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【経験談あり】訪問介護を辞めた理由とは?対処法や転職を成功させるコツを紹介
「訪問介護を辞めたいけど本当に今退職してもいいのか・・・」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
資格を取得してから辞めるべきか、ボーナスを受け取ってからが良いのかは難しいです。訪問介護を勢いで辞めてしまった結果、次の仕事がなかなか見つからない場合も少なくありません。
仕事を辞めるのではなく今の仕事を続けるほうが大切なケースもあり、選択肢が多く悩みどころです。
訪問介護の魅力や今の職場での良好な人間関係の作り方も解説します。この記事を読むことで、訪問介護を続ける理由や辞める際の判断基準を明確にすることが可能です。
転職理由をはっきりさせたい方や人間関係の悩みがある人にとっては希望になる内容なので、ぜひ最後までお読みください。
【経験談あり】訪問介護を辞めた人の具体的な理由5つ
訪問介護を辞めた理由や具体的な体験談を知りたい方も多いでしょう。ここでは、Xの投稿内容を参考にして訪問介護を辞めた人の意見を見ていきます。
具体的な理由は以下のとおりです。
- セクハラの被害を受けた
- 給与面で割に合わないと感じた
- 訪問先までの移動が大変だった
- 新型コロナウィルスの影響
- 責任が重い
理由はさまざまですが、どれもリアルな経験談です。これから訪問介護を始めようと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
セクハラの被害を受けた
訪問介護を辞める理由で挙がるのが、利用者からのハラスメント被害です。
訪問介護やってた20代の頃、一部の利用者さんの触ってきたり触らせてきたりのセクハラがひどかった。
病憎んで人を憎まずの気持ちで踏ん張ってたけど、あまりに続くもんだからせめて担当を変えてくれって上司に相談したら「若いんだから我慢しろ」の一言だった。
これ介護職辞めた理由の一つ。参考:X
特にセクハラには多くの女性職員が悩んでいます。加えて自身の被害を訴えても上司が対応してくれないような状況が重なると、退職を検討する大きい理由になるでしょう。
給与面で割に合わないと感じた
給与面で割に合わない方は辞める傾向があります。
私が訪問介護を辞めた理由の一つです
1番はまだまだ経験値が足りず学びたかったからですが
時間単価は高くても移動込みで片道30分なら時給は半分になる
例えば1.500円として時給750円
今は移動時間も時給つくのかな?
当時は無く、交通費も無しでした
割に合わない参考:X
訪問介護は移動込みで時給を考える必要があります。遠方まで移動して訪問介護をしていると、「施設で働いたほうがいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
給与以外のやりがいがないと、時給が低い職場で働いている方は退職を検討してしまうのではないでしょうか。
訪問先までの移動が大変だった
移動が苦手な方は訪問介護を辞めてしまいがちです。
介護辞めた後の身としては介護やらないと思ってるし一番無理なのは訪問
理由は簡単
地元でも迷子になるからさ★
それもあってUberも無理、できる気がしない
でも介護でめちゃくちゃ良いところがあったんだよなぁ…(バスを含む)3回乗り換えてそのあと徒歩15分て…パートで考えてるのに…それは…無理参考:X
訪問介護は移動が伴うため、道に迷いやすい方は続けるのが大変です。
新型コロナウイルスの影響
パンデミックの影響で退職を余儀なくされた方も多いようです。
介護職でも、例えば訪問介護において、コロナ禍が理由となり退職するスタッフもいるとのこと、残されたスタッフのみで何軒も回っている訪問介護事業所もあります。各ご家庭に伺う時、路線を色々使うので感染する、させるリスクが高い、それで離職進んでる様子。
参考:X
訪問介護は限られた空間で介助をするので、職員はウイルスなどに感染していないか常に気をつけなくてはいけません。新型コロナウイルスやインフルエンザなどのウイルスに自身が感染しているのに気づかず介助をすると、利用者にうつしてしまうリスクがあります。
そのリスクを考えて、訪問介護をどうしても辞めざるを得ない方も多いでしょう。
責任が重い
訪問介護の責任の重さに耐えられず辞めてしまう方もいます。
5年働いた訪問介護事業所をもうすぐ辞めるのですが。辞める理由は賃金ではありません。
責任が重いのに、登録ヘルパーの権限は皆無なので、仕事として詰んでしまいました。
会社に訴えても無視。辞めると伝えると慰留されましたが。
考えている間に、会社と私で言った言わないの揉め事が。辞めると決断!参考:X
ホームヘルパーは基本的に一人で対応しなくてはいけません。医師や看護師、ケアマネジャーなどの他職種とも連携しますが、緊急時には自己判断を迅速に行わないといけない場面もあるでしょう。
施設の介護士をしているとそうした状況を経験することが少ないため不安を感じ、離職する方も多い傾向があります。
訪問介護業界の離職率は下がっている
訪問介護を体験した人の意見を見て、離職者が多い仕事だと感じている方もいるでしょう。しかし、訪問介護の離職率は低くなってきています。
公益財団法人介護労働安定センターが行った、「令和5年度介護労働実態調査」によると、2019年の離職率は19.4%でしたが年々減少しており、2023年には13.1%まで下がっています。
定着率の良い職場のアンケートでは「職場の人間関係が良くなった」や「残業削減、有給休暇の取得促進、シフトの見直し等が進んだ」などの声が多く見受けられました。
職場環境が良い訪問事業所が増えてきている傾向なので、今の職場が嫌な方は転職を検討してみるのも1つの手段です。
訪問介護の仕事を辞めたいと思った時の対処法
訪問介護の離職率は下がっているものの、退職を検討している方もいるでしょう。しかしすぐに離職すると、次の仕事が見つかるまで不安が生じます。
そこで、訪問介護を辞めたいと思ったときにできる対処法を紹介します。具体的には以下のとおりです。
- 上司や信頼できる人に相談する
- 働く時間や担当利用者を変えてもらう
- ほかの職場を探す
- 副業をする
- 休職する
訪問介護が好きな方や次の職場が見つかるまでは上記の対策をぜひ実践してみてください。
上司や信頼できる人に相談する
まずは信頼できる上司や同僚に相談しましょう。
同じ悩みを過去に抱えた経験があれば、アドバイスをしてくれるはずです。具体的な解決策を教えてくれるので、すぐに現場で実践できます。
身近にそのような上司がいない場合は、SNSで介護関連の発信をしている方の意見を取り入れるのもおすすめです。「この人の言っていることはなんか合う」といった自分の気持ちに近い発信者のノウハウはモチベーションが上がったり心に安心感を得られたりします。
ぜひ一人で悩まず、上司や信頼できる人に相談してみてください。
働く時間や担当利用者を変えてもらう
訪問介護を辞めたくなったら、まずは働く時間や担当者の変更を上司に伝えてみるのがおすすめです。不規則勤務による体調不良を感じていたら、夜勤を減らしたり時短勤務を依頼したりすることで解決することがあります。
担当利用者とそりが合わない場合は、利用者の変更が効果的です。職員も人間なので合わない利用者はいるでしょう。
自分の感情に抵抗するのではなく、上司や管理職に相談し、担当変更を依頼してみることで、退職したい気持ちを抑えられるケースがあります。
ほかの職場を探す
上司への相談や担当の変更をしても訪問介護が合わないと感じているなら、ほかの職場を探しましょう。
介護業界には、デイサービスやグループホーム、特別養護老人ホーム(以下、特養)などさまざまな施設形態があります。デイサービスではレクをする機会が多いので、コミュニケーション能力が高い職員が在籍している傾向です。
一方、特養のような身体介護を提供するのがメインの施設では、介護技術をスキルアップしたい方におすすめです。また、特養や介護老人保健施設のような事業規模の大きい施設では、資格支援を無料で受けられる体制が充実しています。
未経験から就職し、初任者研修や介護福祉士などの取得サポートを受けたい方は働きやすいでしょう。介護は勤務形態が豊富で勤務時間や職場の雰囲気もさまざまなので、ぜひ自分に合った職場を探してみてください。
副業をする
訪問介護ではない仕事をしてみるのも退職したい気持ちを抑える手段です。なかでも副業は在職中でも取り組めるのでおすすめです。
他業種を経験してみることで、訪問介護の不満点が見える反面、良い点もわかります。改めて介護の素晴らしさに気づき、働きがいを感じる方もいるでしょう。
副業で磨いたスキルが本業に活かされ、キャリアアップする方も少なくありません。退職を思いとどまるためだけでなく、今後のキャリアパスを検討するうえでも副業は役立ちます。
休職する
自分を見つめ直すために、一度休職するのも良いでしょう。
退職したい気持ちに支配されていると、心身ともに不安定になり、最適な決断がしづらくなってしまいます。しかし一度休むことで心に余裕が生まれ、視野が広くなることがあります。
今後の方向性を見据える際は、一度休んでみるのが重要です。特に仕事が忙しくて退職したい気持ちがある方は、ぜひ休職を検討してみてください。
訪問介護を続けるメリット
退職したいと思い始めると、その仕事の良い部分が見えなくなります。本当は訪問介護が好きなのにもかかわらず、魅力に気づきにくくなることもあるでしょう。
ここでは、訪問介護を続けるメリットを紹介します。具体的には以下のとおりです。
- 勤務時間を自由に設定できる
- 利用者と深い信頼関係を築ける
- 幅広いスキルが身につく
- 1人で行動するため人間関係に悩みにくい
特に勤務時間の自由な設定は、一般的な施設介護では難しい場合があります。そのため、子育てをしている方や介護をしている人は訪問介護で働くのはおすすめです。
勤務時間を自由に設定できる
訪問介護は訪問する自宅の件数を自分で決められます。
介護施設への勤務だと、シフト制になるため融通が利きにくいです。しかし訪問介護は「今月は5件訪問する」のように自分の都合で勤務日を決められます。特に登録ヘルパーや派遣であれば、勤務時間や出勤日を比較的自由にスケジュールを設定できます。
そのため、子供や家族との時間を両立しながら働けるでしょう。介護や子育てをしている方は、訪問介護のほうが働きやすい場合があります。
利用者と深い信頼関係を築ける
訪問介護は1対1で介護をするため、利用者と信頼関係を築きやすいです。
施設では少なくても9人、多いと20人以上の利用者と関わります。フロアごとに分かれている施設だと、1人ひとりと向き合う時間が少なくなるケースもあります。
しかし訪問介護は、利用者の自宅に足を運ぶのでその方と直接的にかかわれます。利用者の好きな食べ物や大切にしている価値観、家族との関係性などが見えてくるでしょう。
施設とは異なる信頼関係が生まれやすいのが訪問介護の魅力です。
幅広いスキルが身につく
訪問介護を経験すると、施設介護では体験できないスキルが身につきます。
一軒家や集合住宅での介助が基本なので、施設とは違い、段差があったり部屋が狭かったりと環境が整っていません。状況に応じて介護技術を変える必要があるので、幅広い介護技術を磨けるでしょう。
施設で学んだ介護技術だけでなく、在宅に特化したスキルを身につけたい方にはおすすめです。
1人で行動するため人間関係に悩みにくい
人間関係に悩みにくいのも訪問介護の魅力です。
訪問ヘルパーは利用者の自宅に出向いて介護をするため、基本的に1人で行動します。医師や看護師と連携するときもありますが、仕事中はほかの職員と関わる機会が施設よりも少なめです。
また訪問介護は利用者の予約時間に合わせてサービスを提供するので、待機時間が発生する場合があります。次の訪問時間まで待つ際は基本的に1人で過ごせるので、嫌な人間関係に悩む可能性が低いのです。
訪問介護を続けるデメリット
訪問介護にはメリットもありますがデメリットもあります。ここでは、訪問介護を続けるうえでも注意点を紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- 1人で対応しなくてはいけない不安がある
- 施設勤務よりも給与が変動しやすい
- 人手が少ない職場では業務量が増える
特に給与面では気をつけなくてはいけません。施設勤務とは違い、勤務日や勤務時間を自由に設定できるぶん、給与が変動します。
デメリットを理解したうえで、訪問介護を続けましょう。
1人で対応しなくてはいけない不安がある
訪問介護は基本的に1対1で介助をします。
医療職やリハビリ職などとチームを組んで利用者の支援をしますが、トラブルや事故が発生しても自分で対応しなくてはいけません。利用者が食事を拒否したり不穏になったりしても介護を続ける必要があります。
訪問介護で働くには、1人で対応しなくてはいけない不安と向き合うことが多いでしょう。
施設勤務よりも給与が変動しやすい
訪問介護は施設勤務よりも給与が変動しやすい傾向があります。自身で訪問件数を決めるため、勤務数が給与に影響します。
遠方の訪問介護が続くと交通費が重なり、手取り額が少なくなることもあるでしょう。施設勤務よりも給与が変動しやすい傾向がある点は、訪問介護のデメリットです。
訪問介護で働く際は、求人情報に交通費が含まれるのかなどを確認しておくのがおすすめです。
人手が少ない職場では業務量が増える
人手が少ない職場だと、一人当たりの訪問件数が増えます。
「令和6年度介護報酬改定等に向けた要望」によると、令和4年の訪問介護員の有効求人倍率は15.53倍となっています。1つの事業所に対して15の求人が集まっている状態なので、深刻な人手不足が続いている状態です。
そのため人手不足が深刻な職場では業務量が増し、残業が多い事業所も少なくないでしょう。
訪問介護を辞めるのに適したタイミング
訪問介護を続けている方のなかには「今すぐ仕事を辞めたい」と考えることもあるでしょう。
しかし長く働けば職場環境が変わると思い、退職を思い留まっている人もいるのではないでしょうか。今すぐ辞めるのも大切ですが、判断基準があることで今辞めるべきかが明確化できます。
ここでは、訪問介護を退職する適切なタイミングを紹介します。具体的には以下のとおりです。
- 責任を持って働けなくなったとき
- 精神的・身体的な負担が大きくなったとき
- 生活防衛資金が確保できているとき
- 賞与をもらったあと
自身の状況と照らし合わせながら、ぜひチェックしてみてください。
責任を持って働けなくなったとき
責任を持って訪問介護ができなくなったときは辞めるタイミングです。
訪問介護は1人で利用者と向き合うため、さまざまな依頼をされることがあります。家族からの要望も聞き入れて介護をしなくてはいけません。
利用者が怪我をしたり急変したりしたら、対応するのも基本的には訪問介護員です。そのため、施設介護よりもプレッシャーを感じやすい環境で働くことになるでしょう。
もしこのような状況に対して責任を持って対応できなくなったときは、退職するタイミングです。
精神的・身体的な負担が大きくなったとき
メンタルや身体に大きなストレスがかかっているときは退職を検討しましょう。
例えば上司や管理職からのパワハラを受けているならすぐに辞めるべきです。利用者からのセクハラがある場合は、上司や管理職に相談し、対応が見込めないときは退職を考えるタイミングになるでしょう。
精神的な負担は自分が我慢すれば問題ないと思い、状況を放っておく方もいますがそれはよくありません。気づいた頃にはうつ病や適応障害などを発症してしまい、復職するのに時間を要してしまうので早めに退職するのがおすすめです。
また腰や膝などが痛みなどの不調で続けられなくなる場合もあるでしょう。利用者の自宅は必ずしも介助しやすいような環境になっていないので、身体に負担がかかります。
症状が悪化してきていたら、一度治療に専念するためにも退職を検討するべきです。
生活防衛資金が確保できているとき
次の職場を決めずに退職する際は、生活防衛資金がある状態が望ましいでしょう。
収入が急に途絶えてしまうと、心が不安になり転職先を焦って探してしまいます。その結果、自分にとって合わない職場をまた選んでしまう可能性があります。
足利銀行によると、基本的には3ヶ月〜半年の生活費が目安とされています。生活費が20万円なら60〜120万円確保しておくと、退職後の不安が軽減されるのではないでしょうか。
【退職後の生活防衛資金の目安】
生活費が20万円の場合
→60〜120万円
訪問介護をすぐに退職するなら、生活防衛資金をしっかりと確保している状態で辞めるのがおすすめです。
賞与をもらったあと
賞与をもらえる時期が近ければ、ボーナスを受け取ったあとに退職するのも良いでしょう。賞与は基本的には夏と冬の2回支給されるので、その時期は退職するベストタイミングです。
しかし施設によっては賞与の計算期間に従事していたにもかかわらず、支給期間に退職するとボーナスがもらえない場合もあります。
具体的には以下のような状況だと、賞与が支給されません。
【賞与が支給されないケース】
賞与計算期間:6月1日〜11月30日
支給期間:12月
退職月:11月
→賞与が支給されない
賞与を受け取って退職する場合は、就業規則を確認したうえで辞める必要があります。
訪問介護が向いてる人の特徴
「訪問介護を続ける人はどのような人なの」と考えている方もいるでしょう。ここでは訪問介護に向いている人の特徴を紹介します。
具体的には以下のとおりです。
- 責任を持って介護ができる人
- 個別対応が好きな人
- コミュニケーションを円滑に取れる人
- 1人でも臨機応変に対応できる人
どれも大切ですが訪問介護は利用者と深くかかわるので、責任感とコミュニケーション力がある方が向いています。
責任を持って介護ができる人
責任を持って介護ができる人は訪問介護に向いています。
訪問介護の現場では、服薬管理や看護師への報告などを1人で行います。利用者の命にかかわるような情報も取り扱うので、責任感の強い方でないと務まらないでしょう。
給与や職場環境だけで選ぶのではなく、訪問介護にやりがいを感じている方が向いています。
個別対応が好きな人
訪問介護は施設介護とは異なり、基本的には1人で介護をします。介護をする順序を自分なりに計画を立てて介助を進めることが可能です。
次の訪問場所までの時間もあるので素早く仕事を行う場合もありますが、施設介護よりも自分のペースで利用者に対応できるでしょう。そのため、1人で介護を進めるのが好きな人には向いています。
体力がある人
訪問介護は体力がある人が向いています。
訪問件数が多いと、1日で何件も利用者の自宅を回る必要があります。距離が遠い場合は自転車を漕いで移動しなくてはいけません。
外を移動するので夏は暑く冬は寒いので大変です。そのため体力に自信のある方は、訪問介護には向いています。
コミュニケーションを円滑に取れる人
利用者と話すことを苦に感じない方が訪問介護では楽しく働けます。
訪問介護では、利用者と1対1で話す機会が多くあります。自分から話題を振ったり利用者の話を聞いたりする場面が多いでしょう。
また利用者のなかには1人暮らしをしているので、訪問介護員との会話を楽しみにしている方もいます。高齢者とも円滑にコミュニケーションが取れる方が訪問介護には向いています。
1人でも臨機応変に対応できる人
高齢者の介護を1人で対応するのに慣れている人には訪問介護は向いています。
怪我や発熱などの緊急時には、看護師や医師、サービス提供責任者に電話で報告する必要があります。しかし基本的には1人で行動しているので、最低限の判断は訪問介護員が行わなければなりません。臨機応変に行動できないと、焦ってしまい正しい判断ができなくなってしまいます。
訪問介護だけでなく施設介護も経験していて、さまざまなシチュエーションに立ち会った方のほうが訪問介護は向いています。
面接でも使える!訪問介護を辞めた後の転職活動を成功させる方法
訪問介護を退職するか悩んでいる方のなかには、次の職場の探し方に悩んでいる方もいるでしょう。
ここでは、訪問介護を辞めた後の転職活動を成功させる方法を紹介します。具体的には以下のとおりです。
- 自分が求める条件を明確にする
- 退職理由はポジティブに伝える
- 介護に特化した転職エージェントを活用する
- 新しい職場が見つかったら退職する
事前に対策を知っておくことで、不安なく行動できます。
自分が求める条件を明確にする
まずは、自分が転職先に求めている条件を明確にする必要があります。
介護施設は全国に点在しており、施設形態も多岐にわたります。優先順位がないと、どのような職場がいいかが見えてきません。
そのため事前に転職の目的が待遇面なのか、勤務地までの距離なのかなど選択肢を狭めておく必要があります。転職条件が明確であれば、キャリアアドバイザーとの面接や事業所側との交渉もスムーズに進められるのでおすすめです。
退職理由はポジティブに伝える
退職理由はポジティブに伝えましょう。
仕事を辞めた理由がネガティブだと、採用担当者からは「この職場でも同じような気持ちで働かれるのではないか」と思われてしまいます。マイナスイメージにつながり、採用される可能性が低くなるでしょう。
面接で自己PRや志望動機を聞かれたら、前の職場の失敗を活かして働く旨を伝えるのが転職を成功させるコツです。
介護に特化した転職エージェントを活用する
転職先を探す際には、介護に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
一般的な転職エージェントの場合、複数の業界を担当しているケースも少なくありません。しかし介護に特化した転職エージェントは、介護・福祉業界に豊富な知見や知識を持っています。高待遇や福利厚生の整った質の高い求人を紹介してくれるでしょう。
業界に精通したキャリアアドバイザーが事前に施設の調査をしたうえで求人を掲載している場合もあります。そのため、施設の内情や利用者・職員の様子が詳細に記載されています。
最新の求人や人気の事業所も紹介してくれるので、満足度の高い転職活動をすることが可能です。働きやすい職場をすぐに見つけたい方は、ぜひ介護に特化した転職エージェントを利用してみてください。
新しい職場が見つかったら退職する
次の職場が見つかるまで退職するのは控えましょう。
仕事を辞めてから転職活動をすると焦りが生まれ、じっくり検討せず1〜2社だけ見て決めてしまう方もいます。その結果、自分に合わない職場を選んでしまい、後悔してしまうことも少なくありません。
働きながらであれば収入が途絶える不安がないので、落ち着いて次の職場を探せます。転職活動は、なるべく働きながら行うのがおすすめです。
訪問介護を退職した後は?おすすめの働き方を紹介
職場環境が合わず、転職先が見つかる前に退職したい方もなかにはいるでしょう。訪問介護を退職してから仕事を見つける場合は、以下の働き方がおすすめです。
- 掛け持ちで働いてみる
- 派遣やアルバイトで働いてみる
- 介護の単発バイトアプリを活用する
実際に自分の目で見てみるのがポイントです。
掛け持ちで働いてみる
1つの職場を決めるよりも複数の職場で働くのがおすすめです。掛け持ちで働いてみると、それぞれの職場を比べられるからです。
良い職場の特徴がわかり、次に転職する際の判断材料が得られます。自分でも失敗しない転職先を選べるようになります。
すぐに転職先を決めるのではなく、まずは掛け持ちで働いてみましょう。
派遣やアルバイトで働いてみる
気になる事業所があれば、試しにアルバイトや派遣社員で働いて、職場の雰囲気を見てみましょう。
アルバイトや派遣は、会社員よりも働き方の融通が利く代わりに退職しやすい傾向があります。派遣社員の場合、雇用契約にもよりますが3ヶ月で更新する会社が多いです。
自分に合っていると感じたら、そのまま正社員になることも可能です。職員や利用者の様子を確認したうえで転職できるのでおすすめです。
介護の単発バイトアプリを活用する
介護の単発バイトアプリとは、人材が欲しい事業所と働きたい方をマッチングするプラットフォームです。
最短即日から働けるので、急な出費にも対応できます。気になる施設があれば、試しに働いて職場の様子を確認することも可能です。
介護の単発バイトアプリを通して就職・転職している事例は多く存在しているので、ぜひ一度利用してみてください。
すぐに働きたいならカイテクがおすすめ!理由や解説
介護の仕事をすぐにしたいと考えている方はカイテクがおすすめです。理由は以下のとおりです。
- 求人数が6万件以上
- 面接や履歴書が必要なく仕事を始められる
- 即日応募でも仕事ができる
「どの単発バイトアプリを使ったらいいかわからない」と考えている方は、ぜひカイテクを検討してみてください。
求人数が6万件以上
カイテクは現在、6万件以上の求人を保有しています。
都心はもちろん地方にも求人があり、全国どこにいても働けます。住んでいる地域で仕事が見つかるので、近所で働くことが可能です。子どもの送り迎えやパート先の近くなどで仕事ができるのがカイテクの魅力です。
またデイサービスや有料老人ホームなどさまざまな施設形態も掲載されているので、自身の経験のある職場が見つかります。近所で働ける職場を探している方や専門性を活かしたい人は、ぜひカイテクを利用してみてください。
面接や履歴書が必要なく仕事を始められる
カイテクでは面接や履歴書がなくても仕事を始められます。
事前にマイナンバーカードや運転免許証など、身分証明書を提出すれば仕事を開始可能です。派遣会社に登録する場合、登録会への参加や履歴書の作成は必須となり、何社も面接しなくてはいけませんが、カイテクでは必要ありません。
面倒な手間なく仕事を見つけたい方は、ぜひカイテクを利用してみてください。
即日応募でも仕事ができる
カイテクでは面接や履歴書の作成が必要ないため、即日に応募しても仕事をすることが可能です。急に予定が空いた日やスキマ時間を有効活用できるでしょう。
また冠婚葬祭や家具の修理など、急な出費にも対応できます。時間があればアルバイトをしたい方やすぐにお金が必要な人にはおすすめです。
訪問介護員を辞めた理由に関するよくある質問
訪問介護員を辞めた理由に関するよくある質問を紹介します。
- 訪問介護の社員は1日何件くらい訪問するのですか?
- 訪問介護で理不尽なクレームへの対応はどうすれば良いですか?
- 訪問介護が人手不足になっている原因はなんですか?
それぞれ解説します。
訪問介護の社員は1日何件くらい訪問するのですか?
訪問介護員が1日に回る自宅の件数は5件前後です。人手が少ない職場の場合、10件近く回る場合もあります。
収入を上げたいヘルパーは、自身で訪問件数を多くしている方もいるでしょう。
訪問介護で理不尽なクレームへの対応はどうすれば良いですか?
利用者やその家族から理不尽なクレームを言われた際には、まずその場で話を聞くことが大切です。相手の意見に耳を傾け、主張を聞き入れてください。
次に上司や管理職に報告する必要があります。上司や管理職はクレームの内容を調査する責任があるからです。
事実を把握し、今後同じ問題が起きないようにするためにすぐに情報共有しましょう。
訪問介護が人手不足になっている原因はなんですか?
訪問介護員が不足している原因は、業務量の過多です。
人手が不足している事業所では、1日7〜10件近く訪問しなくてはいけません。時間に追われて自分のペースで介助ができなくなってしまいます。
その結果、疲弊して退職してしまう方がいます。
まとめ:訪問介護が身体的・精神的に辛い場合は退職しよう
訪問介護を辞める理由の多くは、セクハラや責任感に耐えられないなどです。
今の職場で同様なことを感じている方は、まず同僚や責任者に相談してください。相談しても何らかのアクションが見られない場合は、職員の考えを尊重してくれない可能性があるので、退職するのがベストです。
施設介護と比べて、訪問介護は働く時間が柔軟な傾向があります。また給与面も施設介護よりも報酬額が高いので、金銭面や勤務時間で悩んでいる場合は、再度考え直すのがおすすめです。
自身の状況を見つめ直し、なぜ訪問介護を退職したいのかを明確にしたうえで行動しましょう。
カイテクは、「近所で気軽に働ける!」介護単発バイトアプリです。
- 「約5分」で給与GET!
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