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小規模多機能型居宅介護はしんどいの?仕事内容や失敗しない転職をする方法!
小規模多機能型居宅介護で働きたいと考えているものの、仕事がしんどいか気になる方もいるでしょう。
介護は施設形態によって働き方が大きく変わるので、仕事内容を知らないで働くとミスマッチを起こし、早期退職につながってしまいます。
小規模多機能型居宅介護の1日の流れや就職・転職する際のポイントがわかるので、職場選びの失敗を減らせるはずです。
「介護の仕事をしたいけど小規模多機能型居宅介護の仕事内容が気になる」「今の職場をやめて小規模多機能型居宅介護で働きたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
小規模多機能型居宅介護とは?
1つの事業所と契約すると、利用者の要望や状態に合わせて3つのサービスを組み合わせられます。
2006年4月の介護保険制度改正により制度化された地域密着型サービスの1つで、利用者を住み慣れた地域でサポートすることを目的としています。
そのため、介護度が軽度から中重度の方でも幅広く支援できるのが、小規模多機能型居宅介護の特徴です。
小規模多機能型居宅介護の仕事内容
小規模多機能型居宅介護の仕事内容を紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- 食事介助
- 排せつ介助
- 入浴介助
- 更衣介助
- レクリエーション
- 訪問介護
- 送迎業務
小規模多機能型居宅介護では、訪問と通い、宿泊のサービスを1つの施設で提供しています。
そのため、業務内容が幅広いのが特徴です。
食事介助
食事介助は、利用者が安全・快適に食事を摂取するために行う身体介護です。
自力で箸を持てない方に対して、スプーンを口元まで運び、食事のサポートをするのが主な介助です。
ただ食事を提供するだけでなく、「美味しいですか?」や「今日のご飯は〇〇ですよ」など、食事を楽しんでもらえるように声かけすることも大切です。
また、誤嚥を防ぐための姿勢保持に気を配りながら介助することも求められます。クッションや毛布などを活用して、利用者が食事をしやすい体位を維持します。
食事介助では、安全性と尊厳を両立させて介助することが重要です。
排せつ介助
排せつ介助は、トイレへの誘導や見守り、オムツの交換などを行う身体介護です。
定時の声かけや、自力での立ち上がりが困難な方、オムツが必要な人に対して介助をします。
具体的には、立ち上がりや清拭の補助などを行い、利用者の排せつを支援します。
本人の不安や不快感を減らし、快適な衛生管理とプライバシーの両方に配慮した対応が排せつ介助には必要です。
入浴介助
入浴介助は、浴槽への出入りや洗身・洗髪などを補助しながら、利用者の転倒リスクに配慮して安全に入浴できるようサポートする介助です。
入浴には利用者の身体を清潔に保つだけでなく、リラックスや気分転換の効果があります。
また、お風呂場は皮膚の状態や体調の変化を観察できるので、医師や看護師と連携して利用者の身体状況をチェックする場でもあります。
入浴介助をする際には、介護者は利用者に安全と安心感を提供できるような意識が必要です。
更衣介助
更衣介助は、朝晩の着替えや入浴前後の衣類の交換をする身体介護です。
更衣介助をする際には、「脱健着患(だっけん・ちゃっかん)」が大切です。
脱健着患とは、とくに片麻痺や半身障害がある方の着替えをする際に行う着替えの介助法を指します。
衣服を脱ぐときは健康なほう(健側)から、着るときは病気や怪我、麻痺などのあるほう(患側)から着させる方法です。
脱健着患で衣類の着脱をすることで、可動域が限られている高齢者の負担を減らせます。
また更衣をする際には、季節や好み、体調に合わせた服装を選択する必要があります。
自分で選べる方には着たい衣類を聞いたり、体調が優れない方にはパジャマやジャージなどを選んでもらったりしましょう。
更衣介助は、本人の意思を尊重しながら利用者が快適に過ごせるよう行うことが大切です。
レクリエーション
宿泊や通いの利用者には、レクリエーションの実施や企画も提供するのが小規模多機能型居宅介護の特徴です。
実際に実施されているレクリエーションは以下で詳しく説明しています。
【介護現場で実施されているレクリエーション】
- 音楽
- ダンス
- 手芸
- 塗り絵
- 風船バレー
- ペットボトルボーリング
利用者の認知機能や身体機能に合わせたレクリエーションを実施し、有意義な時間を過ごしてもらいます。
ときには地域ボランティアによる音楽鑑賞会や季節の行事など交流の場を設けることもあり、その場合には職員が企画や運営などをします。
どのようなレクリエーションが実施されているのか詳しく知りたい方は以下の記事をぜひご覧ください。

訪問介護
訪問介護は利用者の自宅を訪問し、食事や排せつ、掃除などの身体介助や生活支援まで幅広く提供するサービスです。
家族と離れて過ごす高齢者の方や、身体的に日常動作が難しくなってきた人の自宅へ訪問します。
時間帯によっては、家族や訪問看護師と協力して介護を行うので、他職種の知識や連絡・調整能力が求められます。
また、訪問介護は保険内外で提供できるサービスが異なるので、担当している利用者宅でどこまでの介助ができるか事前の確認が必要です。
送迎業務
通所サービスを提供している小規模多機能型居宅介護では、利用者の送迎を行います。
朝は介護職員が車で迎えに行き、帰宅時は送り届けるのが送迎の仕事です。
送迎車にはワンボックスカーが使用されることが多く、乗降の際は介助も実施します。
専任ドライバーがいない施設では、介護職員が運転を担当することもあります。
小規模多機能型居宅介護の1日の業務の流れ
小規模多機能型居宅介護の1日の流れを紹介します。
日勤の場合
日勤のスケジュールは以下で詳しく説明しています。
【日勤のスケジュール】
時間 | 仕事内容 |
---|---|
9:00 | 出勤・お出迎え |
10:00 | 朝のレクリエーション |
12:00 | 食事介助 |
13:00 | 休憩 |
14:00 | 訪問介護 |
16:00 | 送迎 |
18:00 | 退勤 |
訪問介護の時間は日によって異なり、利用者の人数が多いと1日がかりで訪問をする場合もあります。
夜勤の場合
夜勤スケジュールは、2交代制で職員の数が1人の場合と2人のケースを紹介します。
【職員が2人の場合】
時間 | 仕事内容 |
---|---|
16:00 | 出勤・申し送り・夜勤準備 |
17:00 | 夕食の配膳・食事介助・服薬確認 |
18:00 | 食後の口腔ケア |
19:00 | 排せつ介助・見守り |
20:00 | 就寝誘導・トイレ誘導・消灯 |
21:00 | ナースコール対応・記録 |
22:00 | 排せつ介助(必要に応じて)・記録 |
23:00~1:00 | 休憩(交代制) |
1:00〜3:00 | 休憩(交代制) |
4:00 | 排せつ介助・体位交換(必要に応じて) |
5:00 | 起床介助・トイレ誘導・整容支援 |
6:00 | 朝食準備・配膳・服薬支援 |
7:00 | 朝食介助・口腔ケア・排せつ介助 |
8:00 | 記録・引き継ぎ準備 |
9:00 | 日勤者へ引き継ぎ・夜勤終了 |
【職員が1人の場合】
時間 | 仕事内容 |
---|---|
16:00 | 出勤・申し送り・夜勤準備 |
17:00 | 夕食の配膳・食事介助・服薬確認 |
18:00 | 食後の口腔ケア |
19:00 | 排せつ介助・見守り |
20:00 | 就寝誘導・トイレ誘導・消灯 |
21:00 | ナースコール対応・記録 |
22:00 | 排せつ介助(必要に応じて)・記録 |
23:00 | 記録(利用者の安定状況を確認しつつ交代なしで短時間休憩) |
0:00 | ナースコール対応、巡視、排せつ介助や体位交換(必要に応じて) |
1:00〜3:00 | 小休憩(記録の整理、ナースコール対応) |
4:00 | 小休憩(記録の整理、ナースコール対応) |
5:00 | 起床準備・整容支援・着替えの手伝い |
6:00 | 朝食準備・配膳・服薬支援 |
7:00 | 朝食介助・口腔ケア・排せつ介助 |
8:00 | 記録・引き継ぎ準備 |
9:00 | 日勤者へ引き継ぎ・夜勤終了 |
1人で夜勤をする場合は休憩を取れない可能性があるので、ナースコール対応や記録の合間で休みます。
しかし職場によっては交代で休憩に入れるように、職員が入れ替わる施設もあります。
小規模多機能型居宅介護の仕事がしんどいと感じる5つの理由
小規模多機能型居宅介護の仕事がしんどいと感じる5つの理由を紹介します。
- 業務範囲が多岐にわたる
- 夜勤の身体的・精神的負担が大きい
- 送迎・訪問などがきつい
- 自宅環境での介護が難しい
- 給与と労働量のバランスが悪い
業務範囲が多岐にわたる
小規模多機能型居宅介護の仕事は業務が多岐にわたります。
なぜなら、デイサービスと訪問介護、ショートステイと3つのサービスを1つの事業所で提供しているからです。
例えば午前中に利用者の送迎対応をし、午後に訪問介護で利用者宅に向かい、夕方には入浴介助や夜勤スタッフへの申し送りなどをしなくてはいけません。
また急な訪問依頼や体調不良による対応が発生すると、さらに業務負担が増します。
このように小規模多機能型居宅介護では、一人の職員が幅広いケアを求められるため、大変な仕事と感じられています。
夜勤の身体的・精神的負担が大きい
夜勤は入浴介助やレクリエーションなどがなく、日勤に比べると業務量が減りますが、職員も少人数になることから心身の負担が大きくなります。
一人夜勤の場合、ナースコール対応や排せつ介助を自分ですべて行わないといけません。
また、施設によっては1〜2時間の休憩をしっかりと取れない可能性があるので、体力的な負担も感じやすいでしょう。
さらに看護師がいない夜勤時に急変者が現れたら、介護職が救急対応をする必要があります。
そのため夜勤中は常に気が張った状態が続くので、精神的な負担が大きいです。
送迎・訪問などがきつい
小規模多機能型居宅介護では、送迎や訪問介護などで移動が発生するため、移動時間の長さや天候によっては、職員が疲労を感じます。
例えば高齢者のなかには、近くに施設が少ない場合や利用したい通いのサービスのある事業所があると自宅から遠くても利用する場合があります。
そのため、ときには車で片道1時間かかる自宅まで送迎に行くので、長距離運転をしなくてはいけません。
また、訪問で訪れる利用者の自宅が自転車や車で通いづらいところだと、歩いて訪問する必要があります。
さらに移動手段が徒歩や自転車だと、悪天候のなかでの移動が大変です。
通いや訪問のサービスを展開していると、利用者の自宅に行くまでの時間に体力的な負担がかかる可能性があります。
自宅環境での介護が難しい
訪問介護をする場合は、施設とは異なる環境で業務をするため、きついと感じる場合があります。
自宅が狭く、介護用品が十分にそろっていないといった不十分な環境下でも、業務を進める必要があります。
また訪問介護は基本的に一人で行動するので、何かあっても自身で対応しなくてはいけません。
柔軟な対応や瞬時の判断力が求められる場面があり、不安を感じやすい方は、強いストレスがかかるでしょう。
給与と労働量のバランスが悪い
小規模多機能型居宅介護は、ほかの施設と比べると給料が若干低い傾向があります。
具体的な給料は以下で詳しく説明しています。
【介護施設の給料】
事業所 | 常勤 | 非常勤 |
---|---|---|
小規模多機能型居宅介護 | 28万7,970円 | 21万1,700円 |
特別養護老人ホーム | 34万8,040円 | 21万1,260円 |
介護老人保健施設 | 33万9,040円 | 28万7,360円 |
訪問介護事業所 | 31万5,170円 | 21万9,390円 |
通所介護事業所 | 27万5,620円 | 16万8,170円 |
参照:厚生労働省
特別養護老人ホームや介護老人保健施設は30万円を超えていますが、常勤で働く小規模多機能型居宅介護の給料は約28万です。
3つのサービスを提供する労力と比べると、給料が低いと感じる方もいるでしょう。
小規模多機能型居宅介護の仕事が向いている人の特徴
小規模多機能型居宅介護の仕事が向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 利用者家族とも積極的にかかわりたい人
- あらゆる事業所の経験がある人
- 体力がある人
小規模多機能型居宅介護で働く人は、介護職の経験がありコミュニケーションを取る方に向いています。
利用者家族とも積極的にかかわりたい人
小規模多機能型居宅介護は、利用者の家族と積極的にかかわりたい方に向いています。
このサービスでは、利用者本人だけでなく、その家族とのコミュニケーションも日常的に求められるためです。
たとえば、日々の会話を通じて、利用者の生活環境や家族の介護方針を詳しく把握することで、より適切な介助方法を見出せることがあります。そのため、職員はご家族から信頼を得て、深い関係を築く必要があります。
こうした密なかかわりを求められるため、家族との関係づくりに意欲がある方に特に適した職場です。
あらゆる事業所の経験がある人
小規模多機能型居宅介護の仕事は、さまざまな介護現場を経験してきた方に適しています。
なぜなら、「通い」「訪問」「宿泊」の3つのサービスを一体的に提供しており、それぞれの場面に応じた柔軟な対応力が求められるからです。
たとえば、デイサービスで培ったレクリエーションの企画力や、訪問介護で身につけた個別支援の技術を活かせます。また、複数のサービス形態を見通しながら的確に対応できる人材は、チーム内でも信頼され、中心的な存在として活躍するでしょう。
このように、幅広い現場経験を積んでいる方は、小規模多機能型居宅介護の現場で実力を発揮しやすく、大きなやりがいを感じられます。
体力がある人
小規模多機能型居宅介護の現場は、体力に自信があり、忙しい中でも前向きに働ける方に向いています。
なぜなら、「通い」「訪問」「宿泊」の3つのサービスを一体的に提供しているため、業務内容が幅広く、1日の中で多くの業務をこなす必要があるからです。
たとえば、朝は送迎業務から始まり、日中は利用者宅への訪問介護、夜間には見守りや身体介助と、時間帯ごとに求められる役割が異なります。
特に1人体制となる夜勤では、緊急対応や複数の利用者へのケアを同時に行うこともあり、体力と集中力の両方が求められます。
このように多岐にわたる業務をこなすには体力が不可欠であり、小規模多機能型居宅介護の仕事は、体力に自信のある方に特に向いています。
小規模多機能型居宅介護の仕事に向いていない人
小規模多機能型居宅介護の仕事に向いていない人の特徴は以下のとおりです。
- 未経験から介護職に就く人
- コミュニケーションが苦手な人
- 決まった業務をしたい人
未経験から介護職に就く方には、小規模多機能型居宅介護は業務負荷が高いと感じる可能性があるので、就職する際はじっくり検討する必要があります。
未経験から介護職に就く人
未経験から介護職に就く人には、小規模多機能型居宅介護の仕事は大変に感じるでしょう。
ほかの施設とは異なり3つの業務を進める必要があるため、「やることが多い」と思う可能性があります。
ただし3つのサービスを同時に覚えるのではなく、1つずつ学んでいく施設がほとんどです。
特定の介護サービスにのみ専念させてくれる場合もあり、自分の得意分野の業務を取捨選択しながら働ける可能性もあります。
また3つの介護サービスに幅広く従事できるのは、介護職としてスキルアップにもつながります。
小規模多機能型居宅介護は、未経験でもさまざまな現場に足を運びたいと考えている方にはおすすめです。
コミュニケーションが苦手な人
コミュニケーションが苦手な人は、小規模多機能型居宅介護の仕事は向いていない可能性があります。
なぜなら利用者や職員だけでなく、利用者家族などさまざまな人と密に連携しながら業務を進める必要があるからです。
特に訪問サービスでは、利用者の様子や近況などを家族や医師、看護師から聞き、連携を取る必要もあります。
安心感や信頼関係を築くためにも、コミュニケーションを取る頻度がほかの介護現場より多くなります。
コミュニケーションが極端に苦手な人には、小規模多機能型居宅介護はミスマッチを感じやすい職場です。
決まった業務をしたい人
小規模多機能型居宅介護は、決まった介護業務を淡々とこなしたい人には向いていません。
3つのサービスを提供しているため、1日のなかで役割が大きく変わります。
午前中はレクリエーションや入浴介助を行い、午後には訪問介護で利用者宅を周ることがあります。
夜間は排せつ介助やトイレ誘導などの身体介護などを行うので、決まった業務だけを淡々とこなしたい人にとっては変化を多く感じるでしょう。
固定のスケジュールで動きたい方は、身体介護を提供する特別養護老人ホームや介護老人保健施設がおすすめです。
小規模多機能型居宅介護に就職・転職する際のポイント
働きやすい小規模多機能型居宅介護の職場を見つけるポイントは以下のとおりです。
- 複数の施設を見学する
- キャリアアドバイザーに相談する
- 実際に働いてみる
転職に失敗しないためには、自身の目で調べたり有識者から意見を聞いたりしましょう。
なかでも実際に働いてみるのは、職場の雰囲気や利用者の様子をリアルに感じられるのでおすすめです。
複数の施設を見学する
小規模多機能型居宅介護に転職する前には、職場見学に必ず参加しましょう。
現場の雰囲気や勤務条件や働き方などは介護施設や事業所によって大きく異なります。
スタッフ同士のやり取りや利用者、家族とのかかわり方に違和感がないか見ておくのがおすすめです。
管理職から条件面や仕事内容についても直接聞けるので、求人と異なる部分もわかります。
複数の事業所や施設を見学して比較し、働けるイメージが持てるかぜひ考えてみてください。
転職エージェントに相談する
失敗しない転職をするためには、転職エージェントに相談するのも1つの手段です。
介護業界に精通しているキャリアアドバイザーであれば、希望条件に沿った求人を紹介してもらえます。
訪問業務の割合や人間関係の雰囲気など、求人票だけではわからない内部情報も伝えてくれるでしょう。
また現在保有している資格や経験から、キャリアプランを客観的に整理してもらえます。
その結果ミスマッチのない職場選びができるので、転職エージェントの活用はおすすめです。
実際に働いてみる
転職を希望する小規模多機能型居宅介護の単発バイトの求人があれば実際に働いてみましょう。
職場見学だけでは見えない実際の1日の流れやスタッフ同士の連携、利用者との距離感などをリアルに感じ取れます。
「思ったよりも自分に合っていた」「逆に想像以上に大変だった」など、自分の向き・不向きを事前に確認できます。
転職してから後悔しないためにも、実際の職場環境に触れてみることが重要です。
小規模多機能型居宅介護で働いている人の体験談
ここでは、小規模多機能型居宅介護で働いている人の体験談を紹介します。
仕事のイメージをするのにぜひ役立ててください。
事務職から介護職へ転職し、小規模多機能施設で働き始めました。最初は利用者さんとのコミュニケーションを重視し、関係性を築くことから始めました。先輩職員の丁寧な指導に支えられ、日々の業務を学びながら、利用者さんに喜ばれることにやりがいを感じています。
小規模多機能型居宅介護事業所で主に訪問介護を担当しています。最初の1年間は正社員として勤務し、月に1回の夜勤をこなしながら、訪問介護の楽しさとやりがいを感じていました。その後、非常勤となり、地域課題解決のボランティア活動と仕事を両立させています。職場の理解と支援により、柔軟な働き方を実現しています。
通所・訪問・宿泊と多様なサービスを提供する中で、利用者一人ひとりに合わせた柔軟な支援ができることに魅力を感じています。各職員が自身の経験やスキルを活かしながら、利用者さんの生活をサポートしています。
よくある質問
小規模多機能型居宅介護に関するよくある質問を紹介します。
- 小規模多機能型居宅介護と他事業所との違いは?
- 小規模多機能型居宅介護の給料は?
- 小規模多機能で働くのに必要な資格は?
小規模多機能型居宅介護と他事業所との違いは?
小規模多機能型居宅介護と事業所との違いは、3つのサービスを1つの施設で提供している点です。
一般的な施設では提供できるサービスは1つですが、小規模多機能型居宅介護ではデイサービスと訪問介護、ショートステイを提供しています。
小規模多機能型居宅介護の給料は?
厚生労働省の調査によると、小規模多機能型居宅介護で働く人の給料は28万7,970円です。
非常勤だとさらに下がり21万1,700円となっています。
処遇改善手当や夜勤手当などを含めれば、さらに高くなる可能性もあります。
小規模多機能で働くのに必要な資格は?
小規模多機能型居宅介護で働くのに必要な資格は特にありません。
ただし介護職員初任者研修を保有していれば、即戦力で活躍できます。
介護職員初任者研修とは、介護の基礎知識や介護技術を学べる資格で、2〜3か月で取得でき、金額は20万円前後の研修です。
受講形式はオンライン・対面と両方に対応しているので、仕事をしながらでも取得できます。
また、この資格を保有していると手当も付与されるので給料アップにもつながります。
小規模多機能型居宅介護の仕事はしんどいけどやりがいもある
小規模多機能型居宅介護では、デイサービスと訪問介護、ショートステイの3つのサービスを提供します。
そのため、単体のサービスを提供している介護施設よりも覚える業務量が多いでしょう。
しかし例えば訪問介護では自宅で介護をするので、利用者やその家族と距離が近くなり、寄り添った介護を提供できます。
また1つのサービスの事業所で働くよりも、さまざまな経験ができるのが小規模多機能型居宅介護の特徴です。
利用者やその家族とかかわりや、介護技術や知見を深めることにやりがいを感じる方にはおすすめです。
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