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ダメな施設長がいると危険?ブラック介護施設の特徴や見分け方を解説
ダメな施設長やブラックな介護施設は、社員の意見を受け入れなかったり、現場を知らずに何か主張したりします。
現場に負担がいき、スタッフ間のコミュニケーションのトラブルにつながってしまいます…忙しくなることで、利用者にも良質なサービスを届けられずに落ち込んでしまうスタッフもなかにはいるでしょう。
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ここが不満!ダメな施設長の3つの特徴

ダメな施設長の特徴を知ることで、職場を選ぶときや今の職場がどうなのかを判断できます。あなたの時間を奪う存在にもなるので参考にし、気をつけてみてください!
現場が理解できていない
現場を理解できていない施設長は危険です。別の業種から転職してきて施設長になっている場合は、介護現場のことや高齢者のことを理解できておらず、極端に利益のことばかり考えている方がいます。
理想論を掲げて、それを無理やり共有してくることがあります!現場を知らない理事長の意見しか取り入れずに、スタッフの意見を無視したような目標を立てる人もいます。
介護職も理想を持って仕事に取り組んでいますが、現場の状況を理解しないで、言葉ばかり気持ちのいいことを言っている施設長は気をつけましょう。
現場をまとめる決断力がない
施設長は時に舵を取り、決断をしなくてはいけません。ダメな施設長は、決断ができずに問題をうやむやにしている方がいます…特に人間関係でのトラブルはスタッフの定着率にも関わる問題です。
それなのに見て見ぬふりをしたり、スタッフからの相談を受け流したりしている施設長は信頼を得られません。
施設長にはリーダーシップを持って、改善に向けた前進する力が大切です。
怒ったり前とは違う発言をしたり気分で仕事をしている
施設長の機嫌でスタッフを怒ったり、前回の会議と違うことを言い出したりする施設長もいます。
施設長が気分で仕事をすることによって現場の雰囲気も悪くなり、利用者にも伝わってしまうことがあるでしょう。そしてスタッフが利用者に向き合える環境ではなくなってしまうため、いいケアができなくなってしまいます。
心身ともに疲弊する原因になるので、距離を置くか早めに転職をするのがおすすめです。
なぜダメな施設長が生まれてしまうのか
介護業界で「ダメな施設長」とされる人が一定数存在する背景には、個人の資質だけでなく、制度的・構造的な問題が複雑に絡み合っています。以下では、ダメな施設長が生まれてしまう3つの理由を紹介します。
人材不足で現場経験の少ない人が登用されている
介護業界は深刻な人手不足に悩まされており、厚生労働省の推計では2040年に約280万人の介護職員が必要とされています。
現場が人手で回らない状況では、管理職にふさわしい人材を十分に育成する余裕もなく、結果として介護経験が少ない人が施設長に抜擢される例が後を絶ちません。
その結果、現場職員から見れば「何もわかっていない上司」と映り、不信感が募る要因となります。
法人内の人事評価・昇格制度が機能していない
施設長の選定プロセスに問題があるケースも多く存在します。
例えば、中小規模の法人や地方施設では、明確な評価制度が整っていないことも多く、「とりあえず長く勤めている人」「前任者の推薦があったから」といった理由で施設長が決まることも少なくありません。
こうした環境では、以下のような事態が起こりやすくなります。
- 管理者としての研修や教育が不十分なまま就任
- 上司の顔色をうかがい、現場の声を軽視
- 問題が起きても「見て見ぬふり」で済ませてしまう
職員にとっては、能力よりも年功や関係性で昇進する姿を見て、やる気を失う原因にもなります。
制度上、施設長に必須資格がないケースもある
施設長という肩書から、特別な資格が必要と誤解されがちですが、実際には施設の種別によっては無資格でも就任が可能です。
施設種別 | 資格要件 |
---|---|
特別養護老人ホーム | 国家資格は不要 |
グループホーム | 介護支援専門員でなくてもOK |
民間施設 | 経営母体の方針によっては無資格可 |
この制度的な「緩さ」により、介護・福祉に関する専門性がない人が経営重視で施設長に就くケースもあり、現場との乖離を生む大きな要因となっています。

ダメな施設長とどう向き合う?介護職としてできる対処法
すべての施設長が理想的なリーダーであるとは限らず、中には現場の声を十分に汲み取れない、あるいは適切な判断を下せないケースも見受けられます。そのような状況下で、介護職員としてどのように対処すべきかを考えてみましょう。
現場の信頼できるスタッフと共有する
まず、同僚や信頼できるスタッフと現状を共有しましょう。一人で悩むと視野が狭くなりがちですが、他のスタッフと情報を共有することで、問題の全体像が明確になります。
また、同じ悩みを持つ仲間がいることで、精神的な支えにもなります。
- 現状の整理
- 信頼できる同様との共有
- 情報の集約
このプロセスを通じて、問題が個人的なものなのか、組織全体の課題なのかを判断する材料が得られます。
法人本部・上位機関へ適切に相談する
現場での共有だけでは解決が難しい場合、法人本部や上位機関への相談を検討します。ただし、感情的な訴えではなく、客観的な事実と具体的な事例をもとに伝えることが重要です。
相談時のポイントは以下のとおりです。
- 事実の記録:問題行動に関して日時や内容を詳細に記録
- 影響の明示:業務や利用者にどのような影響を与えているか示す
- 改善提案:具体的な改善策や提案を併せて伝える
このように、冷静かつ建設的なアプローチを取ることで、上位機関も真剣に対応を検討しやすくなります。
改善が見込めないなら転職も視野に入れる
上記の対処法を試みても状況が改善されない場合、自身のキャリアや精神的健康を守るために転職を考えることも1つの選択肢です。無理に現状に留まることで、ストレスやバーンアウトのリスクが高まる可能性があります。
転職は大きな決断ですが、長期的なキャリアや生活の質を考慮すると、前向きな選択となる場合もあります。以上の対処法を参考に、冷静かつ計画的に行動することで、より良い職場環境を築く一助となるでしょう。

気をつけよう!ダメな施設長がいるブラック施設の特徴

ダメな施設長がいると、ブラックな施設になってしまいます。健全な目標がなくスタッフが働く意欲を失っていたり、その態度が利用者に移ってしまい、不適切なケアにつながっていたりする可能性があるためです。
ここからは危険な施設を見分ける方法を紹介します。労働力や時間を無駄にしないためにも、ぜひ参考にしてみてください!
労働環境が悪い
ブラックな環境の1つに、労働環境が悪いことが挙げられます。
- 残業代が出ない
- 残業が極端に多い
- 休日出勤をさせられる
- 有給が取れない
夜勤が3日間続いたり、長時間労働が当たり前になっていたりする現場は危険です。
ブラックな施設には労働時間が長いにもかかわらず、給与が少ない施設もあります。労働環境が悪いということは、スタッフや利用者のことを大切に思っていないのと同じ意味です。
利用者からの被害がある
利用者からの被害を放置している職場はブラック施設です。たとえば、セクハラ行為が常態化していたり、暴力被害が出ていたりする状態です。残念ながら、スタッフがセクハラ行為を受けてしまう事態はどの施設でも多発しています。
厚生労働省も介護人材の確保は課題と考えており、ハラスメントが起きた場合には必要な措置を講じることを求めています。それにもかかわらず、何も対策をしていない場合は認識の低い施設です。
スタッフが施設長や上司に訴えても改善の余地がない場合は、転職も考えましょう!
人間関係が悪い
人材の入れ替わりが激しかったり、スタッフ間で悪口を言い合っていたりする施設は、人間関係に問題を抱えている可能性が高いです。
さらに介護は他職種との連携が不可欠ですが、看護師と介護職の仲が悪くコミュニケーションが取れていないために、利用者への対応が変わってしまっている施設は危険です。
人間関係のトラブルが利用者にまで影響してしまっている状況はブラック施設といえるでしょう。
見学時に見分ける!人が辞めにくい良い施設の特徴とは

ブラックな施設を避けるには就職する前に見学に行くことをおすすめします。施設の雰囲気やスタッフ・施設長の様子がわかるためです!
ここからは見学時に良い施設を見分ける方法を解説します。参考にしてみてください!
スタッフが挨拶をする
施設を訪れたときには、スタッフや現場の雰囲気を確認してみてください。スタッフが挨拶をして利用者にも笑顔で接している現場は良い施設の可能性があります。
スタッフが無言で仕事をしていたり、利用者の表情が暗かったりする施設は要注意です。
人間関係が良好であれば、現場の雰囲気も明るいでしょう。その一つの目安としてスタッフが挨拶をするというのは大切なポイントです!
施設が綺麗に掃除されている
施設全体の様子も見てみてください。綺麗に整理整頓されていて、物品も補充されている施設はおすすめです。なぜなら細かい部分まで気を配る余裕があるからです。
ブラック施設では常に人材不足なため、細かい部分まで気を遣う余裕がない可能性があります。
いい施設はスタッフの定着率も高いので、現場の清潔感を保つ余裕があり、施設が綺麗になっています。
良い面も悪い面も伝えてくれる
施設の良い面だけでなく、現状の問題点なども伝えてくれているか確認しましょう。問題点に対してどのように取り組み、どう対応していくかを一緒に考えていく姿勢であれば、スタッフの意見を大切にしてくれています。
報酬や休みについて伝えたら即日に内定が出たり、採用を急いでいたりする施設は注意が必要です。
もし施設の悪い面を話していないと感じたら、こちらから質問しましょう。聞きづらいかもしれませんが、良い施設を見分けるためには重要です。
スタッフの離職率や利用者の満足度などを誠実に答えてくれるか聞いておきましょう。
口コミやSNSでも評判がいい
最近では口コミやSNSで評判がいい施設がわかります。見学に行った人の意見は客観的な視点なため、参考になるでしょう。またSNSで発信している施設は見学に行くのをおすすめします。口コミや評判も集まりやすく、本当に人気のある施設かがわかりやすいからです。
新しいことを取り入れる風土もあるので、スタッフの意見に耳を傾けてくれる可能性もあります。TwitterやInstagramで確認し、足を運んでみてください!

理想の施設長を見極める面接の質問例
介護施設での面接は、施設の雰囲気や運営方針を知る絶好の機会です。特に施設長の考え方や姿勢を理解することで、働きやすい環境かどうかを判断できます。
以下に、理想の施設長を見極めるための具体的な質問例を紹介します。
「職員の定着率」について尋ねてみる
職員の定着率は、職場環境や人間関係、労働条件などを反映する重要な指標です。高い定着率は、スタッフが長く働き続けられる環境が整っていることを示します。面接時に以下のように質問してみましょう。
「こちらの施設では、職員の平均勤続年数や定着率はどのくらいでしょうか?」
具体的な数値や、定着率を向上させるための取り組みが示されると、施設が職員の働きやすさを重視していることがわかります。
定着率が低い場合、その理由や改善策についても尋ねると、施設の課題や対応策を知る手がかりになります。
「どんな職員を評価しているか」を聞く
施設がどのような基準で職員を評価しているかを知ることで、自身の働き方や価値観がマッチするかを判断できます。以下のように質問してみてください。
「御施設では、どのような姿勢やスキルを持った職員が高く評価されていますか?」
具体的な評価基準や、評価に基づく昇進・昇給の仕組みが説明されると、施設が職員の成長をどの程度支援しているかが理解できます。
評価基準が曖昧な場合、働く上でのモチベーションやキャリアパスに影響を及ぼす可能性があるため、詳細を確認することが重要です。
「課題と改善策」について素直に聞く
施設が現在直面している課題や、それに対する改善策を尋ねることで、施設の運営状況や将来性を把握できます。以下の質問を試してみましょう。
「現在、施設が直面している課題と、その解決に向けた取り組みについて教えていただけますか?」
具体的な課題と、それに対する明確な改善策が示されると、施設が問題解決に積極的であることがわかります。
課題に対する取り組みが不明確な場合、施設の将来性や安定性に不安を感じる要因となるため、深掘りして確認することが望ましいです。
ダメな施設長や施設がいたら転職を考えよう
ダメな施設長やブラックな施設に長くいることは、スタッフにとってメリットがありません。人間関係に悩み、体調を崩したりハラスメントを受けたりして介護に対する不信感が募り仕事を辞めてしまう方もいます。
既に労働環境が悪く、転職などを検討されている方には「カイテク」がおすすめです!
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