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看護師からケアマネージャーになれる?転職の流れやメリット・デメリットを徹底解説!

看護師からケアマネージャーになりたいけれど、どのようにして目指せば良いのか分からない…

という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

実際、看護師からケアマネージャーへのキャリアチェンジを選択する方は少なくありません。その理由は、看護師の資格や経験が有利に働くからです。

今回では、看護師からケアマネージャーを目指す方に向けて、資格取得に関する情報やケアマネージャーになる際のメリット・デメリットについて解説いたします。

目次

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看護師からケアマネージャーになるのは可能!

看護師からケアマネージャーになることは可能ですが、取得すべき資格や合格率などは実際どうなのでしょうか?

こちらでは、看護師からケアマネージャーを目指す際に必要となる受験資格や受験内容、合格率についてご紹介します。

ケアマネの受験資格:実務経験5年以上が必要

ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。この試験を受けるためには、条件をクリアしなければなりません。

ケアマネージャーの受験資格のひとつに、「国家資格に基づく実務経験が5年以上あること」というものがあります。看護師は、この条件にある特定の国家資格に該当します。

看護師からケアマネージャーを目指す場合は、5年以上の実務経験が必要であるということになります。

ケアマネの受験内容:看護師免除は廃止

以前は、看護師がケアマネージャーの試験を受験する場合、特定の科目が免除されるという制度がありました。しかし、2015年以降はこの制度が廃止されています。そのため、現在は看護師などの特定の国家資格保有者も全ての科目を受験しなければなりません。

試験科目は、大きく分けて「介護支援分野」と「保健医療福祉サービス分野」の2種類あります。免除される科目はなくなったものの、医療系の分野に関しては看護師国家試験よりも範囲が狭いです。

実務経験5年以上ともなれば、これまで培った経験やスキルで対応できる問題となっているでしょう。

ケアマネの合格率:平均10~20%

厚生労働省の「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況等」によると、ケアマネージャーの試験合格率は約10~20%台となっています。最新の結果は、合格率21.0%です(第26回・令和5年度)。

職業別の合格率を見てみると、看護師・准看護師の場合は23.5%です(第1回~第26回試験の合計)。他の介護系の資格よりも合格率は低く、難易度が高い試験として知られています。

看護師として働きながら目指すとなると、学習時間をしっかり確保することが重要となります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/hoken/jissi.html

看護師からケアマネージャーになるメリット

こちらでは、看護師からケアマネージャーになる4つのメリットについてご紹介します。

ケアマネの受験資格をクリアしやすい

まず第一に、看護師はケアマネージャーの受験資格をクリアしやすいという利点があります。

ケアマネージャーになるには、特定の国家資格または介護施設での相談支援業務に5年以上従事し、実務経験が必要です。看護師資格を有し、5年以上の実務経験がある方は、ケアマネージャーの試験の条件を満たすことになります。未経験かつ無資格者がケアマネージャーを目指す場合は、最短でも8年ほどかかる計算となります。

医療機関との連携がスムーズなケアマネになれる

医師との連携に慣れている看護師は、ケアマネージャーに転職・転身した際にも大いに活躍できます。

ケアマネージャーは、利用者が質の高い介護サービスを受けるために医療機関と介護事業所との連携を取らなければなりません。医療に関する知識や技術を持たないケアマネージャーは、医療機関との連携に苦労することがあります。

看護師としての経験があれば、連携をスムーズに進めることができるでしょう。

看護師とのダブルライセンスで転職に有利になりやすい

看護師の資格に加えてケアマネージャーのダブルライセンスを持つことは、転職活動時にも有利に働きます。資格を有することは、知識や技術があることを示す重要な要素となります。

求人倍率が高い場合ほど、ダブルライセンスが特に有益です。

体力的負担が軽減される

ケアマネージャーは基本的に事務的な業務が多いため、看護師の仕事と比較して体力的な負担が少ないと言えます。看護師は患者さんの対応に病院内を忙しく走り回ることが多いです。夜勤がある場合は、昼夜逆転になりやすく、体調を崩すこともあります。

ケアマネージャーはケアプランの作成や利用者と事業所の調整が主な仕事であるため、これまでよりも体力を必要とする場面は減少するでしょう。

看護師からケアマネージャーになるデメリット

こちらでは、看護師からケアマネージャーになる際の2つの注意点についてご紹介します。

給与が下がるリスクがある

看護師からケアマネージャーに転職する際、給与が低下する可能性があります。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約508.1万円に対し、ケアマネージャーは約405.8万円となっています

。平均年収の観点から見ても、看護師のほうが給与が高いことが分かります。これは、看護師が夜勤があり医療処置が行えるという要因が給与に影響していると考えられます。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/index.html

急な呼び出しがある場合も

ケアマネージャーは、時折相談者から急な電話や呼び出しに応じることがあります。利用者やその家族、各関係機関との仲介役として、柔軟な対応力が求められます。事業所によっては、時間外にも連絡が取れるようにと要請されることもあります。

プライベートな時間をしっかり確保できるように、事前に事業所と確認しておくことが望ましいでしょう。

ケアマネージャーの主な仕事内容

こちらでは、ケアマネージャーの主な仕事内容についてご紹介します。

ケアプランの作成

ケアプランの作成は、ケアマネージャーの主要な業務です。一人ひとりに適したケアプランを立案します。

利用者ごとに異なる状況や状態を考慮し、適切なサービスを見つけるためには、プロの技術が必要です。

利用者やその家族からの相談対応

ケアプランを策定した後も、利用者やその家族の介護に関する相談に応じます。

介護サービスに関する要望や悩み、疑問など、利用者やその家族が介護に対して抱く思いを汲み取り、適切な助言を提供します。

利用者と介護サービス事業者間の調整

ケアマネージャーは、利用者と介護サービス事業者との間に入り、日程調整や要望の伝達などの役割を果たします。そのため、ケアマネージャーは各事業所との円滑な連携が求められます。

日常的な連携を確保することで、より良い介護サービスの提供が可能となります。

介護給付の管理業務

介護保険の給付管理業務も、ケアマネージャーの職務に含まれています。国民健康保険団体連合会に介護給付金を請求する仕事です。

病院のレセプト業務に類似しており、経験のある看護師であれば迅速に業務を理解できるでしょう。

看護師から目指す!ケアマネージャーの種類と主な勤務先

看護師からケアマネージャーを目指す際には、どのような就職先があるのかが気になります。ケアマネージャーには主に居宅ケアマネージャー、施設ケアマネージャー、介護予防ケアマネジメントの3種類があります。

こちらでは、これらのケアマネージャーの種類と主な勤務先についてご紹介いたします。

居宅ケアマネージャー:居宅介護支援事業所

居宅介護支援事業所に所属するケアマネージャーは、「居宅ケアマネージャー」と呼ばれています。主な業務として、利用者の自宅を訪問し、その状況や状態に基づいてケアプランを策定し、関連する機関との調整を行います。

施設ケアマネージャー:入居介護施設

介護老人福祉施設などの入居介護施設に所属するケアマネージャーは、「施設ケアマネージャー」と呼ばれます。こちらは、入居者のケアプランを作成し、他のヘルパーと共に介護に関する業務や雑務を担当することもあります。

介護予防ケアマネジメント:地域包括支援センター

地域包括支援センターに所属するケアマネージャーは、「介護予防ケアマネジメント」の業務に携わります。介護予防ケアマネジメントは、要支援認定を受けた人が要介護状態にならないようにサポートするものです。

ケアマネージャーへの転身で看護師だからこその強みを活かそう!

看護師からケアマネージャーに転身するためには、実務経験を積むことで受験資格を取得する必要があります。医療に関するスキルや経験を有する看護師だからこそ、より価値ある人材となるでしょう。これまで培ってきた看護師としての強みを、新たなキャリアで活かしていきましょう。

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