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介護の現場での体力問題:健康を保つコツとは?
介護職は体力的にきつい面がある仕事です。しかし体力は人によって違うので、「自分はこれくらいできついと感じているのはダメかもしれない」と思う方もいるでしょう。
そこで本記事では以下を解説します。
- 介護職が体力に限界を感じる理由
- 介護職が長く続く人の特徴
- 介護職で体力的に限界を感じたときの対処法
「介護職に就いたけど体力的についていけない」「体力的に限界を感じないための対策を知りたい」などと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護職が体力に限界を感じる理由
介護職が体力に限界を感じる理由は以下のとおりです。
- 身体介助がキツい
- 業務が多い
- 苦手な業務がある
身体的・精神的にキツさを感じる内容が多く並んでいます。
あなたの職場ではどうかを確かめながら読んでみてください。
身体介助がキツい
介護職が限界を感じる理由の一つに身体介助のキツさが挙げられます。
介護はベッドから車椅子の移乗の補助や入浴介助の際、身体を洗う手伝いなどの介助を行います。高齢者の身体を抱えたり、前屈みになったりするので腰痛や膝の痛みを抱えてしまうことも。
身体介助を通して体力的な限界を感じる介護職員は多く存在します。
業務が多い
業務が多く、身体的に疲れてしまう方もいます。介護職は排泄介助や入浴介助だけでなく、記録業務や食堂の片付けなどたくさんの仕事をこなさなくてはいけません。
また、多くの介護施設や事業所では1日のスケジュールが決まっているため、時間どおりに業務を終わらせる必要があり、忙しくなる時間帯はバタバタしてしまいます。
体力に自信のない方は限界を感じやすいでしょう!
苦手な業務がある
苦手な業務を行うときには精神的な体力を消費します。
洗濯や料理作りのような生活支援は、家事が得意でないと大変です。人前に出るのが苦手な方は、レクリエーションの企画・実施をするのが苦しく感じるでしょう。
苦手な業務を行い、精神的に疲弊してしまうことでの体力的な限界を感じることもあります。
介護職が長く続く人の特徴
介護職が体力的にキツいと感じる方もいますが、なかには長く続く方もいます。
介護職が長く続く人の特徴は以下のとおりです。
- 高齢者と話すのが好き
- ストレス対策を持っている
- 目標がある
介護職を続けていくか悩んでいる人は、これから解説するポイントに該当しているか考えてみてください。
高齢者と話すのが好き
高齢者と話すのが好きな人は介護職が長く続きます。介護職はコミュニケーションを取るのも仕事の一つだからです。
高齢者と話したり傾聴したりすることで、健康状態や施設に望むことを聞くことができます。
そのような会話を通してケアの方向性を決めることもあるので、高齢者とのコミュニケーションは介護職にとって大切です。そのため積極的に会話をしていく必要があります。
高齢者と話すのが苦手な方は、介護の仕事がつらく感じてしまうでしょう。
ストレス対策を持っている
介護職は体力的にも精神的にもエネルギーを使うことがあるので、自分にとってのストレス対策を持っている職員は仕事が長く続きます。
具体的なストレス対策は、たとえば旅行に行ったり映画を観たりして娯楽を楽しむものもあれば、自然と触れ合ったり嫌なことをメモをしたりするなどが挙げられます。
ストレス対策は一つだけでなく、いくつも持っていると気分や状況によって使い分けられるのでおすすめです。
目標がある
介護職を続けるための目標がある方は長く続きます。
- 将来施設を経営したい
- 満足のいくサービスを実施する
- やってみたいレクの企画がある
以上のような介護に関わる目標を掲げている方は、介護職を続けることは勉強になります。そのため、続ける理由があるので長く続くでしょう。
「介護の仕事の中で目標が持てない」と思う方もいますが、目標は大きなものでなくても問題ありません。
担当している利用者に満足のいくケアを考えたり、話したことのない利用者と会話をしたいと考えたりするのも大切です。
介護職で体力に限界を感じたときの対処法
介護職で体力に限界を感じている方におすすめの対策は以下のとおりです。
- 相談する
- 趣味や好きなことに時間を使う
- 休職・異動する
- 転職する
それぞれ具体的にみていきましょう。
相談する
介護職が体力的に限界だと感じた方は、同期や先輩職員に相談してみてください。
自分だけで考えていてわからなかったことも、他人に相談することで新しい視点が見えてくることがあります。話すことでスッキリして解決することもあるでしょう。
現状の不安などは同期などが共感してもらえますが、キャリアについてなどの未来の相談をするときは、信頼できる先輩職員などに話してみましょう。
趣味や好きなことに時間を使う
仕事のことは忘れて、思いっきり趣味や好きなことに時間を使うのもおすすめです。
「趣味や好きなことがない」という方は、新しい体験に時間を使ってみてください。
仕事をすることで後回しにしていたやってみたいことに挑戦することは、時間を忘れられますし、仕事やプライベートにおいて新しいアイデアが思い浮かぶこともあります。
介護職で体力の限界を感じたら、まずは自分のために目一杯時間を使ってあげませんか?
休職・異動する
「どうしても介護職はキツい」と考えている方は、休職や異動をするのもおすすめです。
企業の就業規則の決まりを守った上で、必要書類を提出し申請をすれば長期で休みを取ることができます。
担当フロアをいくつにも分けている職場であれば、異動するのもいいでしょう。たとえば特別養護老人ホームからデイサービスに異動したり、事務職に異動したりといった手段があります。
施設や事業所によっては異動がむずかしい場合もあるので、仕事量を調整してもらうようにお願いしてみてもいいでしょう。
生活支援のみを担当したり入浴介助専属で雇用してもらったりと方法はいくつかあります。
転職する
転職をするのも1つの方法です。
転職には2通りあります。
1つは働きやすい介護現場に転職することです。介護転職サイトやエージェントを活用すれば、あなたの希望条件に沿った職場が見つけられます。
もう1つは、営業職や販売職のような介護業界とは関係のない業界に転職することです。「介護職から別業界に転職するのは大変なのでは?」と考えている方もいるでしょう。
たしかに介護職は一般的なサラリーマンのように営業をしたり商品を販売したりすることがないので、ビジネスパーソンとしてのスキルは低くなりがちです。しかし介護の経験を活かせる業種を選ぶことで一般的な企業での働き方も可能です。
たとえば、福祉用具の営業や介護事業のコンサルタントのような業種は介護業界の知見や経験が強みになります。
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体力に限界を感じる前に対策を!
仕事をしていると、自分の体力の変化を無視してしまうことがあります。
気づいた頃には手遅れになってしまっていることも少なくありません。
とくに精神的な体力は復活するのに時間がかかり一度落ち込んでしまうと、仕事どころか趣味や好きなことに時間を使うこともできなくなってしまいます。
今いる職場が今回紹介した内容に当てはまっていたら早めに対策をしましょう。