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介護福祉士資格登録証の住所変更・名前変更の方法は?手続きしないとどうなるかも解説
介護福祉士の試験に合格したら、自分が住んでいる都道府県に登録申請をする必要があります。登録しないでいると介護福祉士としては認められず、介護福祉士として働くことはできませんのでご注意ください。
また、介護福祉士登録証を発行後、記載内容に変更が生じた場合は、速やかに変更手続きをする必要があります。しかし、変更する項目によって手続きの方法は異なります。
住所変更しないとどのようなリスクがあるかについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
介護福祉士登録証の住所変更手続き

まず、住所変更の手続きについて、以下の2つに分けて紹介します。
現住所のみ変更する場合
現住所のみを変更する場合は、「郵送」または「ホームページ」にて手続きが可能です。住所変更の手続きは無料でできます。
なお、手続きには登録証が必要ですので、登録証を紛失された方は後述する「登録証を汚したり失くしたりした場合」の方法で再発行し、登録証を用意してください。
参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「現住所のみの変更手続き」
本籍地も変更する場合
現住所だけでなく本籍地も変更する場合は、氏名変更の手順と同様に、登録事項変更届出書の記入と提出が必要です。
参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き」
介護福祉士登録証の名前変更手続き

登録証の名前変更の方法は以下のとおりです。
氏名(名義)を変更する場合
氏名(名義)を変更する場合、登録事項変更届出書に必要事項を記入し提出することで変更してもらえます。
また、名前変更は、住所変更や登録証の紛失と同時に手続きが可能です。名前以外にも変更したい項目がある場合は、同時に手続きを済ませるとよいでしょう。
参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「登録事項(氏名・本籍の都道府県)の変更手続き」
介護福祉士登録証を紛失・汚損した場合の再発行手続き

現住所の変更手続きには登録証が必須となるため、紛失してしまった方は、再発行の手続きが必要です。以下で再発行方法と交付期間について解説するので、手続きをスムーズに行うために、把握しておいてください。
登録証を汚したり失くしたりした場合
登録証を汚したり失くしたりした場合も「登録事項変更届出書」を提出する必要があります。
登録証を紛失・汚損し、住所のみ変更する場合に限り、登録事項変更届出書を提出するだけで再発行と変更手続きの両方を同時に行えます。
別途、現住所の変更手続きを行う必要はありません。

登録証の再交付までにかかる時間
登録証を再発行する場合も新規発行と同様、申請から約1か月で交付されます。レターパックプラスにて送られてきますので、もしも不在だった場合は必ず受領期間中に受け取るようにしましょう。
また、提出した書類に不備があった場合は受理されません。その場合は不備がなくなり、受理されてから約1か月後になります。

介護福祉士登録証の変更手続きに必要な書類
登録内容の変更手続きに必要なものは以下のとおりです。
- 登録事項変更届出書
- 戸籍抄本の原本または戸籍の個人事項証明書の原本
※外国国籍をお持ちの方は別に以下のものが必要になります。 - 中長期在留者、特別永住者:「国籍等を記載した」住民票の原本
- 短期滞在者:パスポートやその他の身分を証する書類のコピー
- 貼付用紙
- 登録証の原本
提出前に必ず全て揃っているか、確認するようにしましょう。
介護福祉士登録証の変更手続きにかかる手数料
登録内容の変更や登録証の再発行にかかる手数料は1,200円です。郵便局などで1,200円を支払い、受領証明書を貼付用紙に貼付し、他の書類と一緒に提出しましょう。
介護福祉士の登録証の変更手続きをする際の注意点
ここまで登録証の内容を変更する場合の手続きについて解説してきました。上記のとおりに進めれば問題ないですが、万が一のトラブルに巻き込まれないためにも2つの注意点を紹介します。
手続きはお早めに
介護福祉士資格は試験への合格と各都道府県への登録によってはじめて意味を持ちます。登録申請を済ませていなかったり、登録内容に不備があると介護福祉士として働くことはできません。
そのため、氏名や住所などが変わった際や登録証をなくしてしまった際は速やかに登録内容の変更や再発行の手続きをするようにしましょう。万が一、内容が事実と異なっていることが発覚した場合、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。
そういった事態に巻き込まれないためにも早めの行動を心掛けましょう。
初任者研修や実務者研修の問い合わせ先は異なる
この記事に記載されている内容は全て「介護福祉士登録証」の内容を変更する場合の手続きです。
介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修など、その他研修に関わる書類や介護福祉士試験の申込内容の変更・お問い合わせは別ですのでご注意ください。

介護福祉士登録証の名前・住所変更しないとどうなる?
介護福祉士登録証の変更届は義務付けられているものの、罰則や明確な提出期限がなく、変更せずそのままにしている方も一定数いるかもしれません。しかし、住所変更しないと以下3つのリスクがあるため、これらを理解したうえで、早めの手続きを行うようにしましょう。
登録証の情報と現住所が異なると法的に不備となる
介護福祉士は国家資格のため、氏名や住所が変更になった場合には「介護福祉士登録の変更届出書」の提出が義務付けられています。未届けに対する罰則はありませんが、行政手続き上の不備と見なされ、今後のトラブルの原因となる可能性があります。
転職や研修時にトラブルになることがある
介護施設への転職や、実務者研修・法定研修などを受ける際には、介護福祉士登録証の提示を求められることがあります。このとき、登録証に記載された氏名や住所が本人確認書類と一致していないと、本人確認が取れず、受講や採用手続きに支障をきたす可能性があります。
円滑なキャリア形成のためにも、情報の一致は重要です。
更新通知や重要書類が届かくなるリスクがある
介護福祉士登録証は一度取得すれば更新不要ですが、今後の法改正や制度変更に関する重要なお知らせ、調査書類などが登録住所宛に郵送されることがあります。住所変更を届け出ていないと、これらの通知が届かず、必要な対応が遅れるリスクがあります。
介護福祉士登録証の住所変更に関するよくある質問
最後に、登録内容の変更に関してよく寄せられる質問に1つずつ回答していきます。
介護福祉士で引っ越した場合はどうする?
引っ越しをして住所が変わった場合は、「介護福祉士登録の変更届出書」を提出し、登録証の情報を最新のものに更新する必要があります。提出先は「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」です。
介護福祉士登録証の住所変更はネットからできる?
現時点では、介護福祉士登録証の住所変更手続きは、現住所の変更のみオンラインで対応できます。ただし、基本的には、変更届出書を印刷・記入し、必要書類とともに郵送で提出する必要があります。
公式サイトから様式のダウンロードは可能ですが、提出自体はアナログ対応となっています。
介護福祉士登録証の住所変更はいつまで?
住所変更に関して、具体的な期限は定められていません。しかし、変更手続きを済ませないと、書類の不備や重要なお知らせの未着など、さまざまな不都合が生じるおそれがあります。できるだけ速やかに手続きを済ませるのが望ましいです。
2026年に介護福祉士の制度は何か変わる?
2026年に大きな制度改正が予定されているという正式発表は、現時点ではされていません。ただし、介護人材不足への対応として、厚生労働省が段階的な制度見直しやデジタル化の促進を検討しているため、将来的にオンライン手続きの導入など制度変更がある可能性はあります。
最新情報は、厚労省や試験センターの公式サイトで定期的に確認しましょう。
介護福祉士登録証の住所・名前変更は早めに対応しよう
書類を準備している中でもしもわからないことや不安なことが出てきた場合、まずは各都道府県のホームページを確認しましょう。
それでもわからない場合は各都道府県の担当部署に相談しましょう。
住所が変わる場合は移動先ではなく、移動前の都道府県に相談した方がスムーズに進みます。
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