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【すぐに使える】介護現場でよく使用されている用語・略語一覧

介護現場では、頻繁に使用される介護用語がいくつかあります。新人の頃は専門用語を聞いても、どのような意味か理解するのが難しいでしょう。

今回では、介護現場で使用される用語を紹介します。

現場で頻出している介護用語ばかりなので、すぐに使用できます。「現場で飛び交っている用語がわからない」「先輩から介護用語で指示されてもわからなかった」と悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

介護現場の基本!介護用語の略語を紹介!

介護の基本となる介護略語を紹介します。 記録や会話の中でよく使用されているので、これから介護職として働く方はぜひ参考にしてください。

QOL

QOLとは、Quality Of Life(クオリティオブライフ)の略です。 人生や生活の質を意味しており、介護では利用者の生活の豊かさを表す際に使用されます。

その人がその人らしく生きている状態を指すので、個人の価値観や認識によって異なります。 カンファレンス内で利用者の望む生活を考える際に使用される場合が多いでしょう。

ADL

ADLとはActivities of Daily Living(アクティビティオブデイリーリビング)の略で、利用者が生活するうえで必要な動作のことです。

具体的には、以下のような動作があります。

  • 寝返り
  • 起き上がり
  • 立ち上がり
  • 座る
  • 食べる
  • 排泄をする
  • 着替える

どの動作も日常的に欠かせない動きです。

PT・OT・ST

PT・OT・STはリハビリ職の略語で、具体的な名称は以下のとおりです。

  • PT→理学療法士
  • OT→作業療法士
  • ST→言語聴覚士

介護とリハビリを行う、介護老人保健施設で使用される頻度が高い用語です。

KT・BP・P・SPO2

KT・BP・P・SPO2は、利用者のバイタルサインを表す略語です。

  • KT→体温
  • BP→血圧
  • P→脈拍
  • SPO2→血中酸素飽和度

バイタル測定は施設で必ず行われる業務なため、使用頻度の高い用語です。

記録を書く際や看護師からバイタルを依頼される際に使われるので、覚えておきましょう。

プロペト・アズ・ZS

プロペト・アズ・ZSは介護施設でよく使用される薬の用語です。

  • プロペト→ワセリン
  • アズ→アズノール
  • ZS→亜鉛華軟膏

略語を使用して「これを塗っといてください」と言われるケースがあるので、覚えておくのがおすすめです。

身体に関する介護用語一覧

身体に関する略語は医療職から言われる場合が多い傾向です。 介護職が他職種と情報を共有するためにも覚えておくことが必須です。 ここでは上半身と下半身に分けて紹介します。

上半身の略語

上半紙の略語は以下のとおりです。

・眼瞼(がんけん)→まぶた
・睫毛(しょうもう)→まつ毛
・口唇(こうしん)→くちびる
・頸部(けいぶ)→首のあたり
・肩峰(けんぼう)→肩関節の先端部分
・上腕(じょうわん)→二の腕
・前腕(ぜんわん)→肘から手首まで
・腋窩(えきか)→脇の下
・手背(しゅはい)→手の甲
・手掌(しゅしょう)→手のひら
・手指1〜5指→親指が1指、人差し指が2指、中指が3指、薬指が4指、小指が5指

下半身の略語

下半身の略語は以下のとおりです。

・大腿(だいたい)太もも
・臀部(でんぶ)→お尻
・仙骨部(せんこつぶ)→尾てい骨
・踵部(しょうぶ)→かかと
・外果(がいか)→外くるぶし
・足背(あしせ)→足の甲
・足底(そくてい)→足の裏
・足趾(そくし)1〜5趾→手指と同様

記録でよく使用される介護用語一覧

記録では、介護用語が頻繁に使用されます。 自身が記録を書いたり読んだりする際に戸惑わないためにも、ぜひ参考にしてください。

利用者の状態を表す用語

利用者の身体状態を表す際には以下の用語が使用されます。

  • 患側→麻痺や障害を負っている半身
  • 健側→麻痺や障害を負っていない半身

新規で入所した利用者は、身体の特徴が具体的にわかりません。 そのため、障害のある方を介助した際に患側や健側の様子を記録に記す場合があります。

利用者をベッドから移動する場合に使用される用語

介護現場では、利用者をベッドから起こしたり寝かせたりする場面が多くあります。その際に使用される用語は以下のとおりです。

  • 臥床→利用者をベッドに寝かす介助
  • 離床→利用者をベッドから起こす介助

食事前や体調不良の利用者を介助した際に使用するケースがあります。 特別養護老人ホームや介護老人保健施設などでは頻繁に使用されるので覚えておきましょう。

利用者の身体の向きを表す用語

利用者の身体の向きを表す用語には多くの種類があります。具体的には以下のとおりです。

・側臥位(そくがい)→横向けに寝る
・座位(ざい)→座った姿勢
・仰臥位(ぎょうがい)→仰向けに寝る
・腹臥位(ふくがい)→うつ伏せに寝る
・端座位(たんざい)→ベッドの端に足を下ろして座った姿勢
・長座位(ちょうざい)→足を伸ばして座った姿勢
・起座位(きざい)→背中や胸を何かを持たれて座った姿勢
・ファーラー位→上半身を15度から30度起こして座った姿勢

現場では専門用語で姿勢を指示される場合があるので、少しずつ覚えていきましょう。

介護用語をすぐに覚える方法

介護用語は数が多く、新人職員が覚えるのは大変です。しかし以下の方法を使用すれば、比較的すぐに記憶できます。

  • メモをする
  • 何度も使う
  • 気になったらすぐに聞く

現場でよく使用される介護用語を覚えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

メモをする

介護用語を覚えるならメモがおすすめです。 仮に介護用語を忘れてしまっても、メモを見れば思い出せます。 特に新人の頃は定期的に見直すことで記憶に定着していきます。

ただし介護用語は数が多いので、業務を覚えるためのメモとは別の紙を用意しておきましょう。

介護用語を何度も使う

介護用語は覚えるだけでは理解が深まりません。現場で実際に使用することで、意味や使用場面がわかります。メモをしたり覚えたりした介護用語は積極的に使用しましょう。

使用する際は、確実に覚えた用語のみを使わないと、間違った使い方をしてしまうので注意が必要です。

介護用語を覚えたい方は、ぜひ積極的に使用してみてください。

気になったらすぐに聞く

気になる介護用語があれば、すぐに聞きましょう。

わからないままにしておくと、いつになっても覚えられません!

新人の頃は勉強したい意欲を見せれば、先輩や上司が教えてくれるはずです。気になる介護用語を見つけたら、すぐに聞いてみましょう。

介護用語は意味を理解したうえで使用しよう

介護用語は介助や急変対応など、現場のさまざまな場面で使用されます。そのため早く覚える必要もありますが、意味を理解したうえで使うことも忘れてはいけません。気になる用語があれば調べたり聞いたりして、すぐにインプットしましょう。ただし介護用語の数は多いので、まずは本記事で紹介した使用頻度の高い用語から覚えていくのがコツです。ぜひ実践のなかで身につけてみてください。

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