夜間見守りホームヘルパーとは？サービス内容や始める際のポイントを解説！

夜間見守りホームヘルパーとは、夜間に利用者の自宅で介護サービスを提供する訪問介護です。 これから訪問介護を始める方にとって、仕事内容が気になることでしょう。

今回では、夜間見守りホームヘルパーの仕事内容やサービスの特徴について解説します。

メリットとデメリットも紹介しますので、自身に適しているかも判断できます。 仕事を始める前に、後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。

夜間見守りホームヘルパーとは？仕事内容や必要資格を解説

夜間見守りホームヘルパーになるためには何が必要かと考えている方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、夜間見守りホームヘルパーの仕事内容や必要な資格について紹介します。 参考にしていただければ幸いです。

夜間見守りホームヘルパーの仕事内容

夜間見守りホームヘルパー（夜間対応型訪問介護）とは、夜間に利用者の自宅を訪問する介護職員のことです。 利用者宅を巡回し、排泄介助や体位交換、安否確認などを行います。 利用者の状況に応じて緊急時対応も行うため、多岐にわたるサービスを提供しています。

夜間見守りホームヘルパーは、利用者が24時間安心して過ごせるように、徹底的にサポートします。

夜間見守りホームヘルパーに必要な資格・スキル

訪問ホームヘルパーの仕事は本来、資格が必要ですが、新型コロナウイルスの特別対応により、無資格者でも従事可能になりました。 そのため、現在は無資格・未経験から夜間見守りホームヘルパーを始めることができます。

ただし、多くの職場では研修中や仕事を覚えるまでの間、職員の同行が条件となっています。

資格を持っていると、採用に有利であり、資格手当が付くことで収入も向上します。 資格取得をお考えの方には、以下の資格がおすすめです。

• 介護職員初任者研修
• 介護職員実務者研修
• 介護福祉士

未経験・無資格から始める場合は、介護職員初任者研修が最適です。 この研修は、介護の基礎的なスキルや知識を身につけることができ、最短2ヶ月で修了可能です。

夜間見守りホームヘルパーのサービスの種類

夜間見守りホームヘルパーのサービスは大きく分けて2種類あります。

• 定期巡回サービス
• 随時対応・訪問サービス

それぞれ解説します。

定期巡回サービス

定期巡回サービスとは、ケアプランに基づき、訪問介護員が定期的に利用者の自宅を巡回するサービスです。

訪問介護では1日に1回のみ職員が訪れますが、定期巡回サービスでは短時間で1日に複数回の訪問が可能です。 夜間のおむつ交換や排泄介助、寝返りの補助などを依頼する方に利用されています。

夜間も継続的な支援が必要な方をサポートしたい場合は、ぜひこの仕事に挑戦してみてください。

随時対応・訪問サービス

随時対応・訪問サービスは、利用者または家族からの連絡を受け、必要に応じて介護職が訪問するサービスです。

利用者の心身状況や環境をあらかじめ把握しており、通報内容に基づき訪問の必要性を判断します。 訪問が必要と判断された場合、介護職や看護師が派遣され、入浴や排泄、食事などの身体介護を提供します。

定期巡回サービスと異なり、訪問日時は定められておらず、24時間365日、緊急時にも対応可能です。

夜間見守りホームヘルパーになる3つのメリット

夜間見守りホームヘルパーになる3つのメリットは以下のとおりです。

• 実践的な介護技術が身につく
• 高時給で働ける
• 日中を有効活用できる

日勤では身につかない経験やスキルを獲得できます。

実践的な介護技術が身につく

夜間見守りサービスを受けられるのは、要介護1以上の利用者に限られます。介護度が中程度から高い方が多く利用しており、おむつ交換や排泄介助などの介護スキルを身につけることができます。

緊急時の対応方法も学べるため、どの職場でも活躍できる介護士になることが可能です。

実践的な技術を身につけたい方には、夜間見守りホームヘルパーが適しています。

高時給で働ける

『求人ボックス』によると、ホームヘルパーの時給は介護福祉士を持っている方よりも高いとされています。

アルバイト・パートで働くホームヘルパーの平均時給は1,230円、介護福祉士は1,184円です。 夜間に働く場合は深夜割増賃金が適用され、22時以降の労働では賃金が1.25倍になります。

より高い時給で働きたい方は、夜間ホームヘルパーを目指すと良いでしょう。

日中を有効活用できる

夜間ホームヘルパーは夜に働くため、日中は自由に時間を使うことができます。 昼間はプライベートな時間を楽しみ、夜に働くというライフスタイルが実現可能です。

例えば、日中にしか受けられない講座を受講して自己研鑽を図ることができます。育児や介護をしている方は、子どもや介護対象者への対応時間を確保できます。

日勤では難しいスケジュールも、夜間ホームヘルパーであれば実現できるでしょう。

夜間見守りホームヘルパーを始める2つの注意点

夜間見守りホームヘルパーを始めるには、2つの注意点があります。具体的には以下のとおりです。

• 生活リズムが整いづらい
• 求人数が少ない

就職する前に夜間ホームヘルパーの注意点を知っておきましょう。

生活リズムが整いづらい

夜間ホームヘルパーを続けると、生活リズムが崩れて体調不良を引き起こすことがあります。 夜に働くことで睡眠のリズムが乱れ、心身ともに体調を崩す可能性があります。夜勤専従で働く場合は、生活リズムを整える意識が必要です。

睡眠だけでなく、食事や運動にも注意を払いながら、ライフスタイルをコントロールできる方に適しています。

求人数が少ない

夜間見守りホームヘルパーの求人は、他の介護サービスと比べて少ない傾向にあります。 市町村指定の事業所が提供するサービスであるため、事業所の数が限られています。

厚生労働省の調査によると、夜間対応型訪問介護の事業所は全国に172か所しかないとされています。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設と比べると、求人は少なめです。特に地方では求人を見つけるのが難しいでしょう。

よくある質問

夜間見守りホームヘルパーに関するよくある質問は以下のとおりです。

• 夜間見守りホームヘルパーを受けられない人やサービスは？
• 夜間見守りホームヘルパーを利用できる時間帯は？

それぞれ解説します。

夜間見守りホームヘルパーを受けられる人の特徴は？

夜間対応型訪問介護は、要支援1・2の方は利用できません。 来客対応や利用者家族のための家事など、直接利用者の援助に該当しないサービスも提供できません。

草むしりやペットの世話、窓のガラス磨き、必要以上の生活援助も禁止されています。

夜間見守りホームヘルパーを利用できる時間帯は？

夜間見守りホームヘルパーを利用できる時間帯は、夕方18時から翌朝8時までです。

時間内であれば、定期巡回や排泄介助などのサービスを受けることができます。

夜間見守りホームヘルパーの料金相場は？

夜間見守りホームヘルパーを利用できる時間帯は、夕方18時から翌朝8時までです。この時間帯には、定期巡回や排泄介助などのサービスを受けることができます。

夜間ホームヘルパーの料金相場は、以下の通りになります。

【夜間ホームヘルパーの料金相場】

参考：夜間対応型訪問介護|厚生労働省

利用者の負担は1割で、サービスを1回あたり約1,000円で受けることが可能です。

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夜間見守りホームヘルパーは、介護職のスキル向上に役立つだけでなく、高時給の求人が多い仕事です。 しかし、事業所が少ないため、お住まいの地域によっては求人を見つけることが難しいかもしれません。それでも介護の仕事をしたい方には、「カイテク」がおすすめです。

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