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【空き時間をどう活用してる？】訪問介護での空き時間の過ごし方や活用方法！
「空き時間に家事をしよう」「空き時間で副業にチャレンジしてみようかな」「こんなに時間が空いて手持ち無沙汰だな……」など、訪問介護における空き時間に対する考え方は人それぞれ。
ホームヘルパーによる訪問介護の仕事にはさまざまな働き方があり、自分の時間を大切にしたい方や子育て中の方にも人気の高い職業！
空き時間の活用方法もお伝えしますので、すでに訪問介護の仕事をしている方も、これから目指す方もぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
訪問介護を知ろう！
介護サービスにおける「訪問介護」とはどのようなサービスなのでしょうか。
ホームヘルパー（訪問介護員）の役割についてもお伝えします。
訪問介護とは
訪問介護とは、ホームヘルパー（訪問介護員）などが、利用者の自宅を訪問して、入浴、排せつ、食事などの介助を行う「身体介護」や、調理、洗濯などの家事全般を行う「生活援助」を提供するサービス。
これらのサービスを通して、要支援・要介護の高齢者が自分らしく自立した生活を送るためにサポートします。
ホームヘルパー（訪問介護員）とは
ホームヘルパー（訪問介護員）とは、訪問介護を提供する専門職。
介護保険法における訪問介護は、介護福祉士のほか、国が定めた研修を修了した「訪問介護員」が行うことになっています。ホームヘルパー（訪問介護員）は、社会福祉法人や医療法人、民間企業などが運営する事業所に所属し、訪問介護を提供します。 訪問介護員になるためには、「介護職員初任者研修課程」を受講し、修了証明書の交付を受けることが必要です。
介護職員初任者研修は、講義と実技含む演習によって行われます。講義では介護業務に従事するにあたって必要となる基礎知識や介護におけるコミュニケーション技術などについて学びます。演習では実践的な技術や入浴・食事の方法について学習します。
ホームヘルパーによる訪問介護での働き方
ホームヘルパーは介護を必要とする高齢者の自宅を訪問し、生活のサポートを行います。
ホームヘルパーの具体的な仕事内容と一日のスケジュールを見ていきましょう。
仕事内容
訪問介護では「身体介護」「生活援助」「医療的ケア」と、おもに3つのサービスの提供。
3つのサービスについて、それぞれくわしく見ていきましょう。
① 身体介護
身体介護とは、利用者の身体に直接触れて行われる介助や、それにともなう準備、片付けなどのこと。
具体的なサービス内容としては以下のものがあります。
- 食事介助
- 入浴介助
- 排せつ介助
- 体位変換
- 着替え介助
- 洗面介助
- 整髪介助
- 降車のための移動、移乗の介助 など
② 生活援助
生活援助とは、直接身体に触れる仕事以外で、利用者の身の回りのお世話を行うこと。
具体的な内容としては、以下のようなものが挙げられます。
- 食事の準備、片付け
- 洗濯
- アイロンがけ
- 居室内、トイレ、テーブルの上などの掃除
- ゴミ出し
- 日常生活に最低限必要な物品の購入
- 日常生活必需品の代金支払い
- 薬の受け取り
- 公共サービスの申請
- 衣服の整理
- 衣服の補修 など
訪問ヘルパーは家事代行サービスとは異なるため、日常生活に必要のない支援や利用者以外に向けたサービスは行うことができないという点には注意が必要です。
③ 医療的ケア
医師や看護師が行う医療行為を、介護スタッフが行うことはできません。
しかし、介護の現場では医療のようなケアを求められる場面が多く存在します。そのようなニーズの高まりから一定の条件下で、介護スタッフが医療的ケアを提供することができます。
以下のような行為が医療行為にあたらない項目として認められています。
- 爪切り
- 歯ブラシや綿棒を使った口腔ケア
- 軟膏を塗る
- 湿布を貼る
- 目薬をさす
- 肛門へ座薬挿入
- 軽微な切り傷、擦り傷、やけど、汚れたガーゼの交換
- 電子体温計での体温測定
- 血圧測定
- パルスオキシメーターの装着
など
これらはあくまで身体介護の範囲として、ホームヘルパーが手助けすることができます。さらに、たんの吸引や経管栄養については、介護福祉士が研修を受講することで可能となります。
1日のスケジュール
ホームヘルパーが所属する訪問介護事業所によって、仕事の流れはさまざまですが、大まかな1日の流れをご紹介します。
正社員の場合
8：30 出勤、スケジュール確認
9：00〜9：30 移動
9：30〜10：30 Aさん宅で通院・外出介助を提供
10：30〜11：00 移動
11：00〜12：30 Bさん宅で身体介護、生活援助を提供
12：30〜13：30 ランチ、休憩
13：30〜13：45 移動
13：45〜14：45 Cさん宅で身体介護を提供
14：45〜15：00 移動
15：00〜16：15 Dさん宅で身体介護、生活援助を提供
16：15〜16：45 帰社
16：45〜17：15 介護記録、明日の準備
17：30 退勤
ホームヘルパーの働き方の特徴
ここではホームヘルパーの働き方の特徴として、
- 派遣ヘルパーや登録ヘルパーという柔軟な働き方も可能
- 複数のヘルパー事業所を兼務することができる
- 夜勤・早朝勤務を行うことは少ない
こちらの3つをご紹介します。
派遣や登録ヘルパーという柔軟な働き方も可能
ホームヘルパーは、フルタイムで働く正社員以外にも、派遣ヘルパーや登録ヘルパーなどの働き方があります。派遣ヘルパーや登録ヘルパーは、自分の希望する曜日や時間帯を指定して働くことができます。
派遣ヘルパーや登録ヘルパーでは柔軟な働き方ができるため、子育てや家族の介護などで時間に制約がある方や、副業で空き時間を活用したい方が多いことも特徴です。また、自宅から利用者の自宅まで直行し、その日の仕事が終われば現場から直帰できる事業所も多いようです。
登録ヘルパーとして働くと、1日のスケジュール例は以下のようになっています。
登録ヘルパーの場合
10:00 自宅から利用者宅に直行
10:30～12:00 Aさん宅で身体介護、生活援助を提供
12:00～14:00 空き時間、Aさん宅から一時帰宅
14:00～14:30 移動
14:30～16:00 Bさん宅で生活援助を提供
16:00 利用者宅から直帰
複数のヘルパー事業所を兼務することができる
登録ヘルパーや派遣ヘルパーは、自分の希望する就業日数や時間を申請し、事業所が調整を行います。そのため、登録ヘルパーや派遣ヘルパーの場合、複数のヘルパー事業所を兼務することが可能です。
ただし、競合他社で働くことを禁止している、就業規則によって副業を禁止している事業所もあるので、事前に両方の就業先にダブルワークが可能かどうか必ず確認しましょう！
夜勤、早朝勤務を行うことは少ない
24時間体制をとっている介護施設とは異なり、通常の訪問介護事業所では8時～18時などの営業時間を設けており、夜勤や早朝勤務を行うことはほとんどありません。また、深夜に急な呼び出しがあるということもなく、比較的、規則正しい生活を送りやすいでしょう。
その一方で、夜間対応に特化した訪問介護を行っている事業所も存在します。夜間対応に特化した訪問介護は、利用者が自宅で24時間安心して生活できるようにサポートします。自宅にいながら入居型の介護施設のような手厚いサポートを受けられるため、利用者や家族の負担を軽減することができ、需要も高まっています。
空き時間どうしてる？
訪問介護では、利用者のサービス予約時間に合わせて自宅を訪問しサービスを提供します。そのため、派遣や登録ヘルパーとして働いていると、前の現場から次の現場まで時間が空いてしまう……なんてことも日常茶飯事。
ここでは、空き時間の過ごし方をまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
休憩やプライベートの用事を済ます派
「時間が空いて、むしろうれしい！」と、訪問介護での空き時間を歓迎する人の過ごし方をご紹介します。
- 空き時間を使って一度家に戻り、家事を進める
- 自転車で移動しているので、買い物や銀行など、私用をどんどん入れている
- 子育て中で自分時間があまりないので、空き時間は読書など休憩にあてている
- 好きなお店でランチしたり、買い物をしたりしている
自宅近くでの仕事の場合や、ある程度、時間が空いた場合には、自宅に戻って家の用事を済ますことができるため「ありがたい」という意見も。
空き時間をうまく活用することがきれば、訪問先近くのスーパーで買い物をするなど、ついでに用事を済ませることができるため、家事の時短にもつながります。特に、仕事に家事に忙しい主婦にとっては、空き時間があることは都合がよいことも多いようです。
副業や内勤など、ほかの仕事をする派
一方、副業で別の仕事をしたり、事業所に交渉して内勤でできる業務を振ってもらったりするなど、空き時間そのものを作らないように工夫している人もいます。
- パソコンはいつも持ち歩いているので、空き時間ができるとカフェなどで事務作業をしている
- 一度、事業所に戻って内勤の業務を行っている
- 空き時間にできるような、別の副業を行っている
- 複数の事業所に登録し、掛け持ちしている
- 空き時間ができないように、シフトを出して調整している
- スキルアップのため、資格取得に向けた勉強時間にあてている
空き時間を休憩やプライベートの時間で埋めるのではなく、仕事やスキルアップのための勉強で埋める人の過ごし方です。
副業できる職種としては現場に行かなくても完結できるもの、パソコン一台で仕事が進められるものがおすすめです。また、すきま時間も積み重なればまとまった時間に。介護職に役立つ資格取得に向けた勉強にあてれば、時間を無駄にせず、スキルアップ・キャリアアップを目指すことが可能です。
ただし、細切れに、常に仕事をしている状態にあるため、集中力を切らさないような工夫が大切でしょう！
また、情報漏えいの観点から、カフェやコワーキングスペースでは大切な資料を置き忘れたり、資料やパソコンを開いたまま席を離れたりすることがないようにしましょう。
やっぱり「空き時間は困る」派
訪問介護において、空き時間に家に帰ることができたり、近くに無料で滞在できる施設があったりすることは、運次第でもあります。
次のように「空き時間が困る」という人の声も少なくありません。
- 車移動ではないので、駅前の大型商業施設で時間を潰すとつい無駄な出費をしてしまう
- 空き時間を埋めるためにカフェに入ったり、近くのコンビニで時間を潰しているが金銭的にも限界がある
- 中途半端な空き時間だと、家に帰る時間もなく効率が悪い
一般的に、訪問介護は自分のライフスタイルに合わせて勤務できるので、働きやすいと感じている人が多いようです。しかし、どうしても、空き時間という問題に向き合わなければなりません。
働き方が合わないと感じた場合には、勤務時間が固定されている施設などの仕事を検討する必要があるでしょう。
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さまざまな環境でスキルアップ
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