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【看護師の仕事は3Kから9K】働きやすさと成長の可能性に迫る
「看護師の仕事は3K」このような言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
「きつい・汚い・危険」の頭文字を取って、3Kと言われ続けていましたが、最近はこれを上回る9Kという言葉が使われているようです。
看護師の3Kを上回る、9Kとはどのような内容なのでしょうか?
「看護師の9K」とは?
「看護師の9K」を簡潔に述べると、看護師の仕事の実態や厚生事業の貧困さを9つのワードにして表したものです。
元々、看護師の仕事は、「きつい」「汚い」「危険」な仕事であるということから、「3K」として表現されていました。しかし、日本医療労働組合連合会ナース・ウェーブ行動代表の江尻氏が、「看護師の仕事は9Kである」と訴え、ユーキャン新語・流行語大賞の表現部門で銀賞を受賞したことから広く知られるようになりました。
こちらでは、今回の本題である「看護師の9K」についてご紹介します。

①きつい
看護師の仕事は、体力面・精神面ともに「きつい」ことが多いことから、9Kのひとつに含まれています。2交代制や3交代制のシフトで勤務しており、夜勤が続く日もあります。
時には、自分より身体が大きい患者の介助業務を行う場合もあり、肩こりや腰痛に悩まされる方も多いです。また、小さいミスが大きな医療事故に繋がる可能性もあるので、業務中は気を抜くことができず、精神的なプレッシャーも負担になりやすいです。
②汚い
看護師は、おむつ交換や痰の吸引、ドレーン排液処理というように、医療行為のなかでも汚染物に関わる業務が多くあります。
これらは、看護師にしかできないケアであり、誇りを持って業務を行っている方も多いでしょう。しかし、世間一般から見ると、「汚い」と認識されてしまいがちです。
職場によって、看護師が行う業務が大きく異なるため、できるだけ汚染物に関わらない業務が中心である職場を選択する方もいます。
③危険
看護の現場では、常に「危険」と隣り合わせです。飛沫感染や血液感染といった感染症リスク、あるいは針刺し事故のような危険もあります。
毎年冬に感染が広がるインフルエンザや、ここ数年は新型コロナウイルスの感染リスクが特に危険視されます。その他にも、患者から暴力を受けたり、ハラスメント等による危険もあります。
あらゆる疾患によって患者が暴力的になるケースもありますが、危険やリスクが伴うことで離職を考える方も多いようです。
④給料が低い
一般的には、給料が高い職種と言われる職種ですが、実際に看護師として勤務している方々からすると、仕事の割に給料が低いと感じている方が多いようです。
看護師が高収入である理由のひとつは、様々な手当が付与されることが挙げられます。
特に、夜勤がある職場で勤務している場合は、夜勤手当が基本給にプラスされるので給料が高くなりやすいです。しかし、長期間の夜間の勤務や「きつい」「汚い」「危険」な業務が多い看護職にとって、充分に満足できる給与ではないのかもしれません。
⑥規則が厳しい
所属する場所によって異なりますが、規則が厳しい職場が多いようです。
例えば、染髪を禁止していたり、制服の色を指定しているケースもあります。全ての医療機関や施設に規則があるわけではありませんが、看護師は患者に対して安心感や清潔感を与える身だしなみであることが望ましいです。
自由な働き方が広まっているなか、様々な規則があることで窮屈に感じるのかもしれませんね。
⑦結婚が遅くなる
日本看護協会の調査によると、看護職は一般女性と比較して、晩婚傾向にあることがわかります。年代が上がるにつれて、配偶率は高まり、未婚率は低下していますが、一般女性と比べると割合は低いです。
看護師の職場は、比較的女性の割合の方が多く、出会いが少ないという環境なのかもしれません。また、仕事が忙しくて、出会いに費やす時間を確保することが難しいという方も多いでしょう。
参考 https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1104-3p-0002.pdf
⑧化粧ノリが悪い
メイクに関する規則が定められている職場も多いですが、美容に関する悩みも外せません。
特に、夜勤がある職場に勤務している場合、生活が不規則になりがちであるため、肌トラブルが発生しやすいです。日々のストレスや睡眠不足等から、化粧ノリが悪くなってしまうこともあるようです。
⑨薬が手放せない
看護師の人手不足が問題視されており、多少の体調不良ではなかなか休めない職場が多いのが現状です。
薬を飲みながら仕事を続けているという看護師も多くいます。基本的に、シフト制であるため、1人欠勤が出ると他のスタッフに大きな負担が掛かります。
特に、夜勤は日勤よりも人員が少ないため、なかなか休めず、体調を整えるために薬が手放せないと言われているようです。
ポジティブな「看護師の3K」も知ろう
前述したように、看護師の9Kは「きつい」や「汚い」といったネガティブなワードです。一方でポジティブな意味を持つ「看護師の3K」もあります。
ネガティブな意味を持つ9Kとは違い、看護師の働き方や魅力をポジティブな意味合いでまとめたものとなっています。
こちらでは、ポジティブな意味を持つ「看護師の3K」についてご紹介します。

①感謝
看護師は、患者やその家族から感謝されることが多い仕事です。
直接「ありがとう」と伝えられることも多く、仕事へのやりがいやモチベーションアップにも繋がります。また、看護師本人が周囲の人に感謝の気持ちを持って接することも大切です。
チーム一丸となって看護にあたることで、より良い医療を提供できます。
②関心
看護師が人や物事に対して関心を持って働くことで、些細な変化に気付くことができます。
看護師は、医療を必要とする患者やその家族に最も近い立場で接する存在です。病気やケガによる苦痛を取り除くだけでなく、心理的なケアも求められます。
患者と医者の間に立つ看護師という立場だからこそ、より深く関心を持って接することが重要です。
③共有
気付いたことを周囲に共有することで、より良いケアを提供することができます。業務中に知り得た情報は、些細な事であっても共有することが大事です。
多くの人が働いている医療の現場において、情報の共有は必要不可欠な行動です。
ポジティブな「看護師のK」意識するための心得
「きつい」「汚い」「危険」というように、ネガティブなワードの頭文字を取った「看護師の9K」。確かに、看護師の仕事は大変なことも多いですが、魅力やメリットも多くあります。
こちらでは、「看護師のK」をポジティブに意識するための心得についてご紹介します。

自分自身が幸せな気持ちでいる
ネガティブなワードが並ぶ「看護師の9K」ですが、仕事の捉え方は人によって異なります。自分自身が幸せな気持ちで日々を過ごすことで、仕事の大変さもやりがいに変換できます。
プライベートの時間を充実させたり、キャリアアップやステップアップ等の目標を具体的に掲げておくと良いでしょう。
素直に感動する気持ちを表す
看護の現場は、患者の快復や赤ちゃんの誕生等あらゆる感動の場に立ち会うことができます。感動する気持ちを素直に表すことで、ネガティブな「看護師の9K」がポジティブなワードへと変換されるでしょう。
大変なことを乗り越えた先に、感動の場面が待っていると考えると、仕事を続けるモチベーションになります。
しっかりと休憩時間を確保する
大変なことが多い看護師の仕事ですので、しっかりと休憩時間を確保することは重要なことです。疲れが溜まりすぎると、体や心が限界を感じ、様々な症状が現れます。
気持ちをリセットする時間を設けることも大切です!
無理をせず、自分の体や心を労わる時間を作りましょう。
看護師の仕事をポジティブに捉えることが大事
看護師の仕事を世間から見ると、「きつい」「汚い」「危険」等のネガティブなワードが連想されてしまいがちです。実際は感謝されることが多く、感動する場面に立ち会うことも多々あります。
魅力やメリットが大きい仕事であることを改めて再確認し、ポジティブに捉えるようにしましょう。