介護スポットバイトとは？仕事内容や向いている人の特徴！

介護業界は深刻な人手不足ですが、自分の好きな時間やタイミングで働けるスポットバイトの働き方が普及してきています。履歴書の作成や面倒な手続きもなく始められるので注目を集めています。

どのように始めればいいの？

勤める事業所は安全なの？

などと悩んでいる方は多いでしょう。

今回では、介護のスポットバイトの仕事内容や求人を見つけるポイントを紹介します。

介護の「自由に働きたい」「介護スポットバイトに興味がある」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

介護スポットバイトの仕事内容

介護の仕事内容には、大きく分けて身体介護と生活支援があります。ここでは、2つの仕事を細かく解説するのでぜひ参考にしてみてください。

身体介助の一例

身体介護とは、利用者の身体に直接触れる介護のことです。

具体的には以下のようなケアがあります。

• 排泄介助
• 入浴介助
• 食事介助

排泄介助はトイレ誘導やオムツ交換です。入浴介助は脱衣介助を行ったり洗身をしたりします。食事介助は配膳や自力摂取できない方へ食事を提供する仕事です。施設の人手や状況によって仕事内容は異なります。

生活支援の一例

生活支援とは、利用者の日常にかかわる業務を行うことです。

具体的には以下のとおりです。

• 掃除
• 洗濯
• リネン交換

居室を掃除機やモップで掃除したり利用者の衣類を洗濯したりします。見守りや交流など、利用者と触れ合う時間も大切な生活支援です。

介護スポットバイトが向いている人の特徴

介護スポットバイトは派遣やアルバイトとは異なる働き方なので、向き不向きがあります。ここでは、介護スポットバイトが向いている人の特徴を紹介します。具体的には以下のとおりです。

• 即戦力人材になれる人
• 自分のペースで働きたい人
• キャリアアップや人間関係を重視しない人

スキルがあり、自由に働きたい人には介護スポットバイトは向いています。

即戦力人材になれる人

介護職は不規則勤務のため、施設によっては人手のばらつきが激しい場合があります。休日や祝日になると、配偶者や子供の休日に合わせて休みをとる職員もいるでしょう。

ピンポイントのタイミングで人が少なくなるため、教育する時間もありません。そのため介護スポットバイトで来る方には、即戦力人材が求められます。

自分のペースで働きたい人

常勤や派遣、パートだと基本的には自分で勤務日を決められません。家庭や身体の事情で長期間働けない人もいるでしょう。しかし単発バイトなら、最短1日から働く日時を決められます。

自分の好きなタイミングと時間で応募できるので、プライベートや体力を優先しながら働けます。

介護のスポットバイトは、自分のペースで働きたい人におすすめです。

キャリアップを重視しない人

介護のスポットバイトで働く方は、同じ職場で長く働くわけではありません。そのため任される仕事は、排泄介助や入浴介助、見守りや掃除などの取り組みやすい業務が多い傾向です。職員の教育や管理職を担う機会はないため、キャリアアップをするのは困難です。

キャリアアップを重視しない方にとっては、単発バイトの働き方が柔軟に感じるでしょう。

人間関係を重視しない人

介護現場では人間関係のトラブルで退職する方も多いようです。

「令和4年度 介護労働実態調査結果」によると、27.5％の人が退職理由に人間関係を挙げています。

この結果は、本調査のなかで最も多い数字となっています。正社員やパートは人間関係でトラブルが起こると逃げ道がなくなるため、離職の原因につながるのでしょう。

単発バイトは職場を自由に選択できるので、仮に嫌な職場があった場合でも次回から利用しない選択肢が取れます。

職員と深い関係は築けませんが、こだわりがない方には介護のスポットバイトは向いています。

介護スポットバイトを始める際の注意点

介護スポットバイトを始めるまでわからないことも多いでしょう。そこでここでは、介護スポットバイトの注意点を紹介します。

• 収入が不安定になる
• 職場の人間関係を構築しにくい
• キャリアアップが難しい

介護のスポットバイトの気をつけるポイントをぜひ参考にしてみてください。

収入が不安定になる

スポットバイトは、毎月決まった日数の勤務があるとは限りません。退職金やボーナス、処遇改善手当などもないので、収入が不安定になる場合があります。案件が見つからないときは、時給の低い施設に足を運ばなくてはいけないこともあるでしょう。

介護のスポットバイトは、正社員よりも収入が安定しないのがデメリットです。

職場の人間関係を構築しにくい

単発バイトは長く勤めることが少なく、最短1日で勤務が終了します。職員と深い関係性を築けなかったり、利用者の特徴や名前を覚えきれなかったりします。職場で人間関係を深く構築できないため、コミュニケーションを取るのが好きな方は仕事中に寂しさを感じるでしょう。

職員や利用者と深く関わりたい方には、介護のスポットバイトは向きません。

キャリアップが難しい

介護のスポットバイトは短期間の雇用形態なので、依頼される仕事は身体介助や生活支援が中心です。職員のマネジメント業務や新人職員の教育など、キャリアアップにつながる仕事には携われません。キャリアを積める機会が少ないので昇進は難しいでしょう。

介護職のキャリアパスを描けないのが、介護の単発バイトのデメリットです。

自分に合った介護スポットバイトを探すポイント

求人を確認する際はいくつかのポイントを押さえることで理想の職場を見つけられます。具体的には以下のような部分です。

• 経験のある事業所を選ぶ
• 事業所の評価を確認する

それぞれ解説します。

経験のある事業所を選ぶ

すでに介護職の経験がある方は、かつて働いていた事業形態を選ぶのがおすすめです。仕事の流れやイメージがつきやすく、即戦力で活躍できる職場を見つけやすいからです。

たとえばデイサービスには送迎業務がありますが、今まで特別養護老人ホームや介護老人保健施設で働いていた方は経験していません。そのため、送迎の流れや仕事の手順を理解するまでに時間がかかるでしょう。

デイサービスでの経験があれば仕事内容をすぐに把握できるので、自分に合った職場と出会える可能性を上げられます。

事業所の評価を確認する

求人サイトに記載されている評価や口コミを確認するのもおすすめです。評価が著しく低かったり口コミに悪評が多かったりする施設には注意しましょう。近年では介護の単発バイトアプリも登場し、評価や口コミを容易にチェックできるようになりました。

応募前に職場のイメージがつかめるので、失敗しない職場が選べます。

よくある質問

介護スポットバイトに関するよくある質問は以下のとおりです。

• 介護現場での経験や資格は必要？
• 夜勤のスポットバイトはある？

それぞれ解説します。

介護現場での経験や資格は必要？

介護の単発バイトでは即戦力が求められるので、求人サイトやスポットバイトアプリによっては応募者を資格保有者や経験者に限定しています。未経験から介護の単発バイトを始めたい方は、資格を取得しておく必要があります。

おすすめは介護職のファーストステップとなる初任者研修です。

介護の基本的なスキルや知識を最短1ヶ月程度で習得できます。試験の難易度は低いので、講座を受けて復習をすれば合格可能です。

夜勤のスポットバイトはある？

夜勤のスポットバイトはありますが、日勤の求人よりも少ない印象です。また単価も高いので、すぐに定員が埋まる傾向があります。

夜勤のスポットバイトを探している方は、複数の求人サイトやアプリを活用しましょう。

介護単発バイトならカイテクを利用しよう！

カイテクは最短1日から利用できる介護の単発バイトアプリです。アプリ登録時に資格証や身分証明証の入力を行うので、事業所にはユーザーの情報が事前に届きます。そのため、履歴書の作成や面接なく仕事に応募できます。介護のスポットバイトを面倒な手間なく始めたい方にはカイテクがおすすめです。