看護師におすすめ！メディカルエステの看護業務とメリットデメリットを紹介！

メディカルエステは医師の監修のもと、医学的アプローチをする美容施術です。一般的な看護業務と異なるため、働く前にメディカルエステの特徴を知っておくことは重要です。

今回では、メディカルエステでの看護業務を紹介します。

働くうえでのメリット・デメリットも解説するので、仕事のイメージが湧きます。ぜひ参考にしてみてください。

メディアカルエステでの看護業務

メディカルエステでの業務は以下のとおりです。

• カウンセリング
• 治療の補助や処置
• アフターケア

それぞれ解説します。

カウンセリング

メディカルエステでは、看護師がカウンセリングを実施します。皮膚の健康状態の評価や美容上の悩みをお聞きし、今後の治療目的を決定していきます。そしてお客様の目的を明確にし、治療計画の提案をするまでがカウンセリングの流れです。

メディカルエステで働く看護師には、丁寧なヒアリング力やコミュニケーション能力が求められます。

治療の補助や処置

専門的な美容治療の補助や処置も、メディカルエステの看護業務に含まれます。医師の指示に従いながら、レーザー治療の補助やボトックス注射を行います。リンパマッサージやボディフェイシャルの提供も看護師の仕事です。

美容系機器の取り扱いや手技を学ぶ必要があります。

アフターケア

メディカルエステの看護師は、治療後のアフターケアにも関与します。治療後に生じた皮膚トラブルや日常のスキンケアの相談に乗り、解決に導いていきます。睡眠や栄養などの視点からも指導を行うので、幅広い知識が必要です。

メディカルエステの看護師はアフターケアを通して、患者さんの回復と治療効果の最大化をサポートします。

メディカルエステが受けられるクリニックで働くメリット

メディカルエステで働くうえでのメリットは以下のとおりです。

• 専門スキルを磨ける
• 看護師のキャリアアップにつながる
• 最新の医療技術を低価格で受けられる

メディカルエステでの勤務は、看護師の技術をレベルアップしたい方にはおすすめです。

専門スキルを磨ける

美容クリニックでは、研修を通して美容医療の知識と技術を学ぶ機会を提供しています。看護師は、レーザー技術や美容注射、肌のアンチエイジング治療などを働きながら学べます。また、最新の治療や機器をいち早く使用できる機会が多いため、美容に特化したスキルを磨くことができます。

メディカルエステが受けられるクリニックで働くことで、看護師は美容の専門性を高められます。

看護師のキャリアアップにつながる

キャリアが多様化するのも、メディカルエステで働くメリットです。美容医療は日々成長を続けているため、メディカルエステでは新しい技術や治療法を導入しています。

最新の美容医療や知識を活かせば、独立や今よりも収入の高い職場で働くといった選択ができるでしょう。また、メディカルエステではスキル支援制度があり、セラピストやエステ、アロマなどの資格が取得できます。

病棟で看護師をしているだけでは身につかないスキルを獲得できるため、キャリアアップにつながります。

最新の医療技術を低価格で受けられる

メディカルエステや美容クリニックでは、最新の医療技術を福利厚生で受けられる場合があります。サービスの質や効果を理解してもらうため、従業員に体験してもらいます。そのため、施術を特別価格や無料で受けられるのです。

最新の医療技術を、格安・無料で受けられることが求人に応募する際の魅力の一つとなっています。

メディカルエステが受けられるクリニックで働くデメリット

メディカルエステが受けられるクリニックで働くデメリットは以下のとおりです。

• 一般的な医療スキルの低下
• 昇進や給与アップが難しい
• メディカルエステの求人数が少ない

スキルが特化する反面、他の技術が低下する可能性があります。

一般的な医療スキルの低下

メディカルエステで働くと、看護師としての一般的な医療スキルを使用する機会が減ります。医療処置よりも、美容機器の操作やマッサージの提供が主な仕事となるからです。点滴や採血などの技術が低下し、病院勤務が難しくなる可能性も考えられます。

美容系の技術や知識は身につきますが、一般的な医療スキルが低下してしまうでしょう。

昇進や給与アップが難しい

メディカルエステを提供しているクリニックは小規模です。リーダー看護師や専門性の高いメディカルエステティシャンのポストが限られていたりなかったりします。病棟勤務よりも昇進や昇給の機会が減少するでしょう。

昇進や給与の向上を望む方には、メディカルエステでの仕事は向いていない可能性があります。

メディカルエステの求人数が少ない

首都圏では、美容クリニックやメディカルエステサロンの求人数が多い傾向がありますが、地方都市では施設数が限られているため、求人が少なくなりがちです。また、メディカルエステは美容皮膚科や形成外科のメニューに組まれている場合があります。そのため、「メディカルエステ 看護師」と検索しても求人が探しにくいでしょう。

メディカルエステの求人を探す際には、看護師専門のキャリアアドバイザーを活用することをおすすめします。

よくある質問

メディカルエステに関するよくある質問は以下のとおりです。

• メディカルエステとエステの違いは？
• 看護師でもメディカルエステサロンを始められるの？

それぞれ解説します。

メディカルエステとエステの違いは？

メディカルエステは、医師が監修したり、運営したりする医療機関です。そのため、医学的なアプローチでマッサージやボディケアを提供しています。

専門的な視点を通して、ボディマッサージやアロマセラピーなどのサービスを受けることができます。一方で、エステはリラクゼーション目的での手技や化粧品を提供します。

医師の関与が必要ないため、エステサロンは誰でも開業できます。

看護師でもメディカルエステサロンを始められるの？

サロンのメニューが医師によって監修されている場合、看護師であってもメディカルエステサロンを開業することが可能です。また、メディカルエステで提供される医療リンパドレナージュやリンパ浮腫マッサージには、看護師の国家資格が必要です。

メディカルエステサロンを始めるには、看護師の資格があるとスムーズにスタートできます。

メディカルエステは看護師スキルを活かせる！

看護師の資格があれば、メディカルエステでの勤務も可能です。メニューが医師によって監修されている場合、独立も考えられます。ただし、スキルが特定の範囲に限定され、一般的な医療処置の技術が低下しやすい点には留意が必要です。メリット・デメリットを考慮した上で、ぜひメディカルエステの勤務を検討してみてください。