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【介護技術基本】ボディメカニクスの秘訣と快適な姿勢維持のコツ

介護の仕事は移乗・移動介助などを行うことが多いです。その際に、介護技術の基本を理解していなければ安心・安全な介助を行うことができません。

介助する際に困らないように介護技術の基本はしっかり理解しておきたいものです。

今回では、介護技術の基本である「ボディメカニクス」の特徴やメリット、応用方法を解説していきます。

介助時に気を付けるべきことも解説していきますので、是非ご覧ください。

目次

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介護技術の基本『ボディメカニクス』のメリット

介護現場では、さまざまな介助を行う場面があります。

介助は、ただ力任せに行ってしまうと、介護者と利用者、両者の負担になってしまう可能性が。そこで、活用したいのが介護技術の基本である「ボディメカニクス」です。

ボディメカニクスを学ぶことのメリットはさまざまですが、大きなものは以下の3つです。

  • 安全確保できる
  • 介護者の身体負担も軽減され腰痛予防になる
  • 利用者に安心感を与えることができる

ここからは3つのメリットについて、更に詳しく解説していきます。

安全確保できる

ボディメカニクスは、介助時の安全性を確保する上でも有効です。

安定した介護技術で行うため、危険リスクがごく少ない状態での介助が可能です。介護技術は「正確」「確実」であることで、利用者に安心感を与えることができます。

正確性は介護ケアを提供する上でとても大切なことであるといえます。

介護者の身体負担も軽減され腰痛予防になる

移乗や移動介助は、体の使い方を間違えると介助者の腰痛にも繋がってしまいます。しかし、ボディメカニクスを使った介助方法を実践すれば、介助者の身体の負担を軽減しながら介助を実践できるようになります。

腰痛で介護の仕事を辞めていく人は多いです。

ボディメカニクスを覚えることで、介護の離職予防にも繋がります。

利用者に安心感を与えることができる

介護ケアで大切なことは利用者に「安心してもらえること」です。

安定性の高い介助方法を学び、実践することで、移乗など不安になりがちな介助の際にも利用者に安心感を持ってもらうことができます。

利用者が安心して介助者に身を任せることができることで、体に力が入ったり、抵抗されたりすることなくスムーズに介助ができる点でも大きなメリットであるといえます。

ボディメカニクスを使った介助方法

ボディメカニクスを使った主な介助方法は以下です。

  • 足を広げ重心を低くする
  • 重心を近づける
  • 利用者がコンパクトな姿勢になるように支える
  • 体全体を使う
  • てこの原理を活用する

ここからは、各介助方法についてを更に詳しく解説していきます。

足を広げ重心を低くする

安定した介助を行うためには、支持基底面積を広くとることが大切です。

介助者が大きく足を広げることで、体重を支えるための床面積を広くとることができ、安定した状態で介助を行うことができます。また、重心を下げたり、利用者の身体と密着して近づけたりすることで更に安定感を確保することが可能です。

  • 足を広げる
  • 重心を低くする
  • 利用者と体を密着させる

上記の3つを守れば、より安定感のある状態で介助を行えます。

利用者がコンパクトな姿勢になるように支える

利用者の身体を小さくまとめることで力が分散しやすくなり、移乗する際の摩擦が軽減されます。

身体をねじることなく、腕や膝を曲げてもらい身体全体をコンパクトにまとめてから移乗するようにしましょう。小さくまとめることで、介助者側も移乗がしやすくなります。

利用者が介助者を信頼してこそ成り立つ介助方法であるため、介助時のコミュニケーションも怠らないようにしましょう。

体全体を使う(大きな筋肉を使う)

介助の際に一つの筋肉の力を頼ることは、不安定感に繋がったり、負担が大きくなったりしてしまいます。

特に介護ケアにおいては、介助者の腕力に頼ってしまいがちですので、注意しましょう。

腕力だけに頼るのではなく、大腿部や背中、お腹などの大きな筋肉を使うように意識してみてください。

足を大きく広げて身体全体を使うように心掛ければ、自然と大きな筋肉を使っての介助ができるようになります。

てこの原理を意識する

てこの原理を活用し、支点・力点・作用点を意識して介助を行ってみましょう。

少ない力で介助を成立させることができます!

例えば、全介助の利用者を仰臥位からベッドサイドに座らせたい場合は、

  • 臀部を支点とする
  • 腕を組んでもらう
  • 身体を小さくまとめてもらう
  • 腕を首から肩甲骨に回して支える
  • 支点を軸にして足をおろしながら回すように身体を起こす

支点を中心にてこの原理を使って小さな力で介助をすることが可能です。それにより、介護者の身体への負担も軽減します。

介助時に気を付けること

介助時には以下の4つに気を付けましょう。

  • 利用者とのコミュニケーションを大切にする
  • 無理をしない
  • 困った時には他スタッフに相談する
  • 利用者の心身の状況をしっかり確認してから行う

ここからは、4つの注意点について更に詳しく解説していきます。

利用者とのコミュニケーションを大切にする

介護ケアで大切なことは利用者に「不安感を与えない」ことです。

介護技術が優れていたとしても、コミュニケーションを怠れば、介助する時に利用者に安心感を持ってもらうことはできません。

本人の状態を確認する上でも、コミュニケーションは大切です!

安心感を与えられるような声掛けをしっかりと行うようにしましょう。

無理をしない

介助の際に無理をするのは危険です。

介助方法が適切であったとしても、介助者の状況や周辺の環境により、介助行為が困難になることもあります。介助者の体調が悪いときなどは、遠慮せず他スタッフに報告し、介助を変わってもらうようにしましょう

無理をした挙句、事故になってしまえば取り返しのつかないことになってしまいます。

困った時には他スタッフに相談する

上記のように困ったときには、他スタッフにすぐに相談するようにしましょう。

場合によっては、他スタッフと協力しながらの2人介助のほうが良いこともあります。また、介助をしてみてわからないことや「やりにくかった」など困ったことがあれば、それも他スタッフに相談してみると良いと思います。

介護ケアは協力し合って成り立つものです!

周囲に意見を聞いてみることで、自分一人では気付かなかった視点を学ぶことができるかもしれません。

利用者の心身の状況をしっかり確認してから行う

介助方法が安全でも、利用者の状態によって危険に陥るときがあります。例えば、起立性の低血圧である利用者が急に体を起こしたことで、意識障害を起こしてしまう可能性も。

利用者の疾患を予め把握しておくのはもちろんのこと、その日の状態もしっかり確認しておくようにしましょう。

ボディメカニクスを理解し安心・安全な介護技術を身につけよう!

ボディメカニクスを介助の中に取り入れ、安全性の高い介護ケアを提供しましょう。また、ボディメカニクスの他、しっかりコミュニケーションを取ることも大切です。

利用者に合った介助方法を探し、安心できるような介護ケアを実践していきましょう。

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