介護の見守りバイトとは？仕事内容や求められている人材の特徴を紹介！

介護の見守りバイトを探すにあたり、どのような仕事なのか気になる方もいるでしょう。

結論から述べると介護の見守りバイトは、利用者に常に注意を向けながら自立支援を促したり時にサポートしたりする仕事です。

未経験・無資格でもすぐに始められますが、利用者の状態や環境によって対応方法を変えなくてはいけません。見守りの方法を間違えてしまうと、事故につながるリスクもあります。

今回では、見守りバイトの見つけ方だけでなく、状況に応じた見守り方法も紹介します。

仕事の探し方や見守りのスキルを理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。

介護における見守りとは？

見守りとは、援助が必要な利用者の近くで職員がいつでも対応できるように待機している状態のことを指します。

高齢者は一般の人々よりも、転倒や誤嚥などを起こしやすい傾向にあります。 そのため、食事中や排泄中などでも、職員は事故が起こらないように見守る必要があります。

見守りと聞くと、監視をしたりただ見ているだけだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。 利用者に常に意識を向け、どのような行動をしたいのかを予測しながら対応することを見守りと呼びます。

介護見守りバイトの見つけ方

見守りバイトを探すなら以下の方法を活用しましょう。

• 求人サイトから見つける
• 転職エージェントに相談する
• 単発バイトアプリを活用する

それぞれ解説します。

求人サイトから見つける

介護求人サイトから探す 介護に特化した求人サイトでは、掲載されている仕事が一般的なサイトよりも多い傾向にあります。 そのため、高時給や福利厚生の良い「非公開求人」が豊富に集まっています。 非公開求人は公開するとすぐに求人が埋まってしまうため、サイトに登録しないと閲覧できません。

条件の良い職場を探したい方は、介護求人サイトへの登録をおすすめします。

転職エージェントに相談する

介護求人に特化した転職エージェントに相談すれば、希望条件に近い見守りの仕事を探すことができます。 介護系の転職エージェントは、元介護職や介護業界に詳しい方が多い傾向にあります。

求人サイトでは知ることができないレアな仕事を紹介してもらえるので、条件の良い職場が見つかるでしょう。

また、施設や働いている方の様子など、求人サイトではわからない部分を伝えてくれます。 そのため、ミスマッチが防げるのも介護転職エージェントの特徴と言えます。

単発バイトアプリを活用する

「1日だけ見守りの仕事をしたい」と考えている方は、単発バイトアプリを活用しましょう。 介護の単発バイトアプリとは、人手が欲しい事業所と働きたい介護職をマッチングするサービスのことを指します。

掲載されている求人は最短1日から働けるので、スキマ時間を有効活用して働くことができます。 即日振込も可能なため、飲み会や冠婚葬祭など急な出費があっても心配はいりません。

登録も簡単なので、面倒な手間をかけずに働きたい方はぜひ単発バイトアプリを活用してみてください。

見守りバイトの労働条件

見守りバイトを始めるにあたり、給与事情や必要資格を知りたい方もいるでしょう。

そこでここでは、見守りバイトの労働条件を解説します。未経験からでも始めやすいので、ぜひ確認してみてください。

見守りバイトの時給

あらゆる業界を掲載している「求人ボックス」によると、見守りバイトは訪問介護の仕事が多く、時給の相場は1,300〜1,400円となっています。

厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、非常勤の訪問介護職の平均時給は1,606円です。

本調査は夜勤も含まれているため、時給が若干高くなっているものの、訪問介護の見守りバイトの時給は1,300〜1,500円が相場となるでしょう。 一般的な施設の求人では、見守りのみのアルバイトは見つけられませんでした。

見守りバイトに必要な資格

見守りバイトに必要な資格は特にありませんので、無資格でも始めることができます。 しかし、資格があると、採用に有利になったり資格手当がついたりするので、取得しておくことをおすすめします。 未経験から介護の仕事を始めるなら、介護職員初任者研修を取得しましょう。

介護の基礎的な技術や知識を1〜2か月で学べるので、現場ですぐに活かすことができます。

介護の仕事を長く続けたいと考えている方は、ぜひ初任者研修を取得してみてください。

見守りバイトに必要な経験

介護の見守りバイトは未経験からでも始められる仕事です。 介護職は人手が少ないため、基本的に未経験からスタートできます。 見守りバイトの多い訪問介護は、特に成り手が少ない状況です。

厚生労働省の「令和6年度介護報酬改定等に向けた要望有効求人」によると、訪問介護の有効求人倍率は令和4年の時点で15.53倍となっています。

介護業界は求職者より求人が多い状況なので、見守りバイトを未経験から始めることができます。

【状況別】介護バイトにおける見守りの仕事

見守りの仕事はさまざまな状況で行われます。 ここでは、状況別に見守りの仕事内容を紹介します。 未経験から介護の仕事を始める方は特に確認しておきましょう。

食事介助の場合

食事中の見守りの目的は大きく分けて以下の2つです。

• 利用者の自立支援
• 体調の確認

介護では、高齢者の現在の筋力や意欲の維持・向上が目的です。 そのため、食べる動作がゆっくりとした方でも、本人が自立して食事を続けられるようにサポートします。

スプーンやお皿を変えて、介護職が見守りながら自立支援を促します。 また、高齢者の中には喉の筋力が低下し、食事を詰まらせて窒息してしまうリスクも少なくありません。

食事中にむせ込みや誤嚥が発生したら、すぐにケアできるよう見守ります。

排泄介助の場合

排泄介助の見守りは、以下の2つが目的です。

• 自立支援のサポート
• 転倒・転落の防止

先述した通り、介護では利用者が現在できることを行ってもらうのが原則です。 そのため、排泄中にできることは自身でやってもらいます。

高齢者の中には歩行や立ち上がりが不安定な方もいるので、トイレで転倒や転落をしないように見守ります。

入浴介助の場合

入浴介助で見守りをする際には以下の目的があります。

• 自立支援のサポート
• 事故防止

着脱や洗身ができる方には、背中や足先を洗った後に見守ります。

浴槽に入っている際には、溺れたりのぼせたりしていないかなどをチェックするために見守りを実施します。

よくある質問

介護の見守りバイトに関する質問は以下のとおりです。

• 高齢者を見守る際の注意点は？
• 夜間見守りのバイトはある？

それぞれ解説します。

高齢者を見守る際の注意点は？

高齢者の見守りをする際は、目的を明確にしておきましょう。 見守りの目的の一例は以下のとおりです。

• 嚥下機能が低下した利用者がいるため、食事を喉に詰まらせないか確認する
• ふらつきのある利用者の歩行を見守る
• 浴槽は溺れやすい場所なので見守りを実施する

状況に合わせて利用者への対応が変わるので、見守りの目的は大切です。

夜間見守りのバイトはある？

夜間見守りのバイトは存在します！

夜間見守りホームヘルパー（夜間対応型訪問介護）とは、夜間帯に利用者の自宅を訪問する介護の仕事です。

夜18時から翌朝8時までの間で巡回・訪問し、排泄介助や体位交換、安否確認などを行います。 緊急時には、救急車の手配や看護師との連携など臨時対応も実施します。

夜間見守りホームヘルパーは、利用者を24時間徹底的にサポートする仕事です。

見守りのバイトを探すならカイテクを利用しよう！

見守りバイトを探すならカイテクがおすすめです。 カイテクとは介護の単発バイトアプリで、人手が必要な事業所と仕事を探している事業所をマッチングします。 事前に個人情報を登録すれば、履歴書や面接をせずとも仕事ができます。 見守り業務のある介護事業所も多く掲載されているので、面倒な手間を省きたい方はカイテクを利用しましょう。