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もう限界…グループホームを辞めたいと思った理由とおすすめの転職先
誰もが一度は働いている施設を辞めたいと思ったことがあるでしょう。
とくにグループホームは認知症の利用者が多かったり、調理の業務があったりします。
他の施設とは違う業務が多く、悩んでいる方もいるでしょう…
「職場を変えようかな」と考えている方や「まだ今の職場でできることがないかな」と考えている方にとっては何をやるべきかが見えてきます。
ぜひ参考にしてみてください。
グループホームを辞めたいと思った3つの瞬間
グループホームで働く人が辞めたいと思う瞬間は以下のときです。
- 待遇と業務内容が合わない
- 身体的・精神的にきつい
- 人間関係に悩んでいる
それぞれ具体的にみていきましょう。
待遇と業務内容が合わない
厚生労働省の「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、認知症対応型共同生活介護事業所の平均給与は287,700円です。
認知症対応型共同生活介護事業所とは、グループホームのことです。介護老人福祉施設や訪問介護事業と比べると、低い傾向にあります。
- 介護老人保健施設:350,430円
- 訪問介護事業 306,760円
そして業務は他の介護施設と少し違います。
グループホームには家事中心の業務があり、調理や洗濯が苦手な方はつらく感じるかもしれません。またグループホームは、認知症に特化した高齢者向けの施設です。そのため、認知症の利用者の対応に疲れを感じてしまうこともあるでしょう。
グループホーム経験者は、給与が他の施設よりも低いのにかかわらず、業務の大変さで辞めたいと思うのではないでしょうか。
身体的・精神的にきつい
グループホームには夜勤があります。
夜勤手当がつくので給料は上がりやすいですが、夜に活動するのが苦手な方はつらいでしょう。さらにグループホームは利用者の人数が少ないことから、夜勤帯は一人で業務を行うことがあります。
認知症の方によっては、夜間の徘徊をしてしまうこともあるので、仮眠をとるのがむずかしい場合もあるでしょう。
一人で業務を行わなければいけないことや眠れないつらさが続くことで身体的・精神的にも負担がかかり、辞めたくなってしまう方もいます。
人間関係に悩んでいる
職場の人間関係に悩み、辞めたいと思う方も多くいます。
悪口や愚痴を言われたり聞かされたりすると、精神的につらくなります。介護職は医療職やリハビリ職などの他職種と連携するため、コミュニケーションをとる機会が多いです。
チームのメンバーと前向きな議論ができればいいですが、非難するだけで終わってしまうとストレスを感じるでしょう。
グループホームを辞める前にやっておくこと
「グループホームを辞めたい」と思っても一度落ち着きましょう!
急いで転職した結果、今よりもひどい施設を選んでしまうことも珍しくないからです。今の職場を改善できたら、慣れた環境で業務を続けられます。
ここからは、グループホームを辞める前にやっておくことを具体的に解説します。
施設長や上層部に相談する
すぐに辞めてしまう前に一度、施設長や上層部に相談しましょう。業務内容を見直してくれることもあるからです。また、仲のいい職員などに相談することで、気持ちが楽になることもあります。
アドバイスをもらえることで、心が楽になることがあります!
自分と他人との境界線を考える
あくまでも自分は自分、他人は他人と境界線を考えておくことも大切です。
他の方の考えをすべて理解できることはありません。
境界線がはっきりしていれば、もし意見を言われたとしても、「そういう考えもあるんだな」と割り切ることができます。
「もっと利用者のケアを良くしたい」と思ったうえでの議論はするべきですが、自分の意見を押し付けようとする人とは距離を置きましょう。
腰痛ベルトやストレス解消方法を作る
適度の運動をすることで筋肉がつき、けがをしづらい身体にもなります。 精神的なケアについては、ストレス解消法を2〜5個ほど見つけてみてください。
たとえば以下のとおりです。
- 運動
- 読書
- 旅行
自分に合ったストレス解消法があると嫌なことやつらいことがあったときに、心を落ち着かせることができます。
退職前にボーナスをもらう
グループホームを退職する前にボーナスを受け取ることをおすすめします。
転職後は一時的に収入が途絶える可能性があるため、ボーナスがあればその間も生活に困ることはありません。ただし、健康面での不調を感じている場合、無理にボーナスを待つ必要はありません。
適切なタイミングが合えば、ボーナスを受け取って少しでも生活にゆとりを持つことも考慮すべきです。
現場仕事がつらい方は資格を取得する
グループホームを退職する前に、資格を取得しておくことを検討してみてください。
ケアマネージャーや社会福祉士の資格があれば、現場の仕事よりもケアプラン作成や相談業務などにシフトできます。
内勤職の収入は現場職よりも高くなる可能性があるため、給料アップを目指す方にも有益です。
退職前に転職先を決める
現在の職場を退職する前に次の転職先を決めておけば、安心して仕事を辞めることができます
仕事と転職活動を並行するのは大変かもしれませんが、収入が途切れるのを心配する方には有効です。
モラハラやパワハラが横行しているような職場であれば、無理に在職し続ける必要はありません。心身を壊してしまうと次の職場への復帰が難しくなるため、早めの転職を検討すべきです。
仕事がつらい方は働き方を見直す
グループホームでの働き方が合わない場合もあります。
仕事が忙しすぎると、自分が何のために働いているのか見失ってしまうこともあります。一方で、仕事がのんびりしすぎると、やりがいや充実感を感じにくくなるかもしれません。
勤務体系を変更してプライベートを重視したり、休職を考慮して身体を休ませる等、働き方を見直してみてはいかがでしょうか。
グループホームを経験した人が転職しやすい施設
改善を試みても辞めたいと思うことがあるでしょう。そう感じたら、転職をするのがおすすめです!
グループホームを経験したことのある人におすすめな施設は以下のとおりです。
- デイサービス
- 小規模多機能住宅
- サービス付き高齢者住宅
- 特別養護老人ホーム
それぞれ特徴があるので、具体的に解説します。
デイサービス
デイサービスとは、「通所介護」の通称です。
朝に利用者の自宅に迎えに行き、日中はリハビリやレクをして日帰りで施設を利用するシステムです。自宅だけでなく、施設で他の高齢者と関わることで生活に潤いを与えることが大きな目的です。
グループホームで夜勤がつらかったり、身体的に疲れてしまったりしている人には向いているでしょう。デイサービスは日中業務なので、夜勤がないからです。
介護度に関しても比較的軽い方が多いので、おむつ交換がなく身体的な負担は減ります。
業務としてはレクの企画や実施・送迎をすることが増えるでしょう。
小規模多機能住宅
小規模多機能型住宅は、「通い」「泊まり」「訪問」の3つのサービスを提供している介護事業所です。
グループホームのような調理や洗濯などの業務はありません。
幅広い介護技術が求められるので、スキルアップしたい方にはオススメです。
3つのサービスすべてを同事業所が行なうので、利用者との距離が近くなり寄り添った介護サービスが実施できます。
サービス付き高齢者住宅
サービス付き高齢者住宅は、高齢者が安心して生活できる場を提供することが目的なので、入居者の自由度は比較的高いです。
基本的には身の回りのことは自分自身で行える自立度の方が多く、職員は声がけや見守りをします。施設によっては飲酒が認められていたり、自由な外出ができたりします。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、「終の住処」として利用されている施設です。常時介護を必要とし、在宅での支援が困難な方が利用しています。
10〜20人ほどのユニット単位の施設の勤務であれば、利用者の人数も少なく身体介助をする機会も減るでしょう。
グループホームを辞めたいと思ったら他の施設も検討してみましょう
「辞めたい」と思ったときはグループホームだけでなく、いくつかの施設を見てみてみることで、「自分は生活支援をしたい」「レクを中心に取り組みたい」という目的や希望が出てきます。
いい施設を見つけるポイントは、一度働いて体験してみることです。職場の雰囲気や仕事内容を確認することができるからです。
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