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【経験談あり】介護夜勤のワンオペは法的にアリ?眠気対策やストレス管理も解説!

介護夜勤のワンオペを行う際に、法的な問題があるか気になる方もいるかもしれません。夜勤中に十分な休憩が取れるか、仮眠が可能かなどは重要な要素です。

今回では、介護夜勤に関する法律的な観点を解説します。

実際にワンオペの介護夜勤を経験している方の声も取り上げ、仕事の実態について理解を深めることができます。ワンオペ介護に従事する方や夜勤専従で働きたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

介護夜勤のワンオペは存在する

介護夜勤のワンオペは存在します。

2023年に日本労働医療組合連合会が行った「介護施設夜勤実態調査」では、89.3%の施設で2交替制の夜勤を採用していました。そのうちの59.3%が1人体制での夜勤となっています。

調査した事業所の半数以上がワンオペで夜勤を行っています。

介護夜勤をワンオペは法律的にどうなの?

介護夜勤のワンオペをする際に、「法律上は問題ないの?」という疑問を抱く方もいるでしょう。

ここでは、ワンオペに関する法律を紹介します。介護夜勤を法的観点から理解できる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

ワンオペは違法ではないが休憩を取らないのは違法

介護夜勤のワンオペ自体は違法ではありませんが、休憩をさせない職場は違法です。

労働基準法によると、以下のように説明しています。

(休憩)
第34条:使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。
・前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。
・使用者は、第一項の休憩時間を自由に利用させなければならない。

e-GOV法令検索

1人体制で8時間を超える夜勤を行う場合、休憩を取らなければなりません。

ワンオペでは実質的に休憩を取ることが難しいため、違法性の高い職場も存在するでしょう。

16時間夜勤も違法ではない

変形労働制とは、業務内容の条件に応じて労働時間を柔軟に配分できる法律です。2交替制の夜勤を採用している施設では、16・17時から翌朝9時前後までの16時間夜勤があります。

8時間以上の労働時間を要するため、変形労働時間制が採用されます。そのため16時間夜勤は法的に問題ありません。

【経験談】介護夜勤のワンオペをやっている人の声

初めて夜勤の仕事に就く介護職は、ワンオペを不安に感じるでしょう。

ここでは、ワンオペの介護夜勤をしている方の声を紹介します。ワンオペ介護夜勤のメリット・デメリットがわかります。

休憩が取れない

介護夜勤ワンオペの話
早番が来た時、夜勤が力尽きて寝込んでいた、それから深夜に体調確認の電話をし合う事になった
ユニットタイプになってから、夜勤者同士の関わりがなくなったのが原因
従来型は夜勤者が集まって休憩は可能でしたし
勤務する側の利便性を考えてなかったですよね、

X(旧Twitter)

ワンオペは1人でワンフロアを担当するので、実質休憩が取れない可能性があります。

夜勤中に疲れたり体調不良を引き起こしたりしても、仕事を続けなくてはいけません。

自分のペースで仕事ができるが急変対応がつらい

ワンオペ介護、夜勤の場合。
メリット:ある程度自分のペースで仕事でき、時間調整等もし易い。
デメリット:急変等起きたら色々面倒。
寝るまでと起床時は慣れるまではバタバタする。

X(旧Twitter)

2人体制の夜勤だと、自分のペースで夜勤を進められません。ワンオペであれば、仲間に気を使わずにスケジュール管理ができます。

ただし基本的には1人で対応しなくてはいけないので、事故や急変が起きた際は忙しくなるでしょう。

夜勤ワンオペでの眠気対策とストレス管理

夜勤ワンオペに入る際の眠気対策やストレス管理は以下のとおりです。

  • 仕事前に睡眠を取る
  • 仕事中に仮眠を取る
  • 仕事後はリラックスする

ワンオペは一般的な夜勤よりも責任感や緊張を抱えやすいので、夜勤前後の過ごし方が大切です。

仕事前に睡眠を取る

2交替夜勤は16時から17時から翌朝9時までの間であり、16時間に及ぶ長時間労働です。そのため、勤務前のお昼ごろから2〜3時間の仮眠をとることをおすすめします。

働く時間が長いため、身体を休める時間を十分に取ることが重要です。3交代制夜勤は22時から翌朝7時までの8時間の勤務です。身体への負担は16時間夜勤と比較して少ないものの、30分から1時間程度の仮眠は必要です。夜勤前に夜ふかしをして体内時計を調整する人もいますが、生活リズムが崩れます。

かえって体への負担が増えるため、短い時間でも仮眠をとることが重要です。

仕事中に仮眠を取る

仕事中にも仮眠を取ることは重要です。

ゲームをしたり仕事をしたりして寝ずに過ごす人もいますが、仮眠をとらないことはおすすめできません。

睡眠不足になると体力が低下し、夜勤業務に支障をきたす可能性があります。また、8時間以上の勤務では、労働基準法で休憩が義務付けられていますが、ワンオペでは休憩を取れない場合もあります。

仮眠をとれない場合は、上司に現場の状況を報告して業務改善を促しましょう。

仕事後はリラックスする

帰宅後はリラックスする時間を作ることが重要です。身体を休めることで、ストレスを軽減できます。

仮眠をとるのも良いですが、マッサージや散歩など、負担の少ない趣味を取り入れるのもおすすめです。

夜勤後に勢いで外出する人もいるかもしれませんが、自分が思っている以上に疲れているため、少しでも仮眠をとってから行動することが重要です。

ワンオペのある施設で働く際は職場環境を調べておこう

ワンオペの夜勤介護をすること自体は問題ありませんが、労働基準法では8時間以上の勤務において、1時間の休憩が義務付けられています。そのため、ワンオペ夜勤の施設で働く場合は、休憩時間があるかどうか確認しておきましょう。ワンオペでも休憩が取れるなら、良い職場である可能性があります。夜勤で不安を感じないためにも、職場環境をぜひチェックしてみてください。

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