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【未経験からは厳しい?】ケアマネ転職における対策とコツを解説!
ケアマネージャーには介護保険サービスの知識やケアプランの作成方法など幅広い専門知識が求められます。これからケアマネージャーを目指す方も「未経験からの就職は厳しい」と聞いたことがあるのではないでしょうか。
これからケアマネージャーになりたい方が、資格を取得しても就職できなかったといった事態を避けられるでしょう。
「未経験からケアマネージャーになりたい」「未経験からでもケアマネージャーになれるか不安」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ケアマネージャーを未経験からだと厳しいと言われる理由
ケアマネージャーを未経験からだと始めるのが厳しい理由は以下のとおりです。
- 直接指導できる人が少ないため
- 募集定員が少ないため
- 経験者も応募してくるため
これからケアマネージャーを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
直接指導できる人が少ないため
ケアマネージャーが未経験だと厳しいと言われる理由は、直接指導できる人が少ないためです。
ケアマネージャーは一つの事業所に2人〜4人しかいません。また施設のケアマネージャーだと1人で50〜100人の利用者を受け持っています。そのため、未経験のケアマネージャーが入社してきても指導できる余裕がないのです。
募集定員が少ないため
ケアマネージャーは募集定員が少ないのも、未経験からだと始めるのが難しい理由の一つです。
一般的には施設ケアマネージャーは2〜4人、居宅ケアマネージャーは1〜2人しかいません。また残業も比較的少なく、ワークライフバランスが保てるため退職者も少ないです。
給与も福祉職のなかでは高く「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、特定処遇改善加算取得事業所のケアマネージャーの給料は、35万6,310円となっています。
経験者も応募してくるため
ケアマネージャーの募集には、経験者も応募してきます。
事業所が即戦力となる経験者を優遇するのは当然です。また、教育体制が整っていない事業所だと経験者が優位になりやすいでしょう。
ケアマネージャーを未経験から始められるための方法
ケアマネージャーを未経験から始めるための方法は以下のとおりです。
- 福祉系の資格を取得している
- 管理職の経験がある
- パソコンのスキルをアピールできる
未経験からでもケアマネージャーを目指せるためのアピール方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
福祉系の資格を取得している
ケアマネージャー以外の福祉系の資格があると、未経験からでも採用されやすいでしょう。
たとえば以下のような資格です。
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 介護福祉士
ケアマネージャーではない資格があれば、福祉の仕事の経験をアピールできます。さらに福祉系の大学を出ていれば、介護の仕事に強い関心があると思ってもらえるので未経験からでもケアマネージャーになりやすいでしょう。
管理職の経験がある
生活相談員や管理職の経験があると、未経験からでもケアマネージャーになりやすいです。
ケアマネージャーには利用者さんのスケジュール管理や行政・他職種との連絡調整などといったマネジメントスキルが必要です。また介護保険サービスがスタートしても、モニタリングを実施し介護保険サービスが実際に行われているか進捗を確認しなくてはいけません。そのため、過去にマネジメント業務やリーダー職の業務に関わった経験があるといいでしょう。
パソコンのスキルをアピールできる
ケアマネージャーは事務仕事が基本です。
ケアプランやモニタリングシートの作成は、すべてパソコンで行います。パソコンに関する資格や操作に慣れていることをアピールできると「いちから指導しなくても大丈夫」と伝えられ、未経験からでも採用されやすくなるでしょう。
未経験のケアマネージャーでも選べる就職先
未経験のケアマネージャーでも選べる就職先の特徴は以下のとおりです。
- オープニングスタッフを募集している事業所
- 未経験でも募集している事業所
- 規模の大きい事業所
- 非正規雇用で募集している事業所
未経験からケアマネージャーを目指す方は、ぜひ応募する際の参考にしてみてください。
オープニングスタッフを募集している事業所
新規で立ち上げる事業所のオープニングスタッフは、定員が空いている状態です。
ケアマネージャーの募集もするので、入社できるチャンスがあります。オープニングスタッフは人間関係を構築しやすく人気のため、経験のあるケアマネージャーの応募が多いでしょう。
ライバルも多いですが福祉の仕事の経験やスキルをアピールすれば、採用される可能性は高いです。
未経験でも募集している事業所
「未経験歓迎」と求人募集している事業所は、未経験からでもケアマネージャーに就職しやすいです。ケアマネージャーの人数も多く、教育体制も整っている可能性があるからです。
常に人手不足のため、未経験者を採用しないと対応できない状態の事業所の場合があります。
「未経験歓迎」の求人を見かけたら、事業所名を調べて口コミや評判をチェックするのがおすすめです。
見学をして実際に職場の雰囲気を確認するのもいいでしょう!
規模の大きい事業所
規模の大きい事業所は教育体制が整っていたり研修も充実していたりするので、未経験からでも始めやすいでしょう。求人で規模の大きい事業所を見かけたら、ケアマネージャーの人数を確認しておくのがおすすめです。
4人以上いると比較的余裕のある状態なので、未経験を受け入れやすい体制ができています。また規模の大きい事業所では、きちんと引き継ぎ業務も行ってくれます。
事業所によってはすでに前任者が退職しており、引継ぎが書面だけの場合もあります。未経験からケアマネージャーを行う際に引き継ぎがない職場では、何から始めればいいかわからずに困惑してしまうでしょう。
ケアマネージャーの人数に余裕があれば、前任者が退職するまでの引き継ぎ期間から入社できるので、スムーズに仕事ができます。
非正規雇用で募集している事業所
経験のないケアマネージャーを正規雇用で採用する事業所は少ないので、まずはパートやアルバイトで入社してみるのがいいでしょう。
派遣に登録すれば派遣会社のキャリアアドバイザーが、未経験からでもケアマネージャーを始められる事業所を探してくれます。またパートやアルバイト・派遣などで経験を積んでから正規雇用になれる可能性もあります。
まずは非正規雇用のケアマネージャーを目指してみてください!
スキルや経験をアピールして未経験からでもケアマネージャーになりましょう!
ケアマネージャーは未経験からだと採用されるハードルが高くなりがちです。福祉系の資格やマネジメント業務の経験を活かすことで、採用されやすくなります。また事業所を選ぶのもポイントです。
ケアマネージャーが多い事業所や、教育体制の整っている事業所であれば未経験のケアマネージャーでも採用されやすいでしょう。
記事の内容を参考に、ぜひ応募してみてください。