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【例文あり】ゼロから始める食事研修レポートの書き方を紹介!
食事研修のレポートを書くにあたって「どうすればいいの?」と考えている方もいるでしょう。研修を受けると、レポートの提出が必ず求められます。レポートの書き方を知らないと再提出になる場合があるので、研修報告のポイントを押さえておく必要があります。
例文も記載しているので「食事研修の書き方がわからない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
食事介助の研修レポートの書き方
食事介助の研修レポートを書く際は、以下のポイントを意識しましょう。
- 研修の目的を意識する
- 資料にこだわらずに書く
- 研修の感想や学びを書く
- PREP法を意識して書く
それぞれ解説します。
研修の目的を意識する
レポートを書く際は、研修の目的を明確にすることが大切です。そのためにもまず、参加した食事介助の研修がどのような内容だったのか確認しましょう。研修の目的に沿ってレポートを書くと、方向性が決まり情報の取捨選択ができます。
レポートを読む人にとって分かりやすい内容を記載することが可能です。
資料にこだわらずに書く
研修で配布された資料に固執せず、自分の言葉で書くことが重要です。スライド資料や講義の教科書を参考にしすぎると、要点がバラバラになり内容がぼやけてしまいます。配布資料を基にして、自分の言葉で書いていきましょう。
研修で教わった内容と実際に現場で実践した結果を簡潔に書くと、わかりやすいレポートに仕上がります。
研修の感想や学びを書く
研修を通して感じたことや学んだことを具体的に書きましょう。自分の興味や関心を共有することで、レポートに個性が出ます。また、自分自身も、研修の効果を振り返る良い機会になるのでおすすめです。
学習の定着と振り返りのためにも、研修で感じたことを具体的に記載することが重要です。
PREP法を意識して書く
レポートの文章はPREP法を意識することで、論理的でわかりやすい内容にまとまります。PREP法とは、以下の順番で文章を書いていく型です。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 例(Example)
- 再結論(Point)
はじめに「結論(Point)」を提示し、「理由(Reason)」を説明します。次に「例(Example)」を挙げ、最後に「再結論(Point)」で締めくくります。PREP法を用いることで研修レポートが整理され、伝えたいことを明確にすることが可能です。
【例文】食事研修のレポートの構成と書き方
食事研修のレポートの構成は施設によって異なりますが、基本的には大きく変わりません。氏名や作成日時などの基本情報を書き、後半で実施内容を記載していきます。
ここでは食事研修レポートの基本構成の紹介や感想の書き方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
基本の構成
食事研修の基本の構成はレポートのフォーマットによるものの、大まかには以下の内容を記載します。
- 氏名
- 作成日時
- 実施日時
- 開催場所
- 講師名
- 実施内容
- 感想
作成日時や実施日時は、つい記入漏れをしてしまう場合があるので注意しましょう。
研修の具体的な内容
日時などの基本情報を書き、後半で実施内容を記載していきます。ここでは食事研修レポートの基本構成の紹介や感想の書き方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
食事研修で学んだ具体的な内容を詳細に記述します。何を学んだのか具体的に記載することで、研修の目的と成果が明確になり、レポートの価値が高まります。具体的な例文は以下の通りです。
例)
「今回の食事研修は、食事の準備から終了までの流れを実践的に学べる内容でした。食事介助の基本手順や必要な道具の使い方、利用者とのコミュニケーション方法などを体験を通して学べました。」
研修の具体的な内容を詳細に記述することでレポートが充実し、読み手にも研修の内容が伝わるでしょう。
感想や気づき、学んだこと
レポートでは研修での感想や気づき、学んだことを深堀りしていきます。自身の感想や学びを共有することで、研修で受けた影響を読む人に伝えられます。具体的な例文は以下の通りです。
例)
「講師の方が『利用者さんの好みやニーズに注意を払うことで質の高い介助につながる』と言っていたのが印象的でした。今回の研修を通じて食事介助の技術だけでなく、利用者一人ひとりに寄り添うことの大切さを学びました。自分の介護に取り入れていきたいと思います。」
自分の言葉で率直に書くことで、リアルな研修レポートとなるでしょう。
食事介助の研修レポートで書く必要のないこと
食事介助の研修レポートを書く際には、書かなくても良い情報を知っておく必要があります。
具体的には以下のような内容です。
- 研修主催者の情報
- 研修会場の説明
- お礼
- 研修に関係のない内容
それぞれ解説します。
研修主催者の情報
研修主催者の基本情報は記載しますが、詳細な背景にこだわる必要はありません。主催者の基本情報や詳細な経歴は、レポートの本質的な部分ではありません。「今回の食事研修は、介護教育機関によって主催されました」と記載する程度で問題ありません。
研修主催者の情報を割愛することでレポートの内容が整理され、読む人は研修の本質的な部分に集中できます。
研修会場の説明
研修会場の環境や設備についての基本情報は原則不要です。会場の環境に焦点を当てると、レポートの内容をぼやけさせる可能性があります。会場の情報を伝える場合は、「研修は明るく広々とした会場で行われ、実践的な演習に適した環境でした」と会場の概要を述べる程度に留めましょう。
研修会場の説明を簡潔にすることで、レポートの内容を研修の学びや気づきに焦点を当てられます。
お礼
レポートの終わりに研修の提供者への感謝の表現を入れますが、長く書く必要はありません。謝辞はレポートの主旨とは異なるため、簡潔にしましょう。「貴重な研修の機会を提供してくださり、心から感謝します」と短く感謝を述べます。
研修の提供者と話せる機会があれば、感謝の気持ちを直接伝えるのをおすすめします。
研修に関係のない内容
食事研修レポートとは関係のない内容を含めると、読み手を混乱させてしまいます。レポートは研修の学びや体験に焦点を当てるので、個人的なエピソードや余談は本題に必要ありません。
研修の日に起こった個人的な出来事や趣味の話題などは含めないようにしましょう。
食事介助の研修レポートには必要な情報を入れていきましょう!
食事介助の研修レポートを書く際は内容をすべて詰め込もうとせず、研修の目的や感想、気づきを明確にすることが重要です。PREP法を意識しながら研修で得た知識や経験を整理し、具体的な例を交えて文章を書きましょう。研修レポートの作成は、自分自身の学びを振り返る貴重な機会でもあります。今回紹介したまとめ方を覚えて、ぜひ自身や後輩職員の学びが深まる食事研修レポートを書いてみてください。