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【介護における呼吸リハビリテーションとは?】リハビリが受けられる場所やリハビリ方法も解説

私たちが日々、無意識に行なっている呼吸は、生命を維持するために欠かせない動作です。しかし、呼吸器の病気などによって「息がしづらい」「息が詰まる」などの症状を感じている人もいます。

呼吸に関わる筋力の向上や、呼吸をスムーズに行うためのトレーニングを「呼吸リハビリテーション」といいます。呼吸リハビリテーションは、より快適に日常生活を送れることを目的としています。

今回は、呼吸リハビリテーションが受けられる場所やリハビリの方法の一例をご紹介します。

  • 介護に関わる仕事に就いている方
  • 介護に興味がある方

ぜひ最後までご覧ください!

目次

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呼吸リハビリテーションとは?

呼吸リハビリテーションとはどのようなものなのか、また、呼吸リハビリテーションが必要となる症状や疾患についてお伝えします。

呼吸リハビリテーションの目的

呼吸リハビリテーションの目的は、呼吸機能を改善し、生活の質を向上することです。

具体的には、呼吸に関わる筋力の向上や足腰の筋力強化、呼吸に必要な筋肉や胸部の柔軟性を高めるようなリハビリテーションを行い、「息苦しさの軽減」と「運動機能の向上」の双方を目指します。

呼吸リハビリテーションを行うことで息苦しさが改善され、楽に呼吸ができるようになります。楽に呼吸をできるようになれば、積極的に外出をしたり、運動をしたりすることができるでしょう。

生活の質が向上し、うつ病の予防など精神的にもいい影響を与えるといわれています。

呼吸リハビリテーションが必要となる主な症状

呼吸リハビリテーションが必要となる主な症状には、以下のようなものが挙げられます。

  • 息切れ
  • 呼吸がしづらい

呼吸リハビリテーションが必要となるかは症状や年齢、体力など個人によって異なります。

主治医や専門の医療機関を受診し、相談しましょう!

対象となる疾患

呼吸リハビリテーションは、慢性的な肺の病気や、手術後に肺の合併症を起こす危険性の高い方、筋肉や神経の病気などで呼吸の力が弱くなった方などが対象です。

具体的には以下のような疾患が挙げられます。

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 肺炎
  • 肺線維症
  • 肺結核後遺症

ほかにも、食道や肺の手術をした方、人工呼吸管理を受けている方、筋ジストロフィーなどの疾患などで呼吸が上手くできなくない方なども、呼吸リハビリテーションを行うことがあります。

呼吸リハビリテーションが受けられる場所

ここでは、呼吸リハビリテーションを受けることのできる主な場所を3つご紹介します。

病院(リハビリテーション科)

まず、呼吸リハビリテーションが受けられる場所として、病院内のリハビリテーション科があります。

病院内にあるため、入院や通院をしながら呼吸リハビリテーションを受けます。その日の体調に合わせながら、90日程度を目安に行われます。病院では、呼吸器内科医師や理学療法士をはじめ、看護師や管理栄養士らが連携してプログラムが実施されています。

デイケア

デイケアは別名、通所リハビリテーションと呼ばれ、高齢者が日帰りでリハビリや生活支援を受けられるサービスです。

通いながら呼吸リハビリテーションを受けることになるため、自宅近くのデイケアで呼吸リハビリテーションが行われているか、確認してみましょう。

訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーションとは、理学療法士や作業療法士などの専門職の方が、自宅を訪れ、在宅でリハビリを行ってくれるサービスです。

訪問リハビリテーションのメリットは、自分の生活環境に合わせて、リラックスしてリハビリを受けることができることです。ただし、訪問リハビリテーションは、主治医がその必要性を認めた場合に受けることができますので、まずは主治医に相談することが必要です。

呼吸リハビリテーションの方法

呼吸リハビリテーションは、病院や施設によってさまざまなプログラム内容で実施されています。

ここでは呼吸リハビリテーションでよく実施されている内容をご紹介します。

口すぼめ呼吸

口すぼめ呼吸は、息を吸った後、口をすぼめて、2倍の時間をかけてゆっくりと息を吐き出す呼吸法です。口をすぼめて息を吐くと、細くなった気道が広げられ、肺にたまった空気を外に出しやすくなります。

リハビリで使われている呼吸法ではありますが、健康な人でも呼吸機能のアップや、リラックスしたい場合におすすめの呼吸法です。

歩行訓練

ウォーキングなどの歩行訓練は、故障などの心配がなく、比較的無理なくに続けられる運動です。ウォーキングを続けると、足腰をはじめとする筋力がアップし、心肺機能の向上も期待できます。

息苦しさから身体を動かすことを避けてしまいがちですが、万歩計をつけて近所を散歩し陽の光を浴びるなど、積極的に外出するように心がけましょう。

ストレッチ

肺や呼吸器の病気を患っている方の多くは、呼吸に関わる筋肉が硬くなることによって、呼吸が浅くなったり、うまくできなくなったりしています。そのまま運動などをしても、息苦しさを感じやすいため、呼吸筋のストレッチをしっかり行うことが大切です。

ストレッチは座った状態でもできるため、日常生活のなかでも気軽に取り入れてみましょう。また、こちらの記事では、呼吸筋のストレッチの方法やメリットについてくわしくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

呼吸筋を鍛えるためのストレッチとは、どのようなもの? そしてその効果とは?

「エアロフィット」など器具を使った呼吸筋トレーニング

呼吸筋を鍛えるためには、専用の器具を使ったトレーニングも有効です。

例えば、呼吸筋トレーニングデバイスである「AIROFIT / エアロフィット」。口にくわえて呼吸を行い、横隔膜をはじめとする呼吸筋に抵抗を与えることで、肺機能を高めることができます。

エアロフィットの特徴として、個人に応じて負荷が調整でき、トレーニング時間も1日5~10分程度と気軽に行うことができます。持ち運びにも便利な手のひらサイズの器具であるため、呼吸筋のトレーニングを習慣化したい方におすすめの器具です。

個々の状況に合わせ、呼吸リハビリテーションのプランニングしよう

呼吸リハビリテーションを行うことで、呼吸が楽になる、体力が向上する、うつ病の予防などの効果が期待できます。

呼吸リハビリテーションを受けられる場所や呼吸リハビリテーションの方法も、さまざまな選択肢があります。主治医や専門職の方と相談の上、ご自身の症状や生活環境に合わせて呼吸リハビリテーションを行っていきましょう。

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