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【具体例付き】介護職員の個人目標の立て方を徹底解説
- 自分には目標なんてないし、シートに書けって言われてもうまく書けないよ
- 目標を立てた方が良いのはわかってるけど、いい感じの目標を立てられないんだよな
このように一度は思ったことはあるのではないでしょうか。実は、目標をうまく立てられないと感じている人は多いのです。しかし、目標の立て方にはちょっとしたコツがあり、マスターすることで誰でも立てられるようになります。
ぜひ最後までご覧ください!
介護職員が個人の目標を立てるメリット3選
目標を立てるのが大切なのはわかっているけれど「どうして目標を立てるのか?」や「目標を立てると何が良いのか?」まで理解している人は意外と少ないのです。
ここでは個人が目標を立てるメリットを3つ紹介します。目標を立てる前にしっかり理解しておきましょう。

長期間、モチベーションを維持できる
目標を掲げることでモチベーションを維持することに繋がります。特に意志力が弱いと感じている人は、以下のようなことをすると効果的ですので、ぜひ実践してみてください。
モチベーション維持のためにすべきこと
- 周りの人に目標を宣言する
- 目標を紙に書き、壁に貼る
- 目標を細かく分解し、定期的に小さな目標を達成する(達成感を味わうことに意味があります)
計画的にスキルアップできる
長期的(数年単位)目標と短期的(数日・数週間・数か月単位)目標を立てることで、計画的にスキルアップできるようになります。
- 5年後・10年後、どんな自分になっていたいか想像する
- (例、5年以内に講師になる!など)
- そのために必要な要素は何か、リストアップする
- (例、資格を3つ取得する、講師になるためのセミナーを受ける、など)
- いつ頃までに達成したいか決める
- (例、今年中に最低1つは資格を取る、など)
目標から逆算することで、今自分がやるべきことが見えてきます。あとは立てた計画通りに動いていけば、思うようにスキルアップできます。
キャリアアップの計画を立てられる
前項と同様、キャリアアップについても計画的に進めることができます。
キャリアアップの場合は、自分の努力だけでどうにでもできるスキルアップとは違い、周囲の影響もあります。そのため周囲の影響を受けた場合のことも考えておく必要があります。
目標を立てる手順(5ステップ)
上手な目標を立てるには、ある程度決まった流れがあります。自分一人で目標を考えてもうまくいかない人はこれから紹介する流れに沿って考え進めてみてはいかがでしょうか。

1.課題の発見・現状把握
適切な目標を設定するにはまず自分が抱えている課題を知ることが初歩です。自己分析などを通して、
- 自分にできていること
- 現段階でできていないこと
- 今後やりたいこと
- やるべきこと
などをリストアップしましょう。
自分のレベルがわからないと適切な目標設定はできないため、全ステップの中で一番力を入れてもよいです。
2.ゴールの設定
自分の課題や現状が把握できたら、次は最終目標(ゴール)を決めていきます。
今の自分に合った目標を決めていきましょう!
決めたら手帳やカレンダーにメモしておいたり紙に書いて壁に貼っていたりすると、忘却防止やモチベーションの維持にも繋がります。
3.ゴールまでの流れを分割
目標はただ立てて終わり、では意味がありません。実際に行動し達成してはじめて意味を持つのです。そのため目標をたてるときには具体的な行動(アクションプラン)まで合わせて決めるようにしましょう。
最終目標(ゴール)が決まったら、そこに至るまでの道のりを細分化することが重要です。
4.期間を設定
目標やアクションプランを設定するときは
- その目標をいつまでに達成するか
- いつまでに○○するか
といった期間も合わせて設定することが大切です。達成できたかどうかが明確になりますし、モチベーションの維持にもつながります。
おすすめポイントとしては
- 短期的な目標についてはできるだけ具体的に決める
- (例、5月の試験に合格する、など)
- 長期的なものについてはある程度幅を持たせる
- (例、3年以内に役員になる、など)
長期の目標に幅を持たせるのは、少しでも計画通りに進まなかったときに調整できるようにするためです。
5.具体的な行動を決定
最終目標と達成までの期間を決め、そこに至るまでの道のりを何段階かに分割したら具体的な行動まで落とし込みましょう。
できるなら1つ1つのアクションにも期間を設定すると良いです。そうすると、計画全体の中で自分が今どこにいるのかがわかります。
計画ができあがったらその通りに実行していき、必要に応じて調整しましょう。
目標を設定する際のポイント4選
前項では目標を決める手順・流れを解説してきました。手順通りに進めるだけでもよりよい目標を立てられるようになりますが、そこに加えてこれから紹介するポイントを意識すると、さらによい目標にできます。

自分が実現できる目標にする
うまく目標を設定できていない人は実現不可能な目標にしてしまっていることが多いです。
せっかくなら自分が達成できるものにしましょう!
「達成できたかどうか」が判断できるようにする
達成できたかどうかが明確に判断できるような目標にすることも大切です。目標を以下のようなものにすることをおすすめします。
- 期間が定まっている
- 数字が入っている
- 他者の評価が基準になっている(資格試験の合否など)
達成できたかどうかが曖昧だと、達成感も味わえず、自分のレベルもわからなくなるため、目標を立てた意味がなくなってしまいます。
管理者・経営者の視点で考える
優秀な管理者や経営者は長期的な目線を持っているもの。また組織全体のことも考えなければなりません。そのような目線は普段はあまり意識することはないかもしれませんが、目標を決めるときは経営者になったつもりで考えてみましょう。
社会のこと、組織のこと、将来のことなど考えるべきことが多くて複雑ですが、慣れればより有意義な目標を立てられるようになります。
うまくいかなかった場合の計画も考えておく
「やる前から失敗したときのことを考えるのはちょっと・・・」と思うかもしれませんが、目標設定時にはうまくいかなかった場合の対処法も考えておくと良いです。
全ての目標を計画通りに達成するのは至難の業だからです。自分では計画通りに動いているつもりでも、他のさまざまな要素が絡み合って想定外のことが起こることもあります。
なにかが起きてから対処するのでは遅い場合もあるため、ある程度想定できる事態は想定しておきましょう。
【勤続年数別】具体的な目標例
これまで目標の立て方について解説してきました。しかし「具体的にどんな目標を立てればいいかわからない」と悩んでいる人も多いでしょう。
ここでは、勤務年数別に目標の具体例を紹介しています。今の自分が当てはまっているものを見るのも良いですし、これから先、どんなことを考えればよいかを見ておくのもよいでしょう。

1.1~3年目向け
1~3年目の新人は仕事に慣れ、基本的な知識やスキルを身につけることが最優先です。
目標例
- 「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」を受講する
- 利用者の名前と顔を一致させる(それぞれの病気や状況、趣味なども把握しておくと良い)
- 1日1回、自分から患者に声をかける
- 報告・連絡・相談では5W1H(いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように)を明確にする など
2.4~6年目向け
4年目以上の中堅層は仕事の基本を覚え、後輩への指導やリーダー職を任される時期。研修やセミナーなどへの参加と実践によって専門スキルをさらに身に付けていくことになります。
目標例
- 洞察力をつけ、患者の小さな変化にすぐに気づけるようになる
- 患者1人1人に応じた対応ができるようになる
- 患者やその家族からの質問に適確に答えられるようになる
- 後輩や部下の育成に力を入れる など
3.7年以上向け
ベテラン層になると組織全体のことを考えられる力が求められます。自分がこれまで経験してこなかった立場の人の気持ちも理解しなくてはならないため、資格やセミナーだけでは得られない、より実践的な現場の知識を学ぶことが必要です。
仕事中でも常に向上心を持っていることが大切です!
目標例
- 患者やその家族から相談やクレームに対して真摯に対応する
- 従業員1人1人がそれぞれのスキルや経験を十分に活かせるような人員配置にする
- リーダー・管理者・経営者向けのセミナーには積極的に参加する
- 講師としての仕事も増やす
- 事業所の経営状況を正確に把握する
自分に合った目標を設定して達成しよう!
適切な目標を立てられるようになると仕事以外でも活用できるようになります。そして計画通りに進められるようになると、大抵のことはうまくいくようになります。
ぜひ、目標設定のコツを覚えて人生を豊かにしましょう!