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【面接や小論文に役立つ!】「どんな介護福祉士になりたいか」を上手く伝える方法とは?
みなさんは、どんな介護福祉士になりたいですか?
介護福祉士を目指すうえで、乗り越えなければならない試験や面接があり、この質問は必ずと言っていいほど聞かれます。答えを明確に用意しておくことで、緊張を抑えて実力を発揮することができます。
では、具体的にどのように回答すればいいのでしょうか?
さらに、現場で求められる理想の介護福祉士像についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
「どんな介護福祉士になりたい?」先輩職員が目指した理由
先輩職員が介護福祉士を目指した理由を見てみましょう。
介護系の学校を卒業した先輩職員・Aさんの場合
私が介護福祉士を目指した理由は、介護福祉士として働く母に憧れていたからです。
幼い頃から、介護の現場で働く母を見ていたので、いずれは私もという思いで介護の学校に進みました。いつも明るくイキイキとして働く母が、かっこよくて自然と憧れていました。
介護系の学校に進学した理由は、その学校を卒業すると同時に介護福祉士の受験資格が得られるからです。進学するにあたって、母に介護福祉士がどんな職業なのかを聞き、大変なことも多くあることを知ったうえで目指しました。
異業種から転職した先輩職員・Bさんの場合
私は以前、別の仕事をしていました。なぜ介護福祉士を目指したかというと、祖父母の介護がきっかけです。
祖父母が介護が必要になったときに、対応してくれた介護福祉士さんがとてもいい人で家族にも寄り添ってくれる方でした。それから、介護の仕事に興味を抱くようになり、介護福祉士を目指すようになりました。
全く別業種からの転職をしたので、初めは不安でしたが利用者やその家族から直接感謝をされることが多く、やりがいを感じます。
介護未経験で就職した先輩職員・Cさんの場合
私は、介護の仕事の経験はありませんでした。
介護福祉士を目指した理由は、元々人と接することが好きだったからです。
介護に関する知識や技術は全くありませんでしたが、たくさんの利用者や家族、スタッフと関係性を大事して働く介護職に魅力を感じるようになりました。
介護職について調べるうちに、介護福祉士は現場をまとめる役割もあると知り、自分の性格が向いていると考え目指すようになりました。
引用元 https://www.yoshikawa-fukushi.ac.jp/course/student.html
「どんな介護福祉士になりたい?」面接や小論文の答え方のポイント
介護福祉士として働くうえで、よく聞かれる質問ですが答え方のポイントがあります。
そこで採用率や合格率が上がるポイントについてご紹介します。
自身のエピソードを入れよう
この質問を受けた場合は、自身のエピソードを答えにいれることがポイントです。
上記で紹介したように、多くの先輩職員は自身が経験したことがきっかけとなって、介護福祉士を目指したことが分かります。先輩職員のエピソードを聞いて、心が動くように、面接や小論文で自分のエピソードを入れると担当者の心を動かせることができるでしょう。
自分のエピソードから、どんな介護福祉士を目標とするかが見えてきます。誰でも答えられるような回答は、面接や小論文ではあまり適しているとは言えません。
実体験をもとに回答することが採用率や合格率をアップするポイントとなります。
キャリアプランを伝えよう
自身が考えている介護福祉士としてのキャリアプランを伝えましょう。
介護に関して、どのように向き合っていきたいのかが伝わります。介護職には様々な資格があり、受験資格に介護福祉士であることが含まれていることも多くあります。
介護福祉士から先のキャリアプランをヒントに、回答しましょう。回答するにあたって、具体的に答えることとより印象が良くなります。
何年後までに、どの資格を取得するのか、目標を定めると適切な回答ができます。
チームにおける役割を理解しよう
介護福祉士は、介護現場のリーダーとしての役割を担います。
現場での介護福祉士の役割を理解したうえで、回答することが望ましいです。採用担当者に、介護福祉士の役割を充分に理解しているという印象を与えることができます。
介護現場では、利用者に対してチームで協力し合いながら介護にあたることが大事になります。さらに、他の介護職員に対してもフォローをすることも介護福祉士の大事な役割です。
チームリーダーとしての目標を持っていることも面接や小論文で、チェックされるポイントになります。
求められる理想の介護福祉士とは?
介護福祉士は、業務内容や立場から求められる理想像があります。
こちらでは、現場で求められる理想の介護福祉士像についてご紹介します。面接や小論文の回答の参考にしてみてください。
利用者の身体的・心理的・社会的支援が展開できる
理想の介護福祉士像として、利用者に対し、様々な角度から支援を展開できるということが挙げられます。
身体的だけでなく、心理的や社会的にもサポートできることが望ましいです。介護福祉士の定義として、「心身の状況に応じた介護を行う」とあります。
つまり、身体介助だけでなく、利用者の心の健康にも配慮した介護を行える介護福祉士が求められています。そのうえで、利用者や家族が介護によって孤立しないように、社会的にも支援する必要があります。
総合的に、利用者の支援を展開できる介護福祉士が現場において理想とされています!
高い倫理性を保持している
介護福祉士には、高い倫理性も求められます。
利用者や家族に寄り添う介護を行えるか、利用者の尊厳を大切にした介護が行えるかなど倫理的な部分も理想像に含まれます。
忙しさやストレスでつい忘れてしまいがちですが、高いスキルを持つ介護のプロとして、介護福祉士は高い倫理性を保持しなければなりません。
職務上で得たプライバシー情報を守り、利用者の本当に求めていることをキャッチできる介護福祉士を目指しましょう!
現場のチームリーダーとしての役割を担える
介護福祉士は、介護現場のチームリーダーとしての役割があります。
現場で起きる状況を把握し、適切な指示を出さなくてはならない場面が多くあります。また、後輩のフォローや育成にも力を注ぐこともチームリーダーとしての役割の1つです。
このように現場を1つにまとめることができる人材が、理想の介護福祉士像として挙げられます。また、介護福祉士は介護職員だけでなく、医師や看護職員など他業種の人とも多く関わりを持ちます。
他業種の人との円滑な連携も介護福祉士に求められるスキルの1つです。
チーム全体のリーダーとしての役割を担う存在であるということを理解しておきましょう。
どんな人材が介護福祉士に向いている?
これから介護福祉士を目指すにあたって、自分は介護福祉士に向いているのか気になる方も多いでしょう。介護福祉士を取得することで、業務量が増え、責任も大きくなるため、適性があります。
こちらでは、どんな人材が介護福祉士に向いているのか、その特徴についてご紹介します。
介護に関する高い知識・技術がある
介護福祉士は、介護業界の国家資格であり、現場で高いスキルを保有する人材として重宝されます。専門性の高い介護職のプロとして見られる資格ですので、介護に関する知識や技術のレベルが高い人が向いていると言えます。
利用者に対する介護業務だけでなく、その家族に対して相談や助言を行うこともある職業です。確かなスキルがなければ、説得力のある助言は行えません。
介護福祉士の取得に向けて、介護スキルの向上を意識しましょう!
教育に関する興味が高い
介護福祉士は、介護業務だけではなく現場のスタッフに対する教育業務も担う存在です。人に対して何かを教えることが好きな方、興味がある方が向いています!
現場のリーダー的存在となりますので、スタッフを導き、ときにはフォローすることもあります。また、管理職との橋渡しを行うこともあり、介護スキル以外の様々なスキルが必要です。
元々、リーダーシップがある方や人とコミュニケーションを取ることが苦ではない方も介護福祉士としての適性があると言えます。
スキルアップに対する意欲が高い
介護業界は、日々新しい情報や技術が出てきます。介護福祉士の資格を取得して満足していては、スキルがそこでストップしてしまいます。
常に介護に関するスキルを高めていくという学習意欲や成長意欲がある方が向いているでしょう。仕事に対するスキル向上意欲を持ち続けることは容易ではありません。
介護の仕事に対する高い意識や思いが強い人であれば大丈夫でしょう!
観察眼が鋭い
介護福祉士は、介護業務や教育業務と担う業務は多岐にわたります。利用者に対して適切な介護サービスを提供するためには、些細な変化を察知しなければなりません。変化を見逃すことで、大きな事故が発生してしまうことも想定されます。
また、現場の環境づくりも任される立場であるため、スタッフの変化にも敏感にならなければなりません。人や物事の変化にすぐ気づくことができる人が向いていると言えます!
観察することに注力しすぎると、細かい人だと敬遠されるリスクもありますので、冷静さを持ち合わせることも大事です。
現役の介護福祉士が抱える悩みとは?
利用者や家族、現場のスタッフから頼りにされる憧れの介護福祉士ですが、ときには仕事に対する悩みを抱えることもあります。
こちらでは、現役の介護福祉士が抱える主な悩みについて4点ご紹介します。
職員との人間関係が上手くいかない
介護福祉士は、現場のスタッフに対する教育を行い、管理職との橋渡しとなる立場になります。そのため、職員との人間関係に悩む方が多いようです。
職場内の円滑な人間関係を築くことは容易ではありません。高齢者の命を預かる責任の重い仕事であるため、ときには、厳しいことを言って指導することもあるでしょう。また、看護師やケアマネージャーなどの様々な職種と関わることがあるため、職種間の人間関係のトラブルも起こり得ます。
介護福祉士になると、業務上関わる人の数が増えるため、人間関係についての悩みが大きくなるようです。
利用者との人間関係の構築が難しい
職員間だけでなく、利用者との人間関係のトラブルもあります。穏やかな利用者も多くいますが、なかには口調や態度が強い利用者もいます。
どのように接すればいいのか分からなくなり、ストレスとなってしまうこともあるようです。介護福祉士に限らず、介護業界で働いていると多くの人が悩む部分になります。
人間関係の構築が難しいこともありますが、全ての人と相性が合うというわけではありません。
他のスタッフと協力し合い、1人で抱え込まないということも大切です。
体力的な負担が大きい
介護福祉士は、利用者の身体的な介助を行うことが業務の一つです。
毎日、入浴や排泄介助を行います。ときには、自分より身体が大きい方をサポートすることもあるため、体力的な負担がかかります。
また、24時間体制で介護サービスを提供している施設では、夜勤業務もあります。
夜勤が多いと昼夜逆転生活になりがちです。
体調管理や自分なりのリフレッシュ方法を見つけておくことも大事になります。
労働環境に不満がある
職場によって人手不足が顕著であり、1人ひとりの業務量が違うというケースもあります。
給与や賞与などの待遇面も施設によって異なります。働きやすい環境でないことに対して不満を抱えている方もいるようです。介護福祉士が活躍する場所は、多くあります。
自分にとって働きやすい職場を見つけることで、悩みを解決できるでしょう。
自分の理想とする介護福祉士になるためには
「どんな介護福祉士になりたい」という質問に対して、様々な答えがあるでしょう。
最後に、理想の介護福祉士になるための方法についてご紹介します。
介護に関する知識や技術向上に注力する
介護福祉士は、介護に関する高いスキルが求められます。現場で活躍できる人材を目指すために、知識や技術向上に注力をしましょう!
日々の業務をこなすだけではなく、常に新しい情報を取得し、介護に関する知識や技術を学習し続ける努力が必要です。
職場で実施される研修や勉強会に参加することはもちろん、外部の研修などにも積極的に参加してみましょう。
より専門性の高い介護職として常に学び続ける意欲をキープすることが大事です。
コミュニケーションスキルを高める
介護福祉士になると、現場でより高いコミュニケーションスキルが求められます。現場のリーダーという立場に憧れている方も多いでしょう。
自分から積極的に声をかけたり、相手の立場や気持ちを配慮したコミュニケーションの方法を意識することが大事です。
日常的に意識して行動することで、利用者や職員からの信頼度も高まります!
体調管理方法やストレス解消方法を身につけておく
介護福祉士は、体力的・精神的に負担がかかる業務もあります。夜勤業務がある施設で勤務している場合は、生活リズムが崩れやすくもなります。
介護職のプロとして続けるためには、体調管理も大事な仕事です。理想の介護福祉士を目指すために、今のうちから体調管理方法やストレス解消方法を身につけておきましょう!
仕事とプライベートのオン・オフをはっきりと分け、睡眠・食事の時間を気をつけておくなど自分に必要な方法を見つけることが大事です。
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職場によって働きやすさが異なります。自分の理想とする介護福祉士になるためには、働きやすい職場を見つけることも大切なことです。
介護福祉士として働きやすい職場を見つける方法として、「カイテク」をおすすめします。
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介護福祉士の役割を具体的に理解しておこう
「どんな介護福祉士になりたいか」という質問は、面接や小論文で答えを求められる機会が多いです。 この質問に答えるうえで、介護福祉士の役割を具体的に理解しておくことが大事なポイントとなります。
利用者に対して身体的・心理的・社会的というように様々な視点から支援を展開でき、職員の育成や他業種との連携を図れる人材が現場で求められます。 さらに、高い倫理性を保持していることも理想の介護福祉士像として挙げられます。このように、具体的な部分をヒントに目標として回答すると、採用率や合格率のアップに繋がりやすいです。
先輩職員が介護福祉士を目指した理由やきっかけを見て分かるように、自身のエピソードを回答に入れるとより担当者の心を掴めることができるでしょう。