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【退職可能】介護派遣ですぐに辞められる方法とは?退職前の注意点も解説
介護派遣の仕事を辞めたいと思っているけれど、契約期間内での退職が難しいと感じている方もいるでしょう。しかし、実は介護派遣を早期に退職することは可能です。
介護派遣の仕事からすぐに退職したいと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
派遣は原則、契約期間内では辞められない
派遣の仕事は原則として契約期間内には辞められません。
ただし、民法628条では「やむを得ない場合のみに限り辞められる」との記載があります。
第628条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。
この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
では、やむを得ない事情とは、どのような内容なのでしょうか。介護派遣を辞める正当な理由を見ていきます。
介護派遣を契約期間内に辞められる正当な3つの理由
介護派遣を契約期間内に辞められる正当な理由は以下のとおりです。
- 心身の体調不良
- 家族の看病・介護
- 通勤ができない距離への引越し
介護派遣で仕事を探そうとしている方は、ぜひ参考にしてください。
心身の体調不良
自身の体調不良により働くのが困難な場合でも、契約期間内であれば退職することが可能です。重大な怪我や手術が必要な病気、またはうつ病や適応障害などの精神疾患による体調不良が考えられます。
精神疾患の場合は、医師の診断書を準備しておくと、退職手続きがスムーズに行えます。特に精神的な不調を感じたら、雇用先の派遣会社に早めに連絡を取ることをおすすめします。
働く上で休息も重要な要素です!
家族の看病・介護
家族の看病や介護も退職のやむを得ない理由として認められます。
家族の全面的な看病が必要であったり、高齢の親の介護を担う人が自分しかいない場合などは、退職することが可能です。看病や介護は退職理由の中でも、退職後に再度仕事を紹介してもらえる可能性が高いため、心配する必要はありません。
自身の精神的、体力的な健康を保つためにも、退職する際は介護派遣会社に早めに伝えましょう。
通勤ができない距離への引越し
通勤不可能な距離への引越しも、契約期間内でも退職できる正当な理由となります。配偶者の転勤やその他の理由で遠方に引っ越すことになった場合、働き続けるのは困難であり、退職を選択するのは当然です。
ただし、通勤可能な範囲での引越しは必ずしも退職の理由とはなりません。
介護派遣を辞める際におこなう3つのこと
介護派遣を辞める前にやっておくことを3つ紹介します。
- 担当者へ伝える
- 派遣会社が手続きを開始
- 派遣先へ辞めることを伝える
ここで紹介する方法を実行すれば、雇用先にも迷惑をかけずに辞められるのでぜひ参考にしてください。
担当者へ伝える
退職を考えている場合、まずは介護派遣会社の担当者に伝えるべきです。派遣社員の雇用先は派遣会社になるため、先に勤務している施設に退職届を出すと受理されません。
施設へ直接退職届を提出するとトラブルにつながる可能性があるため、退職の旨はまず介護派遣会社に伝えてください。
派遣会社が手続きを開始
介護派遣会社から退職の意思が認められたら、必要書類を揃えて退職手続きを進めていきます。この段階では、勤務先の同僚や上司に退職の意思を伝えるべきではありません。
介護派遣会社からの信頼を失い、今後の職探しに悪影響を及ぼす可能性があります。介護派遣会社からの指示が出るまでは、自発的に行動を控えましょう。
派遣先の施設で長く働いていたり、職場の人と仲が良かった場合でも、うっかり話してしまうと問題が起きることがありますので注意が必要です。
派遣先へ辞めることを伝える
介護派遣会社から指示があった場合、退職の旨を派遣先に伝えます。勤めている部署や上司にも報告を進めていきましょう。
派遣先の施設を辞める際は、できるだけスムーズに進めるのがおすすめです。
派遣先の施設に対する悪口や陰口は、「あの介護派遣会社から来る人は質が悪い」と思われる可能性があるので控えましょう。何か気に入らない点がある場合は、先に介護派遣会社に伝え、その後に退職手続きを進めてみてください。
介護派遣を辞める前にやっていはいけない2つのこと
介護派遣を辞める前にやってはいけない2つのことがあります。
- バックれて退職してしまう
- 派遣会社に無断で退職届を出す
派遣社員として働くのが難しくなることもあるので、気をつけましょう。
バックれて退職してしまう
無断欠勤や無理やり退職するのは、絶対に避けましょう。これは、介護派遣会社や派遣先の施設に迷惑をかける行為だからです。
期間定めのある派遣社員の場合、無断で仕事を休み続けると損害賠償請求の対象となり得ます。雇用元の介護派遣会社からの信頼を失い、次の仕事を探すのも難しくなるでしょう。
相互に利益がないため、無理やり退職することはおすすめしません。
派遣会社に無断で退職届を出す
派遣社員の雇用元は派遣会社であるため、無断で退職届を出すべきではありません。
退職を考える際は、まず派遣会社に連絡しましょう。必要な手続きや書類については派遣会社から指示がありますので、それに従うべきです。
先走って派遣先の施設に退職届を出すと、信用を失い、場合によっては契約更新が難しくなる可能性もあります。
介護派遣を辞めたくなる7つの理由
介護派遣を辞めたくなる理由は以下のとおりです。
- 先輩職員に嫌われる
- 介護派遣が合わない
- 体力がもたない
- 仕事の指示があいまい
- 簡単な仕事しか任せてもらえない
- ボーナスが出ない
- 3年以上同じ職場で働けない
介護派遣のトラブルを避けるためにも、ぜひ確認してみてください。
先輩職員に嫌われる
派遣社員は、一つの職場で長く働くことが少ないため、正社員やパートの人々からは「外部の人間」という認識が強くあります。それにより、周囲の職員と円滑にコミュニケーションをとることが困難になり、孤立する場合もあります。このような状況がパワハラやセクハラに発展するケースも見受けられます。
人間関係に関するトラブルが現場で起きた際には、退職を考えるのも一つの選択ですが、先ずは雇用先の介護派遣会社に相談してみましょう。
介護派遣が合わない
施設で働き始めると、想像以上に忙しかったり、自分が望む業務につけなかった場合、「思っていたのと違う」と感じ、辞めたくなることがあります。
介護施設は、特別養護老人ホームやデイサービスなど、施設により仕事内容が異なります。例えば、レクリエーションが多いデイサービスで働いていた方が、生活支援や身体介護がメインの介護老人保健施設に転職した場合、新しい職場でのギャップを強く感じることがあります。
入職前の見学や面接の際に、職員の人数や施設の状況について尋ねておくことで、職場とのミスマッチを防ぐことが可能です。
体力がもたない
現場の仕事が忙しいと、体力的に疲れ、「辞めたい」と感じることがあるかもしれません。
派遣された施設によっては、タイトなスケジュールで動かされたり、利用者さんの介護度が高かったりすることがあります。夜勤専従で働く方は、睡眠不足になる可能性が高まります。
体力的につらいと感じると、介護派遣だけでなく、介護職自体を辞めたくなる方もいるでしょう。
仕事の指示があいまい
仕事の指示があいまいで、どこまで関われば良いのか分からない職場もあります。入社したその日に食事介助や入浴介助を任される事業所や、明確な指示を出さない施設も多く、利用者の特徴や仕事の段取りを説明されずに、その場での対応が求められることは困難です。
教育体制が整っていない職場では指示があいまいになることがありますので、入社前に研修やOJTの有無を担当者に確認することをおすすめします。
簡単な仕事しか任せてもらえない
介護派遣ではデイサービスや特別養護老人ホームなどで働けるため、さまざまな事業所での経験が得られます。しかし、現場によっては派遣社員に同じ仕事しか任せられないことが少なくないため、多くの経験を得ることが難しいこともあります。
多様な経験やスキルを身につけたい方は、簡単な仕事しか任せられない職場は早めに変えることを検討しましょう。
ボーナスが出ない
介護派遣は正社員に比べ、時給は高いもののボーナスが出ません。
もしボーナスが出る場合でも少額となるため、モチベーションが上がらず、介護派遣を辞めたくなる方もいるかもしれません。ボーナスが出ない職場である場合、時給が高い職場を選ぶことをおすすめします。
派遣会社のアドバイザーと相談し、待遇の良い職場を探しましょう。
3年以上同じ職場で働けない
介護派遣の雇用契約は、3年以上同じ職場での勤務が許されません。良い職場に出会っても、次の事業所を探さなければなりません。長く同じ職場で働きたい方は、介護派遣は向いていないかもしれません。
派遣先の会社と交渉し、正社員としての採用を検討することも一つの方法です。
介護派遣を辞めたくなったらカイテクを利用しよう!
介護派遣の職場では、「やむを得ない事情」がない限り、すぐに辞めることはできません。
この「やむを得ない理由」はあいまいな表現であり、今回紹介した内容以外の場合でも退職が可能となることもあります。介護派遣の仕事を辞めたくなったときには、カイテクを利用してみましょう!
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