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【看護師の観察力はなぜ必要なのか?】大切なことと必要な能力を解説

  • 看護師になるためにはどういった素質が必要なのか?
  • 観察力が必要問われたが、なぜ必要かわからない
  • 観察力以外に必要な看護師の能力って何?

看護師として働いている人や、看護師を目指している人でこのような疑問を持っている人はいませんか?

看護師として必要な素質や能力はいくつかあります。その中でも観察力が必要な理由はご存知でしょうか。

観察力が必要な理由が理解できず、見逃してしまうことで患者さんに大きな影響を与えてしまう可能性があります。

この記事を読めば、看護師としての能力と観察力をアップさせることができます。これまで苦手としてきた人にもわかりやすく解説していますので、是非とも参考にしてみてください。

目次

看護師として必要とされる素質・能力とは

看護師として必要とされる素質や能力とはどのようなことがあるのでしょうか?

ここでは、以下の項目について解説しています。

  • 観察力
  • コミュニケーション能力
  • 判断力
  • 責任力
  • 向上心
  • 体力
  • メンタルの強さ
  • 優しさ・思いやり

それぞれみていきましょう。

観察力

看護師は、患者さんの些細な変化に気づかないといけません。

そこで観察力は重要となります!

「いつもと何か違う」と感じて、何が違うかを具体的に観察します。

患者さんの表情や行動、言動の変化に気付けるように日頃からアンテナを広げて観察するようにしましょう。

コミュニケーション能力

患者さんとのコミュニケーションだけではなく、医師や他職種と良好なコミュニケーションがとれないと患者さんのケアにつなげることができません。

また、患者さんによっては言葉を発することができなかったり、認知症などの症状によりコミュニケーションを取りにくい人もいます。

そういった人に対しても上手くコミュニケーションがとれるのは看護師なんです。

判断力

患者さんの観察をして、次に何をすべきかという判断力も重要となります。

患者さんの急変時や、今起きていることに対してすぐに医師へ報告するのか、患者さんに対して援助を行うのか、とっさの判断が必要となる場面もあります。

はじめはうまく判断できなくても、経験を積んでいくことで身につけることができます。

責任感

患者さんの命に関わる仕事をしているという責任感も重要です。看護師の仕事は適当にしていいことはありません。

いい加減な確認や対応をすることで事故を起こしてしまうかもしれません。

責任感を持って仕事ができるようになりましょう!

向上心

医療は日進月歩と言われています。

看護師になっても毎日勉強をしていかないといけません。

向上心がないと続けられない仕事と言えますね。

質の高い看護を行うためにも、向上心が重要です。

体力

看護師の仕事は、繊細な仕事だけではなく、患者さんの移乗や搬送など体力が必要となる援助がたくさんあります。また、病棟内を走り回るほどの忙しさや、不規則な勤務があるのも特徴です。

体力が続かないと仕事ができないと感じている人も多いでしょう。

看護師の仕事は体力勝負であるとも言えます!

メンタルの強さ

日勤だけではなく夜勤をしたり、患者さんの疾患や状態の変化に対応していくメンタルの強さも必要です。

患者さんによっては、病気やケガの状態で精神的に落ち込んでいる人もいて、看護師に強く当たってしまうことがあります。そういった患者さんに対しても状態を理解して対応しないといけません。

看護師同士の人間関係も独特であり、メンタルの強さで乗り越えていかないといけないこともあります。

優しさ・思いやり

優しさや思いやりは、看護師として重要な素質と言えます。看護は仕事でもありますが、優しさや思いやりがないと患者さんや家族の想いに寄り添った看護ができません。

相手の気持ちになって行動し、必要な看護につなげられるようにすることが重要です。

なぜ観察力が必要なのか

看護師は、なぜ観察力が必要なのでしょうか?

ここでは、以下の項目について解説しています。

  • 患者さんをよく知ることができる
  • 患者さんの変化に気づく
  • 患者さんの想いに寄り添える

それぞれみていきましょう。

患者さんをよく知ることができる

患者さんの観察ができることで、患者さん自身を知ることができます。

患者さんに必要な看護は何か、退院後にどんな生活を送るのか、それまで看護師は何をすべきかを患者さんとのコミュニケーションの中で観察していきます。

会話しながらどんな表情をしているのか、看護師に訴えないが我慢している事はないかを観察できるようになりましょう。

患者さんの変化に気づく

日頃から患者さんの観察ができていると、ふとした変化に気づくことができます。この変化は良い変化もありますが、患者さんによっては急変などの症状悪化の変化かもしれません。この気づきが患者さんの命を救うことにもなります。

患者さんの言動や行動、表情や治療内容を観察につなげられることが大切です。

患者さんの想いに寄り添える

療養中の患者さんは、病気やケガによる苦痛を感じています。観察ができる看護師は、そういった状態の患者さんの想いに寄り添った看護をすることができます。

患者さんの言葉の裏には何があるか、敏感に感じ取れるかどうかは日頃の観察次第でもあります。

看護師に必要なフィジカルアセスメントとは

看護師の観察力と、他にはフィジカルアセスメントも重要です。ここでは、以下のことについて解説しています。

  • バイタルサイン
  • 意識
  • 呼吸
  • 循環
  • アセスメント能力

それぞれみていきましょう。

バイタルサイン

患者さんの観察をするときには、必ずバイタルサインを測定します。

バイタルサインとは、「生命の兆候」といって人間が生きていることを示す指標です。体温、脈拍、血圧、呼吸、酸素飽和度を測定します。

バイタルサイン測定がルーティーンワークとしてアセスメントができないと観察につながりません。

バイタルサインを測定した意味や、数値から患者さんの現状を正確に判断する必要があります。

意識

バイタルサイン測定と同時に、まずは患者さんに声をかけて意識状態を確認します。そこで患者さんの返答に変化があれば、患者さんに何か起きているかもしれません。

意識レベルの評価は「ジャパン・コーマ・スケール(JCS)」と「グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)」の二つがあります。

ジャパン・コーマ・スケール(JCS)は、患者さんが開眼しているか、声掛けに対して開眼するか、痛み刺激に反応するかなどを評価します。病院や救急搬送時に一般的に使われます。

グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、開眼、言語反応、運動反応で評価します。

呼吸

患者さんに声をかけて言葉を発することができれば呼吸していると言えます。

ここでの呼吸の観察は、呼吸の回数や性状を観察します。呼吸回数を測定するときに患者さんに伝えると意識的に呼吸してしまいがちなため、伝えず測定します。また、呼吸を確認するときには胸部の音も聴取し、雑音がないか雑音の種類は何なのかを観察します。

意識がなくて呼吸も普通ではないまたはしていないと判断した場合は、心肺蘇生法を開始知る必要があります。

循環

バイタルサイン測定時の血圧の値や脈拍の回数や性状、ショック状態(冷汗、手足の冷感、湿潤、チアノーゼ)の有無が循環の評価です。

ショック状態であり、脈拍の触知ができないまたはしにくい場合は血圧の低下も考えられ、即時に心肺蘇生法を開始する必要があります。

すぐに静脈ラインを確保したり、心電図やエコーなどでショックの原因検索をする必要があるため、初期の観察が重要と言えます。

アセスメント能力とは

アセスメントとは、患者さんの情報収集を行い、その情報を整理・分析・評価するプロセスのことをいいます。

患者さんに合った看護を提供するためには、アセスメントを十分に行う必要があります。

アセスメントをするための情報収集方法は、以下の2つがあります。

  • 主観的情報
    • 患者さん自身が痛みや苦痛を訴えていること、患者さんとのやりとりで得られる情報
  • 客観的情報
    • バイタルサイン、検査結果、問診や所見・観察で得られる情報

看護師として必要な観察力を磨き、患者さんや家族の看護につなげられるようにしましょう!

看護師にとって必要な素質や能力である観察力についてご理解いただけたと思います。

看護師は、患者さんに一番近い存在であり、日頃から患者さんのことを無意識に観察している状態でもあります。この無意識な状態で観察していることを意識的に観察するようにして、患者さんに必要な看護ができるようになりましょう。

自信がないと感じている人でも、この記事を参考に看護師として必要な観察力を磨いて、患者さんや家族の看護につなげられるようにしましょう。

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