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【働きやすい】デイサービス(通所介護)の仕事内容とは?施設別の働き方の特徴

デイサービスの仕事内容はほかの施設に比べて働きやすい一面がありますが、デメリットも存在します。

今回では、デイサービスの仕事内容や各施設の特徴を詳しく紹介します。

デイサービスの特徴と1日のスケジュールが理解できれば、自身に通所介護の職種が合っているかを判断する参考になるでしょう。ぜひ最後までお読みいただき、より深い理解を得てください。

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目次

デイサービスの1日の流れ

こちらはデイサービスの1日の流れとなります。

8時:送迎
9時:バイタルチェック
10時:午前のレクリエーション
12時:昼食
13時:自由時間・休憩
14時:午後のレクリエーション・入浴
16時:帰宅

各デイサービス施設のスケジュールに大きな違いはありません。

デイサービスでは1日の流れが明確であるため、多くの施設では残業が少なく定時で退勤できます。

デイサービスの仕事内容

次に、デイサービスの主な仕事内容について説明します。

  • 送迎
  • レクリエーション
  • 身体介助
  • 生活支援

デイサービスが他の施設と異なる点は、送迎業務とレクリエーションです。

デイサービスへの就職や転職を考えている方は、ぜひこの点をチェックしてみてください。

送迎

送迎は利用者様の施設や自宅への送り迎えを担当します。ただ送迎を行うだけではなく、利用者様の車への乗り降りを手伝ったり、屋外での車椅子介助を行ったりします。また、送迎車の誘導も介護職の業務の一部です。

特別養護老人ホームや介護老人福祉施設で働いていた方にとっては未経験の仕事も多く、最初は戸惑うかもしれません。

入社後1〜2か月間は先輩職員が添乗してくれるので、送迎時に気をつけるべきポイントを学ぶことができます。

レクリエーション

レクリエーションでは、カラオケやクイズ、テーブルゲームなどを利用者様同士で楽しんでいただきます。これらの活動は利用者様の機能回復を促すとともに、他者との関わりを持つ重要な機会となります。

レクリエーションは既定のプログラムに従う場合もあれば、職員が毎月交代で企画を考える場合もあり、施設によってさまざまです。

企画を考えるのが得意な方は、ここで自分の強みを活かすことができます。

身体介助

デイサービスでは、トイレの誘導や食事の介助、入浴の介助など、身体介助も行われます。

特別養護老人ホームや介護老人福祉施設と比べて自立度が高い方が多いため、全介助が必要な利用者様は少ないです。そのため、比較的身体的負担は少なく感じる方が多いでしょう。

腰や膝に痛みを抱えている方が、デイサービスに転職して身体の調子が改善したケースもあります。

生活支援

デイサービスでは、健康管理の維持・改善が必要な方に向けた生活支援が行われます。

例えば、栄養や口腔ケアの改善プログラムや、認知症予防のためのストレッチ・体操が行われています。これらのプログラムはケアプランに基づいて管理栄養士や理学療法士が設計します。

様々な職種が連携して、利用者様の生活支援を実現しています。

デイサービスの3つのメリット

デイサービスでの勤務は、こちらのようなメリットがあります。

  • 利用者の自立度が高いため、介護の負担が軽減される
  • 夜勤がなく、身体的負担が少ない
  • 多くの場合、土日が休みとなるため、予定が立てやすい

デイサービスへの就職や転職を考えている方は、上記を参考にしてみてください。

利用者さんの自立度が高いため介護度が低い

デイサービスは自宅から通える施設で、利用者の自立度が高いです。その結果、全介助が必要な利用者が少なく、食事や排泄の介助の負担が軽減されます。

腰や膝に痛みがある方でも、デイサービスへの就職や転職は一つの選択肢となります。

利用者とのコミュニケーションを楽しむことができるため、お話好きな方には特にデイサービスがおすすめです。

夜勤がないため身体的に楽

デイサービスでは業務が日中に集中しており、夜勤がないため、身体的負担を軽減することが可能です。最終的な帰宅時間は多くの場合、残業をしても19時までには帰れます。生活リズムが一定であるため、健康面でも助かります。

夜勤業務が大変だと感じつつも介護の仕事を続けたい方には、デイサービスへの就職・転職がおすすめです。

土日休みが多いため予定が合いやすい

デイサービスでは土日が休みの場合が多く、予定が立てやすいです。また、シフト制の介護職では祝日も含めて働くことが多いですが、デイサービスでは休みとなることもあります。

週末を休んで平日はしっかりと仕事に取り組みたい方には、デイサービスでの勤務は適しています。

デイサービスの2つのデメリット

デイサービスで働くデメリットもあります。

  • ほかの事業所よりも給料が低い
  • 介護技術が向上しにくい

デイサービスへの就職や転職に失敗しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

ほかの事業所よりも給料が低い

厚生労働省が発表した『令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要』によれば、デイサービスの平均給料は27万5,670円となっています。他の施設の給料は以下の通りです。

  • 介護老人福祉施設:32万8,120円
  • 介護老人保健施設:32万3,770円
  • 訪問介護:28万6,920円

デイサービスでは夜勤手当がないため、他の施設と比べて給料が低くなりがちです。したがって、給料を重視する方には、デイサービスの介護職はあまり向いていません。

介護技術が向上しにくい

デイサービスは利用者の介護度が低い方が多いため、特別養護老人ホームや介護老人福祉施設などと比べて介護技術を使用する機会が少ないです。その結果、レクリエーションなどの身体介護に関わらない時間が増える傾向があります。そのため、デイサービスが初めての職場だと、オムツ交換や入浴介助などの介護技術の向上が難しくなることがあります。

介護技術を磨きたい方にとって、デイサービスへの就職や転職はおすすめできません。

【施設別】デイサービスの特徴

デイサービスにはいくつかの種類があります。

  • 通所介護
  • 認知症通所介護
  • 小規模多機能型居宅介護
  • 地域密着型通所介護
  • 通所リハビリステーション

それぞれのデイサービスの特徴を知り、転職や就職に活かしてみてください。

通所介護

デイサービス(通所介護)は、要支援1以上の認定を受けた方が、日帰りで入浴や食事の提供、リハビリなどの機能訓練を受けられる施設です。利用者の身体機能の維持・向上や、家族の負担軽減を目指しています。

デイサービスには様々な特色があり、近年ではリハビリに特化した施設や、カジノをモチーフにした施設などが増えてきています。

デイサービスでは、自身の目的に合わせた支援が受けられるでしょう。

認知症通所介護

認知症通所介護は、要介護1以上の認知症の症状のある方が対象の施設です。一般的なデイサービスと同様に、排泄や入浴に関する介護やリハビリを提供しています。

認知症ケアに関心がある方は、認知症通所介護施設を就職や転職先に考えてみてください。

小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護は、通所介護を中心に、利用者の希望に応じて短期間の宿泊や訪問にも対応できるサービスです。一つの事業所の利用者数は29名以下で、比較的少ない人数で運営されています。

小規模多機能型居宅介護では、利用者やその家族の都合、家庭環境により柔軟に対応することが求められます。

ただし、一つの施設の利用者数が少ないため、比較的ゆっくりとケアをしたい方にはおすすめです。

地域密着型通所介護

地域密着型通所介護は、定員数19名以下という少ない人数で介護サービスを提供する施設です。

要介護1以上の方が対象で、要支援者は利用できません。

地域密着型通所介護では、食事や排泄介助の支援や機能訓練といったリハビリを受けられます。定員数が少ないデイサービスを想像していただくとわかりやすいでしょう。

通所リハビリステーション

通所リハビリテーションは、通所介護のサービスに加え、理学療法士や言語聴覚士によるリハビリが受けられる施設です。筋力や体力の維持、歩行訓練などによる身体機能の回復を目的としています。

介護職は、デイサービスと同様に身体介護や生活支援、レクリエーションなどを提供します。

通所リハビリテーションは、介護老人保健施設や病院などに併設されていることが多く、医師や看護師が常駐しているのも特徴です。

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