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看護師の個人目標の具体例7選!目標管理シートの記入例や書き方を紹介

個人目標管理シートの目標や記入方法は充分に理解できていますでしょうか。

実際に、書き方が難しいと感じている看護師の方は少なくありません。再提出を何度も求められた経験がある方もいるでしょう。

そこで本記事では、看護師の個人目標管理シートの具体的な記入例や書き方を紹介します。

目標が思い浮かばない方や、書き方がわからない方でも、今抱えている悩みが解決するでしょう。

また、自身で立てた目標を達成するには、実務経験を積むのが1番おすすめな方法です。カイテクでは、1日数時間から看護の単発バイトができるので、副収入を得つつ、個人の成長にもつながるでしょう。無料で使えるので、ぜひお試しください。

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目次

看護師の個人目標の具体例7選

種類別の看護目標について理解を深める看護師のイメージ図

看護師が成長するためには、自身の業務や役割に応じた「個人目標」を明確にすることが欠かせません。特に看護目標は、看護実践能力だけでなく、対人スキルやチーム医療、キャリア形成など、幅広い領域をカバーする必要があります。

そこで以下では、7つのカテゴリに分けて具体的な目標例を紹介します。どれも達成可能で現実的な内容になっており、評価や自己成長にも直結しますので、ぜひ自身の目標設定の参考にしてください。

看護実践能力に関する目標

看護師としての基本である看護実践能力は、安全で質の高いケアを提供するうえで最も重要なスキルです。

例えば、「1ヶ月以内に静脈採血を10件以上経験し、穿刺成功率を90%以上に向上させる」という目標は、具体性と達成基準を備えた良い例です。

さらに、看護手技の習熟度が高まることで、患者の不安軽減や医師からの信頼獲得にもつながります。日々の業務の中でも、ただこなすのではなく、記録や振り返りを通じて自分の手技を客観的に分析・改善することが、実践力向上への第一歩となります。

看護実践では、看護サマリーの記録も欠かせません。看護サマリーの概要や記録のポイントを以下で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

患者に関する看護目標

患者さんに対してケアを行ううえでの目標のことを指します。5段階ある看護過程のうちの看護計画の部分に当たります。

看護計画とは、看護の対象者が抱える問題・課題を解決するために、アセスメントに基づいて目標達成のための計画を記したものです。

疾病や症状に関する項目は同一であることも多いですが、生活習慣や心理状態に関する看護問題は、患者さん一人ひとりによってさまざまです。そのため、患者さん一人ひとりに寄り添った内容を設定することが求められます。

また、患者さんが求める最終的な目標達成のために、長期目標だけでなく短期目標も必要となります。退院や完治が最終目的とすると、その間に患者さんがどのようなことをクリアしていく必要があるのか短期目標を設定しましょう。

1つの長期目標に向かって、短期目標を設定することで患者さんに寄り添うケアが実現します。

また、カイテクでは看護師の方に患者さんと信頼関係を築くためのコツを聞いてみたので、ぜひ参考にしてください。

Q:患者さんとの信頼関係を築くために意識していることは?

A:患者さんとの信頼関係を築くために、まずは手技をしっかり行えるようにする、加えてなぜその手技を行なっているのか理由もつけて説明するという点を意識していました。これまで、先輩たちを見てきて、信頼される看護師はやはり技術力がある看護師だなと実感したためです。

技術があることで、看護師として患者さんに認めてもらえます。技術力がある上で、患者さんのとのコミュニケーションは大切にしていました。日々のコミュニケーションを欠かさず行うことで、患者さんの些細な変化にも気づくことができます。この気づきが、より適切なケアに結びつき、信頼獲得へと繋がるためです。

現場ではさまざまな看護問題が挙げられますが、その一覧や計画書への書き方を以下で解説しているので、ぜひご覧ください。

対人関係スキルに関する目標

看護業務はチームで行うため、職場の人間関係が業務効率やストレス耐性に直結します。

例えば、「1日1回は他部署のスタッフに声をかけてコミュニケーションを図り、円滑な情報共有を促進する」といった目標は、実践可能で継続しやすいものです。

対人関係スキルの向上は、患者との信頼関係を築くうえでも重要であり、看護の質にも反映されます。苦手な人とも積極的に話しかけるよう意識することで、自然とコミュニケーション能力が養われ、より働きやすい環境づくりにも貢献できます。

また、自社でアンケートを取ってみたところ、看護師にはコミュニケーション能力が大切であることがわかりました。

Q:看護の仕事で「これは覚えておくべき」と思うスキルは?

A:私が看護師にとって最も重要だと感じているのは、コミュニケーションスキルです。看護師の仕事は、患者様へのケアだけではなく、医師やリハビリ、薬剤師、栄養士など多職種との連携が求められます。

その中で円滑なチーム医療を実現するためには、お互いに状況を把握し、正確に情報共有を行うためのコミュニケーション力が欠かせません。また、患者様やご家族と信頼関係を築くうえでも、丁寧な対応・わかりやすい説明・相手の気持ちに寄り添う力はとても重要だと感じています。

コミュニケーションがしっかりとれていることで、治療やケアもよりスムーズに行えると日々実感しています。

問題解決能力に関する目標

現場では予期せぬトラブルや患者の変化に迅速かつ的確に対応することが求められます。「週1回、患者の課題に関するケーススタディをまとめ、チーム内で共有・改善策を提案する」などの目標は、日常の課題意識を高め、より質の高い看護につながります。

問題解決能力を高めるには、冷静な観察力、分析力、そして他者との意見交換が欠かせません。課題に対して受け身でなく、積極的に取り組む姿勢が評価され、将来的にはリーダー的役割を担う素地にもなります。

看護師として大切な能力に「観察力」はよく挙げられますが、なぜ観察力が必要なのかについて以下で紹介しています。

人材育成・後輩指導に関する目標

後輩の指導は、中堅以上の看護師にとって避けては通れない役割です。「週に1回は新人看護師のバイタル記録を一緒に確認し、フィードバックを行う」といった目標は、実務に即しており実行性も高いです。

指導する中で自分の知識の再確認ができるだけでなく、後輩の安心感や自信にもつながります。特にプリセプター制度のある職場では、このような具体的な目標を掲げることで、育成体制の質向上や教育成果の可視化にもつながります。

人材育成や後輩指導は、自己と他者、両方の成長が得られる領域です。

自己研磨・キャリア開発に関する目標

医療の現場は日進月歩で進化しているため、看護師にも自己研鑽が常に求められます。

例えば、「月に1回、最新の看護雑誌を1冊読み、学んだ内容をチーム内ミーティングで共有する」という目標は、継続性があり学習成果を周囲に還元できる形です。

また、資格取得や研修参加など、長期的なキャリアビジョンを見据えた目標も有効です。学ぶ姿勢は職場全体の刺激にもなり、専門性の高い人材としての評価にもつながります。

自分にとって「成長」とは何かを明確にし、計画的に取り組みましょう。

チーム医療・連携に関する目標

チーム医療は現代の看護実践において中核的な要素であり、医師や他職種との連携が患者の予後にも大きく影響します。「週1回のカンファレンスで、自分が担当する患者に関する意見を必ず1件共有する」などの目標は、チームへの貢献度が可視化でき、周囲からの信頼にもつながるでしょう。

職種間の壁を越えたコミュニケーション力を養うことで、医療の質も向上します。自分の意見を臆せず伝え、相手の立場も尊重する姿勢がチーム連携の鍵となるでしょう。

チーム連携を活かすためには、以下のポイントを意識してみてください。実際に看護師として働く方に聞いてみたので、参考になるでしょう。

Q:チームでの連携を円滑にするために意識していることは?

A:とにかく、コミュニケーションをとることを意識していました。わからないことは、わからないという。患者さんが、よかったと言っていたことはそのまま伝える。

自身のスキルに関することだけではなく、患者さんから聞いた話などとにかくどんな些細なこともしっかりと話すようにしていました。そうすることで、チーム内の共通認識も増えていき円滑に連携することができました。

看護師の個人目標管理シートの記入例文

個人目標管理シートを書く看護師のイメージ図

個人目標や目標管理シートは、勤務年数や役職によって書き方が異なります。ここでは看護師の状況別に合わせた目標管理シートの具体的な書き方を紹介します。

看護学生の場合

看護学生は実習の際に目標を立てます。実習目標を立てる際は自分の課題と合致していることが大切です。

看護学生の個人目標の具体例は以下のとおりです。

【例文】

・患者さんと意識せずに話せるようになってきたが、会話の内容が体調や天気、病気の理解、日々のケアの実践に集中してしまった。今後は患者さんのバックグラウンドや課題に気づけるような会話を意識する。
・疾病の正しい知識や退院後の自己管理能力を身につけられるように、血圧測定と自己管理手帳の記載を指導・実践する

実習を通して改善したいことを明確にし、学びたいことを目標に設定しましょう。

新人看護師:1〜3年目の場合

1〜3年目の看護師は、看護の基礎知識や技術を習得し、安全・安心・安楽な看護の実践が求められます。また先輩看護師の指導によって課題を発見する力がついてくると、より成長できます。

新人看護師の個人目標の具体例は以下のとおりです。

【例文】

・採血やバイタル測定、オムツ交換の手順を覚えて安全に行う
・先輩看護師から看護計画の作成方法を相談し、患者さんに必要な支援を提供する
・研修に月1で参加して、看護スキルを磨く

基本的な看護スキルを磨きつつ先輩職員の指導を受けながら、課題点を見つけていきましょう。

中堅看護師:4~10年目の場合

看護師4〜10年目の中堅の方は、今までに培ってきた経験や知識、技術を個別的にも対応できるように臨床の場で実践していきましょう。さらにリーダーの職務を遂行し、より高い視座で看護に取り組めるとなお良いです。

看護師4~10年目の個人目標の具体例は以下のとおりです。

【例文】

月1度、事故報告書を確認し今後の対策をカンファレンスで共有する
患者さんの潜在的なニーズを汲み取り、看護を実践する
看護チームの業務の割り振りを週に1回確認する

基本的なスキルに加えて、患者さんが言い出せない要望にも耳を傾けましょう。

ベテラン看護師:10年以上の場合

看護師歴10年以上のベテラン看護師になると、基本的な看護スキルを提供することに加え、他職種との連携が求められます。また、患者さんの退院後の生活も見据えた看護を実践する力が求められます。後輩看護師をマネジメントする立場にもなるので、指導者目線での目標も必要です。

中堅看護師の個人目標の具体例は以下のとおりです。

【例文】

・患者のニーズを理解し個々の状況に応じたケアを提供することで、患者様が安心感を得られるような看護を実践する
・月次でチームミーティングを開催し、他職種との連携やコミュニケーションの改善されているかを話し合い、半年ごとにその成果を評価するためのアンケートを取る

個人目標はもちろん、他職種とどう連携していくかも明確にしていきましょう。

主任看護師の場合

主任看護師は組織から任命された領域や分野において求められる職務を遂行します。患者さんに寄り添ったケアはもちろん、家族の意見や病院の理念までを意識した、看護の実践が求められます。

主任看護師の個人目標の具体例は以下のとおりです。

【例文】

・職員のワークフローやストレスレベルを定期的に評価し、柔軟なシフトスケジュールやストレスマネジメントトレーニングを提供する。年間で職員のワークライフバランスを向上させ、離職率を5%以下に抑える。
・当院の理念である「患者第一」の価値観を体現できるよう、患者とその家族に対するコミュニケーションを重視する。半年ごとに行う患者満足度調査で、患者が「ケアに満足」と感じる割合を10%向上させる。

病院の理念と看護部門での目標とリンクさせる場合は具体的な数値を用いて設定すると、達成率や説得力が増します。

ここまでが勤続年数や役職によって異なる個人目標の書き方です。以下では、療養病棟における目標設計の具体例も紹介しているので、併せてご覧ください。

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看護師が個人目標を立てる目的

看護目標を立てる目的について理解を深める看護師のイメージ図

看護師が個人目標を立てたり、目標管理シートを作成する目的についてご紹介します。

先輩看護師から的確な指導を仰ぐため

看護師が個人目標や目標管理シートを作成する目的の1つは、先輩看護師からの的確な指導を仰ぐためです。個人目標を立てるときは、先輩看護師や上司に指導やアドバイスを受けながら行います。

自分が今何が足りていないのか、どのような行動が必要なのか具体的に指導を仰ぎながら面談等を重ねていきますなかには、先輩や上司との面談が気後れするという方もいるでしょう。

忙しい日々のなかで、先輩や上司から個別で指導を受けられるチャンスはそう多くありません。自分の成長のために看護目標設定に注力してみてください。

先輩からの的確な指導により、業務中だけでは発見できない改善点を見つけることができるでしょう。

看護の質を向上させるため

一人ひとりが目標を持って業務を行うことで、看護部全体の質を向上することに繋がります。目標が定まっていないと、日々の業務だけでなく勉強会等への参加意義が見いだせなくなってしまいます。目の前にあることをこなしていくだけでは、看護の技術向上は難しいです。

しかし、具体的に達成すべきゴールがあることで、どのようにスキルを磨いていけば良いのかが見つけやすくなります。結果的に、患者さんに対してより質が高い看護サービスを提供できるでしょう。

先輩からの的確な指導により、業務中だけでは発見できない改善点を見つけることも可能です。

日々のモチベーションを向上させる

目標を立て、達成するごとにモチベーションアップに繋がります。

看護師は激務であるため、疲れが蓄積されやすく、モチベーション維持が難しい場合もあるでしょう。しかし、自分が立てた目標をひとつずつ達成していくことで、成長を実感することができます。

やりがいを感じながら看護師として働くことができるので、個人の目標を具体的に立てることは非常に大切です。

看護師が個人目標を立てるときのポイント

ポイントを押さえて看護目標を立てる看護師のイメージ図

個人目標や目標管理シートを作成するときのポイントについてご紹介します。

目標達成のための行動を明確にする

個人目標を達成するためにどのように行動するかを明確に考えましょう。目標達成のための行動を明確に記すことがポイントです。達成までの具体的な目標期日や数値を定めると行動しやすくなります。

例えば、新人の場合はできるだけ早く独り立ちすることが望ましいため、「採血を○月までに一人で行えるようにする」といった目標をクリアできる期日を設定してみましょう。

本人も目標に向かって頑張ろうというモチベーションアップになり、先輩や上司も評価や指導が具体的に行えるようになります。

全ての目標が必ずしも数値化できるとは限りません。

数値化が難しい場合は、「いつ・どこで・誰が・誰に・なぜ・何を・どのように」という「6W1H」を意識してみると良いでしょう。

1年間で達成できる目標を立てる

看護師の個人目標や目標管理シートは、大体1年間の目標として作成することになります。

そのため、自分のレベルやスキルを把握し、1年間で取り組みながら達成ができる目標を立てることがポイントです。短期間ですぐ達成できる目標や反対に時間が掛かり過ぎてしまう目標は設定しないようにしましょう。

職歴や自分の状況によって目標管理シートの内容が異なります。1年が経過するタイミングで、達成具合を振り返り、新しい課題を見つけまた新たに目標を設定していきます。

現在のスキルや状況を見つめ直して、自分に合った目標を定めてみましょう!

誰が見ても分かりやすくする

単なる「頑張る」というような書き方ではなく、誰が見ても評価しやすい書き方であることがポイントです。頑張るというような書き方は、個人によって捉え方が異なるため、達成したのかどうかが判断しにくいです。

患者さんやご家族に対して満足できる看護を提供することが大事なため、個人のみで満足するような目標は適切ではありません。

評価しやすい目標であれば、自分自身もどのように達成してきたのか過程を振り返りやすくなるでしょう。次の目標を立てる際にも参考にしやすくなるので、第三者から見ても分かりやすい目標を記入します。

また、公益社団法人日本看護協会が定めているクリニカルラダーに沿って考えてみることも、目標の客観性を担保するのも有効です。

患者さん・ご家族の希望を確認する

看護師は、患者さんやご家族のためにケアをしているということを忘れてはいけません。

個人目標を立てるにあたり、患者さんやご家族がどのようなケアを求めているのかを確認することも重要です。確認するためには、患者さんやご家族と日頃からコミュニケーションを心がけることが大切です

個人の目標とは言え、患者さんやご家族に寄り添うことを心がけて設定しましょう。

看護過程を理解する

看護現場で用いる看護過程を理解しましょう。看護過程はアセスメントから看護評価まで5段階あり、患者さんにとって適切なケアを提供できるために展開しています。5段階の流れやそれぞれの目的や内容について理解することで、具体的にどのように動くべきなのか把握しやすくなります。

特に、看護師として働き始めたばかりの時はどのように目標を設定すればいいのか分からないという方も多いでしょう。看護過程の展開を習得することを実践の初めの目標としてみるのも1つの例として挙げられます。

経歴や経験を重ねることで、看護過程に関連したより高い目標が設定できるようになります。

組織の目標と個人目標をリンクさせる

組織としての方針や目標と個人が目指す目標をリンクさせることも大切です。病院や看護部全体の目標に沿うように個人の目標を考えてみましょう。

組織と個人の目標にズレが生じていると、チームとしての機能が働かなくなります。最終的に、患者さんに迷惑をかけてしまうため、全体の目標とリンクさせることは重視すべきであるといえます。

適切な難易度の目標を設定する

看護目標を立てるときは、適切な難易度の目標を設定しましょう。達成度が高すぎると、取り組んでみたもののうまくいかずモチベーションが上がりません。反対に目標が簡単だと、すぐに達成してしまい物足りなさを感じます。

自分の現状と達成したい目標を検討し、難易度を調整していく必要があります。

未来のなりたい自分をイメージする

目標達成には、未来のなりたい姿を明確にイメージすることが大切です。今の職場で、5年後や10年後にどうなっていたいかのキャリアパスを考えてみてください。

なりたい自分が思いつかない方は、職場にいる先輩を参考にするのをおすすめします。

現場にいる先輩を参考にすることで、必要な経験やスキルが具体的に見えてきます。先輩職員に実際に聞いてみるのもおすすめです。

看護師の個人目標管理シートを活用するメリット

個人目標管理シートを活用した目標設定を実践している看護師のイメージ図

看護師個人が目標管理シートを活用することで、本人にとっても病院側にとっても大きなメリットが生じます。こちらでは、個人目標管理シートを活用するメリットについて3点ご紹介します。

看護師本人の成長につながる

目標を設定することで、仕事へのモチベーション向上に効果があり、結果として看護師本人の成長へとつながります。

目標を設定していない場合、仕事に対するやりがいやモチベーションを維持することが難しくなります。

日々の忙しさに追われていると、業務が流れ作業になってしまいがちです。そこで、目標管理シートを活用すると、達成すべきゴールが明確になりモチベーションアップが期待できます。

看護師が働く病院や施設の多くは、勉強会や研修が実施されています。個人の目標があることで、より意欲的に勉強会や研修に参加しようという気持ちも現れるでしょう。意欲的にスキル向上に努めるようになるため、看護師として大きく成長できます。

キャリアアップを望んでいる方にとっては、大きなメリットとなります。

公平な評価ができる

個人目標管理シートがあることで、現場の上司は公平な評価をすることができます。

目標達成までの具体的な課程や進捗、達成率がはっきりと示されるため、評価業務がスムーズになるでしょう。看護師としてのキャリアが長くなると、後輩に対して指導する立場になり、育成も業務に含まれます。

実際に、育成や評価する立場になると、何をどのように評価すべきなのか分からないと悩む方も少なくありません。看護師個人が目標を設定して業務にあたることで、評価やフィードバックがしやすくなります。

評価を受ける側も正当な評価が得られるため、職場に対する満足度もアップするでしょう。

業務効率化や品質アップが実現する

個人目標管理シートを活用することで、個人個人の成長に繋がり、正当な評価・指導につながります。

一つひとつの業務が効率化され、全体の品質アップが実現します!

問題を洗い出し、達成のための手段を見つけ、結果を見つめ直すことで効率の良い組織的な発展が見込めます。結果として、患者さんに対して、より上質な看護を提供することに繋がるため、看護師の目標管理制度は現場で必要なものであるといえます。また、品質アップが実現すると、病院全体の評価・評判にも大きく影響します。

患者さんやご家族からの評判が広まり、地域の方からも「良い病院だ」と認識してもらえるようになり、組織の発展にも貢献できます。

看護師の個人目標のNG例と改善ポイント

個人目標の設定は、看護師の成長や評価に直結する大切なプロセスですが、「曖昧な目標」はせっかくの努力を評価につなげにくくしてしまいます。多くの看護師が陥りがちなNG例と、その改善方法を知ることで、より明確で達成可能な目標を設定できるようになります。

「頑張る」「努力する」では評価されない

「○○を頑張る」「一生懸命努力する」といった目標は、気持ちとしては立派ですが、評価の対象としては不適切です。なぜなら、頑張りや努力は主観的な表現であり、行動や成果として他者に伝わりにくいためです。

評価される目標にするためには、「○○の技術を3ヶ月以内に習得する」「月2回の勉強会に参加する」など、誰が見ても結果がわかる形に具体化する必要があります。気持ちだけでなく、行動に落とし込むことで、自他ともに成長を実感できる目標になります。

抽象的な個人目標の改善方法

「看護の質を向上させる」「患者に信頼される看護師になる」などの抽象的な目標も、評価されにくい典型例です。これらは理想としては重要ですが、何を・どのように・いつまでに実行するかが不明確なため、達成の判断が難しくなります。

改善するには、SMARTの法則(具体的・測定可能・達成可能・関連性がある・期限が明確)を活用して、目標を再設計するのが効果的です。

例を挙げると「1ヶ月で患者満足度アンケートで肯定的回答率を10%向上させる」と設定すれば、行動と結果の評価が可能になるでしょう。

目標が簡単に立てられるようになる2つのテンプレート

テンプレートを利用して目標を設定する看護師のイメージ図

目標を立てるのが苦手と感じている方は、テンプレートを活用しましょう。ここでは目標設定作りに役立つ2つのテンプレートを紹介します。

SMARTの法則:新人の目標設定に役立つ

SMARTの法則は、5つの基準にそって目標を立てる手法です。5つの基準は以下のとおりです。

  • Specific(具体的な)
  • Measurable(測定可能な)
  • Assignable(誰がやるのか割り当て可能な)
  • Realistic(現実的な)
  • Time-related(期限が明確な)

SMARTの法則を活用すれば、現実的で定量的な目標設定が可能です。

SMARTは40年以上前に提唱された目標達成テンプレートですが、具体的な目標を立てやすいことから、現在もさまざまな企業で取り入れられています。SMARTを看護領域において実践すると、以下のような目標設定が立てられます。

【SMARTを活用した目標設定】

・3ヶ月以内に研修会に5回参加する
・30分以内にシーツ交換を行えるようにする

具体的ですぐに実践できる目標を立てられるので、看護師はモチベーション高く業務に取り組めます。指導者も目標の達成度がわかるので、的確に指導ができます。

MBO:中堅・ベテランの目標設定に役立つ

MBOとは、「Management By Objectives」の頭文字の略称で、日本語では目標による管理と訳されます。

MBOは、自主性を意識した目標達成テンプレートです。自らで目標達成までの行動を定め、スキルアップを目指します。看護師がMBOを使用して目標設定をする事例は以下のとおりです。

  • 目標:患者・家族と積極的なコミュニケーションを図ることで、3カ月後までにクレーム数を80%減らす
  • 達成案:⚪︎月に行われるクレーム研修会に参加する

目標に対する達成案も同時に考えることで、具体的な取り組みができます。また数値を示すので指導者は明確な評価を行えます。

MBOを作成する際には達成するゴールを明確にすることと、チームや個人、企業の目標をリンクさせる点が特徴です。

組織目標も意識して自分の看護目標に落とし込もう

看護師が個人目標や目標管理シートを作成することで、自身のスキルを高めるだけでなく病院全体の質を高めることに繋がります。看護師としての経験や年数が上がるごとに、目標とすべき内容が変わってきます。

新人からベテランになるにつれ、組織全体を意識することが大事です。達成できる目標や行動を明確に、具体的に設定してみましょう!

自分のスキルや状況に合っているか、誰が見ても判断しやすいかを意識して個人の目標を立ててみてください。

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