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【新人看護師のストレス解消術】効果的な方法と心のケアのポイント
- 仕事が覚えられないし、先輩も怖いし人間関係に悩んでいる…
- 夜の病院は怖いし、スタッフも少ないし夜勤が怖い…
- 仕事が休みでも心も身体も休んだ気持ちにならなくてきつい…
新人看護師さんでこのような不安を持つ人はいませんか?
また、新人時代にこのような悩みを持った人はたくさんいると思います。筆者も新人時代にこのようにすごく悩んだことがありました。
せっかく看護師になったのに、このような悩みで看護師を辞めてしまう人もいるでしょう。そうなってしまっては、次に看護師として働こうとしてもストレスに対処できず同じ悩みで辞めてしまうかもしれません。
新人看護師さんだけではなく、教育・指導担当の看護師さんもこの記事を参考にしてみてください。
新人看護師が抱えるストレスとは
どんな職業でも新人職員は大きなストレスを抱えがちです。
新人看護師ではどのようなストレスを抱えてしまうのでしょうか?
ここでは、以下の項目について解説しています。
- 先輩看護師や患者さんとの人間関係
- 仕事がわからない
- 仕事が時間内に終わらない
- 仕事が覚えられない
- 夜勤が怖い
- 休みでも身体も心も休んだ気持ちにならない
それぞれみていきましょう。
先輩看護師との人間関係
職場での人間関係は、看護師同士だけではなく患者さんや他職種のスタッフとの人間関係に悩むこともあるようです。
特に先輩看護師との関係に悩むことが多く、ただでさえミスをしないことや根拠を持ちながら行動することを求められる状況において新人看護師さんの苦痛は大きいです。
厳しい言葉や厳しい目でのチェック、強い態度をされると新人看護師さんはタジタジですよね。
女性特有の意地悪やイジメ、悪口を言っているところを目撃したときにはショックで落ち込んでしまうでしょう。そんな中でも実は、先輩看護師の中には新人看護師に成長して欲しい、厳しい環境でも乗り越えて欲しいと思っている人もいます。
仕事がわからない
初めての看護師の仕事は、想像してきたことや実習で経験したこととは違って新たな仕事を覚えないといけません。それは未知の世界のことと感じてしまうこともあるでしょう。
初めは先輩看護師と一緒にすることも、ふと自分1人になったときにわからないこともたくさん出てきます。これらのことから、仕事がわからず悩む新人看護師さんは多いです。
仕事が時間内に終わらない
他の看護師は仕事がスムーズなのに、なんで自分は仕事が遅くてなかなか帰れないだろうと思った人もいるでしょう。
新人看護師は、仕事がなかなか終わらないのは仕方ないことです。慣れない環境で初めての仕事なんです。筆者も同じ経験をしてきました。
しかも、一日の予定になかった検査や処置が急に入ってくることでパニックになり、自分の予定通りに進まないこともあります。
仕事が終わったとしても、記録が終わっていないなんてことも…
仕事が覚えられない
仕事がわからないのと同じで、新人看護師は仕事が覚えられないこともあります。
そんな中、先輩や患者さんに迷惑をかけてはいけないとプレッシャーに感じて覚えることが難しいです。
同じ仕事でも何度もしないとなかなか覚えられないこともあります。
夜勤が怖い
看護師の仕事は不規則な勤務で夜勤をしないといけない職場が多いのが特徴です。
夜勤中の病院が怖かったり、スタッフが少ないことで心細くなり夜勤が怖いと感じてしまう人もいます。しかし、慣れてくると夜勤の方が仕事がしやすいと感じてくる看護師もいるようです。
新人看護師のうちは、そこまで感じられることは難しいでしょう。
休みでも身体も心も休んだ気持ちにならない
慣れない仕事や人間関係で緊張の毎日で、休みになっても身体も心も休めていないと感じている新人看護師もいるでしょう。「明日また○○がある」などをつい考えてしまうことで、そのことが頭から離れず気持ちが落ち込んでしまうこともあります。
今の仕事がいつになったら慣れるのだろうと先が見えずに疲れてしまうことも。
ストレス解消方法とは
慣れない仕事や環境によるストレスが溜まってしまって身体も心も疲れてしまう前に、そのストレスを解消する方法を知っておくことが大切です。
ここでは、以下の項目について解説しています。
- 家族や同期と話す
- 体調管理をする
- 旅行に行く
- アロマで癒される
- 友人や家族と食事をする
それぞれみていきましょう。
家族や同期と話す
ストレス解消のためには、自分一番近くにいる家族や同期と話すことも良いでしょう。
家族や同期は心の支えとなってくれる存在です!
筆者も新人時代には同期と相談したり、休みの日には同期と遊んだり飲みに行ったりしてストレス解消をしていました。
仕事の話や、仕事以外の話をすることで自分のことを肯定的に受け止めてもらえますし、次も頑張ろうと気持ちも切り替えることができます。
体調管理をする
食事、睡眠、排泄など、看護師になってからは不規則になりがちなことをできるだけ整えていくことが大切です。
また、身体も心も不調を感じた際には病院へ受診することも検討しましょう。
早めの対応で解決することも多くあります!
旅行に行く
家族や仲のよい友人と旅行へ行くのもよいでしょう。休みの日に仕事のことを考えるのではなく、楽しい旅行をすることでストレスを解消できます。
嫌なことがあっても「次の旅行はどこに行こうかな」と気持ちを切り替えることをおすすめします。
アロマで癒される
好きな香りで癒されることも良いでしょう。
ディフューザーでアロマの香りを部屋中に行き渡らせたり、ラベンダーやオレンジスイートなどの好きな香りをティッシュやハンカチに2〜3滴染み込ませて枕元においておくとアロマの香りで癒されて良い眠りにつくことができます。
休みの日にアロマショップへ行き、好きな香りを選んでいくのも楽しいです。
友人や家族と食事をする
ストレスが溜まったり悩んだときには1人になりたいという気持ちになってしまいます。そうすると1人で食事を摂ることで楽しい時間ではなくなります。
友人や家族と食事を一緒にとり、楽しい時間を過ごすようにしましょう!
仕事の話だけではなく、お互いの近況について話せたりしてストレスも解消できます。
看護師として自信を持つための行動とは
今後は、新人としてではなく一人前の看護師として仕事ができるようにならないといけません。
看護師として自信を持つためにはどういった行動をとるべきなのでしょうか?
ここでは、以下の項目について解説しています。
- 仕事の疑問点を放置せず学ぶ姿勢をみせる
- 仕事に必要な物品の場所を覚える
- 仕事で学んだことをノートにまとめる
- タイムスケジュールをつける
- 失敗したことを振り返って次に活かす
それぞれみていきましょう。
仕事の疑問点を放置せず学ぶ姿勢をみせる
仕事をしていて疑問に思うことが多くあるでしょう。その疑問を放置せず、自分で調べてみたり、それでもわからない場合には先輩に質問をして学ぶ姿勢をみせましょう。そうすると先輩看護師も「この子は努力している」と認めてくれるはずです。
わからないことはそのままにせず、後々のことを考えてもその時に解決することをおすすめします。
仕事に必要な物品の場所を覚える
職場にはさまざまな物品がさまざまな場所に置いてあります。
いつも見なかったり触ることのない物品でも、自ら場所を覚えるようにしましょう。
仕事で学んだことをノートにまとめる
その日に学んだことは、自分のノートにまとめておくことをおすすめします。
一度では仕事は覚えられませんので、次に同じことをする際にそのノートを生かすことができます。
2回目以降には気付いたことや注意点を追加して記入することも大切です。
タイムスケジュールをつける
仕事を始めるときに一日のタイムスケジュールをつけるようにしましょう。
一枚の紙に、何時に何をすると具体的に記入し、終わったらチェックをすることを繰り返すと自分の仕事の抜けや忘れることが減ります。
急な処置や検査が入っても、そのスケジュールを見直すことでやっていない事を振り返ることができます。
失敗したことを振り返って次に活かす
もしも失敗しても、次に失敗しないために振り返るようにしましょう。忙しくて失敗したのか、緊張していたのか自己分析します。誰でも失敗はしてしまいます。
落ち込むだけではなく、次に活かせるようノートにまとめるのも良いでしょう。
ストレスを発散しながら看護師として成長しよう!
新人看護師は慣れない環境や仕事だけではなく、先輩看護師との人間関係に悩むことも多いです。これは誰しもが経験していくことですので心配しなくて大丈夫です。
筆者もたくさん悩んできましたが、今は楽しく看護師の仕事ができています。
自分の好きなストレス解消をして、看護師として一人前になれるよう成長していきましょう。