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【介護福祉士が解説】優しすぎはダメ?介護職に向いている性格の特徴
介護職の方は優しい方が多い傾向です。しかし優しすぎて疲弊してしまう方も多いのではないでしょうか。その結果「このまま介護職を続けていていいのかな」と悩むこともあるでしょう。
結論から述べると、介護職は優しい方に向いています!
働きやすい介護施設が明確になるので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】介護職は優しい人に向いているが優しすぎも注意
優しい人は、相手の意見を尊重したり、気持ちを考慮したりできます。 そのため、高齢者の思いを理解できるため、「介護職は優しい人に適している」と言われています。 しかし、優しさが過ぎると、利用者の意見を尊重するあまり、心が疲弊してしまうこともあります。
介護職が関わる範囲を理解している人は、介護の仕事を長く続けることができます。
介護職に向いている性格
介護職では、適度な優しさが重要であると述べました。
具体的にどのような性格特性があると、利用者の気持ちを理解できる介護職になれるのでしょうか?
ここでは、介護職に適している人の性格を紹介します。 具体的には以下の通りです。
- 協調性がある
- 過度に気にしない
- 心身ともに体力がある
- 話を聞くのが得意である
ぜひ、自分の性格と比較しながら判断してみてください。
協調性がある
高齢者ケアでは、利用者に一貫した高品質のサービスを提供する必要があります。
ケアの品質に差があると、利用者の自立度や意欲が低下する可能性があります。 そのため、医師や看護師、リハビリ職などと協力してサービスを提供する必要があります。
職員と同じ目標を持って行動できる人は、介護職に適しています。
気にしすぎない
高齢者の中には、脳機能の低下により感情的になる方もいます。 そのため、介護職をしていると、利用者から苦情や不満を言われることがあります。
自分が良いと思ったケアを提供しても、厳しい言葉を言われることもあります。 このような場面は起こり得るので、その都度傷ついてしまうと、介護の仕事を続けるのが辛くなります。
厳しい言葉を言われて落ち込んでも、次の日には気持ちを切り替えられる人が、介護職に適しています。
心身ともに体力がある
介護職の仕事では、高齢者をベッドから移乗させたり、入浴介助で身体を持ち上げたりします。
そのため、介護職には心身ともに体力が必要です。 また、利用者やその家族から苦情を言われることもあります。 そうした状況でも、仕事を続けるメンタリティがある介護職は、長く働き続けることができます。 したがって、介護職には心身ともに体力が必要なのです。
話を聞くのが上手い
利用者の中には、一人暮らしをしていて、寂しさを感じている方もいます。 そのため、高齢者と会話をする際は、介護職が話を聞く立場になることが多いです。
また、施設のような集団生活では、周囲に気を使っている高齢者も少なくありません。 話を聞くことで、食べたいものや不安に感じていることなど、利用者が求めていることを明確にすることができます。
利用者の心の声を理解するために、話を聞くことができる人は、介護職に適しています。
介護職に向いていない性格
介護職に向いていない性格は以下のとおりです。
- チームプレイが苦手
- 共感性が低い
- 感情的になりやすい
対策を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
チームプレイが苦手
チームプレイが苦手な方は、介護現場で働くのが難しいかもしれません。 介護職は、チームと連携して利用者のケアを行う仕事です。
話し合いや情報共有を通じてサービスを提供します。 そのため、協調性がなければ、チームに溶け込むことができず、孤立してしまう可能性があります。
チームプレイが苦手な方は、自分の意見を理解してくれる人と話すことをおすすめします。 自分の言動を客観的に理解することで、周囲との関係性を改善することができます。
協調性に悩んでいる方は、先輩職員や同僚と定期的に面談を行うことが効果的です。
共感性が低い
介護職では傾聴が求められますが、相手の話を聞くためには共感的な態度が重要です。 自分の意見をすぐに述べてしまうと、相手は心を開いてくれないかもしれません。
高齢者が話をしているときは、相手の目を見てうなずきながら話を聞くことが必要です。 共感性が低い方は、話をうなずきながら聞く姿勢を身につけることをおすすめします。
相手の話を聞いている態度を示すことが、共感的な態度を示す第一歩となります。
感情的になりやすい
感情的になりやすい人は、介護職には向いていないかもしれません。 高齢者のケアを行っていると、自分の思う通りに進まない場面が多くあります。 例えば、着替えが遅い方やトイレに時間がかかる利用者もいます。 感情的になりやすいと、高齢者の行動にイライラしてしまうことがあるでしょう。
怒りやすい方は、介護職に就く前にアンガーマネジメントを学ぶことをおすすめします。
詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【性格別】自分に合った施設の特徴
介護の施設形態は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。 そのため、自分の性格に合った職場を選ぶことが重要です。 ここでは、性格別に施設の特徴を解説します。
「自分に合った職場を知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
コツコツと介護技術を磨きたい方|特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、要介護度3以上の方が入所できる施設で、利用者は生涯をそこで過ごします。
入浴介助や排泄介助などの身体介護が主な業務で、介護技術を磨くことができます。 利用者数がワンフロア20人前後と少ない介護施設であれば、自分のペースで仕事を進められることもあります。
自分のペースで介護の知識や技術を磨きたい方には、特別養護老人ホームがおすすめです。
利用者とコミュニケーションを取りたい方|デイサービス
デイサービスは、日中のみ介護サービスを提供する事業所です。 午前中は送迎を行い、午後からは入浴やレクリエーションを行います。 介護度は要支援2前後と比較的低く、自立している方が多い傾向にあります。
利用者と楽しく接することを望む方には、デイサービスが適しています。
1人で活動したい方|訪問介護
訪問介護は、自分や家族だけでは生活が困難な利用者に介護サービスを提供する事業所です。
訪問介護員は1日に数件の利用者の自宅を巡回し、食事の準備や洗濯、排泄介助などを行います。 利用者の自宅で介護サービスを提供するため、職員は1人で行動します。
自分のペースで介護を行いたい方には、訪問介護がおすすめです。
よくある質問
優しい介護職に関するよくある質問を紹介します。
- 年齢が高くても介護職になれる?
- 介護職は若い人はつかないほうがいい?
- 介護職の男女の比率は?
それぞれ解説します。
年齢が高くても介護職になれる?
介護職は年齢が高くても働ける仕事です。2021年4月に高年齢雇用安定法が改正され、70歳までの就業機会の確保が努力義務となりました。その結果、定年を迎えたあとでも正社員として働きやすい環境が整ってきています。
多くの事業所では、定年後も働いてもらいたいと考えている施設が多いようです。そのため、介護職は何歳からでも始められる仕事と言えます。
介護職は若い人はつかないほうがいい?
若い人は介護職に就かないほうがいいと言われている方の意見は以下のとおりです。
X(旧Twitter)で調べたところ、介護の仕事は需要があり、いつでも始められるため、若い時期でなくても良いとの意見が多い傾向でした。
介護の仕事をするかしないかは本人次第ですが、身体の負担や給与面などを考慮に入れて取り組むと良いでしょう。
介護職の男女の比率は?
厚生労働省の「介護労働の現状」によると、介護職の男女比は以下のとおりです。
【正社員の男女比】
男性:32.6%
女性:67.4%
【非正規者金の男女比】
男性:14.0%
女性:86.0%
介護職員は男性より女性が多い傾向です。
利用者の心の声を聞ける人が介護職に向いている!
介護職は優しい人に向いている職種です。優しい人は協調性があり、相手の意見を尊重する傾向があります。高齢者の話を聞いたり、他職種と連携をしたりする介護職では、自分の特性を活かして働けます。しかし、優しさが過ぎると、疲弊してしまう方もいるかもしれません。
「介護の仕事をしたいけど疲れてしまう」と考えている方は、多くの施設形態を見てみましょう!
特別養護老人ホームやデイサービスなど、求められる力は施設によって変わります。複数の施設を見学し、自分の体力やメンタルを維持できる現場を見つけてみてください。
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