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【驚き!】介護施設で取り組んでいる面白いプログラム6選!
介護施設が増えたことで、新しいアイデアやプログラムを実践する動きが見られるようになりました。
老後に不安のある方や介護施設で働かれている方など、多くの方に参考になる内容となっています。最後まで読み進めて、ぜひ生き生きとした老後を過ごしていただければ幸いです。
介護施設の面白い取り組み3選!
介護施設で実施している面白い取り組みは以下のとおりです。
- 施設内通貨を使用する
- 利用者と職員が畑で野菜を作る
- 食堂を経営して利用者が料理を作る
施設での取り組みのヒントにしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
施設内通貨を使用する
あるデイサービスでは、施設内通貨を使用して利用者の意欲を高める活動が行われています。
リハビリやレクリエーションに取り組むことで、施設内で使用できる通貨を獲得できます。月1回の買い物デイサービスの際に、通貨を使用して購入することができます。
施設内通貨を使って、自分の好きな食べ物や孫のためにお菓子を買ったり、お世話になっている介護職員にコーヒーをプレゼントするなど、目的は様々です。
施設内通貨は、リハビリやレクリエーションに頑張るモチベーションにつながります。また、買い物をすることで利用者の認知活動が活発になるため、介護施設で導入する例が増えています。
利用者と職員が畑で野菜を作る
畑付きデイサービスが人気を集めています。
週に1回畑を耕し、作った野菜を販売する通所介護事業所で、利用者と職員が畑で野菜を作ることができます。畑付きデイサービスを利用するようになった高齢者には、さまざまな良い変化が見られます。
例えば、元々部屋に閉じこもっていた方が畑付きデイサービスに通うことで、活発に行動するようになったというケースがあります。高齢になっても「仕事をしたい」という気持ちを持っている方は多いと考えられます。
何かに取り組むことが好きな方は、畑付きデイサービスを利用してみることをおすすめします。
食堂を経営して利用者が料理を作る
ある介護事業所では、利用者が料理を担当し、地域の方に食べてもらえる食堂を運営しています。利用者と職員で食事のメニューを決め、デイサービスが経営している食堂で販売されます。
認知症があっても、包丁さばきやレシピを忘れず、美味しい料理を提供することができるため、介護施設での面白い取り組みとして人気があります。このサービスは、今後もさまざまな事業所で展開されることが期待されています。
一般的な介護施設でできる面白いイベント3選
ここでは一般的な介護施設におすすめの面白い取り組みを紹介します。
- 四季を感じられるイベント
- 地域との交流ができるイベント
- 利用者全員で参加できるイベント
畑仕事や料理の提供ができない介護施設に勤めている方や、一般的な介護施設でも楽しめるイベントを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
四季を感じられるイベント
季節を感じるイベントは、誰もが楽しめるので人気があります。
介護施設でも、以下のようなイベントが開催されています。
- 餅つき
- お花見
- 夏祭り
- クリスマス
季節感を楽しむことができるイベントは、外出をする機会や、昔を思い出しながら楽しめる点が魅力です。また、継続的にイベントを企画できるため、利用者は1年間楽しみを感じることができます。
節分やハロウィンなどでは、スタッフや利用者が仮装をして共に楽しめる点も、四季を感じるイベントの魅力の一つです。
地域との交流ができるイベント
介護施設では、地域との交流を深めるためのイベントも開催されています。
新年会や夏祭りのイベントでは、地域の方を介護施設に呼び込み、みんなで盛り上がることができます。また、利用者にとっては、家族や親戚を招いて楽しめる機会でもあります。
ただし、コロナ禍により、人を介護施設に呼ぶことが難しくなっていましたが、現在は少しずつ緩和されている傾向があります。
そのため、家族や地域の方で楽しめるイベントが再び開催されることが期待されます。
利用者全員で参加できるイベント
介護施設では、利用者全体で楽しめるイベントの企画が大切です。
たとえば、以下のようなイベントが挙げられます。
- 運動会:玉入れや風船バレーなど、利用者全員で楽しめる運動競技
- 節分:介護職員が鬼となり、利用者が豆を投げたり、恵方巻きを食べたりして季節を感じる行事
利用者が参加するイベントは、立った状態でも座った状態でも取り組めるように工夫することが重要です。
利用者同士の交流が生まれたり、運動不足の解消にもつながったりするため、積極的に企画していきましょう。
介護施設が面白い取り組みをする理由
介護施設が面白い取り組みを実践する理由は以下のとおりです。
- 認知症予防
- 機能不全の防止
- ストレス解消
- 利用者の生活満足度を上げる
それぞれ具体的に解説します。
認知症予防
介護施設でのレクリエーションやイベントの取り組みは、認知症予防に効果的です。
具体的には、以下のような理由が挙げられます。
まず、普段の生活とは違う取り組みをすることで、脳の活性化につながることがわかっています。さらに、イベントは、他の利用者や家族とコミュニケーションを取る機会となります。
人は孤独感が強いと認知能力の低下が起こると言われているため、交流を通して感じられるつながりは認知症予防に大切です。このように、レクリエーションやイベントは、利用者の認知力の向上に役立つといえます。
介護施設では、定期的にこのような取り組みを実施することで、認知症予防につながる素晴らしい効果を期待できます。
機能不全の防止
高齢になると、運動機能が低下し、身体を動かす機会が少なくなります。
介護施設においては、利用者の座っている時間が長い場合もあります。そこで、イベントやレクリエーションを取り入れることが重要です。
高齢者の身体機能を維持するためにも、定期的な運動が必要です。ただし、無理に大きな動きを加えるのは危険が伴うため、座りながらでもできるレクリエーションを企画することが求められます。全員で参加できるように、アレンジを加えたり、様々な種類のイベントを用意することがポイントです。
介護施設においては、適切なレクリエーションやイベントを通じて、高齢者の身体機能の維持・向上に貢献することができます。
ストレス解消
高齢者にとって、身体を動かしたり交流をしたりすることはストレス発散につながります。しかし、家族との関係がうまくいっていなかったり、独居で生活をしていたりする方もいるため、日々の生活のなかで不安を感じている高齢者も少なくありません。
介護施設で面白いイベントを実施することで、普段とは異なる体験ができ、不安や嫌なことを発散することができます。
介護施設に通う時間を楽しくすることは、利用者の心の栄養補給につながります。
利用者の生活満足度を上げる
介護施設における様々な取り組みは、利用者の生活満足度を向上させることが期待されます。
例えば、食堂での料理提供によって、「美味しい」と言ってもらえることで自己肯定感が高まり、交流が生まれることでコミュニケーションの場にもなります。また、畑仕事やイベントに参加することで、自己実現や役割感を感じられ、社会とのつながりを感じることができます。
これらの体験や感情は高齢者の幸福度に大きな影響を与えるため、介護施設が面白い取り組みを行うことは、利用者の生活満足度向上の重要なきっかけとなるでしょう。
介護施設の面白い取り組みで老後や職場を明るく!
介護施設での面白い取り組みは、利用者にとってデイサービスや特別養護老人ホームに通う楽しみとなるだけでなく、職員にとっても楽しい時間を過ごせることができます。
職員が楽しそうにしていると、利用者もイベントやレクリエーションに積極的に参加してくれることがあります。面白い取り組みを通して利用者の生活満足度を上げることで、介護施設全体が明るく、よいムードになることが期待できます。
今回紹介した内容を参考に、より多くの施設が面白い取り組みを行い、利用者と職員がともに楽しい時間を過ごせる場を提供していくことが望まれます。