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介護福祉士とは?資格の概要・国家試験の合格率について解説

介護福祉士の受講を検討している方は、合格率や他資格との違いを知りたいと悩みがあるでしょう。

資格概要を知らないと、適切な学習方法やキャリアプランを見逃し、資格の合格や目指す収入を得るまでに遠回りする可能性があります。

この記事では、介護福祉士の受験資格や合格率などを具体的に解説します。

最後まで読むことで、介護福祉士を取得する前の準備と取得後のキャリアパスがイメージできるはずです。

介護福祉士を取得して収入やキャリアを上げていきたい方は、ぜひ読み進めてみてください。

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目次

介護福祉士は介護系資格の唯一の国家資格

介護福祉士は、介護に関連する技術や知識を一定以上保有していることを証明する資格です。

介護系資格の中で唯一の国家資格となっています。

ここでは、介護福祉士の内容をより詳しく説明するために以下の内容を解説します。

  • 受験資格
  • 合格率
  • 仕事内容
  • 給与

介護福祉士の難易度や仕事のイメージがつくので、資格を取得する方法や試験情報を知りたい方は、ぜひ確認してみてください。

受験資格

介護福祉士の受験資格には、大きく分けて4つのルートがあります。

  • 養成施設ルート
  • 福祉系高校ルート
  • 実務経験3年以上+実務者研修ルート
  • 経済連携協定(EPA)ルート

養成施設ルート

養成施設ルートは、厚生労働省が指定する介護福祉士養成施設のことを指します。

2017年までは指定の養成施設に通学するだけで介護福祉士が取得できましたが、現在は法改正により、卒業後に受験資格を得るルートに変更されています。

福祉高校ルート

福祉高校ルートは、文部科学省や厚生労働省が指定する福祉系高校や大学のことです。

通学をして所定のカリキュラムを受ければ、卒業後に介護福祉士国家試験の受験ができます。

実務経験ルート

実務経験ルートは、3年以上の実務経験+実務者研修を受けることで介護福祉士の受験資格を得られる流れです。

未経験・無資格でもチャレンジできるので、多くの方が選択することになる受験資格の1つです。

実務経験は特別養護老人ホームやデイサービスなど、介護業務に携われる職場に勤めなくてはいけません。

介護職員実務者研修とは、介護福祉士になるための実技や知識が磨ける研修です。

実務経験と研修の2つを受けることで、未経験・無資格からでも介護福祉士を取得できます。

経済連携協定(EPA)ルート

経済連携協定(EPA)とは、フィリピンやインドネシアの方を対象として受け入れ、日本で介護福祉士の取得を目指せる制度のことです。

海外からの技能実習生は、この制度を利用して筆記試験を受けることで介護福祉士を取得できます。

合格率

介護福祉士国家試験の過去10年間の合格率について、以下で詳しく説明しています。

【介護福祉士国家試験の合格率】

  • 第26回:64.6%
  • 第27回:61.0%
  • 第28回:57.9%
  • 第29回:72.1%
  • 第30回:70.8%
  • 第31回:73.7%
  • 第32回:69.9%
  • 第33回:71.0%
  • 第34回:72.3%
  • 第35回:84.3%
  • 第36回:82.8%

参考:厚生労働省

介護福祉士国家試験の合格率は年々上がっています。

着実に試験対策をしていけば、合格できる可能性は高いでしょう。

仕事内容

介護福祉士の仕事内容は、おもに身体介護と生活支援、マネジメントの3つです。

身体介護とは、利用者の身体に直接触れる介護のことです。食事介助や排泄介助などをして、利用者の日常的なサポートを行います。

また介護福祉士を取得して一定の研修を受ければ、専門性の高いケアも提供できます。

たとえば喀痰吸引や胃ろうなど、医療行為の対応も可能です。

生活支援とは、掃除や洗濯、料理作りなど、日常生活を支援する業務です。

さらに介護福祉士は介護技術の専門性を証明する資格なので、フロアリーダーなどを任されることもあるでしょう。

新人職員や後輩職員の指導係となり、教育する立場になることもあります。

給与

介護福祉士を取得すると、資格手当が付与されるので収入を上げられます。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、介護福祉士の給与は33万1,690円となっています。

資格手当に加えて、勤続年数や職位の手当によっても給与が変わるので、調査結果よりも収入が高い方もいるでしょう。

介護福祉士を取得すれば、今よりも高い給与が支払われることは間違いありません。

介護福祉士と他の介護系の資格との違い

介護福祉士と他の介護系の資格では役割が異なります。

ケアマネジャー(介護支援専門員)や社会福祉士、精神保健福祉士などは、利用者やその家族に対する相談業務・助言などがメインの仕事です。

一方介護福祉士は、高齢者はもちろん、認知症や障がい者の方に対する介護技術や知識を専門的に高められる資格となっています。

そのため、介護現場で活躍していきたい方に向いている資格です。

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介護福祉士になるメリット

介護福祉士を取得する前に資格を取るか悩んでいる方もいるでしょう。

ここでは、介護福祉士になるメリットを紹介します。具体的には以下のとおりです。

  • 給料が上がる
  • キャリアアップができる
  • 介護技術を上げられる

介護福祉士を取得することで、キャリアや介護技術だけでなく給料も上げられます。

事業所によっては、ボーナスを含めると一般企業と同等の収入を得ることも可能です。

介護業界でより収入を上げていきたいと考えいている方は、ぜひ参考にしてみてください。

給料が上がる

介護福祉士を取得すると、資格手当により収入を上げられます。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、介護福祉士の給与は33万1,690円です。

一方、保有資格なしの場合、27万530円となっています。

【保有資格がない場合と介護福祉士の収入の差】

  • 保有資格なし:27万530円
  • 介護福祉士:33万1,690円

参照:令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要:厚生労働省

介護福祉士を取得していると保有資格がない場合と比べて、5万円高い収入を得ることが可能です。

そのため、介護福祉士を取得すれば給料が上がります。

キャリアアップができる

介護福祉士があることで、上位資格を取得できる権利が得られます。なぜなら介護系の資格には、介護福祉士を取得していないと取れない資格があるからです。

たとえばケアマネジャーを取得するには介護福祉士を取得後、5年以上の経験を積む必要があります。ケアマネジャーを取得するために、介護福祉士を取る方も少なくありません。

介護業界でキャリアアップをしたい方には介護福祉士の取得が必須です。

そのほかにも介護福祉士を取得していないと取れない資格は以下のとおりです。

【介護福祉士があると取れる資格】

  • 認定介護福祉士
  • 喀痰吸引等研修

どの資格も介護技術を上げるだけでなく、キャリアアップも目指せる資格なので、ぜひ取得を検討してみてください。

介護技術を上げられる

介護技術を上げるためにも介護福祉士は役立ちます。

未経験から介護福祉士を取得する方は、介護職員実務者研修を受講しなくてはいけません。実務者研修の内容は専門性が高く、介護技術や知識を上げられる内容となっています。

具体的な内容の一覧は以下で詳しく紹介しています。

【実務者研修の内容】

『人間と社会』分野

  • 人間の尊厳と自立
  • 社会の理解T
  • 社会の理解U

『介護』分野

  • 介護の基本T
  • 介護の基本U
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術T
  • 生活支援技術U
  • 介護過程T
  • 介護過程U
  • 介護過程V

『こころとからだのしくみ』分野

  • 発達と老化の理解T
  • 発達と老化の理解U
  • 認知症の理解T
  • 認知症の理解U
  • 障害の理解T
  • 障害の理解U
  • こころとからだのしくみT
  • こころとからだのしくみU
  • 医療的ケア

参照:実務者認定ガイドライン|厚生労働省

介護の基礎やコミュニケーション技術、認知症の理解などを複数回に分けて学んでいきます。

そのため介護福祉士を取得する過程で介護技術や知識を深めていけます。

現場でリーダーシップを発揮できる

介護福祉士を取得すると、現場でリーダー的役割を任されることもあるでしょう。

この資格を保有していることは、一般的な介護職と比べて専門性の高い技術や知識を持っている証になるからです。

介護福祉士を所持していることで、フロアリーダーを任命され、現場職員の統率を任されることも少なくありません。

具体的には後輩職員や新人職員への指導・教育、現場での出来事を管理職へ報告などを行います。

そのため介護福祉士があることで、現場を自らの手で動かしていくことができるのです。

介護福祉士の需要や将来性

介護福祉士を取得する前に、この資格の将来性が気になる方もいるのではないでしょうか。

結論から述べると、介護福祉士の資格の需要は高いです。

厚生労働省の調査によると、高齢化社会となっている日本では2025年度に約32万人の介護士が不足すると予想されています。さらに2040年には69万人不足するといわれており、介護職がますます必要とされているのです。

また国は人材不足を懸念し介護福祉士の人材不足を防ぐために、介護職の収入を上げる方針を示しています。

「介護職員処遇改善加算」と呼ばれる介護職の給与をサポートする施策を2012年から始めました。その制度があることで介護福祉士の給与は着実に上がっています。

具体的な金額の推移は以下で詳しく紹介しています。

令和2年から令和4年を比べると、1万円弱上がっています。

介護福祉士は今後も求められるスキルとなり、収入や就職先が増えていくと考えられます。

介護福祉士の主な就職先

介護福祉士の就職先は以下のとおりです。

【介護福祉士のおもな就職先】

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス など

つまり、すべての介護施設や事業所などが就職先となり得ます。

自身の特性や施設の特徴に合った職場を選ぶことが可能です。

介護福祉士の年収

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」によると、介護福祉士の給与は33万1,690円となっています。これを12か月で乗じると、398万280円となります。

【介護福祉士の年収】

  • 介護福祉士の月収:33万1,690円
  • 介護福祉士の年収:33万1,690円×12か月=398万280円

介護福祉士の年収はおおよそ400万円前後となるでしょう。

介護福祉士になるための流れ

介護福祉士になるための流れはいくつかありますが、ここでは最も多い未経験から実務経験をして介護福祉士になる流れを解説します。

具体的な内容は以下で詳しく説明しています。

【実務経験ルートの介護福祉士取得条件】

  • 実務経験3年以上+従業期間1,095日以上、かつ従業日数540日以上
  • 介護職員実務者研修を修了する

実務経験ルートは、実務経験3年以上と規定の従業期間と従業日数を満たさなければいけません。

従業期間とは、実務経験にあたる事業所で実際に働いていた期間のことで、休業や育休の期間も含まれます。
従業日数とは、指定事業所で実際に働いた日数のことを指し、介護業務だけでなく、事務や研修で出席した日数などが該当します。

介護福祉士は、実務経験3年以上+従業期間1,095日以上、かつ従業日数540日以上を満たし、実務者研修を修了することで受験資格を得ることができるのです。

なお、実務者研修は、実務経験が3年に満たなくても受講できます。

介護福祉士取得後のキャリアパス

介護福祉士を取得した後のキャリアパスはさまざまです。

この資格がないと受けられないケアマネジャーや認定介護福祉士など、上位資格を取得していく方もいます。

また、介護福祉士を取得後、フロアリーダーや主任を務め、施設長を目指すパターンも珍しくありません。現場で活躍し続けて、介護のプロとして働いている方も多くいます。

自身がどのようなキャリアを描いていきたいか、明確にしたうえで行動していくことがおすすめです。

介護福祉士に関するよくある質問

介護福祉士に関するよくある質問は以下のとおりです。

  • 介護福祉士になるには何年かかりますか?
  • 介護福祉士を取得するのは難しいですか?
  • 介護福祉士の受験料はいくらですか?

それぞれ具体的に解説します。

介護福祉士になるには何年かかりますか?

介護福祉士になれる期間は、取得ルートにより異なります。

養成施設ルートでは大学や短期大学、専門学校で指定された履修科目を取得すると、1〜2年で介護福祉士国家試験を受けられます。

一方、福祉高校や実務経験を積んでからだと、最短でも3年必要です。

多くの方が未経験から介護職になるので、おおよそ3年かかると考えておくと良いでしょう。

介護福祉士を取得するのは難しいですか?

介護福祉士の資格難易度は比較的易しめです。最新の介護福祉士国家試験(第36回)の合格率が82.8%と高いからです。

過去10年に実施された試験でも合格率は60%以上なので、決して難しい試験ではありません。

過去問題集や予想問題などに取り組めば、合格できるでしょう。

介護福祉士の受験料はいくらですか?

介護福祉士の受験料は1万8,380円です。

2020年までは1万5,300円でしたが、2021年(第34回)からは約3,000円値上げされました。

まとめ:介護福祉士を取得すればキャリアアップをすることは可能!

介護福祉士の合格率は過去10年を振り返っても60%以上あるので、比較的受かりやすい試験です。

また、この資格があれば手当や上位資格の取得に役立つので、給与が上がる可能性もあります。実際に介護福祉士を取得していると、保有資格なしの方よりも5万円近く高い給与を支払われています。

またフロアリーダーや主任などの職位につき、施設長などを目指してキャリアアップしていくことも可能です。

収入やキャリアを上げていきたい方は、ぜひ介護福祉士の取得を検討してみてください。

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