「夜勤専従看護師はきつい？」働くメリットやデメリットを徹底解説！

夜勤シフトのみで勤務する「夜勤専従看護師」という働き方。

24時間365日稼働している病院や施設では特に、重宝される人材です。しかし、夜勤は大変、きついと言われることもあり、専従で働くとなると様々な面で負担となってしまうこともあるようです。

夜勤専従看護師という働き方には、具体的にどのようなことがきついと感じるのでしょうか？

今回では、夜勤専従看護師の働くメリットやデメリットについてご紹介します。

夜勤専従看護師が「きつい」と言われる理由とは？

夜勤専従看護師は、その名の通り、夜勤を専門とする看護師です。朝から夕方まで働く一般的な勤務スタイルとは異なるため、きつくて大変なことも多々あります。

こちらでは、夜勤専従看護師の仕事が「きつい」と言われる主な理由についてご紹介します。

生活リズムが崩れやすい

夜勤専従になると、日勤で働く看護師とは違い、夜間に勤務しているため昼夜逆転の生活になりがちです。朝起きて、夜寝るといったこれまでの日常生活とは真逆になってしまうため、きついと感じる方は多いでしょう。

生活リズムが崩れることで、睡眠障害や過敏性腸症候群などの症状が現れることがあります。また、高血糖や高血圧などの生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

仕事に合わせた生活リズムになるため、体調管理や健康維持のための工夫が必要です。

体力が続かない

職場によって、3交代制や2交代制のシフトがあります。

3交代制の場合は約8時間勤務、2交代制の場合は約16時間勤務となります。途中で休憩があるとはいえ、夜間の長期間労働が続くと、体力的にきついという方も多いでしょう。

年齢が高くなるにつれて、体力が続かないと感じることも増えるかもしれません。

少人数体制により精神的な負担も大きい

多くの場合、夜勤は日勤よりも少人数体制です。少ない人数で、患者さんの対応をしなければならないため、プレッシャーを感じることも多々あります。

万が一、患者さんの体調が急変したり、思わぬ事故や怪我が発生した場合は、夜間に勤める看護師が適切な処置を行わなければなりません。

体力的だけでなく、精神的にきついと感じることもありますので、夜勤専従になるには最低でも3年程度は常務経験がある方が望ましいでしょう。

そんな夜勤専従看護師でもメリットはたくさん！

体力・精神的にたくさん大変なことがある夜勤専従看護師という働き方ですが、デメリットだけでなくメリットも多くあります。

こちらでは、夜勤専従で看護師の仕事をするメリットについてご紹介します。

夜勤手当により収入がアップする

やはり、夜勤手当による収入アップは、夜勤専従のメリットの1つです。

職場によっては、夜勤手当だけでなく、夜勤専従手当が設けられているケースもあるようです。きつくて大変な仕事である分、給与に反映されることは嬉しいですよね。

日勤のみで勤務するより、収入が高くなりやすいので、仕事を続けるモチベーションにもなります。

日中は自由に時間を使える

夜勤専従になると、日中に自由に過ごせる時間が確保できます。仕事と上手く両立して、趣味や勉強の時間を有効に使えるのもメリットの1つと言えるでしょう。

1日24時間という限られた時間のなかで、どのように過ごすかによって人生の豊かさも変わってきます。なかには、プライベートを充実させたいという思いから、あえて夜勤専従を選択する看護師もいるようです。

煩わしい人間関係から解放されやすい

医療現場は、人間関係の構築が難しいケースが多々ありますが、夜勤専従になることで煩わしい人間関係から解放されやすいと言えます。

日勤と夜勤どちらも働く看護師に比べると、夜勤専従看護師は勤務で関わる職員が少なくなります。また、夜勤専従は、変形労働時間制が適用となるため、月の出勤日数も少ないです。

苦手な人と接する機会が減るとも考えられるので、職場の人間関係に悩んでいる方は、夜勤専従という選択も視野に入れてみるのも良いでしょう。

夜勤専従看護師の「きつい」を乗り越えるコツは？

夜勤専従看護師という働き方は、「きつい」と感じることも多いですが、乗り越えるコツを知っているかどうかで仕事に対する向き合い方が変わってきます。

こちらでは、「きつい」を乗り越えるコツについてご紹介します。

日光を浴びて体内時間を整える

夜勤専従になると、生活リズムが崩れがちですので、体内時計を整えることが重要となります。

できるだけ朝に日光を浴びるようにしましょう！

朝に日光を浴びることで、体内時計がリセットされます。日光浴は、体内でビタミンDをつくり、免疫の機能を調整・維持する働きがあり、健康的な生活を送りにくい夜勤専従看護師にとっては、非常に効果的です。

日光を浴びなくなると、体内で分泌されるセロトニンが不足し、ストレスを感じやすくなります。

ずっと室内にいると、不健康な生活になりがちですので、朝は日光を浴びて体内時間をリセットさせましょう。

こまめに運動をする

夜勤を乗り越えるために、体力を付けることが大事です。日常的に運動を取り入れることで、病気のリスクも軽減します！

うつ病などの精神疾患にも効果があるとされているので、心身ともに健康を維持していくことができます。激しい運動でなくても大丈夫です。ストレッチやヨガといったゆっくりした運動、ウォーキングのような無理のない有酸素運動がおすすめです。

体力的・精神的にきついと感じることが多い、夜勤専従看護師は特にこまめな運動を取り入れるようにしましょう。

趣味や好きなことをする時間を作る

夜勤専従看護師は、日中に自由な時間をつくりやすい働き方です。

せっかくですので、趣味や好きなことをする時間で充実させましょう。プライベートを充実させることで、仕事へのモチベーションアップや楽しみも増えます。

心の安定にもつながるので、きついと感じることも乗り越えることができるでしょう。

どうしても辛いときは転職という方法も

夜勤専従という働き方がどうしてもきつい、辛いと感じた場合は、転職するという方法も視野に入れてみましょう。

看護師の転職には「カイテク」がおすすめです！

生活リズムを整えることを重視して働くことがポイント！

夜勤専従看護師は、生活リズムが崩れやすく、体力的・精神的にもきついことが多々あります。自分の体が辛くなってしまうケースもあるので、体調管理や健康維持を意識することが重要です。

ずっと室内にいると、不健康な生活になってしまい、病気のリスクが高まります。夜勤専従という働き方を選択する場合は、朝に日光を浴びたり、こまめに運動をし、プライベートの時間を充実させるようにしましょう。

どうしても辛いという場合は、転職という道もあります！夜勤専従看護師に興味がある方は、「カイテク」を利用して、お試し勤務をしてみるのもおすすめです。