットは以下のとおりです。

• プライベートの時間が減少する
• 本業に支障をきたす可能性がある
• 確定申告が必要になる

副業には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。

事前にこれらのリスクを理解し、対策を考えておくのが大切です。

プライベートの時間が減少する

副業に時間を使うことは、必然的に自由な時間が減るのを意味します。

家族との時間や趣味、休息の時間が削られることで、ワークライフバランスが崩れる可能性があります。

薬剤師の本業は体力的にも精神的にも負担が大きい職業です。

そこに副業の負担が加わると、休息が不足し、慢性的な疲労につながることもあります。

副業に何時間割けるのかをしっかり見極め、無理のない範囲で取り組むことが重要です。

本業に支障をきたす可能性がある

副業に力を入れすぎると、本業のパフォーマンスが低下する恐れがあります。

疲労の蓄積や集中力の低下により、ミスが増えたり業務効率が落ちたりする可能性があります。

また、副業先での人間関係のトラブルや業務上のストレスが、本業に影響を与えることもあるでしょう。

薬剤師の仕事は人命にかかわる重い仕事なので、疲労やストレスによる判断ミスは、患者の健康や生命に影響する重大な問題につながります。

副業は本業の妨げにならない範囲でおこない、常に本業を優先する姿勢を持つことが大切です。

確定申告が必要になる

会社員の場合、本業の給与は年末調整で済みますが、副業収入の住民税と所得税は自分で申告する必要があります。

確定申告には収支の記録や領収書の保管、申告書の作成など一定の手間がかかります。

本業と副業の両立に加え、事務作業もしなくてはいけなくなるので、とくに確定申告をする月は忙しくなるでしょう。

申告を怠ると、のちに税務署から指摘を受け、追徴課税されるリスクもあり大変です。

副業を始める前に、税金に関する基本的な知識を身につけておくのがおすすめです。

薬剤師が副業を選ぶ際のポイント

薬剤師が副業を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

• 目的を明確にする
• 本業に支障がでない範囲でできるか
• 資格を活かして高報酬を得る

自分に合った副業を選ぶことで長く続けられ、結果的に副収入を得られます。

そのためにも、副業をする目的や稼ぎ方を考えておく必要があります。

目的を明確にする

なぜ副業をしたいのか、その目的を明確にすることが第一歩です。

収入を増やしたいのか、新しいスキルを身につけたいのか、将来の独立や転職に備えたいのかによって、選ぶ副業は異なります。

短期的に収入を得たいなら、時給の高い薬局でのアルバイトや派遣薬剤師が適しています。将来のキャリアチェンジを視野に入れているなら、ライターやコンサルタントなど、薬剤師以外のスキルも身につけられる副業がおすすめです。

また自分の興味や関心と合致する副業を選ぶことで、長く続けられる可能性も高まります。自己理解をして「なぜ自分は副業をしたいのか」を考えてみるのがおすすめです。

本業に支障がでない範囲でできるか

どんなに魅力的な副業でも本業に影響が出てはいけないので、無理なく続けられる副業を選びましょう。

本業の勤務形態や繁忙期、準備期間などを考慮して、柔軟に調整できる副業がおすすめです。

例えば、在宅でできるライターやYouTuberは時間の融通が利きやすく、本業との両立がしやすいです。

一方で単発アルバイトは時給が高くても移動時間がかかり、実質的な時間効率が悪い場合もあります。

そのため副業を始める前に、1週間のスケジュールを具体的に組み、実現可能か検討してみてください。

資格を活かして高報酬を得る

副業で成功するには、自分の強みを最大限に活かすことが重要です。

薬剤師の方は国家資格を保有しており、薬学や医療に関する高い知識や経験を持っています。

専門性があるのは副業をするうえでは1つの武器なので、それを活かせる分野で勝負すると効率よく稼げます。

例えば、メディカルライターや医療コンサルティングは、専門性を評価されているので高単価の案件が多めです。

自分の価値を正当に評価し、適切な報酬を得られる副業を選ぶことが長期的な成功につながります。

薬剤師が副業バレを防ぐための対策

薬剤師が副業バレを防ぐためにできる対策は以下のとおりです。

• 住民税を自分で納付する
• 社内で副業について話さない
• SNSでの発信は慎重におこなう

副業をする際は就業規則を遵守し、コンプライアンスを守ることが大前提です。

しかし、どうしても副業をしたい方や、会社に知られたくない場合は、対策を考えておく必要があります。

住民税を自分で納付する

会社員の場合、通常は住民税が給与から天引きされる「特別徴収」となりますが、副業の収入が加わると住民税額が増加します。

これにより、会社に副業の存在がバレる可能性があるので、住民税の納付方法を「普通徴収」に変更する必要があります。

普通徴収にすると、自分で直接市区町村に住民税を納付するため、会社に副業の収入が知られにくくなるのです。

普通徴収への変更は、お住まいの市区町村の税務課で申請できます。

ただし、突然変更すると不審に思われる可能性もあるため、転居のタイミングなどで変更するとよいでしょう。

社内で副業について話さない

どんなに仲のよい同僚であっても、副業について不用意に話すのは避けるべきです。

なぜなら、ウワサが広まり最終的に上司や人事部の耳に入る可能性があるからです。

就業規則で副業を禁止している職場なら最悪の場合、懲戒免職や解雇になります。

また、副業先でも本業について詳しく話すのを避けたほうが無難です。

とくに同業界で働く場合は、思わぬかたちで人脈がつながっている可能性があります。

「副業先だから大丈夫だろう」と副業や本業の話をしてしまうと、情報が漏れることもあります。

そのため会社では基本的に、副業に関しては話さない姿勢でいるのがおすすめです。

SNSでの発信は慎重におこなう

YouTuberのような情報発信では、SNSの活動が必要になるので、副業がバレる可能性があります。

そのため、副業用のアカウントは匿名で作成したり、顔出しを避けたりなどの工夫をするとよいでしょう。

プロフィールにも本業の情報は記載せず、個人が特定されないよう配慮する必要があります。

発信内容も重要で、勤務先や患者に関する情報など、守秘義務に抵触する内容は絶対に避けなければなりません。

副業のSNS更新をきっかけに副業がバレないようにするためにも、発信は慎重におこないましょう。

薬剤師の副業が見つかるプラットフォーム

ここでは、薬剤師におすすめの副業探しのプラットフォームを紹介します。

• クラウドソーシングサイト
• スキルシェアサービス
• 求人サイト

サイトによって紹介されている求人も異なるので、特徴を知り自分に合ったプラットフォームを選びましょう。

クラウドソーシングサイト

クラウドソーシングサイトとは、インターネットを通じて仕事の受発注ができるプラットフォームです。

「クラウドワークス」や「ランサーズ」などが有名で、在宅でできる案件もありおすすめです。

仕事内容は、医療記事のライティングや翻訳などの仕事が多く掲載されています。

とくに薬剤師の専門知識を活かせる医療・健康系のライティング案件は、比較的単価が高いため、効率よく稼げるでしょう。

クラウドソーシングサイトへの登録は無料で、自分のスキルや経験をプロフィールに記載するだけで興味のある案件に応募できます。

初心者でも始めやすいシステムなので、実績を積みながらステップアップすることが可能です。

スキルシェアサービス

スキルシェアサービスとは、自分の知識やスキルを販売できるプラットフォームです。

「ココナラ」や「SKIMA」が日本ではよく利用されています。

クラウドソーシングサイトとは異なり、自分でサービス内容や価格を決められるため、自身の専門性や時間に見合った報酬設定が可能です。

商品内容は幅広く、例えば「薬剤師国家試験の相談」や「薬剤師のお悩み解決」などのサービスが見受けられます。

なかには、薬学・医療に特化したWebライティングスキルを販売している方もいます。

顧客から高評価を得られれば、リピーターの獲得や口コミの広まりが期待できるので、営業する手間が省けます。

案件を探す時間がない方は、スキルシェアサービスを活用するのがおすすめです。

求人サイト

薬剤師専門の求人サイトでは、パートやアルバイト、単発勤務などの求人情報が豊富に掲載されています。

「薬キャリ」「薬剤師転職ドットコム」などのサイトがよく利用されています。

「薬キャリSpot」のような単発バイトに特化したサービスなら、自分の都合に合わせて1日単位で働ける案件が見つかります。

「休日のみ」や「週3日」だけなど、ライフワークに合った柔軟な働き方が可能です。

どのサイトも登録は無料で、希望の条件（勤務地、時間帯、職種など）に合った求人を検索できます。

薬剤師のパートや単発勤務の時給は、一般的に3,000円以上と高めに設定されているため、効率よく稼げる点が魅力です。

また、さまざまな環境で働くことでスキルアップや人脈形成にもつながります。

よくある質問

薬剤師の副業に関するよくある質問は以下のとおりです。

• 薬剤師は副業してもいいですか？
• 管理薬剤師は兼務禁止ですか？
• 薬剤師が一番稼げる仕事は何ですか？
• 薬剤師が転職サイトに登録してもバレませんか？
• 薬剤師が単発バイトをするにはどうしたらいいですか？
• 薬剤師が在宅でできる仕事は？
• 薬剤師が在宅訪問をしてくれる条件は？
• 薬剤師はバイトはできないのですか？
• 薬剤師免許を活かせる副業は？

薬剤師は副業してもいいですか？

薬剤師が副業をする際は、勤務先の就業規則に従う必要があります。

副業が制限されているようであれば、上司の許可や書類での申請が求められるでしょう。

規則で禁止されていない場合でも、本業に支障をきたさない範囲で副業をするのが前提です。

管理薬剤師は兼務禁止ですか？

管理薬剤師は、薬機法（医薬品医療機器等法）で兼務が禁止されています。

副業をする際は、都道府県知事に申請することで以下の業務のみがおこなえます。

• 非常勤の薬剤師講師
• 薬局の営業時間外に交代でおこなう調剤業務
• 過疎地域での薬局管理者

管理薬剤師は、業務上の理由でやむを得ない場合のみ兼務できます。

薬剤師が一番稼げる仕事は何ですか？

会社員であれば、製薬会社のMR（営業職）であれば、インセンティブにより年収1,000万円を稼ぐことは可能です。

また、外資系のCRAは高年収の業界なので、薬剤師から転職することで、実務をするよりも収入を増やせます。

CRAとは、製薬会社や医療機器メーカーなどが新薬開発を日本のルールに則って実施しているかモニタリングする仕事です。

勤続年数にもよりますが、キャリアを着実に重ねていき、管理職に昇進することで年収1,000万円も夢ではありません。

薬剤師が転職サイトに登録してもバレませんか？

薬剤師が転職サイトに登録してもバレる可能性はほとんどありません。

なぜなら、転職サイトは個人情報保護を徹底しており、登録情報が現在の勤務先に漏れることが基本的にないからです。

ただし、働いている地域で転職活動をすると、スーツを着ている姿を同じ職場の人に見られてバレるリスクはあります。

薬剤師が単発バイトをするにはどうしたらいいですか？

薬剤師が単発バイトをする際は、専門の派遣会社やアプリを活用しましょう。

派遣会社なら、「薬キャリAGENT」や「ファルメイト」などが有名です。

アプリならであれば、「薬キャリSpot」が面接や登録会などなく、1時間単位で仕事を探せます。

スキマ時間で単発バイトをしたい方は、ぜひ利用してみてください。

薬剤師が在宅でできる仕事は？

メディカルライターやYouTuberなど、インターネットを介する薬剤師の経験や知見をもとにした発信活動なら在宅で働けます。

薬剤師が在宅訪問をしてくれる条件は？

薬剤師が在宅訪問をしてくれる条件は以下のとおりです。

• 病気、障がい、要介護などで通院・来局が困難な方
• 自宅での薬の使用や管理に不安がある方
• 医師がその必要性を認め、薬剤師に訪問を指示した場合

通院・来局が困難な方は、主治医の指示により薬剤師の訪問サービスを利用できます。

薬剤師はバイトはできないのですか？

薬剤師でもバイトをすることは可能ですが、就業規則により認められていない場合があります。

また、管理薬剤師や公務員薬剤師は法律上、兼務が許されていないので注意が必要です。

薬剤師免許を活かせる副業は？

薬剤師の資格を活かしながら在宅でできる副業は、オンライン服薬指導や医薬品の翻訳業務、講師業などさまざまです。

高時給や高単価の求人が多いので、効率的に稼ぎたい方にはおすすめです。

まとめ：薬剤師の資格を活かして効率的に稼ごう！ただし法律には注意

薬剤師の資格や知識は副業市場でも高く評価されており、効率的に収入を得られる可能性を秘めています。

本記事で紹介した10種類の副業は、薬剤師の資格を活かせるだけでなく、在宅から現場での実務まで、多様な働き方が可能です。

ただし、どの副業も特徴やスキル、収入の見込みが異なるので、自分の目的や状況に合わせた最適な副業を選びましょう。

また副業を始める前には、法的制限や就業規則を必ず確認する必要があります。

とくに、管理薬剤師や公務員薬剤師は副業が制限されているケースが多いため、慎重な判断が求められます。

最終的には本業とのバランスを取りながら、無理なく続けられる副業を選ぶのが大切です。

薬剤師の専門性を武器に、充実したダブルワークライフを実現してみてください。