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【地域看護師の役割を知る】これからの地域に根ざした看護とは?

  • 地域看護師の役割って何?
  • 病院だけではなく地域における看護師として働きたいけどどうしたらいいかわからない
  • 在宅看護と訪問介護の違いって何?

地域における看護師の役割についてこのような疑問を持つ人もいるでしょう。看護師の活躍の場は病院だけでなく、地域にまで広がっています。

今回では、地域医療から地域看護師が求められている理由や活躍できる職場を解説しています。

地域看護師になりたい人はぜひ参考にしてみてください。

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目次

地域医療・地域看護とは?地域看護師の役割も解説

ここでは、地域医療の定義と地域看護師の役割を解説します。

地域医療と地域看護師は今後の日本において重要視されています。

地域医療とは

地域医療とは病院などの医療機関で治療するだけではなく、住民が安心に暮らせるよう健康のサポートをする体制のことです。

医療や介護など、地域全体で患者や高齢者の支援を目的としています。厚生労働省が定める地域医療構想に基づき、地域医療の構築が推進されています。

地域看護とは?在宅看護と公衆衛生の2つの観点が重要

地域看護は自宅でケアをする「在宅看護」と、疾病予防や健康の増進などの保健活動である「公衆衛生看護」の2つの領域で語られます。

在宅看護は訪問看護師によるケアではなく、自宅療養が可能な状態で在宅看護を提供することです。

かかりつけ医と相談しながら、家族がケアを行います。看護師は医療的サポートはもちろん、家族の相談相手になり、メンタル面の支援も実施します。

公衆衛生は、日本公衆衛生看護学会によると以下のように説明しています。

公衆衛生看護の対象は、あらゆるライフステージにある、全ての健康レベルの個人と家族、及びその人々が生活し活動する集団、組織、地域などのコミュニティである。目的は、自らの健康やQOLを維持・改善する能力の向上及び対象を取り巻く環境の改善を支援することにより、健康の保持増進、健康障害の予防と回復を促進し、人々の生命の延伸、社会の安寧に寄与することである。

つまり、地域に住むすべての人が安全・健康で過ごすことです。地域看護では、高齢者はもちろん、その他の人の医療的サポートも求められています。

地域看護師の役割

地域看護師は、所属する地域全体の健康問題と向き合う仕事です。

疾患や障がいの有無だけでなく、地域の個人や集団を生涯にわたり支援し続けます。たとえば慢性疾患の症状への対処や、高齢者・障害を持つ子どもなどの介護も対象です。

病気や障がいを抱えても、その地域で生きやすくなるための看護を提供します。そのためかかわる期間も長く、支援者の変化を継続的に見られるでしょう。

地域看護師が求められる理由

地域看護師の役割は以下のとおりです。

  • 地域医療構想の時代に活躍する人材
  • 地域包括ケアシステムの中心的人物

それぞれ解説します。

地域医療構想の時代に活躍する人材

地域医療構想は、2025年の高齢化社会を見据えた医療体制の取り組みです。

構想区域における病床の機能を「高度急性期・急性期・回復期・慢性期」の4タイプに分けて、地域の実情に応じた医療提供を実現することが目的です。知識看護師には、増加する高齢者のニーズに相応しい総合的なスキルや知識を求められます。

地域医療構想は診療報酬改定で対応するのではなく、地域の主体的な取り組みを重要視しています。

地域包括ケアシステムの中心的人物

「2025年問題」と言われる少子高齢化に対して国は、医療と介護の連携による地域包括ケアシステムの体制を整備しています。

地域包括ケアシステムとは、退院した患者が住み慣れた地域で安心した療養生活を継続できるように、医療と介護の多職種が協働して支える仕組みのことです。

その中心的役割を担うのが看護師となり、地域包括ケア時代に向けて、看護師の働く場が急性期から回復期・在宅と広がっています。在宅支援の実践を入院中から検討し、クリニックや訪問看護、介護施設などで支えていきます。地域看護師には、ジェネラルな活躍が求められているのです。

地域医療構想・地域ケアシステムの時代に求められる地域看護師のスキル

地域医療構想・地域ケアシステムの時代に求められる地域看護師のスキルは以下のとおりです。

  • 慢性期や回復期病棟での看護
  • 多職種との連携力
  • 在宅看護・介護の支援経験

それぞれ解説します。

慢性期や回復期病棟での看護

地域医療では高齢者のケアが中心です。

高齢者の多くは病状は安定しているものの全治とは至らず、長期的な治療が必要です。したがって、在宅復帰するための慢性期・回復期病棟での経験が求められています。

患者に合わせた医療処置や健康状態の管理するスキルがると良いでしょう。

訪多職種との連携力

病院で療養した後、高齢者は在宅でさまざまなサービスや介護制度を利用しながら暮らします。

地域と医療機関を繋ぐ役割を果たす多職種との連携が重要です。そのため看護師はケアマネージャーやメディカルソーシャルワーカーとの間に入り、医療と介護の橋渡しをします。訪問看護ステーションや介護施設などへの情報提供も看護師の役割になるでしょう。

介護職やリハビリ専門職などといった他職種と連携しながら、調整を図ることは地域護師に求められるスキルです。

在宅看護・介護の支援経験

今後の日本では、在宅で過ごす高齢者の増加が予想されるため、訪問看護ステーションやデイケア、訪問入浴などの在宅支援サービスの需要が高まるでしょう。そのため、在宅看護や介護経験のある看護師は重宝されます。

なかでも家族看護の経験があると、活動の場を広げられます。家族看護とは、利用者や患者さんの家族へ向けた看護です。

夫や妻が重度の介護が必要だったり精神科疾患を患っていたりすると、家族は精神的に疲弊してしまいます。地域ケアシステムでは、利用者の家族も支援対象です。

地域看護師は、利用者の家族の不安や精神的な負担の軽減・健康維持に向けたケアやサービス提供が求められています。

地域看護師が活躍する職場

地域看護師が活躍している職場は以下のとおりです。

  • 病院
  • クリニック
  • 訪問看護ステーション
  • 在宅支援サービス

仕事探しの参考にしてみてください。

病院

地域ケアシステムにおける病院の役割は、退院後のサポート体制を整えることです。そのため看護師は入院患者が安心して地域で暮らしていけるように、医師や地域の医療機関、介護施設との連携を図ります。退院後に療養やサポートが必要であれば、介護サービスの提案もします。

家族と話す機会が多いため、病院では看護の知識や技術だけでなくホスピタリティも求められるでしょう。

クリニック

病院よりも地域密着で看護に取り組みたい方は、クリニックがおすすめです。

クリニックは地域住民のかかりつけ医になるので、患者さんと顔なじみになります。また地域のクリニックでは軽症の患者の治療を引き受けます。

自立している患者さんがほとんどなので、看護師の身体的な負担が少ないのも魅力です。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションでは医師が作成した、訪問看護指示書に基づいて医療的ケアや健康観察、リハビリなどを提供します。

乳幼児から高齢者まで対象の年齢層が幅広いため、さまざまな医療・介護の知識や経験が必要です。しかし病棟とは異なり、利用者様一人一人の生活環境や要望に合わせて、個別性のあるケアの提供が可能です。

患者さんや家族から感謝の言葉をかけられることもあるでしょう。

在宅支援サービス

在宅支援サービスでは、患者さんや高齢者は基本的に在宅を中心に過ごします。日中や一定期間のみ介護サービスを利用して、レクをしたり機能訓練をおこなったりします。

具体的なサービスは以下のとおりです。

  • デイサービス
  • デイケアサービス
  • ショートステイ
  • 訪問看護

在宅支援サービスでは、地域との触れ合いがない高齢者の交流機会を促します。また一時的に利用者を預かり、健康管理やリハビリの補助、身体介護の提供をします。

地域看護師に関するよくある質問

地域看護師に関するよくある質問は以下のとおりです。

  • 在宅看護と訪問介護の違いは?
  • 地域看護で活躍できる訪問看護師になるには?
  • 退院支援・退院調整看護師とは?

それぞれ解説します。

在宅看護と訪問介護の違いは?

在宅看護では訪問看護師によるケアだけでなく、家族が加わり患者さんをサポートします。在宅介護は、要介護者の方を家族がサービスを受けながら自宅で介護することです。

家族もかかわりますが、基本的には訪問介護士がサービスを提供します。

訪問看護師になるには?

訪問看護師は、地域看護の中心的人物です。そのため地域医療に興味のある方は、訪問看護師を目指している方もいるでしょう。

訪問看護師になる方法は、大きく二つあります。

  • 病院や施設で勤務した後に訪問看護ステーションへ移動となる場合
  • 独自で訪問看護ステーションを設立している会社に就職する場合

大きな組織では、福利厚生のサポートが充実しています。ただし病院や施設で働いて訪問看護に移動できたとしても、後々人事異動で違う部署で勤務する可能性があります。その反面、訪問看護ステーションを設立している会社では、自由さや給与への反映は大きいでしょう。

退院支援・退院調整看護師とは?

超高齢社会となった現在では、入院中に退院支援や調整が必要です。そのため、退院支援・退院調整看護師の活躍が期待されています。

退院支援・退院調整看護師とは、患者さんが自宅に戻った後も必要な医療や看護を受けながら療養を継続できるよう支援する仕事です。訪問看護や介護サービスなどの提案、療養費の資産などを行い、地域医療と病院との調整役を担います。

主治医やリハビリ部門、管理栄養士などとカンファレンスを行い、意見交換なども実施します。

医療機関以外の現場でも看護師として活躍しましょう!

地域医療や地域における看護師の役割は幅広いです。病院やクリニック、介護施設など、さまざまな現場と連携します。

医師やケアマネージャーとやり取りする機会も多いため、医療・介護の情報を常にアップデートしなくてはいけません。しかし地域密着で患者さんとかかわれるので、関係性を深められます。

病院や施設とは異なるやりがいを感じたい方には、地域看護師はおすすめです。

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