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資格取得を証明できる!介護福祉士登録証とは?取得するまでの4つの流れも解説
介護福祉士登録証は、介護福祉士になった際に取得できます。しかし、その取得方法や取得までの期間など、「どのように取得するのか」「取得までにどのくらいの時間がかかるのか」といった疑問があるかと思います。
取得の流れや、紛失した際の対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
介護福祉士登録証とは
介護福祉士登録証は、介護福祉士の資格を取得していることを証明する書類です。介護福祉士国家試験に合格すると、この証が送付されてきます。
採用面接を受ける際にコピーして提出することがあるため、大切に保管しておきましょう。
介護福祉士登録証を取得するまでの4つの流れ
国家試験の合格者には、合格証書と一緒に「登録申請書・登録の手引」が同封されています。手引きに従って、速やかに手続きを行い、資格登録を済ませましょう。
介護福祉士登録証を取得するまでの4つの流れは以下のとおりです。
- 必要書類を準備する
- 登録費用を支払う
- 社会福祉振興試験センターで審査
- 登録証の交付
これらの流れを参考に、登録証の取得手続きを進めてみてください。
必要書類を準備する
まずは必要書類を準備しましょう。
必要書類は次のとおりです。
- 登録申請書
- 登録免許税『収入印紙』の原本
- 貼付用紙
- 登録手数料『振替払込受付証明書(お客さま用)』の原本(以下いずれか1通)
- 戸籍抄本の原本
- 戸籍の個人事項証明書の原本
- 本籍を記載した住民票の原本
- 介護福祉士養成施設の卒業証明書の原本(※対象者)
- 平成29年3月31日までに介護福祉士養成施設を卒業した者
- 平成29年4月1日から令和9年3月31日までに介護福祉士養成施設を卒業し、経過措置による登録を受ける者
- 外国籍の方
- 中長期在留者、特別永住者:住民票の原本
- 短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー
登録費用を支払う
介護福祉士登録証を発行するには、登録免許税と登録手数料の支払いが必要です。
具体的な金額は次のとおりです。
- 登録免許税(収入印紙):9,000円
- 登録手数料:3,320円
- 払込先:ゆうちょ銀行または三菱UFJ銀行
合計で12,320円となります。
社会福祉振興試験センターで審査
手続きの審査は社会福祉振興試験センターで行われます。送付先の郵便番号や必要情報を明記し、審査が行われます。登録簿に登録された後、登録証の交付の準備が始まります。
登録証の交付
登録証の交付までの期間は、登録申請を受け付けてから約1か月です。
介護福祉士登録証の内容が変わったときの対策
ここからは、介護福祉士登録証の内容が変わったときの対策を紹介いたします。必要な手順に従って進めれば難しくありませんので、ぜひ取り組んでみてください。
名前と本籍の都道府県が変わった場合は手続きが必要
介護福祉士登録証に記載されている名前や本籍の都道府県が変わった場合、手続きが必要となります。しかし、本籍の都道府県が変更されていない場合は、申請の必要はございません。
必要書類を用意する
介護福祉士登録証の変更手続きに必要な書類は次のとおりです。
- 登録事項変更届出書(下記のいずれか1通)
- 戸籍抄本の原本
- 戸籍の個人事項証明書の原本
- 貼付用紙
- 手数料『振替払込受付証明書(お客さま用)』の原本
- 外国籍の方の場合:
- 変更前の内容が確認できる公的な書類のコピー(下記のいずれか1通)
- 中長期在留者、特別永住者:住民票の原本
- 短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー
上記の書類を封筒に入れ、「簡易書留」で郵便局の窓口から郵送してください。
介護福祉士登録証を紛失してしまい、提出できない場合は、その理由を「登録事項変更届出書」に記入してください。
登録事項変更手数料を支払う
介護福祉士登録証の再発行には登録事項変更手数料の支払いが必要です。
費用や振込先は次の通りです。
- 費用:1,200円
- 振込先:ゆうちょ銀行 または 三菱UFJ銀行
登録事項変更手数料については、試験センター所定の払込用紙を使用し、指定された銀行窓口での払い込み時に日付印を押してもらう必要があります。そして、『振替払込受付証明書(お客さま用)』の原本を貼付用紙に貼り、窓口から送付してください。
介護福祉士登録証に関するよくある質問
介護福祉士登録証に関するよくある質問を紹介します。
- 介護福祉士登録証はいつ頃届く?
- 登録番号の確認方法は?
- 紛失した場合はどうすればいいですか?
- 登録証の郵送方法は何ですか?
- 登録申請の期限はある?
- 住所変更しないとどうなる?
記事を読み進めるなかで気になる点がある方は、確認してみてください。
介護福祉士登録証はいつ頃届く?
介護福祉士登録証は、申請時に記載した住所に1か月程度で届きます。
介護福祉士登録証が届かない場合は、試験センターに問い合わせてみてください。
登録番号の確認方法は?
介護福祉士登録証の登録番号は、証明書の登録年月日の下に記載されています。
実際に自身が介護福祉士に登録されているかを確認するには、『公益財団社会福祉振興・試験センター』への連絡が必要です。
紛失した場合はどうすればいい?
介護福祉士登録証を紛失した場合は、次の書類を試験センターへ郵送する必要があります。
- 登録証再交付申請書(以下のいずれか1通)
- 戸籍抄本の原本
- 戸籍の個人事項証明書の原本
- 「本籍を記載した」住民票の原本
- 貼付用紙
- 手数料「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本
- 外国籍の方
- 中長期在留者、特別永住者:住民票の原本
- 短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー
上記を封筒に入れて、郵便局の窓口から「簡易書留」で郵送してください。
登録証再交付手数料の1,200円は、指定口座に振り込んでください。登録証再交付手数料は、試験センター所定の払込用紙を使用して指定の銀行窓口で支払い、日付印を押してもらう必要があります。
振替払込受付証明書の原本を貼付用紙に貼り、窓口から送付しましょう。
登録証の郵送方法は何?
登録証はレターパックプラスで発送されます。不在の場合は、郵便局から不在配達通知書が投函されますので、保管期間内に対応しましょう。
登録申請の期限はある?
登録申請手続きには期限がありません。また、登録をしないことで国家試験の合格が無効になることはありませんので、安心してください。
介護福祉士登録証の住所変更をしないとどうなる?
介護福祉士登録証の住所変更は任意ですので、罰則はありません。しかし、住所変更をしないと、年に数回送られてくる案内や調査が届かなくなります。
介護福祉士に合格したら登録証を発行しましょう
介護福祉士登録証は試験合格後に発行されます。
住所を変更する際や紛失した際の再発行方法は異なるので、注意しましょう。登録をしなくても合格が無効になることはありませんが、介護福祉士としての名称を使用して活動することはできません。
履歴書に記載したり、資格手当を受け取りたい方は、発行することをおすすめします。