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介護福祉士国家試験の試験当日の流れは?実技試験の試験内容も解説!

介護福祉士国家試験を受ける前に、試験日までの流れを知っておかないと当日焦ってしまいます。

今回では、介護福祉国家試験の筆記と実技の当日の流れを紹介します。

介護福祉士国家試験の流れが網羅的に理解できるので、受験日は安心して会場まで行けるでしょう。「試験当日までに必要なことがわからない」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

介護福祉士国家試験当日までにやっておくこと

介護福祉士国家試験当日までにやっておくことは以下のとおりです。

  • 試験地を確認しておく
  • 試験会場を確認しておく

それぞれ解説します。

試験地を確認しておく

介護福祉士国家試験の試験会場は、全国35地域で行われます。

【開催される試験地域】

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

開催されない12地域もあります。

【開催されない試験地域】

山形県、栃木県、茨城県、富山県、福井県、山梨県、滋賀県、奈良県、三重県、山口県、徳島県、佐賀県

開催されない地域にお住まいの方は、近くの都道府県で受験する必要があります。

受験票に記載されている地域を事前に確認しておきましょう。

試験会場を確認しておく

受験票に記載されている試験会場を確認しておく必要があります。試験会場までの道のりや交通アクセス・所要時間を調べてメモしておくのをおすすめします。

試験が開催されない地域に住んでいる方は、ホテルを予約して前泊も検討しなくてはいけません。

地域によってはホテルが少なく受験者で予約が殺到する可能性もあるので、早めに確認しておくと良いでしょう。

介護福祉士国家試験の当日の流れ

介護福祉士国家試験の当日の流れは以下のとおりです。

  • 入室時間前に試験会場へ行く
  • 試験を受ける

それぞれ解説します。

入室時間前に試験会場へ行く

試験会場に入室できる時間帯は、受験票に記載されています。試験会場には、入室時間の30分〜1時間前に到着しておくのがベストです。

交通機関を使用する方は遅延が発生する可能性もあるので、時間に余裕を持って行動するのをおすすめします。

可能な方は前日に下見をして事前に到着時間を確認しておきましょう。

試験を受ける

介護福祉士国家試験は午前と午後に分かれています。具体的な時間は以下のとおりです。

  • 午前の部:10時00分~11時40分の100分
  • 午後の部:13時35分~15時35分の120分

参考:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター

午前と午後で科目を分けて合計220分の試験を実施します。
試験科目は以下のとおりです。

午前の部

【領域:人間と社会】
科目:人間の尊厳と自立・人間関係とコミュニケーション・社会の理解

【領域:こころとからだのしくみ】
科目:こころとからだのしくみ・発達と老化の理解・認知症の理解・障害の理解

【領域:医療的ケア】
科目:医療的ケア

午後の部

【領域:介護】
科目:介護の基本・コミュニケーション技術・生活支援技術・介護過程

【領域:総合問題】

午前と午後に試験があり長丁場になるので、休憩時間はしっかりと休みましょう。

介護福祉士国家試験の当日に持ち込める物と持ち込み禁止の物

介護福祉士国家試験には、持ち込める物と持ち込めない物があります。

持ち込めない物を所持していると不正行為とみなされ最悪の場合、試験を受けられない可能性があります。

そのため、持ち物は事前に確認しておきましょう。

【解説】介護福祉士国家試験当日に持ち込める物と持ち込めない物を紹介!

介護福祉士国家試験に持ち込める物

介護福祉士国家試験の会場に持ち込める物は以下のとおりです。

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 昼食・飲み物
  • 防寒グッズ
  • 上履き
  • ポケットティッシュ・タオル・ハンカチ

受験票は本人確認が取れれば受験できるので、忘れても焦らないでください。また介護福祉士国家試験は午前と午後に分かれているので、昼食を持参する必要があります。

介護福祉士国家試験に持ち込み禁止な物

介護福祉士国家試験に持ち込めない物は以下のとおりです。

  • 耳栓
  • 携帯・PC
  • スマートウォッチ
  • 箱ティッシュ

耳栓は試験管の指示が聞こえなくなるので、持参できません。携帯電話やPCなどの通信機器は、電源を切っておくことが義務付けられています。

介護福祉士実技試験の概要

介護福祉士国家試験には実技もあります。ここでは、介護福祉士実技試験の試験概要を紹介します。実技を受ける方は、ぜひ参考にしてみてください。

試験内容

介護福祉士実技試験は、介護技術を実際の現場でも活用できるか問う内容です。試験内容は介護現場を想定した状況が出題されます。たとえば利用者を車椅子からベッドへ移乗したり、杖を使用して階段の昇降の介助をしたりします。

提示された問題の状況に合った介助を、制限時間5分以内で行わなくてはいけません。

試験場所

介護福祉士実技試験の試験会場は、東京と大阪の2地域のみです。

大学や公共施設が会場となるので、事前に確認しておきましょう。

地方に住んでいる方はホテルを予約する必要があります。また試験会場までは車で行けないので、交通アクセスを確認しておいてください。

受験対象者

介護福祉士の資格を取得するには、以下の4つのルートがあります。

【介護福祉士の資格取得ルート】

  • 養成施設
  • 実務経験
  • 福祉系高校
  • 経済連携協定(EPA)

上記4つのルートを通過した方の多くが実技試験の免除対象者です。しかし法改正の影響や受講していない講習があると、実技試験を受けなくてはいけません。

実技試験が受験対象になる方は以下のとおりです。

【介護福祉士実技試験の対象者】

  • 2008年度以前の福祉系高校入学者で旧カリキュラムでの卒業者で介護技術講習または介護課程・介護課程Ⅲを受講していない人
  • 特例高校等の卒業者で実務経験9ヶ月ある方のうち、介護技術講習または介護課程・介護課程Ⅲを受講していない人
  • EPA介護福祉士候補者で介護技術講習または介護課程・介護課程Ⅲまたは実務者研修を受講していない人

自分が該当していないか確認しておきましょう。

合格率

介護福祉士実技試験の合格率は発表されていません。しかし合格基準点は、課題の総得点(100点満点)の60%程度と発表されています。

過去の合格基準を見てみると、100点満点中54点前後が合格基準となっています。総得点の60%程度を合格基準とし、さらに課題の難易度で補正した点数以上の得点をした方が実技試験の合格者です。

実技試験は緊張感との戦いなので、試験に出題される状況を繰り返し練習しておく必要があります。

過去問題の内容

介護福祉士実技試験に出題された過去問題を1つ紹介します。

遠藤ミツさん(80歳)は、2か月前に視力を失い、生活全般に一部介助を必要としています。
遠藤さんは、食事に行く準備を整え、身だしなみを気にしています。
居室のいすに座っている遠藤さんを食堂まで歩行介助してください。
そして、遠藤さんが食卓について、スプーンを持つまでの介助をしてください。
本日の献立は、カレーライスです。
遠藤さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
(モデルは、アイマスクを着用しています。)
(試験時間は5分以内です。)

実技試験に合格するには、介護技術を何度も練習する必要があります。YouTubeにも解説動画があるので、自習しておくのをおすすめします。

【これで合格!】介護福祉士国家試験の直前に必要な勉強法を解説!失敗例も紹介

介護福祉士国家試験の当日はリラックスして試験に挑もう!

介護福祉士国家試験にはリラックスして挑めるかが大切です。試験会場までの道のりや受験に必要な物は事前に確認して、気持ちに余裕を持っておきましょう。

実技試験を受ける場合も、本番の緊張を少なくするために何度も練習しておく必要があります。講習での学習だけではなく、解説動画もチェックしてみてください。

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