介護の仕事のやりがいと充実感を実感！実例から学ぶ対策方法とは

介護の仕事は高齢者から感謝をされたり喜んでもらえたりする仕事である一方、人間関係の問題が発生しやすい面があります。

今回では、介護の仕事のやりがいや大変なことを紹介します。

実際に介護の仕事にやりがいを感じている人がどのくらいいるか具体的な数字を交えて解説します。介護職を検討している方には後悔のない転職ができる内容ですので、ぜひ最後まで読み進めてください。

介護の仕事はやりがいのある仕事

介護の仕事にやりがいを感じている方は多いようです。

令和3年度の『介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査結果報告書』によると、介護の仕事に満足している方は53.6%という結果になりました。また、調査では現在の仕事を選んだ理由を尋ねており、「働きがいのある仕事だと思ったから」と答えた方が50.6%にも上ったのです。

社会のイメージでは介護の仕事は4K（きつい・汚い・臭い・危険）と呼ばれていますが、やりがいを持っていたり、希望を持って入社してきてくれたりする方が多いのが現状です。

介護の仕事の魅力とは

介護の仕事の魅力を具体的に見ていきましょう。

• 感謝される
• 未経験・無資格からでも始められる
• 職を失うリスクが低い
• 同世代では学べないことを教えてもらえる

介護の仕事を始めたいと考えている方は、ぜひ確認してみてください。

感謝される

介護の仕事では、自力でトイレに行けない方やベッドから立ち上がれない方の支援をします。そのような方々に対してお手伝いをすると、「ありがとう」や「助かった」という感謝の声をかけてもらえます。

普段私たちが気にせず行っているような動作でも、高齢者にとっては難しいものです。だからこそ、ケアを受けることで感謝の気持ちを伝えてくれる方がいるのです。

未経験・無資格からでも始められる

介護の仕事は慢性的な人手不足により、未経験や無資格でも始められます。もちろん、継続的に介護の仕事をするなら資格は必要ですが、資格がなくても採用されることもあります。

現場経験を積んだ後に資格を取ると、実践で身につけた経験と座学の知識が結びつきやすいというメリットもあります。介護の資格取得ができるスクールでは未経験の方向けに受講料が無料になる場合もあるため、資格取得に向けてお得に進むことも可能です。

職を失うリスクが低い

日本は高齢者社会へと進んでおり、介護施設の数は増加傾向にあります。

介護職員は常に求められており、職を失う心配が少ないのが魅力の一つです。また、介護の仕事の有効求人倍率は約3倍となっています。つまり、求職者一人につき三つの事業所から仕事のオファーがあるという状態ですので、仕事がなくなる心配は低いと言えます。

同世代では学べないことを教えてもらえる

介護の仕事では高齢者と日々関わるため、同世代からは聞くことが難しい話を聞く機会があります。たとえば、戦争を経験した方からは、リアルな戦争体験の話を聞くことができます。

音楽や食べ物といった日常生活に関わるものについても、今と昔の違いを知ることができますので、知識の幅が広がります。介護の仕事をしていると、高齢者から学ぶことがたくさんあるのです。

介護の仕事で知っておくべきこと

介護の仕事を始める前に知っておきたいことを紹介します。

• いいことばかりではない
• 無資格からでも始められるが資格は必要
• 女性特有のコミュニティができる

介護の仕事を始めてから「失敗した」と思わないようにするために、ぜひ確認しておいてください。

いいことばかりではない

介護の仕事は、「感謝される仕事だから楽しそう」と思っている方もいるでしょうが、必ずしもいいことばかりではありません。

介護職として最善を尽くして行ったケアでも、利用者さんにとっては迷惑だと感じられ、怒られることもあります。また、仕事でミスを犯した場合、上司や先輩職員から叱責を受けることもあるでしょう。

介護の仕事は命に関わる重要な仕事なので、強く叱られることは避けられません。そのため、初めて仕事に就いた方は、思わず辞めたくなることもあります。

無資格からでも始められるが資格は必要

介護の仕事は無資格からでも始められますが、長期的に続けるためには資格を取得することを推奨します。

資格を取得すると、介護の基本知識を網羅的に学ぶことができます。また、介護の仕事をしていると、腰や膝を痛めることもあります。

しかし、介護職員初任者研修では介護の基本を学べますので、身体に負担の少ない移乗介助の方法を身につけることができます。そのため、健康を保ちながら長期的に介護の仕事を続けることが可能となります。

女性特有のコミュニティができる

介護の仕事は女性が多く働く職場です。そのため、女性特有のコミュニティが形成されています。残念ながら、新人や一部の女性職員への嫌がらせやモラルハラスメントが存在する職場もあるようです。

職場選びをする際は、見学を行ったり口コミを確認したりして、職場の雰囲気や状況を事前に把握することが重要です。

介護の仕事にやりがいを感じなくなったときの対策

介護の仕事にやりがいを感じなくなったときにできることは以下のとおりです。

• 業務改善をお願いする
• 資格を取得する
• 転職をする
• 働く意味を考える

介護の仕事を続けている方は、ぜひ実践してみてください。

業務改善をお願いする

書類作成や業務スケジュールに問題点を感じることがあると、モチベーションが低下する可能性があります。もしそのようなことがあれば、改善点を上司に伝えることをおすすめします。

同僚や先輩も同じ問題に直面しているかもしれません。職場全体のためにも、自身から提案し、業務の効率化に取り組むと、やりがいを保ちながら働き続けることができます。

資格を取得する

資格を取得してキャリアアップや収入アップを目指すのもおすすめです。

介護職に未経験の方は、介護の基礎知識やスキルを学べる介護職員初任者研修を取得してみてください。すでに初任者研修を取得している方は、介護福祉士や社会福祉士を目指してみてはいかがでしょう。

新しい挑戦はモチベーションを維持する一助となります。

転職をする

やりがいを感じられない原因が人間関係や給料など、自身で変えにくい状況であれば、転職を考えてみてもよいでしょう。

職場環境を変えることで、問題から離れることができます。ただし、自身が抱えている問題を明確に認識しておくことが重要です。なぜなら、問題を理解しないまま転職すると、同じ問題を再度経験する可能性があるからです。

転職エージェントや信頼できる人に相談し、退職理由を明確にすることをおすすめします。

働く意味を考える

介護の仕事にやりがいを感じなくなったときは、「なぜ、介護の仕事を始めたのか？」を考えてみてください。

利用者からの感謝が嬉しい、高齢者との接触が好きなど、始めた理由はさまざまでしょう。忙しい日々を過ごしていると、介護の仕事を始めた初心を忘れがちです。

モチベーションが下がってきたら、定期的に自身が介護の仕事を始めた理由を思い出してみてください。それを思い出すことで、やりがいを再認識し、モチベーションを保つことができるでしょう。

介護の仕事は自身も成長していける

介護の仕事にやりがいを感じなくなったら、他の施設で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

新たな視点を得ることができます。そんなときにおすすめなのが、カイテクです。

カイテクは、介護の仕事を探している方と求人を出している事業所をマッチングするスキルシェアサービスです。そのアプリを利用すれば、最短1日で新しい施設で働き始めることが可能です。

「最近モチベーションが下がってきた」と感じている方は、ぜひカイテクを利用してみてください。