【1年目看護師向け】仕事が辛いときの対処法と転職のコツ

・憧れの看護師になれたのはいいけど、仕事が大変！

・覚えることが多いのに残業続きで勉強に費やせる時間がない！

・こんなに大変なのって今の職場だけ？

あなたもこんな風に思っていませんか？

看護師は多くの女性の憧れ。しかし、理想とは裏腹にハードな仕事であるのも事実です。特に1年目は仕事を覚えたり先輩から雑務を頼まれたりと、大変なことが多いです。

今回では、看護師の仕事が辛いと思ったときの対処法などを紹介しています。

１年目看護師が「つらい」「大変」「辞めたい」と思う３つのパターン

どんな仕事でも1年目は大変なものですが、特に看護師が「つらい」「大変」「看護師を辞めたい」と思う理由はかなり共通しています。

ここでは、看護師が「つらい」「大変」だと思う理由を3つ紹介します。

覚えることが多い

看護師に限らずどの職種でもいえますが、1年目はとにかく仕事を覚えるのが大変です。

得に看護師の場合は現場の仕事を経験する中で覚えたり自分の頭で考えたりしなければいけないため、他の職種と比べるとより厳しいといえます。

勤務時間が長い

看護師は基本的に患者に合わせて仕事をするため、勤務時間が長くなりがち。特に、仕事に慣れていないうちは1つ1つの仕事をこなすのに時間がかかってしまうため、残業につながりやすいです。

先輩・上司が怖い

看護業界は忙しかったりストレスを多く抱えてしまったりするためか、性格的にきつい人が多いといわれています。

先輩や上司も自分の仕事を抱えており、ただでさえ忙しい中、新人の教育をしなければならないとなると余裕がなくなってしまう人も多いです。そのため、先輩や上司を怖いと思ってしまったり、緊張感のある雰囲気に耐えきれなかったりする新人もいます。

つらい時期を乗り越える3つの方法

看護師として働いているとつらい時期・大変な時期は必ずあります。

そんなとき、先輩方はどのようにして乗り越えてきたのでしょうか？

ここでは代表的な乗り越え方を3つ紹介します。ここで紹介するもの以外にも先輩がおのおの編み出した方法があるかもしれませんので、ぜひたくさんの人に聞いてみてください。

頼れる先輩に相談する

何か悩み事があれば、同じ職場の頼れる先輩・上司に相談するようにしましょう。友人やカウンセラーに相談するのもアリですが、やはり同じ職場の人の方が理解してもらいやすいです。

とにかく必死に勉強する

まずは必死に勉強して仕事を覚えることで勤務時間を短くすることができます。ただ仕事のやり方を覚えるだけでなく、賢く手を抜くコツや効率よく進めるコツなどを聞くとよいでしょう。

意識して健康を管理する

残業や長時間勤務が続くと体を壊してしまいます。仕事を最優先にしたいという気持ちも理解できますが、自分自身が体を壊して働けなくなってしまっては本末転倒です。

栄養バランスを考えた食事にする、睡眠時間をしっかり確保する、生活リズムを崩さない、など、意識して自分の健康を守りましょう。

１年目看護師の収入

働く上でやはり気になるのが「収入」です。高収入なイメージのある看護師ですが、

実際はどうなのでしょうか？また、初任給や１年目のボーナスはどのくらいもらえるのでしょうか？

ここでは、新人看護師の収入について解説していきます。

初任給

看護師の初任給は26～27万円程度。

他の職種の初任給と比べると高い傾向にあります。

ボーナス

厚生労働省によると、1年目看護師の場合、ボーナスの平均額は以下の通りです。

• 女性：8.4万円
• 男性：11.2万円

以上、初任給とボーナスを合計して考えると、1年目看護師の場合は手取りで21万円程度になる計算です。

１年目看護師の離職率

厚生労働省の2019年までの調査によると、新卒看護師の離職率は7～8％です。既卒採用の看護師の離職率は15～20％程度ですので、全体的にみても新卒の離職率は低い傾向にあります。

他の職種の離職率と比べても特段高いわけではありません。

転職も視野に入れよう

どうしても今の職場で働き続けるのが難しい場合、無理をせず、転職を検討するのも1つの手です。

ただし、新卒1年目でいきなり転職するのはかなりネガティブな印象を持たれてしまいますし、リスクもあります。

次の項で1年目看護師が転職することのリスクや注意点などを解説します。

1年目に転職しない方が良い4つの理由

転職は検討する分には構いませんが、1年目から積極的に転職しようとするのはリスクがあります。

ここでは、1年目に転職しない方が良い理由を4つ紹介します。

転職先が限られる

専門的なスキルや経験がない状態で転職しようとしても転職先が限られており、成功する可能性はあまり高くありません。

最低でも3年ほど今の職場（職種）で働いてスキルや経験を身に付けてから新たなことに挑戦する方が成功しやすいです。

転職理由をポジティブに答えるのが難しい

面接では「なぜ転職するのか」を聞かれることがほとんど。本来であれば、「新しいことに挑戦したい」「キャリアアップしたい」など、ポジティブに伝えるのが望ましいです。

1年目からいきなり転職する、というネガティブな事実を覆すほどのポジティブな理由を見つけるのは困難です。

同期と比べてスキルに差が出る

転職期間中などのブランクができてしまうと、同期と比べてスキルや経験に差ができてしまいます。そのため、できるだけブランクをつくらないよう働きながら転職先を探したり、転職先では人一倍勉強するなどの努力が必要です。

辞め癖・転職癖がつく

働き始めてすぐに転職してしまうと「仕事で辛いことがあると辞めて転職すればいい」という考えに至り、辞め癖・転職癖がついてしまいます。

どんな仕事でも最初の1年は仕事を覚えなくてはなりません。

大変な時期を乗り越えたら落ち着ける、ということもあるため、余程のことがない限りは今の職場で粘ってみてもよいのではないでしょうか。

「カイテク」を活用して転職先を見つける

求人情報が公開されているだけでなく、メッセージのやり取りや仕事管理、活きに入り登録機能など、転職希望者にとって嬉しい機能がたくさん！ 特養・老健・グループホームなどに分かれていますし、勤務地や就業時間、日給、保有資格など色々な条件で求人を絞り込めるので自分の希望条件にマッチしている求人とすぐに出会えます。限定公開もあり、他では出会えない職場も見つかります！

仕事内容、事業所の特徴（利用者数、スタッフ人数、要介護度など）、1日の流れ、申込条件が明記されていてわかりやすいです。 看護師への転職を検討している人はぜひ活用してみてください。

自分を大切にして、社会人生活を充実させよう

確かに、イメージ通り収入についてはやや高めです。しかし、覚える仕事が多かったり残業や長時間勤務が多かったりするため、身体的・精神的に辛くなってしまう可能性が高いのも看護師の特徴です。 看護師として働き始める前に職場体験などをしておくと、よりリアルをみておくことが重要だといえます。また、働き始めてからも、まずは自分自身のことを第一に考えましょう。

仲間や患者のことを考えるのも大切ですが、自分が健康でなければ仕事にはなりません。まずは自分の心と体を壊さないよう、健康に気をつけましょう！