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介護士におすすめのネイルは?楽しむ方法やしてはいけない理由も紹介
介護士がネイルをしてもいいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。職場によっては許容範囲や規則が異なり、ネイルを許可している場所もあれば完全に禁止しているケースもあります。
就業規則を知らずにネイルをしていくと問題視され、お仕事に支障をきたしてしまいます。そのため、介護士ができるネイルの範囲や、ルール内でおしゃれを楽しむ方法を知っておくことが大切です。
ルール内でネイルを楽しむ方法やアクセサリーをOKとしている施設の特徴がわかるので、おしゃれを楽しみながら仕事ができるでしょう。介護士だけでなく看護師や理学療法士の方にも参考になるのでぜひ最後までご覧ください。
【実情】介護士の身だしなみはどうしているの?
介護士の身だしなみは実際の介護施設ではどのように扱われているのでしょうか。
ここでは、データを参考にしてみていきます。介護士未経験の方や、規制の緩い職場を探している方はぜひ参考にしてみてください。
アクセサリーは8割の方が外している
多くの介護士や介護福祉士は、資格の取得の有無に関係なくアクセサリーをつけていないのが現状です。
介護士の転職支援をしている運営会社である「株式会社SOKKIN」の調査では. 勤務中にアクセサリーは付けていますか?(複数選択可)」という問いに対して、「付けていない」と回答した人が最も多く78%となっています。
付けていない理由は下記のとおりです。
・小さいアクセサリーは誤飲の危険もあるため禁止されている。(50代後半)
・利用者さんに触れるため怪我をさせないようにアクセサリーは外している。(20代前半)
・規則は結婚指輪以外のアクセサリー禁止。なくさないようにアクセサリー類はつけない。(30代前半)
・基本アクセサリー禁止。時計もスマートウォッチなど、利用者に当たっても怪我をする危険性のないものであれば着用可。(40代後半)
参照:PR TIMES
利用者への影響や紛失のリスクを考えて付けていない方が多いようです。またそもそも化粧や就業規則で禁止されている場合が多いようで、理由は下記のとおりです。
・基本的には濃い化粧は禁止のため、眉毛を描いてリップクリームをつけるだけ。(30代後半)
・派手な色を使用してはいけない。健康的で清潔に見えるようなメイクをしなければならない。(40代前半)
・そこまでキツいメイクをしないという暗黙の了解はある。(30代前半)
・厚化粧や、匂いのあるものは禁止(20代前半)
参照:PR TIMES
ピアスや指輪、ネイルなどのアクセサリーが許可されていない介護施設が多いようです。
事業所によって対応が異なる
アクセサリーや化粧を制限しているかは、事業所によって異なります。
社会福祉法人甲賀会では、利用者の身体を傷つけるリスクやネイルを受け入れられない人もいるため、長すぎる爪や装飾のついた派手なネイル、マニキュアは不可としています。一方緩和している職場もあり、社会福祉法人「ハッピーネット」では自由とのことです。
ネイルやアクセサリーやピアスなどの装着は従業員の価値観、個性を尊重した身だしなみの基準としています。ただし衛生面や作業に支障をきたさないことや利用者に威圧感・恐怖感を感じさせないことなど、常識の範囲内であることが前提です。
このように施設によって制度や対応が異なっているのが現状です。今ネイルをOKにしている施設も事故や怪我があれば、規則が変更される可能性があります。
アクセサリーの着用に関連する情報は、就業規則や研修などで伝えられる場合があるでしょう。
介護士がネイルをしてはいけない理由
今働いている施設がネイルを禁止していて不満に感じているかもいるのではないでしょうか。多くの介護施設では職種関係なくネイルを禁止していますが、その理由がなぜなのかは下記のとおりです。
- 利用者に怪我を負わせてしまう
- 衛生面のリスク
- 利用者や家族に悪印象を与えてしまう
- 業務効率が低下する
利用者や家族からの印象やネイルに付着する汚れが食事に入るのではとの懸念があり、禁止している事業所が多めです。
利用者に怪我を負わせてしまう
高齢者は加齢により皮膚が薄くなっているため、加工された爪が肌に当たると傷つく可能性があります。肌が傷つくと傷口から細菌が侵入し、感染症の原因に発展することもあるでしょう。
また高齢者のなかには、血液の循環を良くする薬を服用している方がいます。そのような方が怪我をすると血が止まらなくなり、処置に時間がかかるケースも少なくありません。
高齢者が怪我をすると治りにくく別の疾患につながる背景があるため、ネイルを禁止する介護施設が多いのです。
衛生面のリスク
爪の裏や隙間には汚れが溜まり、消毒しても菌が繁殖しやすい傾向があります。特にジェルネイルは雑菌や汚れが付着したままになるので心配になる方も多いでしょう。
またグループホームのような小規模な介護施設では、介護職が料理をします。料理中にネイルの一部が剥がれ落ちて食事に混入したり不衛生だと感じたりする方もいます。衛生面のリスクを考えると、ネイルを禁止せざるを得ない事業所も多いのではないでしょうか。
利用者や家族に悪印象を与えてしまう
ネイルをしていると、清潔感のない印象を与えてしまうのも禁止する理由です。
介護職の清潔感は、利用者からの信頼獲得につながります。清潔感のない人から介護を受けると、利用者は不安を感じてしまいます。その結果、入浴や排泄を嫌がる介護拒否につながるケースもあるでしょう。
安心した介助を提供するためにも、ネイルだけでなく身だしなみ全体に清潔感が求められます。
業務効率が低下する
ネイルを気にしすぎてしまうと、お仕事に支障をきたす場合があります。
食事介助をするときにも、ネイルの一部が混入しないか気にして介助をします。そのため、ネイルに意識がいきお仕事への集中力がなくなってしまう方もいるのではないでしょうか。注意散漫になると、利用者に怪我を負わせてしまう可能性があります。
業務の質が低下し事故に発展するのを防ぐために、ネイルを禁止している介護施設もあるでしょう。
介護士ネイルが許される範囲や条件
事業所によってはネイルが許されている職場もあります。ネイルを許している介護施設では、一定の条件や内容が用意されており、具体的には下記のとおりです。
- 短いネイルにする
- 派手な色は使用しない
- クリアジェルを使用する
ネイル経験がある方やどうしても爪おしゃれをしたい方はぜひ参考にしてみてください。
短いネイルにする
ショートネイルとは短くコーティングされたネイルのことです。自分でもケアしやすいため、近年では人気を集めています。
料理や洗い物などをする際や育児をする主婦の方など、お仕事上ネイルができない人に愛用されているため、介護職におすすめです。身だしなみの規則が緩和されている職場であれば、ショートネイルにするのもよいでしょう。
利用者をサポートする際は、皮膚を傷つけないように気をつけなくてはいけません。
派手な色は使用しない
身だしなみの緩和をしている介護施設でも、派手なネイルやデザイン性の高いネイルは認めていません。シンプルなデザインであることが条件の場合が多いでしょう。
自然な仕上がりにするには、ベージュ系のファンデーションカラーのネイルにつや消しマットトップコートの組み合わせがおすすめです。自爪風な仕上がりで爪を美しく見せてくれます。
またチークネイルも介護現場には適しています。チークネイルとは、爪の中央が少しピンクに色づいたネイルのことです。肌にチークを乗せたような仕上がりで、血色の良い指先を演出できます。
介護現場で許されるネイルにするには、安全性や衛生面に考慮しておく必要があります。
利用者に威圧感や恐怖心を与えない、シンプルなデザインを意識しましょう。
クリアジェルを使用する
クリアジェルネイルとは色がついていない透明のネイルで、自爪の上に塗り固めて作ります。シンプルで取り入れやすく、デザインの種類も幅広いのが特徴です。
また透明なジェルを使用すれば、自然な状態で爪の形や色を美しく見せられます。規制が緩和されている施設であれば許されるネイルでしょう。
クリアジェルは爪を保護する効果があるため、爪が弱く割れやすい方にもおすすめです。
ネイルを許可していない介護施設でも、クリアジェルなら許される場合があります。
介護士がおしゃれをするメリット
介護士がおしゃれをすることに対してネガティブに捉えられている傾向がありますが、下記のようなメリットもあります。
- 印象が良くなる
- モチベーションが上がる
- 信頼性の獲得
利用者や家族、スタッフなど介護に関連してかかわる人に良い影響を与えるでしょう。
印象が良くなる
「人の印象は外見で9割が決まる」とも言われるほど、見かけは重要です。おしゃれをすることで表情が明るく見えたり肌のトーンが上がったりするので、他者に良い印象を与えられます。好印象を与えられると、利用者や在宅の家族に安心感も与えられます。
新規入所の利用者にも第一印象で良いイメージが伝わり、継続的なサービス提供につながるでしょう。
介護士の印象が良くなることで、事業所や利用者にとってメリットがあるのです。
モチベーションが上がる
おしゃれは職場の雰囲気を改善するのにも役立ちます。
自分の好きなように見かけを整えると気分が上がり、仕事へのモチベーションが向上します。
会話の話題につながり、職場の人間関係が良くなることもあるでしょう。正社員やパート、アルバイト・派遣など関係なく、ヘルパーの士気をあげる一貫としてもおしゃれをすることには意義があります。
信頼性の獲得できる
身だしなみが整っていることで信頼が大きくなります。
医療情報を提供しているWebメディア「エピロギ」では、患者に対して医師に関する身だしなみの調査を行いました。「医師の身だしなみが気になったことはありますか?」との質問で、「はい」と答えたのは33.8%と3人に1人が気になっているようです。さらに「はい」と答えた人に「その後どんな気持ちになりましたか?」と質問すると、医者の信頼性を疑うような回答が挙がってきたのです。
この調査では医師を対象としていますが、介護を提供する介護士にも似たようなことがいえるのではないでしょうか。逆を言うと身だしなみが整っていれば、信頼性を獲得できると考えられます。
利用者や家族との関係性を深めるためにも、おしゃれを意識することは大切です。
介護士がおしゃれをするデメリット
介護士がおしゃれをするデメリットは以下のとおりです。
- 実用性の低下
- 不快な印象を与えるリスクがある
それぞれ解説します。
実用性の低下
介護士は現場を動き回ったり利用者の肌に触れたりする機会が多いお仕事です。そのなかでアクセサリーをつけていたりネイルをしていたりすると、お仕事に支障をきたす場面があります。例えば排泄介助の際にネイルが利用者の肌に当たり、傷つけてしまう可能性があるでしょう。
おしゃれを意識すると、お仕事を進めるうえで妨げになるのがデメリットです。
不快感を与えるリスクがある
利用者によってはネイルやアクセサリーが「怖い」や「態度が悪い」と感じる方も少なくありません。
利用者の状態を正しく確認できず、適切なサービスを提供できなくなってしまうでしょう。その結果、体調の悪化やADLの低下などに気づけなくなることも考えられます。
人によってはおしゃれをしている介護士を好印象に捉えてくれる場合もありますが、そうではないケースもあります。
介護士でもネイルを楽しむ方法
多くの介護施設では職種関係なくネイルを禁止していますが、その理由は下記のとおりです。
- 利用者に怪我を負わせてしまう
- 衛生面のリスク
- 利用者や家族に悪印象を与えてしまう
- 業務効率が低下する
介護業界は女性の方が多いので、おしゃれをして働きたいと考えている方も多いでしょう。しかし利用者や家族からの印象やネイルに付着する汚れが食事に入るのではとの懸念があり、禁止している事業所が多めです。
ここで紹介しているネイルを使用すれば、日勤・夜勤問わずにおしゃれができるコツがわかるのでぜひ参考にしてみてください。
ネイルを許可している職場を探す
先述したとおり、ネイルを許可している職場で働く方法もあります。ネイルOKの職場の場合、求人票に掲載されているため事前に確認しておくと良いでしょう。面接の際にもネイルを付けてもよいか聞いておくことでお互いの認識の違いをなくせます。
おすすめの施設はデイサービスのような基本的に自立した利用者が多い施設です。介助する機会が少ないので、髪型やネイルなどのおしゃれには比較的明るいでしょう。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設のような介護度の高い利用者が多い施設はネイルを禁止している場合があります。身体介護の頻度が多く、利用者を傷つけてしまうリスクがあるためです。
ネイルを楽しみたい方は、求人情報をチェックしたうえで就職先を探しましょう。
フットネイルをする
ネイルを禁止している職場でも手のネイルではなく足の指の爪に施すフットネイルであれば許可している場合があります。フットネイルであれば、汚れが付着しやすいジェルネイルもできます。最近ではフットネイルもデザインの幅が広がっており、手と変わらずネイルが楽しめるでしょう。
介護職のような人の肌に触れるお仕事をしている人にはフットネイルが適しています。
ネイルシールやネイルチップを使用する
最近では、ネイルチップやネイルシールなど貼り付けて使用するネイルもあります。
ネイルチップは好きなときに付け外しができるため、業務時間中は外し、休みのときには気軽にネイルを楽しめます。ジェルネイルとは異なり、乾くまで待つ必要がなく装着する不便さもありません。
介護のお仕事をしているとできないような派手な色柄や、ストーンなどのパーツを付けてデコレーションができます。ネイルサロンでつければ、自爪の形に合ったネイルチップをオーダーすることも可能です。ピッタリと合うチップが欲しい方は、ネイルサロンでお願いすると良いでしょう。
シールで貼り付けたい方は、ネイルシールの活用がおすすめです!
ネイルシールとは自爪に貼り付ける商品で値段が安く、さまざまなデザインのものを試せるのが魅力です。シールだと付け心地が気になる方もいますが、指先に違和感を抱きにくいシールネイルが増えています。
仕事中にネイルができないと結婚式やパーティなど出席をする際におしゃれができませんが、シールネイルならできるでしょう。好きなときに貼り付けてお仕事の時は剥がすなど、機能性が高く自由自在な点は介護職に適しています。
自爪を整える
爪に付けたり貼ったりするのではなく自爪を整えるのもおすすめです。手指をキレイに見せられるので、清潔感がアップして利用者や家族に好印象を与えられます。
装飾するものがないにもかかわらず自身の印象向上につながるため、生活相談員やケアマネジャーなどの方でもチャレンジできるでしょう。
自爪を整えることは、現場職だけでなく責任者の方にも向いています。
ネイルをしないでも綺麗に見せる自爪の整え方
ネイルが禁止の職場でも自爪を整えて綺麗に保つことは可能です。自爪を整えることで清潔感がアップするので、介護士は利用者や家族に良い印象を与えられます。
ネイルができない介護施設に勤めている方は、ここで紹介する自爪の整え方をぜひ試してみてください。具体的には4つのステップに分かれています。
- 形と長さを整える
- 甘皮を処理する
- 爪の表面を磨く
- オイルで保湿する
この方法を採用すれば、簡単に綺麗で美しい自爪が作れます。
形と長さを整える
自爪の代表的な形があり、型どおりの形に整えることで綺麗に見せられます。具体的な爪の形は下記のとおりです。
【ネイル業界で代表的な爪の形】
ラウンド:丸みのある優しい印象
オーバル:楕円形で大人らしい印象
ポイント:先が尖っていてゴージャスな印象
スクエア:先端を切り揃えた長方形の爪
スクエアオフ:スクエアより角を落とした形をした爪
理想の形が決まったら、爪切りやネイルファイルなどを使って爪を整えていきます。
爪が乾燥していると割れてしまう可能性があるので、お風呂上がりなどにやるのがおすすめです。
甘皮を処理する
爪の形を整えた後は甘皮の処理をします甘皮とは爪の根本の薄い膜のことで、爪と皮膚の間を保護する部分です。道具がある方は下記のようにお手入れをしましょう。
【甘皮処理の手順】
1.フィンガーボールの使用やお風呂で指先をふやかす
2.先端に濡らしたガーゼを巻き付けたウッドスティックなどを用意する
3.甘皮部分をらせん状にマッサージする
4.ささくれがある場合は、キューティクルニッパーを使って除去する
キューティクルリムーバーを使用すると、硬くなった甘皮を柔らかくできるので処理が楽になります。甘皮をすばやく十分にふやかしたい場合は、キューティクルリムーバーが役立ちます。
爪の表面を磨く
甘皮まで除去できたら、爪を磨けるアイテムであるバッファーやシャイナーを使用して爪表面を磨いていきます。最初は粗く磨き、徐々に細かい面で整えていくと均一で艶やかな表面に仕上がります。
不安な方は資格を持つネイリストなど、専門職にお願いするのがおすすめです。
なお、バッファーやシャイナーを使用する際は、爪の根元から先端に向かって縦方向に動かすのがポイントです。細かい面で磨くときは強めに押し当てて、左右に往復させると爪を傷つけずツヤのある表面になります。
オイルで保湿する
磨いた後の自爪は乾燥しやすいため、正しいケアが必要です。
おすすめはネイルオイルを使用して保湿することです。ネイルオイルとは、爪やその周りの皮膚に対して保湿や保護ができる爪用のオイルのことを指します。爪や爪の生え際を保湿することで、これから生えてくる爪も整えられます。
また爪に柔軟性を与えられるので、割れにくい爪に仕上げられるでしょう。マニキュアやジェルネイルなどをする場合でも、オイルで保湿しておくことで爪の持ちがよくなったり変色を抑えられたりするので清潔感を維持できます。
オイルは先述したネイルオイルを使用するのも良いですが、普段使いしているハンドクリームでもケアすることが可能です。手全体のケアにもなるのでおすすめです。
介護士がネイル以外で楽しめる身だしなみ
「ネイル以外の身だしなみを知りたい」と考えている介護士の方もいるでしょう。
そこでここでは、ヘアスタイルとメイクの2点に関する身だしなみを紹介します。清潔感アップや印象を良くしたいと考えている方は、知識として身につけておくのも良いでしょう。
ヘアスタイル
施設でヘアスタイルを楽しむ際は、下記のポイントを意識する必要があります。
【施設でのヘアスタイルのポイント】
・清潔感がある
・業務の妨げにならない
・過度な髪色にはしない
介護士は利用者の方やご家族など、人と接する機会が多いお仕事です。業務の妨げや利用者に触れたりしない長さにする必要があります。
目に髪がかかるような髪型ではなく、常に顔が見える状態を維持しましょう。また人によっては、金髪やモヒカン、ドレッドヘアなどの奇抜な髪型が怖いと感じる方も少なくありません。
男性ならツーブロックやベリーショート、女性ならショートヘアやポニーテールがおすすめです。
染める場合はもちろん派手な色にせず、自然な色の茶髪が適しています。インターネットなどで検索すると介護職におすすめの髪型や髪色がわかるのでぜひ参考にしてみてください。
メイク
介護士は利用者や家族から信頼を得ることが大切です。そのため、客観的に見て違和感を覚えるような派手すぎる化粧は避けましょう。
長いつけまつ毛や濃い口紅はやめて、淡いブラウンやベージュ、薄いピンクなどの肌に近い色のアイメイクがおすすめです。
ほかには、眉毛の除毛や血色が良く見えるリップやチークを使用すると印象が良くなります。ネイルを許可していない介護施設でも薄いメイクはOKにしている場合があるので、ぜひ常識の範囲で楽しんでみてください。
介護士のネイルに関するよくある質問
介護士のネイルに関するよくある質問は下記のとおりです。
- ネイルとマニキュアの違いは?
- 介護士はどのくらいの爪の長さが理想?
- 爪が割れやすい人の場合は?
それぞれ解説します。
ネイルとマニキュアの違いは?
爪にペンキを塗るような形でおしゃれを楽しめるのが特徴です。ツヤやマット系、ナチュラルタイプなど、幅広い仕上がりを演出できます。
そのため、「ネイル」と言う際にはマニキュアも含まれているケースもあるのです。また英語で「nail」は「爪」のことを意味するため、「爪」そのものを「ネイル」と指す場合もあります。
介護士はどのくらいの爪の長さが理想?
介護士の爪の長さは爪の先端の白い部分が見えるか見えないかくらいが理想です。
深く切り過ぎると、深爪を起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。爪が長いと利用者を傷つけてしまうので、介護士は定期的にメンテナンスしておくのがおすすめです。
爪が割れやすい人の場合は?
爪が割れやすいため、ネイルで補強したい方もいるのではないでしょうか。その場合は、管理職に相談したり色を工夫したりするとよいでしょう。特にネイルを禁止している職場の場合、いくら目立ちにくい色だとしても事前に相談しておく方が理解を得られます。
使用するネイルの色は透明やピンク、ベージュを選ぶと印象アップと爪の保護を両立することが可能です。
爪が割れやすい方は、ぜひ事前の相談と色合いに気をつけてみてください。
介護士がネイルをする際は就業規則の確認が必要!
介護士のネイルをOKとしている介護施設は少ないものの増えてはきています。そのため就業規則を確認すれば、介護士でもネイルができる可能性があります。
求人票でチェックしたり面接時に確認したりすれば、おしゃれを楽しみながらでも働けるでしょう。ただしデザインには気を配る必要があり、不必要に長く伸びた爪だと利用者を傷つけてしまいます。
またジェルネイルを使用すると汚れが目立ち清潔感を失います。ネイルをする際は利用者を怪我させてしまうリスクや見た目の部分で気を遣う必要があります。