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【介護職の服装に悩まれている方へ】現場で着る服装のポイントやNGの身だしなみを解説!
これから介護職に就く方や、職場の服装が私服OKな方はどのような服を着ていけばいいかわからないですよね。
どのような服装を選べばいいかわかるようになるだけでなく、オススメの服装や着て行ってはいけない服装の特徴も紹介します。
「介護の仕事をしたいけど服装がよくわからない」「現場で来てもいい服装の基準」がわからないと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
介護職が服装を選ぶときのポイント3つ
介護職が服装を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
- 動きやすい服装
- 装飾が少ない服装
- 清潔感がある服装
利用者や職員に好印象な服装をピックアップしました。
ぜひ参考にしてみてください。
動きやすい服装
介護職の現場では動きやすい服装がオススメです。
身体介助を実施するときに動きにくい素材だと、利用者や介護職の負担になるので、ストレッチ素材の服装を選んでみてください。また広い施設だと移動をするだけで暑くなることがあるので、汗の吸収がいい素材を選びましょう。
サイズ感も重要です!
小さいサイズは肌が露出してしまい見栄えがあまりよくないですし、大きいサイズだと裾や襟が引っかかったり踏んでしまったりして怪我をする可能性もあります。
装飾が少ない服装
装飾の多い服装は利用者の事故に直接つながります。
介護の現場では装飾の少ない服装を選びましょう!
ボタンがついていたり、紐がついていたりする服装は利用者を車椅子に移乗した際などに引っかかる可能性があります。身体を近づけたときに、傷つけてしまうことも…
ポケットがついている服装も気をつけなくてはいけません。
清潔感がある服装
介護の現場では清潔感も非常に重要です。身体介助をする際は、利用者の身体に触れることがあるので、衛生面から考えて綺麗な格好でいることが大切です。
また介護職は、利用者にサービスを提供する機会がありますが、食事の配膳やレクリエーションなどをする際に、服装が汚れていたり乱れていたりしたら不快な印象を与えてしまうこともあるでしょう。
介護職の現場でオススメする服装
介護職の現場は一般的な職場と違い、スーツのようなフォーマルな服装である必要はありませんが、動きやすい服装や清潔感のある服装を選ぶ必要があります。
そこでここからは、介護現場でオススメな服装を紹介します。
介護職にチャレンジする方や服装で悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
上着はポロシャツか長袖
上着はポロシャツか長袖がオススメです。
襟がついていてスッキリとした印象を与えることができます!
Tシャツを選ぶ際は、柄の入っていないデザインがいいでしょう。上着の素材は、なるべく厚くなくて通気性の高い服装のほうが汗をかいても不快に感じることが少なくなります。
プリントされている文字や柄も施設によっては規定があるので、ルールに沿った服装を選びましょう。
下着はチノパンかジャージ
下着は、チノパンかジャージのような伸縮性のある動きやすい服装がいいでしょう。
チノパンはオシャレな雰囲気や清潔感のある印象を与えられます!
排泄介助で時々汚れてしまうことがありますが、ジャージであれば洗いやすいですし、すぐに乾きます。入浴介助の際は、半ズボンのジャージがオススメです。
スポーツウェアは、濡れても速乾性に優れているので入浴介助用に2.3着持っているといいでしょう。
動きやすい靴
靴は動きやすさを優先してみてください。
なるべくすぐに履けて、自分の足に合ったサイズ感のある靴を選んでみてください。
靴ひもは解けると引っかかったり転倒してしまったりして事故につながるので、ファスナーのついた靴などにするといいでしょう。
これやったらNG!介護職のオススメしない服装
介護職がやってはいけない服装は以下のとおりです。
- 露出の多い服装
- 派手な服装
- 安全ではない服装
介護職にとってNGな服装をしてしまうと、利用者からの信頼を得られなくなり、ケアを受け入れてもらえないこともあります。
そのような事態を防ぐためにも、これから紹介する服装は避けていきましょう。
露出の多い服装
露出の多い服装は辞めておきましょう。
介護の現場では、清潔感や安心感が求められるからです!
施設や事業所には利用者に居心地のよさを感じてもらう必要があります。下着が見えていたり、肌が露出していたりすると利用者にとって心を落ち着かせられる空間になりにくいです。
服装を選ぶ際は趣味嗜好ではなく、職場の雰囲気や利用者からの印象を意識しておきましょう。
派手すぎる服装
派手すぎる服装も介護の現場にふさわしい印象を与えません。奇抜な色をしていたり主張の激しい文字が入っていたりする服装は、利用者が不快に感じてしまうこともあるからです。
周りの人に落ち着いたイメージを持ってもらうためにも、シンプルなデザインの服装がいいでしょう。髪型にも気をつける必要があります。
色の濃いカラーリングは、怖いイメージを与えてしまうことも…
職場のルールに則った上でファッションを楽しんでいきましょう。
黒い服装
黒い服装は喪服のイメージを彷彿とさせてしまうので、介護現場では適切ではありません。
利用者の気持ちに寄り添った服装選びが大切です。また、黒は汚れてしまっても目立ちにくいので衛生面を考えると避けたほうがいいでしょう。
介護現場では、白やベージュといった落ち着いた色や青やピンクのような爽やかな色が好印象を与えます。
「黒い服装をどうしても取り入れたい」と考えている方は、靴を黒にしたり、ユニフォームの下のインナーを黒にしたりするのがオススメです。
安全ではない服装
チェーンがついていたり、ボタンがついていたりする服装は危険です。身体介助をする際に身体を傷つける原因になりますし、異食行為のある利用者がボタンを飲み込んでしまう可能性もあります。
ズボンはなるべくゴムで調整できるものや、ボタンよりファスナーのついた上着がオススメです。
「安全性を意識すると、おしゃれができない」と思うかもしれませんが、介護の現場では他の職場とは違いお年寄りと接します。
お年寄りは、肌が傷つきやすかったり服薬の影響でアザになりやすかったりする方がいるので、おしゃれさより安全性を優先する傾向にあります。
適切な服装でケアをしましょう!
服装は人の印象に大きく影響します。
今回紹介した服装のポイントやオススメの服装を意識しておけば、利用者や職員から安心感や信頼感も得られるはずです。適切な服装をして、心身ともに快適なケアを提供しましょう。