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【具体例あり】介護職が個人目標を立てるための4ステップ!

介護職に就くと1ヶ月に1度や1年に1度、個人目標を考える期間があります。しかし個人目標の立て方がわからず、悩んでいる方もいるでしょう。

今回では、介護職が個人目標を立てるための4つのステップを紹介します。

入社して間もない方やベテラン職員でも迷わずに個人目標が立てられます。具体例も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

目次

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介護職が個人目標を立てる理由

介護職が個人目標を立てる理由を紹介します。

  • 自分の現状を認識できる
  • モチベーションを持って働ける
  • キャリアパスが描ける

それぞれ解説します。

自分の現状を認識できる

介護職が個人目標を立てる理由は、自分の現状を正確に認識するためです。現状を把握することで、目標達成に必要なスキルや経験が明確になります。闇雲に行動する必要がなくなるため、目標達成率を高めることが可能です。

まずは自分の現状がどのような状態かを確認し、その上で目標を立ててみることをお勧めします。

モチベーションを持って働ける

目標を設定することで、モチベーションを維持しながら働くことができます。目標がないと、「言われたことだけをやっていれば良い」という受け身の姿勢になりがちです。

目標を持つことで、達成への意欲が湧き、自発的に行動するようになります。

仕事に前向きに取り組み、介護職としての成長も期待できます。

キャリアパスが描ける

目標があると、自分にとっての適切なキャリアパスが明確になります。「何年後に介護福祉士の資格を取得する」「何年後にケアマネージャーの資格を取得する」といった具体的なゴールが見えてきます。

目標に向けての適切なプロセスを積むことで、迷いなく進めるようになります!

必要なスキルや経験も明らかになるため、目標設定は非常に有効です。

介護職が個人目標を立てるときの4ステップ

介護職が個人目標を立てるときは以下の4つのステップが重要です。

  1. 課題点を洗い出す
  2. 1つの課題点に絞る
  3. 具体的な目標を立てる
  4. 信頼できる上司や職員に宣言する

ぜひ参考にしてみてください。

1.課題点を洗い出す

まずは課題点を洗い出しましょう。悩んでいることやうまくいかないことを見つけていきます。

課題点の中には、目標設定につながるヒントがあります!

「食事介助のペースがつかめない」や、「移乗介助がうまくできない」など、現状抱えている問題を書き出していくことがおすすめです。

2.1つの課題点に絞る

複数の課題点を洗い出したら、1つに絞りましょう。一度に複数の課題を解決しようとすると、混乱するからです。また、達成度がわかりやすく、具体的な改善策も考えやすくなります。

目標を1つに絞り、それに必要なスキルや経験を着実に積んでいくことをおすすめします。

3.具体的な目標を立てる

1つに絞った目標を具体的にしましょう。数字で評価できる仕組みにしておくと、達成度が明確にわかります。定量的に判断できるので、あいまいになりにくく、形骸化を防ぐことも可能です。

例えば、「1ヶ月間で食事介助のスプーンの入れ方を覚える」「1日3人に話しかける」といった具体的な目標を立てましょう。

4.信頼できる上司や職員に宣言する

目標は上司や同僚に積極的に共有しましょう。心理学では「パブリックコミットメント」と言われており、目標を宣言することで努力する意志が強まり、達成度が上がると考えられています。「◯日までに目標を達成します」と宣言することで、周りを裏切れない気持ちが働きます。

「共有するのは恥ずかしい」と考えている方は、紙に書き出して目に見える所に置いておくだけでも効果があるので、ぜひ試してみてください。

個人目標が見つからない場合はどうする?対策を4つ解説

介護職の個人目標が見つからないときの対処法を紹介します。

  • 上司や同僚に相談する
  • 自分の理想の状態を考える
  • 期間を設ける
  • 段階的に考える

それぞれ解説します。

1.上司や同僚に相談する

個人目標が上手く見つからない場合は、上司や同僚に相談しましょう。他者からのアドバイスは客観的な視点を提供してくれるため、自分では思いつかなかった意見がもらえるかもしれません。自分では気付けない課題点が見つかり、より良い目標を立てることができます。

個人目標の作成に困っている方は、ぜひ上司や同僚に相談してみてください。

2.自分の理想の状態を考える

目標設定には、自分がどうなりたいかを考えることが重要です。自分が到達したい状態が明確になれば、それに向かうために必要なスキルや経験が見えてきます。理想像は抽象的で構いません。とにかく書き出してみることが大切です。

個人目標が見つからない方は、理想とする状態をイメージし、それに近づく方法を考えましょう。

3.期間を設ける

目標が思いつかない場合は、期間を設けることをおすすめします。目標を考える期間を定めると、「締め切りまでに考えなければ」という思いが集中力を高めます。これは「締め切り効果」と呼ばれ、心理学的にもその効果が認められています。

時間制限によるプレッシャーを活用して、目標を立ててみてください。

4.段階的に考える

「介護職としてどうありたいか」と漠然と考えると、目標が思いつきにくいものです。そのため、1年後、3年後といった具体的な期間を分けて考えるのがおすすめです。段階的に考えることで、その時期に必要なスキルや経験が明確になります。

目標設定の際に適切な取捨選択ができるため、スムーズに個人目標を立てることができます。

【年数別】個人目標の具体例を紹介

介護職は年数ごとに求められるスキルや取得できる資格が変化します。そこで、年数別の個人目標や取得できる資格を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【1〜3年】新人職員の個人目標や取得できる資格

入社して1〜3年目の新人職員が掲げる、個人目標と取得できる資格を紹介します。

個人目標

1~3年目の介護職員は介護の基本を身につける時期です。具体的には以下のようなスキルを身につけます。

  • 介護技術の基本スキル
  • 高齢者との関わり方
  • 社会人としてのビジネスマナー

身体介護のスキルや傾聴、挨拶の仕方など、介護職だけではなく社会人としての基本を学ぶ時期です。そのため、個人目標は「おむつ介助をする際にパッドを綺麗にあてる」「出勤時には利用者に挨拶をして3人以上の方と話す時間を作る」などの基本的な目標が大切です。

取得できる資格

1〜3年目の介護職員が目指せる資格は以下のとおりです。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護職員実務者研修

介護未経験の方は、介護初任者研修や介護実務者研修の取得を検討しましょう。

介護初任者研修は、介護の基本的な知識や技術を網羅的に学べるので新人の方にはおすすめです。

介護職員実務者研修は、介護福祉士資格を受験する際に必要な資格です。座学と実技試験を受けることで取得できます。資格を保有していると手当がつく職場もあるので、取得しておいて損はありません。

【4〜9年】中堅職員の個人目標や取得できる資格

4〜9年目の中堅職員向けの個人目標や取得できるスキルを紹介します。

個人目標

中堅の介護職員になると、以下のように任される仕事が変化していきます。

  • イベントなどの企画・運営
  • フロア・ユニットリーダーを担当
  • 委員会での司会・進行
  • 後輩職員の指導・育成

1~3年目の時代よりも仕事の難易度が上がり、責任感も増します。そのため、具体的な数字を用いた個人目標を立てて、さらに達成度も定期的に見直す必要があります。

たとえば以下のような目標を立てましょう。

【後輩職員の指導を個人目標にする場合】
・〇〇様の車椅子でのトイレ誘導を1ヶ月でマスターしてもらう
 - 立位が不安定なため、まだトイレ誘導は不安とのこと
 - 立位が不安定な方のトイレ誘導をするポイントを半月で指導する

仕事で結果が出せればキャリアアップにもつながるような役割を担当できるので、ぜひ目標設定に力を入れてみてください。

取得できる資格

4~9年目の介護職員が目指すべき資格は以下のとおりです。

  • 介護福祉士
  • ケアマネージャー

介護福祉士の受験要件は、実務経験3年以上であることと介護職員実務者研修を取得していることです。ケアマネージャー試験は国家資格を取得後、実務経験5年以上で受験できます。

資格手当や職位が上がるメリットがあるので、中堅職員の方はぜひ取得を検討してみてください。

【10年以上】ベテラン職員の個人目標や取得できる資格

10年以上のベテラン職員が掲げる、個人目標や取得できるスキルを紹介します。

個人目標

10年以上働いている職員のなかには、主任や副主任、管理者などの責任あるポジションに就いている方もいるでしょう。そのためチームや施設全体が良い方向につながるような個人目標が必要です。

【ベテラン職員の個人目標】
・同フロアの職員に月次目標を立ててもらう
・1ヶ月に1度フィードバックをする

多くの職員とかかわるので自分自身を管理する意味でも、個人目標は大切です。

取得できる資格

ベテラン職員が目指せる資格は以下のとおりです。

  • 認定介護福祉士
  • 主任ケアマネージャー

認定介護福祉士は、2015年12月から「一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構」により開始された民間資格です。介護福祉士の上位資格なので、取得するには介護福祉士を取得後5年以上の実務経験と、養成研修を受ける必要があります。

主任ケアマネージャーは、2006年の介護保険法改正で介護支援専門員の上級資格として作られた民間資格です。主任ケアマネージャーも、実務経験5年以上の必要条件を満たせば受験できます。

認定介護福祉士や主任ケアマネージャーは、職場でも評価が上がる可能性が高い資格のため、取得するのをおすすめします。

個人目標を立てて理想のキャリアプランを描こう!

個人目標を立てることで、キャリアの道筋が明確になり、逆算して必要なスキルや経験を身につけることができます。介護職としてのキャリア形成を無駄にせず、効果的に進めることができるでしょう。ただし、勤務年数によって個人目標の内容は変わります。自分の経験に合った目標を立てられるよう、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

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